うちのパフィ(ポメプー・メス・2歳・5.12kg)のスリッカーブラシは、お迎えのときにペットショップで「これでいいですよ」と勧められた1本です。そのまま2年半使っています。ピンが何ミリなのかも、ソフトなのかハードなのかも知りません。
毎晩10〜15分ブラッシングしているのに、脇の下にはやっぱり毛玉ができます。トリミングで見つかると1か所500円の追加です。さすがに道具を選び直そうと思って、サイト内のスリッカーブラシ11本を並べ、楽天の★3以下を1件ずつ読みました。いちばん驚いたのは、「ソフト」と書いてあるほうがピンが長い商品があったことです。
スリッカーブラシは毛が絡まる犬の道具で、短毛の犬では空振りする

スリッカーブラシは、長方形の台に「く」の字のピンを植えたブラシです。毛の表面をなでる道具ではなく、絡まりかけた毛を分けてほぐす道具だと思ってください。だから毛が長い犬、くるくるした毛の犬に向いていて、つるつるした短毛の犬では取れるものがありません。
パフィの毛は、トリマーさんから「毛は細いけどトイプードルの毛質が出てきていて、絡まりやすいタイプ」と言われています。特に脇の下は足が擦れるので、放っておくと固まります。うちが毎日ブラシを持つのは、可愛がるためというより、2日空けると詰むからです。
ブラッシング自体はパフィも慣れていて、道具を出すと膝の上に飛び乗ってきます。最初からそうだったわけではありません。子犬のころはブラシを体に当てるたびに暴れて逃げていました。毎日続けているうちに、いつのまにか自分から乗ってくるようになったという流れです。
抜け毛そのものを減らしたい人は、犬の抜け毛対策はこの5つのほうが近道かもしれません。ここではブラシ1本の選び方に絞ります。
11本の★3以下を数えたら、1.9%から12.3%まで6倍の差がありました

星の平均点はどれも4.4以上で並びます。差が出るのは低評価の比率のほうでした。レビューを1件ずつ数えられた8本を、★3以下の少ない順に並べます。
| 商品名 | 価格 | レビュー件数 | ★3以下 | 比率 | ショップ |
|---|---|---|---|---|---|
| SHOW TECH ユニバーサル ソフトスリッカー | S 1,760円 | 259件 | 5件 | 1.9% | |
| SHOW TECH ツインフレックススリッカー | S 3,080円 | 250件 | 8件 | 3.2% | |
| SHOW TECH Tuffer Than Tangles スリッカー | M 3,080円 | 408件 | 21件 | 5.1% | |
| noissa ワンプッシュ ペットブラシ ptbr | 1,780円 | 120件 | 10件 | 8.3% | |
| 1st Market ワンプッシュ ペットブラシ | 1,780円 | 106件 | 9件 | 8.5% | |
| Dimova ペットブラシ 2個セット | 2本1,840円 | 533件 | 51件 | 9.6% | |
| FelineBees トレルン ワンプッシュ ペットブラシ | 1,380円〜 | 319件 | 32件 | 10.0% | |
| WIDREAM ワンプッシュ ペットブラシ W26 | 1,680円 | 745件 | 92件 | 12.3% |
価格は動くので、買う前に最新の画面で確かめてください。
上の3本は全部、トリミング用品のブランドが作ったスリッカーです。現場の道具は外れが少ないという、身も蓋もない結果になりました。下の5本はどれもワンプッシュ式で、比率は8%台から12%台に固まっています。
ただし、これは「下のほうが悪い」という表ではありません。低評価の中身を読むと、ワンプッシュ式への不満はほぼ全部が「毛が取れない」でした。次の2つの見出しで、その理由を書きます。
「ソフト」はピンのしなり方の呼び名で、いちばん長いピンが2.0cmのソフトだった

ピンの硬さでソフトとハードを選ぶ、というのが一般的な説明です。ところがSHOW TECHのTuffer Than Tangles スリッカーの仕様表を見ると、こうなっていました。
| 種類 | ピンの長さ |
|---|---|
| ソフト | 2.0cm |
| ハード | 1.9cm |
| レギュラー | 1.6cm |
いちばん長いピンが付いているのは、ソフトです。 ここで言うソフトは、ピンがよくしなるという意味でした。細くて長いピンは力を加えるとしなるので刺さりにくい、という理屈です。
買う側が期待している「ソフト=当たりがやさしい」とは、別のことを指しています。しかも長いピンは毛の層を深く貫くので、先端が皮膚まで届きやすい。短くて太いレギュラーのほうが、結果として表面で止まる場面もあります。★1がまさにそれでした。
ソフトを購入したけど全然ソフトじゃなく先が痛い位尖ってるので猫には荒くて使えない 以前使ってたものに似ていたのでそれに近いものなら良かったのだがかなり違ってたのでガッカリ
逆にハードを選んで失敗した人もいます。
ビションフリーゼの毛玉予備軍をほぐす用がほしかったのでおすすめのハードにしましたが、かなりひっかかりやすくキャン!と鳴かれてしまいます、、これを使うたびに申し訳なくなる。使いこなせるのか不安
毛玉予備軍をほぐす目的でハードを選んで、引っかかった。ほぐす力があるということは、抵抗も大きいということです。この2件は正反対の選択をしていますが、原因は同じ場所にあります。パッケージの「ソフト」「ハード」を当たりの強さだと読んでしまった。
だから見るのは言葉ではなくピンの長さです。1.6cm前後なら表面寄り、2.0cmを超えると奥まで入ります。同じSHOW TECHでもツインフレックススリッカーは約2.2cmで、今回調べた中ではいちばん長い数字でした。
ピン先に玉が付いたブラシは痛くない代わりに、毛玉をほぐせません

ワンプッシュ式のブラシは、ピンの先に丸い加工がしてあります。だから皮膚に刺さらない。ただし引っかからないということは、もつれもつかめないということです。ここは好みの問題ではなく、構造から決まっています。
1st Market のワンプッシュ ペットブラシのレビューに、その手触りを的確に書いた人がいました。
普段使っているスリッカーブラシでは毛がよくとれますが、こちらのブラシは、毛が絡まず、するすると滑る感じで、たまに、アンダーコートの細い毛がとれるくらいなので、コームとして使っていきたいと思います。
「するすると滑る」。毛に引っかからないから痛くないし、引っかからないから毛玉はほぐれない。Dimova のペットブラシのレビューには、その選択をそのまま言葉にした人もいます。
以前、使っていたスリッカーブラシとの違いは、ブラシのピンの数と、一本一本のピンの先が丸いこと ピン先が丸くて安心な事をとるか、抜け毛を取るか
そして、パフィと毛質が重なる犬種の飼い主が、同じ商品にこう書いていました。
元々ブラッシングが好きではないポメラニアンなので、先が丸くなっていて少しでも気にいってくれればと思いましたが、毛が長いので先の丸に毛が引っ掛かるのか、前のものよりも嫌がります。
ビションフリーゼは特にもつれやすいので毎日のブラッシング必須です。ボタンで毛がとれて洗えるのがいいなと思って購入しましたがもつれはとれにくくひっかかるシャーシャーという音が気になります。残念ながら今まで使っているスリッカーの方がきれいになりました。
ポメラニアン、トイプードル、ビションフリーゼ、柴犬。毛が絡まりやすい犬種の飼い主が並んで、全員が「引っかかる」「引っ張る」と書いています。 玉が毛をつかんでしまうからです。
うちは毛玉が敵なので、ワンプッシュ式を主役にはできません。そう整理がついただけでも、11本並べた甲斐がありました。毛玉ができてしまったあとの扱いは犬の毛玉の取り方にまとめています。
ワンプッシュ式は★の数字が猫の飼い主の評価になっていることがあります
レビューの星を見るとき、書いた人が犬を飼っているとは限りません。ワンプッシュ式のブラシはこれが目立ちました。
Dimova のペットブラシ 2個セットは533件のうち、犬に触れたレビューが120件で猫が200件。1st Market のブラシは★3以下の9件のうち7件が猫の飼い主でした。FelineBees のトレルンも、★2の中身はほとんどが猫です。
猫用に、ランキング1位になっていたので購入したんですが、かわいいだけで全く毛が取れません。スリッカーブラシの方がまだ取れます。
このレビューが★2で入ると、総合点は下がります。でも犬の飼い主にとっては参考になりません。逆に高評価が猫ばかりでも、自分の犬で同じ結果になるとは限らない。★4.5という数字だけを見て決めないほうが安全です。
もう1つ、ワンプッシュ式には玉が減るという話があります。noissa の ptbrの★2が具体的でした。
週2〜3回、約2ヶ月使用で、ピン先の丸い玉が摩耗してなくなり鋭利なピンが露出してしまいました。豆柴の子犬なので使用面積は少ないので、もう少し耐久性あると良かったです。
週2〜3回を2か月なら、使った回数はおよそ20〜25回です。毎日使う家なら3週間ちょっとで同じところに来ます。玉付きのピンは、やさしい代わりに減る。買う前に知っておきたい話だと思います。
小型犬はブラシ面72×52mm以下を選ぶ、Mサイズは10kg前後でちょうどいい
ヘッドの大きさは体重で決めます。今回調べた範囲だと、5kg前後の小型犬はブラシ面が70mm台まで、それ以上は持て余します。SHOW TECHのMサイズを買ったトイプードルの飼い主が、はっきり書いていました。
他の方もおっしゃってるようにかなり大きいです。10キロ前後の仔で丁度いいのではないかと思います。
実寸を並べます。
| 商品名 | ブラシ面 | 重さ |
|---|---|---|
| SHOW TECH ツインフレックススリッカー | S 50×47mm | 80g |
| 岡野製作所 高級ソフトタイプ スリッカーブラシ 小 | 45×90mm | 約70g |
| ぺったんPET トリマー推奨スリッカーブラシ 小サイズ | 45×90mm | 記載なし |
| SHOW TECH ユニバーサル ソフトスリッカー | S 72×52mm | 51g |
| noissa ワンプッシュ ペットブラシ ptbr | 全長19cm | 85g |
| 1st Market ワンプッシュ ペットブラシ | 全長19.3cm | 約110g |
| FelineBees トレルン ワンプッシュ ペットブラシ | 全長19cm | 123g |
51gと123gでは、10〜15分持ち続けたときの疲れ方が変わります。 ワンプッシュ式は毛を押し出す機構をハンドルに抱えているぶん、どうしても重くなる。軽さを優先するならスリッカー単体のほうが有利です。
顔まわりについては、うちはブラシを使っていません。目のすぐ横や耳の付け根はコームで通しています。毎晩の目元ケアに10〜15分かけていて、そこはコームのほうが確実だからです。もし小さいスリッカーを足すなら、ざっとほぐしてからコームで仕上げる順番にすると手数が減ります。
タイプ別に選んだスリッカーブラシ11本
毛質と目的で3つに分けました。1本目を選ぶなら、いちばん上のグループからです。
毎日の全身ブラッシングに、外れの少ない1本がほしいなら
SHOW TECH ユニバーサルソフトスリッカー

ベルギーのトリミング用品ブランドで、考案したのはグルーミングの世界チャンピオンだと商品ページに書かれています。Sのブラシ面は72×52mm、全長140mm、重さ51g。51gは今回調べた中でいちばん軽い数字でした。ミニ・S・M・Lの4サイズがあり、ミニは顔まわり用として売られています。
259件のレビューで★2がゼロ、★3が4件、★1が1件。その★1は、プードルの毛玉をほぐそうとして「毛玉取れず」と書いた人です。ソフトピンは毛玉に当たった時点で逃げるので、そこは苦手だとはっきりしています。毛の長い部分では根元まで届かないという★3もありました。
サイズごとの実寸と、ピンに絡んだ毛の外し方はSHOW TECH ユニバーサル ソフトスリッカーの商品ページにまとめています。
毎晩10〜15分、犬を膝に乗せて同じ道具を握り続けるなら、51gの差は腕に出ます。259件で外したのが5人だけという道具を握っていると、少なくとも「選び方を間違えたかも」と考えながらブラシを動かさずに済みます。
岡野製作所の高級ソフトタイプスリッカーブラシ(小)

日本製で、ピンは18-8ステンレス、ハンドルは天然木。ブラシ面45×90mmの細長い形で、重さは約70gです。ピン先は丸く加工してあって、メーカーの区分ではソフトタイプにあたります。同じシリーズにハードもあり、公式は「使い慣れた方はハードがお薦め」という言い方をしています。
938円。プロ仕様と呼ばれるブラシの中では、桁がひとつ違う安さです。楽天レビューは47件で総合4.62。件数は多くありませんが、日本製のスリッカーをこの価格で置いている店は他にあまりありません。
ミニ・小・中のサイズ展開と、ソフトとハードの違いは岡野製作所 高級ソフトタイプ スリッカーブラシの商品ページに載せています。
ペットショップで勧められた正体不明の1本を握り続けているなら、938円は試すのにちょうどいい額です。合わなかったとしても、ピンの長さと当たりの強さを自分の手で覚えられます。次の1本を選ぶ基準がそこで手に入ります。
ぺったんPET トリマー推奨スリッカーブラシ(小サイズ)

商品ページの表記は「ピン先尖った上級者タイプ」。ピン先に丸い加工がないぶん、毛の根元まで入って、もつれをつかみます。小サイズはブラシ面45×90mmで、対象は小型犬と猫。楽天レビューは48件で総合4.81と、今回並べた11本の中でいちばん高い平均点です。
尖っているということは、力を入れれば皮膚に届くということでもあります。鉛筆を持つ形で軽く当てる前提の道具で、握り込んで使うものではありません。
小サイズと中サイズの実寸、タイプごとの価格はぺったんPET トリマー推奨スリッカーブラシの商品ページにあります。
脇の下に毛玉ができてトリミングで500円取られる、が毎月続いているなら、必要なのはやさしいブラシではなく届くブラシです。2,530円を一度払って、追加料金のほうを止めにいくという考え方ができます。
毛玉の手前のもつれまでほぐしたいなら
SHOW TECH ツインフレックススリッカー

片面がハードピン、反対面がソフトピンの両面スリッカーです。もつれをほぐすときは硬いほう、仕上げは柔らかいほう、とひっくり返して使います。Sはブラシ面50×47mm・80g、全長200mm。ピンの長さは約2.2cmで、今回調べたスリッカーの中でいちばん長い数字でした。
250件で★2がゼロ、★3以下は8件だけ。使用感は好意86件に対して指摘4件と、11本の中でも飛び抜けています。ただし耐久性だけは好意ゼロ・指摘4件で、中身は「スリッカー部分の土台が少し取れかけている」というものでした。パッドが柔らかいことと、しっかり固定されていることは両立しにくいのだと思います。
SとLの実寸差、★3以下8件の中身はSHOW TECH ツインフレックススリッカーの商品ページに書きました。
ほぐす道具と仕上げる道具を2本置くと、毎晩どちらを取るか迷います。1本をひっくり返すだけなら、迷いごと消えます。ブラシを持ち替える3秒が毎日続くことに気づいている人ほど、この形は効きます。
SHOW TECH Tuffer Than Tangles スリッカー

硬さをソフト・レギュラー・ハードから選べます。レビューは408件で、11本の中で最多。ブラシ面が湾曲していて、ドライヤーの風を通しやすいという説明があり、これは他の10本には無かった特徴です。シャンプー後に毛を持ち上げながら風を当てる、サロンの作業を家でやるための形になっています。
サイズはMとLで、重さは60gと70g。ただしMでも小型犬には大きいという声が複数あります。ピンの長さはソフト2.0cm・ハード1.9cm・レギュラー1.6cmで、名前と長さが素直に対応していないので、選択欄は2回確認したほうがいいです。
硬さ3種の使い分けと、★1に何が書かれているかはSHOW TECH Tuffer Than Tangles スリッカーの商品ページにまとめています。
10kg前後の犬で、シャンプーのあとのブローに毎回30分かかっているなら、風を通せるブラシ面は乾かす時間をそのまま削ります。乾くのが早ければ、その日のうちに犬が解放されます。
ブラシに残った毛を爪楊枝でほじるのをやめたいなら
うちの毎晩の最後の作業がこれです。ブラシの毛は手でだいたい取れますが、ピンの隙間に入った分は爪楊枝を持ってこないと外れません。 そのまま残しておくのも気持ちが悪い。ボタンひとつで毛が外れるワンプッシュ式は、ここだけを解決する道具です。
前に書いたとおり、毛玉をほぐす力は落ちます。ほぐす用のスリッカーを1本持ったうえで、日常の抜け毛用に足すのが現実的な使い方だと思います。
WIDREAM ワンプッシュペットブラシ W26

745件のレビューで★1が1件もありません。かわりに★3が82件あって、中身はほぼ全部「柔らかすぎて取れない」でした。柔らかさは好意23件・指摘ゼロ。誰ひとり「硬い」とは言っていない商品です。
ヘッドは曲面で、メーカー自身が「短毛種の体にフィットしやすい」と書いています。面で当てる設計なので、くるくるした毛では引っかかるという★2もありました。ピン先の樹脂が短期間で摩耗する場合があることをメーカーが自分で明記していて、起きたら連絡すれば返品か代替品の対応があります。
★3の82件が何を言っているかは、WIDREAM ワンプッシュ ペットブラシ W26の商品ページで原文ごと読めます。
ブラッシングを嫌がる子に毎日ブラシを当てたいなら、745人が誰も★1を付けなかったという事実は、そのまま安心材料になります。嫌がられない道具は、続きます。
noissa ワンプッシュペットブラシ ptbr

本体をまるごと水洗いできます。高さ19cm・重さ85gで、ワンプッシュ式の中では軽いほう。120件で★1はゼロ、★3以下は10件です。
弱点は先に書いたとおり、ピン先の玉が摩耗したという★2があること。もう1つ、細い毛がメッシュの下に入り込んでボタンを押しても取れない、という指摘もありました。洗えることが、その分を取り返す設計になっています。静電気で毛が舞うという声が柴犬の飼い主から出ていて、短くて直毛の毛質では出やすいはずです。
丸洗いの手順と★3以下10件の中身はnoissa ワンプッシュ ペットブラシの商品ページにあります。
ブラシに毛と皮脂が溜まっていくのが気になって、洗いたいけど洗えない、をずっと我慢しているなら、この1本で悩みが1つ消えます。道具を清潔にできると、毎晩のブラッシングが少し気持ちのいい時間になります。
1st Market ワンプッシュペットブラシ

193×77×49mm、約110g。106件で総合4.58と、ワンプッシュ式の中では高い数字です。ただし★3以下の9件のうち7件が猫の飼い主で、犬について書かれているのは1件だけでした。その1件も「ファーミネーターに慣れすぎたのかな」という比較で、道具の性格が違うだけの話です。
輸入品なので日本語の説明書は付きません。過度なブラッシングは皮膚を傷めるおそれがある、という注意書きが商品ページにあります。
レビュー106件の主語を数えた結果は1st Market ワンプッシュ ペットブラシの商品ページに書きました。
100円ショップのブラシに絡んだ毛を、別のブラシで掻き出している。そんな面倒が毎晩続いているなら、1,780円で作業がボタン1回になります。3秒で終わることを、道具のせいで3分かけるのをやめられます。
FelineBees トレルンワンプッシュペットブラシ

ピン先にビーズを付けて、さらに「く」の字に曲げたクッションピンです。日本ペット用品工業会の認定を受けています。319件で★1は1件だけ。清掃性と収納は指摘ゼロで、ボタンで毛を捨てる部分と、スタンドに立てておける部分には不満が出ていません。
全長19cm・123gで、ワンプッシュ式としては大きめ。顔まわりには向きません。★2の多くが猫の飼い主で、密で短い毛には届きにくい設計です。付属スタンドについては「軽くて安定しない」という声もありました。
クッションピンの形状とレビュー32件の内訳はFelineBees トレルン ワンプッシュ ペットブラシの商品ページにまとめています。
毎晩ブラシを引き出しに放り込んでいると、次の日にピンが曲がっているのを見つけます。立てて置ける場所が決まれば、道具は長持ちしますし、ブラッシングを始めるまでの腰が軽くなります。1,380円からです。
Dimova ペットブラシ 2個セット

同じブラシが2本入って1,840円、1本あたり920円。533件で総合4.50、★2が1件だけという珍しい形です。ピン先には白いゴムボールが付いています。
店の説明欄も対象を「中毛から長毛」と書いていて、短毛では目が粗くて捉えられません。ポメラニアンやトイプードルの飼い主からは引っかかるという声が出ています。ピン先の玉から金属が出ていたという報告が2件あるので、届いたら明るいところでピン先を確認するのが最初の手順です。1年間の品質保証が付いています。
★3の44件に何が書かれているかはDimova ペットブラシ 2個セットの商品ページで読めます。
1本を家に、もう1本を車やお出かけバッグに。旅先で毛が絡まったときに「家に置いてきた」とならずに済みます。1本920円なら、置き場所を増やすほうに使えます。
ひまわりTop ワンプッシュ式ペットブラシ

ステンレスピン145本、20×10.5×5cmで約106g。グレー・ブルー・ピンクの3色です。1,780円で送料無料。
楽天レビューは7件と少ないので、星の数字は参考程度に見てください。選ぶ理由になるのは色だと思います。毎日10〜15分握る道具なので、部屋に置いて気分が上がるかどうかは意外と効きます。
3色の見え方と仕様はひまわりTop ワンプッシュ式ペットブラシの商品ページに載せています。
黒とグレーばかりのペット用品の中で、ブラシだけは好きな色にする。それだけで、面倒だった毎晩の10分が少し違う時間になります。犬より先に飼い主が続かなくなるのを防ぐ買い方です。
シングルコートの犬にアンダーコート用の刃物は使えません

スリッカー以外のブラシも並べて比べました。結論から言うと、うちは刃物系の道具を一生買いません。パフィがシングルコートだと分かったからです。
ファーミネーターのような下毛を掻き出す道具は、公式が「シングルコートには使用しないで下さい」と犬種名まで挙げて止めています。necotopia のアンダーコートケアブラシも商品ページに同じ記載があり、さらにパッケージの裏には生後6〜9か月は使わないでとも書かれています。掻き出す下毛が無い犬に使えば、取れるのは残しておくべき毛です。
ミックス犬はここを自分で判断できません。うちも2年、毎日触っていたのに知りませんでした。トリミングのときに聞いたら一言で済みました。4,000円の道具を買う前に、無料で聞ける人がいるという話です。
道具の役割はこう分かれます。
| 道具 | 何をする道具か | 向いている毛 |
|---|---|---|
| スリッカーブラシ | 絡まりかけた毛を分けてほぐす | 長い毛・くるくるした毛 |
| ワンプッシュ式ブラシ | 表面の抜け毛を取る。毛はボタンで外す | 中毛から長毛 |
| アンダーコート用の刃物 | 下毛を刃で掻き出す | ダブルコートで毛の長さ5cm以上 |
| 両面刃のレーキ | 粗目でほぐし、細目で仕上げる | ダブルコートで毛量の多い子 |
| コーム | ほぐし残しを見つける。仕上げに通す | 全部の毛質 |
どちらのコートか迷ったら、ブラシを選ぶ前にシングルコートかダブルコートかを見分ける3つのチェックを試してみてください。
うちの分担は、体がスリッカー、脇の下と足の細かい部分がコームです。ブラシで終わりにせず、最後にコームを通すと、ほぐし残しがその場で分かります。 コームが止まったところに毛玉の芽があります。
そのコームのほうも、毛玉取りコーム8本を型ごとに比べた記事で選び直しています。
自分の犬がどちらのコートか分からない人は、ポメプーの毛質は3タイプで見分け方の目安を書いています。ミックス犬は、最後はプロに聞くのが確実です。
刃物系のブラシは、使えない条件がどこに書いてあるかが商品ごとに違います。抜け毛対策グッズ11点の使用条件を並べた記事で、商品ページとパッケージの裏のどちらに書かれているかまで確かめました。
鉛筆を持つ形で毛先から当てる、根元から入れると皮膚が引っ張られます
道具を変えても、持ち方が同じなら痛がり方は変わりません。順番はこうです。
- ブラシを鉛筆のように軽く持つ。握り込むと力が入って皮膚に届きます
- 毛先の絡まりから始めて、少しずつ根元へ近づける。いきなり根元に当てると皮膚が引っ張られます
- 1か所を何度もやらない。同じところを往復すると毛が切れます
- 最後にコームを通す。止まったところだけスリッカーでもう一度ほぐします
- ピンに絡んだ毛は手で引き抜かない。コームで外します。無理に引くとピンが曲がります
5番はメーカーの注意書きにもあります。パフィのブラシのピンが何本か曲がっているのは、たぶん僕が手で毛を引き抜いてきたせいです。2年半経ってから気づきました。
嫌がる子は、道具より先に時間を短くします。うちも最初は暴れて逃げていました。1回30秒でもいいから毎日続けて、終わったら褒める。それを積んだ結果、今はブラシの準備を始めると膝に飛び乗ってきます。慣らしにかかる時間は道具では買えません。 自宅でどこまでやるかの線引きは犬のトリミングは自宅でどこまで?にまとめました。
巻き毛の子は、洗ったあとの毛の軋みもそのまま絡まりの元になります。シャンプー選びは巻き毛の犬のことも含めて犬用シャンプー11本を比べた記事に書きました。
うちの次の1本はSHOW TECHのユニバーサルソフトスリッカーS
11本を並べて、うちが買うのはSHOW TECH ユニバーサル ソフトスリッカーのSに決めました。259件で★3以下が5件という外れの少なさと、51gの軽さです。毎晩10〜15分握る道具なので、軽さは効きます。
分かれ道は1つだけです。毛玉が毎月できているなら、ソフトピンでは届きません。 その場合はぺったんPET トリマー推奨スリッカーブラシの小サイズのように、ピン先が尖ったものを選んでください。うちは毛玉が脇の下に集中していて、そこはコームで拾えているので、ソフト側を取ります。
2年半、正体の分からないブラシで毎日10〜15分やってきました。道具を選び直したところで、パフィの毛が絡まりにくくなるわけではありません。それでも、握っているものが何なのかを知っているかどうかは、たぶん毎晩の10分の質を変えます。






