商品について

ワンプッシュ式のブラシは、うちがずっと気になっているジャンルです。ブラッシング後にピンの隙間に残った毛を爪楊枝で取るのが面倒で、ボタンひとつで済むなら楽だと思うからです。

Dimovaのこれは、そのワンプッシュ式が2本セットで1,840円。1本あたり920円で、単品1,780円前後が並ぶこのジャンルでは目立って安い値付けです。楽天レビューは533件で総合4.50。★2が1件しかないという珍しい分布をしています。

ただ、うちでは買いません。ポメラニアンとトイプードルの飼い主が書いた★2と★3が、そろって「毛に引っかかる」と言っているからです。パフィはその2犬種のミックスです。

中身は同じブラシが2本。サイズ違いではない

最初に誤解しやすいところを潰しておきます。2個セットの中身は、同じデザイン・同じ色のブラシが2本です。大小のサイズ違いでも、スリッカーとピンブラシの組み合わせでもありません。

商品ページの説明によると、ブラシを外出先に忘れる、複数頭いると足りない、という声から2本セットにしたそうです。色はグレーとブルーの2色で、選んだ色が2本届きます。

サイズは19.5cm×10.5cm。素材はABS樹脂とステンレス、グリップは合成ゴム(TPR)です。柄の背面にボタンがあり、押すとピンに絡んだ毛が押し出されます。柄尻に穴があるのでストラップを通して吊るせます。丸洗いもできます。1年間の品質保証が付いています。

ピン先に白いゴムボールが付いている

このブラシの特徴は、ステンレスのピンの先に白いゴムのボールが付いていることです。金属の先が直接皮膚に当たらないので、痛くないという作りです。

同じジャンルの他のブラシと比べると、考え方の違いがはっきりします。FelineBeesのトレルンはピン先にビーズを付けたうえでピンを「く」の字に曲げて力を逃がし、WIDREAMのW26はピン先を丸く加工しています。どれも「当たりを柔らかくする」方向で工夫していて、その代償として毛に届く深さが浅くなります。

Dimovaはヘッドの形も違います。既存のワンプッシュ式は丸いヘッドか猫の手型ですが、これは横長の角丸で、少し反った曲面になっています。商品ページには狭いヘッドの「従来品」と並べた写真が載っていて、ヘッドの広さを売りにしています。

短毛には向かない。店の説明欄も「中毛から長毛」と書いている

商品ページの適用対象の欄には、中毛から長毛の犬猫向けと書かれています。ただ同じページの別の欄には「短毛・中毛・長毛」と書かれていて、ページ内で食い違っています。

レビューを読むと、限定しているほうが実態に合っていました。

うちの猫は短毛だからか いつも使っているラバーブラシのほうが抜け毛が取れます

目が荒いため、短毛のネコには、使えませんでした。商品選び間違えました。

ラバー系のブラシより断然気持ち良さげにしてくれるのですが、残念ながら全く毛は取れませんでした。短毛+ダブルコートの猫なのですがあまり合わなかったのかな…

犬側でも同じです。

速く届きました。感謝です。使ってみると意外と櫛と櫛の間隔が広く我が犬ではスカスカ感があります。ただしワンタッチボタンで始末できるので便利です。

ピンの間隔が広いので、短い毛を捉えられない。 「目が荒い」「間隔が広い」「スカスカ」と、3人が別の言葉で同じことを書いています。

癖毛・もつれやすい毛では、ゴムボールが引っかかる

そしてここが、うちが買わない理由です。

元々ブラッシングが好きではないポメラニアンなので、先が丸くなっていて少しでも気にいってくれればと思いましたが、毛が長いので先の丸に毛が引っ掛かるのか、前のものよりも嫌がります。

トイプードルですが毛を引っ張ってしまい少し使いづらいです 毛が抜ける犬種だと使いやすいかもしれません

ビションフリーゼは特にもつれやすいので毎日のブラッシング必須です。ボタンで毛がとれて洗えるのがいいなと思って購入しましたがもつれはとれにくくひっかかるシャーシャーという音が気になります。残念ながら今まで使っているスリッカーの方がきれいになりました。

柴犬に使用したが引っかかりが強く、嫌がる感じ。値段はお買い求め安く作りは悪くないと思う

ポメラニアン、トイプードル、ビションフリーゼ、柴犬。 毛の絡まりやすい犬種が並んで、全員が「引っかかる」「引っ張る」と書いています。

理由も1人が的確に整理していました。

以前、使っていたスリッカーブラシとの違いは、ブラシのピンの数と、一本一本のピンの先が丸いこと ピン先が丸くて安心な事をとるか、抜け毛を取るか

痛くないことと、絡まりをほぐすことは、この構造ではトレードオフになる。 ピン先の玉が毛をつかんでしまうので、もつれている毛には向かないわけです。

逆に、抜けやすくて絡まりにくい毛では強いです。

思ってたほど取れなかったです。パグ毛はブラシがあまりチャッチしてくれない、周りに舞う舞う ラブラドールは凄い取れまくり

同じ人が2頭に使って、結論が正反対になっています。

ゴムボールから金属が出ているという報告がある

安全に関わる指摘なので、そのまま書きます。

前に使っていたブラシが、ブラシの針金をガードしている白いつぶつぶから出てきて、皮膚を傷つけてしまうので、こちらを購入しましたが、最初から針金が白いつぶつぶから出ているので、使い物になりませんでした。

他のレビューされてる方の様に、白の粒コーティングから金属が突き抜けてるのが数本ありました。皮膚に直接つけるわけではないとはいえ、気を付けなければ大事な家族を傷つけてしまうので使う際は要注意ですね

ピンの曲がりや破損も、独立した投稿で出ています。

二つともスリッカーの先が折れ曲がっている部分があったので星三つです。使い勝手は良いです。

使用し始めて1週間でブラシの部分と、持ち手の部分のプラスチックが割れて使用できなくなりました。

「痛くない」を売りにしている商品で、その痛くない部分の品質にばらつきが出ています。 1年間の品質保証が付いているので、届いたらまずピン先を明るいところで確認して、金属が出ていたら使う前に連絡するのが正しい手順です。

AI集計では指摘がほぼ0件。ただし★3の中身と噛み合っていない

AIのトピック集計はこうです。

トピック好意指摘
使用感432
毛の処理410
気持ち良さ360
毛玉除去340
持ちやすさ211
コスパ130
サイズ80
毛の飛び散り防止40

数字だけ見ると文句なしで、逆転している項目はありません。

ただしサイズは好意8件・指摘0件になっていて、これは実際と合いません。 ★3の原文を読むと、大きすぎるという声が12件ありました。

体格の良い若い猫には使えたのですが、年寄りの小柄な猫にはブラシの面が大きい為、あちこちにゴツゴツ当たってしまい使いにくかったです。

小型犬で、少し大きいので、小さいブラシと使い分けてる。中型犬なら使いやすくていいと思いますよ!

毛は良く取れますがサイズが大きくてほっぺ、頭、あごなどのブラッシングがやりずらいです。

思ったより大きく重ためでした。持ち運び用に2個と思いましたが、持ち歩くには大きいです。

ヘッドの広さは、体の広い面では利点で、顔まわりでは欠点になります。 小型犬だと使い分けが必要になるという声が複数ありました。重さについては商品ページに記載がなく、数値は確認できません。

製品スペック

項目内容
ブランドDimova
サイズ19.5cm × 10.5cm
素材ABS樹脂、ステンレス、合成ゴム(TPR)
ピンステンレスピンの先端に白いゴムボール
カラーグレー / ブルー
セット内容同じブラシ2本(同色)
毛の処理柄の背面ボタンで押し出す
収納柄尻の穴にストラップを通せる
手入れ丸洗いできる
適用対象中毛から長毛の犬・猫
保証1年間の品質保証
送料無料(沖縄・離島を除く)

ユーザーの声

楽天レビューは533件・総合4.50。星の内訳です。

星件数
★5328
★4154
★344
★21
★16

★2が1件だけという珍しい形です。★3以下は51件で9.6%。不満はほぼ★3に集まっていて、内容は「使えるけれど期待とは違った」という中間の評価でした。

いちばん古い投稿は2023年7月で、533件のうち2025年以降が458件。直近1年で一気に伸びている商品です。犬に触れたレビューは120件、猫は200件でした。

買う前に知っておきたいこと

  • 2個セットの中身は同じブラシが2本。 サイズ違いではありません
  • 短毛には向きません。 ピンの間隔が広く、短い毛を捉えられません
  • 癖毛・もつれやすい毛では引っかかります。 ポメラニアン・トイプードル・ビションフリーゼ・柴犬の報告があります
  • ピン先のゴムボールから金属が出ていたという報告が2件。 届いたらピン先を確認してください
  • ヘッドが19.5cmで大きい。 顔まわりや小型犬には別の1本が必要になります
  • 抜け毛の回収量は、ピン先を丸めた分だけ落ちます。 抜け毛対策が主目的なら向きません
  • 沖縄・離島は送料無料の対象外です(加算額の記載はありません)

価格

項目価格
2本セット(税込)1,840円
1本あたり920円
送料無料(沖縄・離島を除く)

ワンプッシュ式の単品はnoissaのptbrが1,780円、1st Marketのものが1,780円、FelineBeesのトレルンが1,380円からです。

1本920円は、このジャンルでいちばん安い部類に入ります。合う毛質なら、2本持てるのは実用的だと思います。1本を自宅に、もう1本を車やお出かけ用に置けます。

こんな愛犬・飼い主さんにおすすめ

  • 中毛から長毛で、絡まりにくい毛の子
  • 抜け毛が多い犬種(ラブラドールで「取れまくり」という報告があります)
  • 体の広い面を一気に梳きたい方
  • 家と外出先の2本持ちをしたい方
  • ピン先が金属のブラシを嫌がる子
  • 丸洗いできるブラシを探している方

こんな方は注意

  • 短毛の子(ピンの間隔が広すぎます)
  • 癖毛・巻き毛・もつれやすい毛の子(引っかかります。SHOW TECHのスリッカーのような毛玉をほぐす1本のほうが向きます)
  • 顔まわりや脇の下を梳きたい方(19.5cmは大きすぎます)
  • 小柄な子・子犬・子猫
  • 抜け毛の量を減らすことが目的の方

我が家の場合、毛質が真正面から外れている

パフィはポメラニアンとトイプードルのミックスです。トリマーからは「毛は細いけどトイプードルの毛質が出ていて絡まりやすい」と言われていて、特に脇の下は足が擦れるので絡まります。毎晩10〜15分のブラッシングは、その絡まりをほぐすための時間です。

このブラシの★2と★3を並べると、ポメラニアンで「先の丸に毛が引っ掛かる」、トイプードルで「毛を引っ張ってしまう」。 パフィはその両方の親犬種を持っています。片方だけなら迷いましたが、両方が同じことを言っているので、試すまでもないと判断しました。

ワンプッシュ式そのものには、今でも興味があります。ブラッシング後にピンの隙間に残った毛を爪楊枝で取る作業が、毎晩あるからです。欲しいのは「痛くないブラシ」ではなく「絡まりをほぐしたうえで毛を捨てやすいブラシ」なんだと、この商品を調べていて整理できました。

ピン先を丸めると当たりは優しくなるけれど、もつれには届かない。そのトレードオフを避けようとして、トレルンはピンを「く」の字に曲げ、Dimovaは先に玉を付けた。うちが必要としているのは、そのトレードオフの反対側にある道具です。

値段は魅力的でした。1本920円で2本。合う毛質の子には、かなり強い選択肢だと思います。