コングのワブラー(Sサイズ・2,327円)を買って、うちのパフィ(ポメプー・メス・2歳・5.12kg)は一度も遊びませんでした。中にちゅーるを入れて置いたら、クンクン嗅いでは離れ、鼻先でちょっと突いてはまた離れる。ゆらゆら揺れて起き上がってくる動きが怖かったようです。
いっぽうで、814円のドギーマンの学びのたまごは子犬のころから今も使っています。出かける前にドライフードを入れてサークルに置いておくと、最初の30分から1時間はこれに集中してくれます。値段は3倍近く違うのに、残ったのは安いほうでした。
何が違ったのかを確かめたくて、10点まとめて調べ直しました。楽天レビューは合計2,485件、そのうち★3以下が345件あって、276件を読んでいます。いちばん多かった不満は、難易度ではありませんでした。
知育玩具は散歩に行けない日の運動のかわりになります

知育玩具は、おやつを入れておいて、犬が自分で頭と鼻を使って取り出すおもちゃです。転がす、フタをずらす、布のひだをめくるといった動作を犬にさせて、食べ終わるまでの時間を伸ばします。 ボールを投げて走らせる遊びとは別物で、体ではなく頭のほうを疲れさせます。
うちは北陸の雪深い地域にあるので、冬はまともに散歩へ行けない日が続きます。そういう日はリビングでボールを蹴って拾わせる遊びをしているのですが、これは飼い主が付いていないと成立しません。仕事をしている時間帯にはできない遊びです。
知育玩具のいいところは、犬が一人で始められるところにあります。散歩に行けない日の室内運動は犬が散歩に行けない日の運動にまとめていますが、あの記事で書いた方法はどれも人の手が要ります。知育玩具はそこを埋める道具です。
もうひとつ、ごはんを丸のみする子の食べる速度をゆるめる使い方もあります。ただし食事の速度そのものを確実に落としたいなら、動かない早食い防止食器のほうが向いています。知育玩具は「食事を遊びに変える道具」と思っておくと、期待が外れません。
うちが失敗したのは形ではなく、動きが読めないおもちゃでした
コングのワブラーが合わなかった理由を、あとから考えました。倒れても起き上がってくるという構造そのものが、パフィには受け入れられなかったんだと思います。
パフィは新しいものを前にすると、まず遠くから見て固まるタイプです。学びのたまごは押せば転がって、どこかで止まります。動きの終わりが見えます。ワブラーは押した力に対して勝手に戻ってきて、しかも435gあるので鼻で押しても倒れません。動かせないうえ、こっちに戻ってくる。 5kgの犬から見れば、そこそこ大きい物体です。
これは、うちの子だけの話ではなさそうでした。同じ起き上がりこぶし型のdifangのおやつボールのレビューに、そのままの声があります。
思ったより商品が大きかったので最初は怖がっていました
大きめで重量感があり、小型犬には少々扱いにくいかなぁと思った
ただ、この形が絶対にだめかというとそうでもなくて、慣れたあとの評価はむしろ高いです。
ビビりワンコは最初へっぴり腰だったけどおやつ出てくることがわかってからは飛びついています
difangのレビューを分類すると、興味の持ち方については好意58件に対して指摘4件。遊び方も好意54件・指摘2件でした。つまり入口さえ越えれば続く商品なんです。うちはその入口を越えられませんでした。
だから、初めての1つに起き上がりこぶし型を選ぶのはおすすめしません。まず転がって止まるタイプか、床に置いたまま動かない布のマットから入って、そこで遊べる子だと分かってから難しい形に進む。この順番なら、2,327円を無駄にせずに済みました。
低評価でいちばん多い不満は耐久性の48件、難易度は18件しかありません

読む前は「犬が解けなくて飽きた」という声が多いのだろうと思っていました。実際に数えると、まったく違いました。
楽天のレビュー要約が付けているテーマごとに、10点ぶんの指摘を足すとこうなります。
| テーマ | 好意 | 指摘 |
|---|---|---|
| 耐久性 | 71件 | 48件 |
| おやつの出る量を変えるレバー | 24件 | 33件 |
| 難易度 | 75件 | 18件 |
| サイズ | 66件 | 17件 |
| 手入れ | 48件 | 12件 |
| 安全性 | 4件 | 9件 |
| 音 | 31件 | 8件 |
いちばん多いのは耐久性で48件。 壊れた、裂けた、部品が外れたという話です。難易度の不満は18件しかなく、しかも好意が75件付いています。
つまり「うちの子には難しすぎるかも」という心配は、ほぼ要りません。心配するなら、壊れるかどうかのほうです。
難易度の不満18件は、全部「簡単すぎる」側です
数が少ないうえに、向きが片方に寄っています。MILASIC ノーズワークフードボウルER-HCPETの★3以下には、こう並んでいます。
肉球簡単すぎて一発で習得してしまいました(★2)
難易度高めを購入しました!留守にするまえに与えて出掛けます!始めは時間がかかって一生懸命でしたが数回もすると攻略されてしまいました(★3)
Purple7の犬のノーズワークパズルも同じでした。★3以下は11件しかないのですが、その中身のほとんどが速さの話です。
3ヶ月のマルチーズです。全部の穴にフード入れました。5分くらいで、鳴き始めました。諦めたのかと思ってたら、全部食べてました。難易度低めでしょうか。(★3)
最初は興味を持って、遊びながらオヤツを探していましたが、2〜3日で速攻出せるようになってしまいました。(★3)
ER-HCPETの難易度についての声は好意35件・指摘5件、Purple7は好意33件・指摘6件。「難しくて遊べない」ではなく「上手になった」という評価が大半です。
ここから言えるのは、知育玩具の寿命は買った時点でだいたい決まるということです。難易度を変えられない商品は、覚えられた日が終わりになります。学びのたまごが2年続いているのは、穴の大きさを4段階に変えられるからで、パフィは今レベル2から3で遊んでいます。子犬のころのレベル1では、もうすぐ全部出してしまいます。
だから、選ぶときに見るのは「どれくらい難しいか」ではなく「あとから難しくできるか」です。
おやつの量を変えられる2点は、そのレバーが最大の不満になっています
難易度を変えられる商品を探すと、本体のレバーで出口の大きさを調整するタイプに行き着きます。difangのおやつボールとMILASIC フードボールTN-FDBLの2点がそれです。ところがこの売りの機能が、どちらの商品でも最も多い不満になっていました。テーマ別に足しても好意24件に対して指摘33件で、好意より指摘が多いのはこのレバーだけです。
difangは調整機能について好意12件に対して指摘13件。TN-FDBLはもっとはっきりしていて、好意12件に対して指摘20件です。理由は同じでした。
毎日仕事に行く前にフードを入れて行きます。とても活用していますが、調節レバーが緩くてすぐに全開になってしまい、イッキ食いの予防にはなりません。(difang・★3)
初めて与えましたが、エサの調節レバーをすぐ動かして大量に出てしまい、一気に食べてゲボしてしまいました。(TN-FDBL・★2)
レバーが弱くてすぐ全開or閉じてしまいます。その為アロンアルファ&セロハンテープで固定しましたが今度は上側の蓋、真ん中の蓋を外してしまい3分割に解体。(TN-FDBL・★1)
全開になれば中身が一気に出て、ゆっくり食べさせる目的が消えます。閉じてしまえば何も出てこなくて犬が飽きます。どちらに転んでも遊びが終わるわけです。
対策を書いている人もいて、テープや接着剤で固定するのが定番のようでした。ただ、そこまでやるなら最初から難易度が固定された商品を選んで、飽きたら別の1つを足すほうが早い気もします。「レバーで調整できます」という説明文は、買う前は長所に見えて、買ったあとは手間として返ってきます。
買う前に確かめるのは動きと時間と留守番と手入れの4つです

うちの失敗と、276件の低評価から整理すると、確認することは4つに絞れます。値段や見た目より先に、ここを見てください。
- 動きを怖がらないか。倒しても起き上がってくる形は、慎重な子には怖い動きです。うちはここで2,327円を無駄にしました。判断がつかないなら、床に置いたまま動かない布のマットか、フタをずらすだけのボウルから始めます
- 何分もつか。プラスチックのパズルは5分から10分という声が並びます。留守番の1時間を埋めたいなら足りません。難易度を上げられる商品かどうかを、商品ページの仕様で確かめます
- 留守番に置ける物か。噛んで割れるプラスチックや、外れる部品が付いた物は、目の届かない時間に渡せません(次の見出しで詳しく書きます)
- 洗って乾くか。おやつが触れる物なので、洗える構造は必須です。ただし「洗える」と「乾く」は別で、フタが外れないボウルやスライド式のパズルは中に水が残ります
4つのうち、いちばん見落とされるのが4つ目だと思います。Purple7のノーズワークパズルは水洗いできるのが売りなのですが、レビューにはこうあります。
洗えるけど、結構カシャカシャさせないと水が抜けないので、ちょっと乾きにくいかな
食洗機で洗えるのも良かったんですが、中に水が残るので、結局手洗いしてます。
毎日のごはん皿として使うつもりなら、この一手間が続くかどうかを先に考えたほうがいいです。
犬の知育玩具おすすめ10点を動き方の4タイプで比べました
814円から3,980円まで10点を、犬がする動作で4つに分けました。同じ「知育玩具」でも、転がすものと鼻で探すものでは、家に置ける場所も出る音もまったく違います。
| 商品名 | タイプ | 価格 | 楽天評価 | 主な弱点 | ショップ |
|---|---|---|---|---|---|
| ドギーマンの考えて遊ぶ!学びのたまご | 転がす | 814円 | 件数が少ない | 本体が小さく大型犬には不向き | |
| コングのワブラー | 起き上がる | 2,327円 | ★4.71(17件) | 435gで動きが不規則 | |
| difang おやつボール difang-08 | 起き上がる | 1,780円 | ★4.10(975件) | レバーが緩い(指摘13件) | |
| MILASIC フードボールTN-FDBL | 起き上がる | 1,699円 | ★4.29(282件) | レバーの指摘20件と転がる音 | |
| COREMO+ ノーズワークマットSサイズ | 鼻で探す | 3,480円 | ★4.68(305件) | 届いたときのにおい | |
| Sarlisi にんじん畑ノーズワークマット | 鼻で探す | 3,980円 | ★4.60(1,219件) | 噛みちぎる子には向かない | |
| 17柄から選べるノーズワークマット | 鼻で探す | 2,980円 | ★4.61(147件) | 耐久の指摘9件と柄でサイズが変わる | |
| Purple7 犬のノーズワークパズル | フタをずらす | 1,580円 | ★4.56(133件) | 5分から10分で制覇される | |
| MILASIC ノーズワークフードボウルER-HCPET | フタをずらす | 1,480円 | ★4.42(531件) | 滑り止めの誤飲が2件 | |
| LOHASTEN ペット用会話ボタンBD-626 | ボタンを押す | 2,480円 | ★4.53(112件) | 音量を調整できない |
表を作っていて気づいたことがひとつあります。割引率の表示は当てになりません。 COREMO+のマットは「メーカー希望小売価格6,960円」と書かれていて、販売価格3,480円のちょうど2倍です。LOHASTENの会話ボタンは希望小売価格13,980円で販売価格2,480円、82%OFFという表示になっています。5.6倍です。値引き率ではなく、実際に払う金額と評価だけを見て選んでください。
転がして出すタイプは、留守番の最初の30分を埋められます
出かけた直後の30分から1時間が、うちでは一番ソワソワする時間帯です。ここを埋めるのに向いているのが、転がすとおやつが1粒ずつこぼれるタイプ。動きが単純なぶん、犬が自分で始めやすいのが利点です。
床が硬いと音が響くので、マンションで夜も使うなら次の布のマットのほうが向いています。
ドギーマンの考えて遊ぶ!学びのたまご

パフィが子犬のころから使っていて、留守番の日は必ず出しています。ドライフードを入れてサークルに置くと、鼻でつついたり前足でコロコロしたりしながら30分から1時間は集中してくれます。そこで満足するのか、あとはたいてい寝ています。
続いている理由は、穴の大きさを4段階に変えられるところだと思っています。パネルを回すだけで調整できて、レベル1は転がすだけでポロポロ出る、レベル4は完全に塞がる。最初はレベル1ですぐ全部出してしまっていたのが、今はレベル2から3がちょうどいい難しさです。飽きたら難しくできるという1点で、この記事の10点のなかでは頭ひとつ抜けています。
分解して丸洗いできて814円。知育玩具を1つも持っていないなら、まずこれでいいと思います。 弱点は本体が小さいことで、中型犬以上だと物足りません。
ドギーマンの学びのたまごの商品ページに4段階の使い分けを書いています。
知育玩具をまだ1つも持っていないなら、ここから始めるのがいちばん失敗が小さい。814円で、遊ぶ子かどうかが分かります。
コングのワブラー

うちが失敗したほうです。商品が悪いのではなくて、パフィに合いませんでした。
Sサイズは約11×11×15.2cm・435gで、対象は9kgくらいまで。底におもりが入っていて、押しても倒れず起き上がってきます。435gという重さは、5kgの小型犬が鼻で押した程度では動かない重さです。これが「どうやったら出るんだろう」と考えさせる仕掛けなのですが、慎重な子には「動かないうえに勝手に戻ってくる物」に見えます。
おやつの穴は約18mm。僕はちゅーるを入れて試したのですが、出てくる量が少なすぎたのかもしれません。あとから思えば、いつも食べているドライフードやボーロのほうが、においで気を引けたはずです。ゴムに近い素材で食洗機に入れられるので、作り自体はしっかりしています。
中型犬以上で、新しい物にも臆さない子なら候補になります。 うちのように慎重な小型犬には、最初の1つとしては重すぎました。
コングのワブラーの商品ページに、パフィが遊ばなかった経緯を詳しく書いています。
うちのパフィは一度も遊びませんでした。それでも物おじしない中型犬なら話は別で、その子には長く持つ1つになります。
difang おやつボール difang-08

幅100×高さ125mm、290gから320g。楽天レビュー975件は、この10点でいちばん多い件数です。評価は4.10。
売りは横のレバーで出口の大きさを変えられることですが、前の見出しに書いたとおり、そのレバーが最多の不満になっています。★3以下135件を読むと、犬が遊んでいるうちに自分で全開にしてしまうという声が繰り返し出てきます。耐久性も好意6件に対して指摘11件で、真ん中の結合部が外れたという報告があります。
いっぽうで、興味の持ち方は好意58件・指摘4件と高い評価です。慣れさえすればよく遊ぶ商品なので、目の前で使うごはんの器としてなら悪くありません。留守番に置くと、全開になった時点でただの早食いに変わります。
difangのおやつボールの商品ページに、★3以下135件の内訳を載せています。
留守番用ではなく、ごはんをゆっくり食べさせる器として使うならこれが合っています。置いていくのは別の1つにしてください。
MILASIC フードボールTN-FDBL

同じ値段で、電球型(難易度★★)とたまご型(難易度★★★)から選べます。同じ商品ページの中で難易度を選ばせているのは、この10点でここだけでした。たまご型は中に突起があって、フードが出にくくなっています。
興味の持続は好意71件・指摘5件と、この記事の10点でも高い数字です。それでも評価が4.29に留まっているのは、調整レバーの指摘20件と、音の問題があるからだと思います。
コングのような緩衝素材かと思いきや普通にプラスチックでフローリングを転がすとすごい音が出ます。(★2)
重さは270g。フローリングの部屋で夜に使うなら、この音は無視できません。 カーペットやマットの上で使う前提なら、難易度を選べるぶんdifangより長く遊べます。
MILASIC フードボールTN-FDBLの商品ページで、difangとの違いを並べています。
敷物のある部屋で使えるなら、難易度を上げ下げできるぶんdifangより長く付き合えます。音が気になる家だけ避けてください。
鼻で探す布のマットは、音が出ないぶん夜でも使えます
布のひだにおやつを隠して、鼻で探させるタイプです。床に置いたまま動かないので、動く物を怖がる子でも入りやすいのが最大の利点。転がす音もしません。
弱点は洗い方と噛み癖です。おやつのかけらが布の奥に入るので、洗える物を選んで、実際に洗う前提で使います。
COREMO+のノーズワークマットSサイズ

60×60cm・460g。楽天レビューが100件を超えているもののなかでは、この4.68がいちばん高い評価でした。305件のうち★3以下はたった14件です。
その14件を読むと、指摘がほぼ1つに寄っています。届いたときのにおいです。
見た目などは写真の通りでしたが、開封した時の匂いが石油系でしばらくおいても消えずノーズワークをさせるのに抵抗があり、まだ使用していません(★1)
鼻を使わせる道具なのに鼻に来るにおいがある、というのは相性が悪い話です。ただしこのマットは洗濯できて、洗濯についての声は好意16件・指摘2件。届いたら先に一度洗う、それで解決する範囲の問題です。
サイズについての声は好意23件・指摘0件でした。指摘ゼロというのは、この記事で調べた中でここだけです。縫製への評価も高く、耐久性は好意18件・指摘7件。布のマットは「引きちぎられて終わり」になりがちなので、ここがプラスに振れているのは珍しいです。
パフィは5.12kgなので、60cm四方だとサークルに敷いてもまだ余ります。子犬のうちは広すぎて全部見つけられない可能性があるので、最初は隠す場所を半分に絞る使い方になりそうです。
COREMO+のノーズワークマットの商品ページに、★3以下14件の分類を載せています。
夜に音を立てずに遊ばせたい家はこれです。最初は隠す場所を半分に絞れば、広すぎて諦められることもありません。
Sarlisi にんじん畑ノーズワークマット

畑のマットに、にんじん8本が刺さっている形です。鼻でにんじんを抜くと下におやつがある、という遊び方をします。マットは約38×33cm・高さ10cm。
レビュー1,219件は、この10点で最多です。評価は4.60。商品ページには楽天ランキングで358回連続1位と書かれています。
にんじんを1本ずつ抜くという動作は、ひだをめくるだけのマットより手数が多く、そのぶん時間がかかります。にんじん本体は小型犬の口にも収まる大きさなので、ポメプーでもくわえられます。
気になる点として挙がっているのは、噛みちぎる癖が強い子には向かないことと、最初は遊び方を教える必要があることの2つ。布を裂くタイプの子には、次のプラスチックのパズルのほうが安全です。
3,980円はこの10点でいちばん高い価格です。1,580円のパズルで反応を見てから進むほうが、失敗したときの痛手は小さくなります。
Sarlisiのにんじん畑の商品ページに、8本タイプと他のラインナップの違いを載せています。
探す遊びが好きだと分かっている子にだけ。まだ試したことがないなら、安いパズルを先に通したほうが無駄が出ません。
17柄から選べるノーズワークマット

A〜Qの17柄から選ぶフリースのマットです。ここで気をつけてほしいのが、柄によって大きさが変わること。いちばん小さいL・Mは43×43cm、いちばん大きいQは72×72cmで、面積が約2.8倍違います。同じ2,980円なのに、届く物の広さが変わります。柄の見た目で選ぶと、サイズを外します。
評価は4.61で、147件のうち★3以下は7件だけ。運動不足の解消についての声は好意45件・指摘0件と突出しています。洗濯についても指摘0件です。
ただ1つだけ、好意より指摘が多い項目がありました。耐久性です(好意8件・指摘9件)。
ノーズワークの生地が思った以上に薄く なぜか伸びるし既に少しだけ裂けてる箇所をもあり使用に不安を感じました。(★1)
デザインは写真通りで可愛いものの、フェルトの毛玉?残骸?がすごすぎて、初回から犬が誤飲連発で速攻で取り上げました。(★1)
うちのパフィは子犬のころ、ベッドを1日で壊してぬいぐるみの中身を飲み込んだことがあります。あのころのパフィには、このマットは渡せませんでした。噛まずに鼻だけで探せる子向けです。
17柄のノーズワークマットの商品ページに、17柄のサイズ表を全部載せています。
布を噛まない子だと分かっているなら、17柄から部屋に合うものを選べます。噛む時期の子には、まだ早い1枚です。
布のマットそのものの効き方と洗い方は、犬のノーズワークマットの効果と使い方で確かめました。
洗えるプラスチックのパズルは、噛む子と衛生を優先する家に向きます
布のマットで必ず起きるのが、おやつのかけらが奥に入って取れなくなることです。プラスチックのパズルはそこを解決します。裂けないので、布を噛みちぎる子にも渡せます。
そのかわり、難易度は総じて低めです。長時間ひとりで遊ばせる道具としては期待しないでください。
Purple7 犬のノーズワークパズル

25×25cm・厚み3cm・約330g。16か所のえさ穴を11枚のスライド蓋で隠す作りです。1,580円で、133件のレビューのうち★1が0件、★2も1件だけという分布でした。
選ばれている理由ははっきりしていて、洗えることです。
色んなノーズワーク(布)試したけど… これが今のところ良い 今までも布製が多くて、洗っても汚れやベタつきが取れなかったり… うちの力が強いのかおやつが潰れてボロボロになったり…(★3)
清潔さについての声は好意11件・指摘1件。ただし前に書いたとおり、中に水が残るので振って抜く手間があります。
難易度は低めで、5分から10分で制覇されるという声が複数。中央にブザーが付いていて音で興味を引く仕掛けなのですが、これを怖がる子もいます。
プラスチック製のため部品が動くときに音がカチッとなるのが怖いみたいでなかなか使ってくれません。布製のほうがいいかも。(★2)
うちのパフィは宅配のインターホンで毎回大騒ぎするタイプなので、ここは渡してみないと分かりません。それでも1,580円という値段は、「そもそも探す遊びが好きな子か」を確かめるには手頃です。3,480円のマットへ進む前の1つとして、いい位置にいます。
Purple7のノーズワークパズルの商品ページに、布のマットとの比べ方を書いています。
いきなり3,480円を出す前に、1,580円でうちの子が探す遊びを好きかどうかを確かめられます。ここから始めるのが順番です。
MILASIC ノーズワークフードボウルER-HCPET

くぼみにフードを入れて、上のフタをスライドさせて隠すボウルです。265g。にくきゅう・まる・ほし・はなの4形状と4色で、組み合わせは16通り。この4つの形は見た目の違いではなく、難易度の違いとして売られています。
1,480円で531件のレビューが付いていて、評価4.42。この10点で見ると、値段のわりに件数がよく集まっています。
★3以下62件で気をつけたいのが、難易度ではなく裏面の話です。
滑り止めの一つを誤飲してしまいました。心配で、これ以上誤飲されないようにと手で取り外したら、とても簡単に取り外しができて驚きました。【追記】以前購入したはなの方も滑り止めを一つ誤飲してしまいました。(★2)
同じ人が、別の形をもう1つ買って同じことを2回経験しています。店側も商品ページで注意書きを出していて、強く噛んだり引っ張ったりすると外れるおそれがある、と書かれています。本体をひっくり返して遊ぶ子なら、最初から滑り止めを外しておくほうが安全です。外すとズレやすくなるので、滑り止めマットの上に置いて補います。
洗いやすさは好意4件・指摘4件で、こちらもフタが完全には外れず水が残ります。毎食のごはん皿ではなく、週に何回かのおやつ用として使うのが向いています。
MILASIC ノーズワークフードボウルER-HCPETの商品ページに、4形状の難易度の差を書いています。
毎食の器ではなく、週に何度かのおやつ用と割り切れるなら、洗えるプラスチックのこれが扱いやすい。
ボタンを押すタイプは、遊びではなく要求を伝える道具です
最後の1つだけ毛色が違います。おやつは出てきません。
LOHASTEN ペット用会話ボタンBD-626

「ごはん」「おさんぽ」などを飼い主が録音しておいて、犬が押すとその音声が鳴るボタンです。4個セットで2,480円、1個あたり620円のType-C充電式。
112件のレビューで評価4.53、★2と★1が0件。この記事の10点で、低評価がいちばん少ない商品です。押しやすさについては好意50件・指摘3件で、鼻先で押せる固さだという声が揃っています。
弱点は音量です。★3の9件を読むと、話題がほぼ1つに集まっていました。録音した音が大きく鳴るのに、音量を下げる方法がありません。
楽しみにしていた商品ですが 録音をする際に出る音に 犬がスッカリ怖がってしまい お喋りを楽しむどころでは 無くなってしまいました。録音を行ったのが夜中なので 余計に響き渡ったのかも知れません。(★3)
対処法もレビューにありました。マイクから20cmほど離して、小さめの声で録音する。 これを知らずに1回目で犬を驚かせると、そこで終わります。犬のいない部屋で先に試してから渡してください。
もうひとつ、4個を一度に置くと犬は区別できません。うまくいっている家は、まず1つの言葉から始めています。パフィに渡したら、たぶん全部連打すると思います。
LOHASTENの会話ボタンの商品ページに、★3の9件を全部載せています。
遊びではなく、要求を言葉で伝えさせたい人向けです。1つの言葉から始めると決めて買えば、続く可能性があります。
留守番に置けるのは、壊れても飲み込めない物だけです

知育玩具は留守番対策として売られていますが、目の届かない時間に置ける物と置けない物があります。 ここはうちに苦い経験があります。
子犬のころ、パフィは留守番中にぬいぐるみを噛みちぎって、中のビーズを飲み込みました。気づいたのは帰宅してから数時間後です。最初は「留守番ストレスで暴れたのかな」くらいにしか思っていませんでした。あのとき学んだのは、ぬいぐるみや小物は噛みちぎられる前提で、犬の手が届く場所に置かないということです。詳しい経緯は犬の拾い食いをやめさせる方法に書いています。
その目で今回の10点を見ると、留守番に置けるかどうかは3つで分かれます。
- 割れて破片が出るか。difangのレビューには、真ん中の結合部が外れた、開封時にプラスチックが破損していた、という報告があります。噛んで壊す子には渡せません
- 外れる部品が付いていないか。ER-HCPETの滑り止めゴムは、手で簡単に外れて誤飲が2件。留守番前に外しておくのが安全です
- 裂けて繊維が出ないか。17柄のマットは耐久性の指摘が9件で、フェルトが裂けた、毛玉を誤飲した、という★1があります
うちが留守番に置いているのは学びのたまご1つだけで、ほかは僕が家にいるときにしか出しません。サークルにカメラを1台付けているので様子は見られますが、見られることと止められることは別です。留守番中の様子を確認する話は犬の見守りカメラにまとめています。
留守番そのものの練習は犬の分離不安と留守番のトレーニングに、何時間まで置けるかの目安は犬の留守番は何時間までに書きました。知育玩具は留守番の練習の代わりにはなりません。 出かけた直後の落ち着かない時間を短くする道具です。
壊れ方のほうから選ぶ話は、犬のおもちゃを丈夫さより壊れ方で選んだ12点にまとめました。留守番に置ける条件も、同じ見方で並べています。
遊ばない子には、隠す深さを3段階に分けて渡します

買ったのに手をつけない、というのは珍しくありません。うちのコングもそうでした。ただ、渡し方で変わることもあります。COREMO+のレビューにヒントがありました。
まだ知恵が働かないようで隠し場所によっては全く見つけられないので、チラッと隠したおやつを見せるなどのヒントを与えながらコツを覚えさせる必要があるのかなと。(★3)
いきなり全部隠すと、見つけられずに諦めます。うまくいっている家に共通していたのは、段階を踏んでいることでした。
- 隠さずに置く。マットのひだの上、ボウルのフタを開けたくぼみに、おやつをそのまま乗せます。「この道具の上には食べ物がある」とだけ覚えてもらう段階です
- 半分だけ隠す。おやつの一部が見えている状態にします。ここで鼻や前足を使い始めます
- 完全に隠す。全部のくぼみを埋めます。ここまで来て初めて、時間を稼ぐ道具になります
段階を上げるのは、今の段階を数回で解けるようになってからです。それでも興味を持たないなら、その子はおもちゃより人と遊ぶほうが好きなのかもしれません。 無理に慣れさせようとすると、道具そのものを嫌いになります。
もうひとつ気をつけたいのが、渡すタイミングです。うちは出かける直前に置いています。犬がいちばんソワソワする時間帯に、別のことに集中させたいからです。逆に、ごはんを食べたばかりのタイミングで置いても、まず動きません。
まずは1,500円台で試して、続いたら3,000円台へ進みます
10点を調べ直して、うちの結論はこうなりました。最初から3,980円のマットを買わない。
うちがコングで失敗したのは、いきなり2,327円の難しい形から入ったからです。パフィが動く物を怖がると分かっていれば、床に置いたまま動かない物を選んでいました。そもそも探す遊びが好きな子なのかは、渡してみないと分かりません。
だから順番はこうです。1,480円のMILASIC ノーズワークフードボウルER-HCPETか、1,580円のPurple7の犬のノーズワークパズルで反応を見る。夢中になるなら、3,480円のCOREMO+のマットへ進む。留守番用がほしいなら、814円の学びのたまごを1つ足す。ここまでで合わせて6,000円かかりません。
そして、心配する順番を間違えないこと。指摘がいちばん多かったのは耐久性の48件で、難易度は18件しかありませんでした。「うちの子に解けるかな」より先に、「これは壊れないかな」を見てください。そのうえで、難易度を上げられるかどうかで寿命が決まります。うちの学びのたまごが2年もっているのは、パフィが賢くなるのに合わせて穴を小さくできたからです。おもちゃが優秀だったというより、あとから難しくできる商品を選んでいたのが偶然よかった、というだけの話でした。






