商品について

ワンプッシュ式のブラシを何本か並べて見ていると、どれも同じに見えてきます。丸いヘッド、白い本体、後ろにボタン。写真では区別がつきません。

FelineBeesのトレルンは、その中でピン先の作り込みだけが違いました。 先端に丸いビーズを付けたうえで、ピン自体を「く」の字に曲げてある。曲げたぶんがバネになって、力が入りすぎたときに逃げる仕組みです。

1,380円から(ホワイトのみ1,480円)で、楽天レビューは319件・総合4.42。カラーはモスグリーン、サファイヤブルー、マンダリンオレンジ、ホワイトの4色です。

日本ペット用品工業会の認定を受けている

商品ページのスペック欄に、こう書かれています。

特徴:日本ペット用品工業会認定

日本ペット用品工業会(JPPMA)は、ペット用品メーカーの業界団体です。認定マークは、団体が定めた安全基準の審査を通った製品に付きます。

今回ワンプッシュ式のブラシを5本並べて調べましたが、この表示を出しているのはトレルンだけでした。同じ形をした1,000円台の商品が並ぶ棚で、第三者の審査を受けているかどうかは判断材料になります。ピン先が皮膚に触れる道具なので、なおさらです。

本体は高耐久ABSとステンレス。サイズは8.5×5×19cmで、重さ123g。今回調べたワンプッシュ式の中ではいちばん重い1本です(noissaが85g、WIDREAMのW26が同等クラス、1st Marketが110g)。

使い心地は好意54件・指摘5件、清掃性は指摘ゼロ

AIのトピック集計を見ると、評価の集まり方がはっきりしています。

トピック好意指摘
使い心地545
毛の取れ具合336
清掃性230
脱毛212
毛玉取り181
デザイン162
収納70
サイズ42

清掃性と収納が指摘0件。 ボタンを押して毛を捨てる部分と、スタンドに立てておける部分には不満が出ていません。使い心地も54対5で、10対1以上の比率です。

いちばん割れているのが毛の取れ具合で、33対6。「取れた」と言う人が5倍多いけれど、「取れない」も6件あるという形です。

★2は猫の飼い主が多い

★3以下を32件読んで気づいたのは、書き手の内訳でした。

猫用に、ランキング1位になっていたので購入したんですが、かわいいだけで全く毛が取れません。スリッカーブラシの方がまだ取れます。

ブラッシング嫌いの猫用に購入。今までのブラシとタイプが違う物なのでブラッシングさせてくれるかも?と思いましたがやっぱりダメでした。ブラッシング好きの猫の方は普通にブラッシングできましたが、抜け毛はほぼ取れませんでした。

三毛猫用に購入しました。猫ちゃんにも寄ると思いますが家の子は嫌がってブラシさせてくれませんでした。

低評価の主語がほとんど猫です。 商品名も「猫ブラシ」が先頭に来ていて、店の想定する主な買い手は猫の飼い主だとわかります。

猫で取れないのは、ピンの設計から考えると筋が通ります。ビーズで先を丸めて、さらに「く」の字に曲げて力を逃がしているピンは、密に生えた短い毛の根元まで入りません。優しさと引き換えに、届く深さを浅くしている道具です。

犬側のレビューはこの逆で、柔らかい毛や長めの毛で「ごっそり取れた」という声が並びます。自分の犬の毛質がどちら寄りかで、結論が変わるタイプの商品でした。

付属スタンドへの不満が具体的に書かれている

もう1つ、★2にこれがありました。

レビューを見てこれなら我が家の気難しい猫様にも、と思いましたがだめでした。他のブラシと変わらない反応でした。付属のスタンド用の丸い部品も軽くて安定しないし、抜き差ししづらいし、、使いにくいので無くていいかなと思います。

スタンドは、ブラシを立てて置いておくための丸い台です。AI集計では収納が好意7件・指摘0件なので、多数派は満足しています。ただ、実物に触れた人の「軽くて安定しない」「抜き差ししづらい」は具体的で、無視できません。

あわせて、大きさへの声もありました。

思ってた以上に大きくて存在感がすごかったです。

全長19cmで123g。ワンプッシュ式のブラシとしては大柄なので、小型犬の顔まわりのような狭い場所には向きません。

製品スペック

項目内容
型番FCB-G / FCB-B / FCB-Y / FCB-W(カラー別)
サイズ8.5 × 5 × 19cm
重さ123g
素材高耐久ABS、ステンレス
ピン先端ビーズ加工、「く」の字型のクッションピン
カラーモスグリーン / サファイヤブルー / マンダリンオレンジ / ホワイト
認定日本ペット用品工業会(JPPMA)認定
付属品スタンド
手入れ丸洗いできる

ユーザーの声

楽天レビューは319件・総合4.42。星の内訳です。

星件数
★5175
★4112
★323
★28
★11

★1は1件だけで、★3以下を合わせても32件(10.0%)。★4が112件と多めなのは、「取れるけど期待ほどではない」という中間の評価が集まっているからだと思います。

買う前に知っておきたいこと

  • 低評価の多くが猫の飼い主。 密で短い毛には届きにくい設計です
  • 付属スタンドに「軽くて安定しない」という声がある。 使わない選択もありです
  • 全長19cm・123gで、ワンプッシュ式としては大きい。 顔まわりには向きません
  • ホワイトだけ100円高い。 1,380円と1,480円の2本立てです

価格

項目価格
モスグリーン / サファイヤブルー / マンダリンオレンジ(税込)1,380円
ホワイト(税込)1,480円
送料無料

今回並べたワンプッシュ式の中ではいちばん安い部類に入ります。noissaのptbrが1,780円、WIDREAMのW26が1,680円なので、300〜400円の差です。

その差でJPPMA認定とスタンドが付いてくると考えると、値段の付け方としてはかなり強いと思います。

こんな愛犬・飼い主さんにおすすめ

  • 柔らかい毛・長めの毛の子
  • 業界団体の認定がある商品を選びたい方
  • ブラシを立てて置いておきたい方(スタンド付き)
  • 色を選びたい方(4色)

こんな方は注意

  • 短くて密な毛の子(低評価の多くがこの毛質です)
  • 顔まわりや脇の下を梳きたい方(全長19cmは大きすぎます)
  • 軽い道具がいい方(123gは同種の中で重めです)

我が家の場合、ピンの曲げ方に興味がある

パフィがブラッシングを嫌がらないのは、小さいころから毎日続けたからです。最初は体にブラシを当てると暴れて逃げていく子でした。今は準備をしていると自分から膝に飛び乗ってきます。

だから、今のところ「痛くないブラシ」を必要としてはいません。 必要なのは、うねうねの癖っ毛をほぐす力のほうです。

それでも「く」の字のクッションピンが気になったのは、力が入りすぎたときに逃げてくれるという発想が、他のブラシには無かったからでした。毎日10〜15分やっていると、最後のほうは手が雑になります。自分の手加減を機械に補ってもらえるなら、それは道具の役目として正しい。

ただ、逃げるということは、その日の毛玉予備軍も逃げるということです。うちで買うなら、ほぐす1本を別に持ったうえでの2本目になると思います。今回は保留にしました。