犬のクールウェアに効果はあるのか。答えは「ある。ただし冷やし方で効く時間がまるで違う」です。水で濡らすベストは、軍用犬の実験で何も着ない犬より体温の上がり方を0.62℃抑えていました。一方で、着た瞬間にひんやりする接触冷感の服は、歩いているあいだ冷やし続けるものではありません。

うちのパフィ(ポメプー・メス・2歳・5.12kg)は、夏は服を着ていません。北陸の家でエアコンをつけっぱなしにして、真夏の散歩は日が落ちてから。それで足りているからです。ただ、昼のお出かけやドッグランの話になると「クールウェアって意味あるの?」がずっと引っかかっていました。そこで、接触冷感・水で濡らす・凍らせる・ファンの4つの冷やし方で9点を比べました。迷ったら、1,399円から買える水で濡らすタイプのYEMAOLVのクールベストから見てください。

犬のクールウェアの効果は、冷やし方の4タイプで別物になる

犬のクールウェアを、接触冷感・水で濡らす・凍らせる・ファンの4つの冷やし方に分け、それぞれの準備と冷たさが続く場面を並べた図

犬のクールウェアは、着た瞬間にひんやりする「接触冷感」、水を含ませて乾くときの熱で冷やす「濡らす」、冷やした素材を当てる「凍らせる」、服の中に風を送る「ファン」の4つに分かれます。同じ「クールウェア」でも、冷える時間と手間がまったく違います。うちではこれを「クールウェアの4つの冷やし方」と呼んで、ここから選ぶ順番を決めています。

冷やし方しくみ準備今回の9点
接触冷感肌に触れた瞬間、生地が熱を奪ういらないスキンタイトスーツ・ひんやりロンパース
濡らす水が乾くときに熱を奪う(気化熱)水に浸して絞るYEMAOLVのクールベスト・iDogのCOOL ME
凍らせる固めた保冷剤やPCM素材が溶けながら冷やす冷凍庫か冷蔵庫で固めるSUOのベストとリング・クールネック・クールバンド
ファン服の中に風を送る電池を入れる空調ペット服 COOL DOG

犬は人のように全身で汗をかけず、主にハアハアと口で熱を逃がします。だから、体の外から熱を奪う道具の出番があるわけですね。ただ、その奪い方が4通りあって、どれを選ぶかで「10分で終わる」のか「1時間持つ」のかが決まります。

体温を下げた裏づけがあるのは濡らすタイプで、差は0.62℃

クールウェアの効果を犬で測った研究は多くありません。いちばん条件がはっきりしているのは、2022年にスペインの研究チームが軍用犬13頭で行った実験です。気温28〜31℃の8月に時速10kmで20分走らせ、何も着ない日・保冷パッドのベストの日・水で濡らすベストの日で体温を比べました(ベニートらの2022年の研究)。

何も着ない保冷パッドのベスト水で濡らすベスト
走り終えたときの体温41.22℃40.82℃40.59℃
15分休んだあと40.59℃40.10℃39.82℃
何も着ない日との差(走り終え)基準0.40℃(統計的な差なし)0.62℃

水で濡らすベストは、走り終えたときに0.62℃、15分休んだあとで0.77℃、体温が低いままでした。保冷パッドのベストも下がってはいますが、統計的にはっきりした差は出ていません。研究チームは、パッドが胸の前側しか覆っていなかったことと、冷やす量が足りなかった可能性を挙げています。

0.62℃と聞くと小さく感じるかもしれません。でも、この実験で何も着ない犬は41℃を超えていました。体温の上がり方を少しでもゆるやかにするのが、クールウェアの役目です。「熱中症を防ぐ服」ではなく、暑い中で動く時間の体の負担を少し減らす服と考えるのがちょうどいいと思っています。

日本の8月は実験より湿度が20ポイント高く、濡らす服は乾きにくい

ここで1つ引っかかったのが湿度です。軍用犬の実験は、乾燥した気候のスペイン・バレンシアで、湿度46〜53%の日に行われています。気象庁の平年値では、8月の平均湿度は東京で74%、パフィが住む福井で73%。日本の夏は、実験より湿度が20ポイント以上高いんです。

濡らすタイプは、水が蒸発するときに熱を奪います。空気が湿っているほど水は蒸発しにくくなるので、同じベストでも日本の夏では実験ほど冷えないと考えたほうが安全です。北陸のジメッとした夏の夕方を思い浮かべると、正直そこは期待しすぎないほうがいいなと思いました。

そのかわり、乾きにくいことは「冷たさが長く続く」ことでもあります。YEMAOLVのクールベストのレビューには、絞り方で持ちが変わるという声がいくつもありました。

小型犬なので散歩中抱っこすることがあり、そうすると飼い主の服が濡れてしまい、翌日は濡れないように固く絞ったら、乾くのが早くて帰る頃には冷却が効かなくなりました。

固く絞れば早く乾き、ゆるく絞れば長く持つかわりに水が垂れます。濡らすタイプを使うなら、「ちょっと犬が濡れるくらい」で絞るのが、日本の湿度では現実的な落としどころです。

接触冷感の服が冷たいのは、着た瞬間から体温になじむまで

接触冷感の生地は、触れた瞬間に肌の熱をすばやく奪うことで冷たく感じさせます。その速さを表すのがQ-max値という数字で、下町ペット用品店のクールバンドは、接触冷感の裏地を0.204W/cm²と出しています。

ただ、Q-max値が測っているのは「触れた最初の一瞬」の熱の移り方です。生地が体温と同じくらいまで温まれば、それ以上は熱を奪いません。接触冷感の服は、着せた直後と、体を動かして生地がずれたときに冷たい。歩いているあいだずっと冷やし続けるものではないんですね。

それでも接触冷感の服を選ぶ理由はあります。薄手のメッシュで風が抜け、真夏の夜の散歩くらいならそれで足りることが多いからです。PetGroundのひんやりロンパースには、13歳のロングコートチワワの飼い主さんのこんなレビューがありました。

30℃越えの夜で…あれ?帰宅してもハアハアは短時間でおさまってる!昨年と所要時間、環境は変わってません。

日差しのない時間帯に、もう一押し欲しいときの服。接触冷感はそういう位置づけだと思います。マンダリンブラザーズのスキンタイトスーツのように、防虫加工を兼ねたものなら、草むらを歩く朝夕の散歩で虫よけと一緒に使えます。

凍らせるタイプの冷たさは、レビューで10分から1.5時間まで割れる

凍らせるタイプ4点について、レビューに書かれた冷たさの持ち時間を0〜90分の時間軸に点で打った図。SUOのリングは10分、SUOのベストは15分と1時間、クールバンドは10分・40分・1.5時間、クールネックは1時間と1.5時間

保冷剤やPCM素材を当てるタイプは、「どれくらい冷たさが続くか」がいちばん気になるところです。4点のレビューから、散歩の時間と冷たさの持ちを書いているものを拾い出しました。

SUOのリングは「10分くらいで単なる首輪と化してました」、SUOのベストは小さいサイズを夕方に使って15分、冷却材を増やしたタイプなら1時間でも溶けきらなかった、という声です。保冷剤を入れるクールネックとクールバンドは、23kgのラブラドールや柴犬・サモエドとの1.5時間の散歩でも冷たさや氷が残っていました。

差を分けているのは、冷やす素材の量と、外の気温です。SUOのPCM素材は28℃や25℃で固まるぶん、それより暑い空気の中ではずっと溶け続けます。結露しない、冷えすぎないという長所の裏返しですね。保冷剤をたくさん入れられるクールネックは長く持ちますが、全部のポケットを埋めると重くなります。

だから凍らせるタイプは、30分以内の散歩なら小さく軽いもの、それ以上なら量を入れられるものか予備を持って出る、と考えると選びやすくなります。

9点の弱点は冷やし方ごとに出る場所が決まっている

楽天のレビュー分析には、論点ごとに好意的な声と指摘の件数が出ます。9点の指摘をいちばん多く集めた論点を並べると、冷やし方ごとに弱点の出る場所がほぼ決まっていました。

冷やし方商品指摘が集まった論点好意/指摘
接触冷感ひんやりロンパースサイズ(後ろ脚が脱げる)59/5
接触冷感スキンタイトスーツサイズ(胴長だとお尻がきつい)43/7
濡らすYEMAOLV クールベスト保水性(絞り加減)10/7
濡らすiDog COOL ME&COOL+サイズ(着丈が長め)37/5
凍らせるSUO 256 ICE クールベスト冷却効果(持ちが短い)52/10
凍らせるSUO RING for dogsサイズ45/14
凍らせるFRENCH FRENCH クールネック重さ0/8
凍らせる下町ペット用品店 クールバンド保冷剤(小さくすぐ溶ける)29/18
ファン空調ペット服 COOL DOG耐久性(電池ボックスの接触)0/16

服の形をしたものはサイズで、冷やす素材を持ち歩くものは「量と重さ」で、電気を使うものは電池まわりでつまずいています。どれを選んでも弱点はゼロにならないので、自分が許せる弱点を選ぶ、というのが9点を並べてみた正直な感想です。

うちのパフィは夏服なし、日没後の散歩とエアコンで足りている

黒いソファの上で丸くなって眠る、毛の長いクリーム色の子犬

ここまで比べておいて何ですが、うちのパフィは夏に服を着ていません。冬は散歩用のもこもこの防寒着と、留守番用の薄手のセーターを着せていて、服そのものは平気です。それでも夏に着せていないのは、着せる場面がほとんどないからなんですよね。

家ではエアコンを年中つけっぱなしにしていて、室温は22〜26℃くらい。真夏の散歩は、日が完全に落ちて路面が冷めてから出ています。体はトリミングで8mmくらいに短くしてもらっているので、毛でこもる熱もそこまでではありません。この暮らし方だと、クールウェアの出番がないんです。夏の暮らし全体の話は「小型犬の暑さ対策は室内が9割」に書いています。

昼寝や夜に敷くものは、家で寝るときの犬のクールマットの記事で、布・ジェル・石・アルミの9点を比べています。

逆に言うと、日が出ている時間に外で動く日があるなら、クールウェアの出番があります。旅行先のドッグランや、昼のうちに移動しないといけない日。レビューを読んでいても、使っている人の多くはシニア犬や暑さに弱い犬種、毛量の多い犬と暮らしていて、「去年まで散歩の途中でバテていた」という人でした。

うちが買うとしたら、服は平気なので水で濡らすベストを選びます。ただ、パフィを抱っこする機会は多いので、僕の服が濡れるのは覚悟しないといけなさそうです。

夏は服なしのパフィですが、冬は室温22℃でも留守番と夜にセーターを着せています。頭からかぶる型と背中を開けて着せる型の9着を比べた冬は留守番と夜に着せている犬の冬服の記事も書きました。

犬のクールウェアおすすめは、歩く時間と服の好き嫌いで9点から選ぶ

ここからは、歩く時間帯と長さ、服を着るのが平気かどうかで、9点を4つに分けて紹介します。価格は動くので、買う前にお店の画面で確かめてください。

商品名冷やし方価格サイズ気をつけたい点評価(件数)ショップ
YEMAOLV クールベスト 水で濡らすタイプ濡らす1,399円〜XS〜2XL絞り加減で持ちが変わる4.34(370件)
水に浸して絞るだけ。1,399円から楽天市場で見る
iDog COOL ME&COOL+ タンク2枚セット濡らす+接触冷感2,420円(2枚)XS〜XXL・ダックス用着丈が長め4.68(134件)
濡らす冷感と接触冷感を1枚ずつ。2枚で2,420円楽天市場で見る
PetGround ひんやりロンパース接触冷感1,140円〜XS〜6XL後ろ脚が脱げることがある4.62(224件)
1,140円から。XS〜6XLの10サイズ楽天市場で見る
MANDARINE BROTHERS スキンタイトスーツ接触冷感+防虫4,620円M・MD・L毛の長い犬は毛玉4.75(483件)
防虫加工は洗濯70回まで。草むらの散歩用楽天市場で見る
SUO RING for dogs ボタン付凍らせる(28℃で固まる)2,640円〜XSB〜LLB真夏の日中は持ちが短い4.5(659件)
28℃以下で自然に固まる。XSBは約23g楽天市場で見る
SUO 256 ICE クールベスト凍らせる(25℃で固まる)3,960円〜S〜L小さいサイズは15分で溶けた声4.38(137件)
25℃以下で自然に固まる。結露しない日本製楽天市場で見る
FRENCH FRENCH クールネック KM882G凍らせる(保冷剤)1,000円〜首回り25〜65cm保冷剤を全部入れると重い4.6(2,450件)
保冷剤ポケット4〜6か所。1,000円から楽天市場で見る
下町ペット用品店 クールバンド凍らせる(保冷剤5個付き)1,320円〜XS〜XL付属の保冷剤は小さい4.5(979件)
保冷剤5個付き。超小型犬用のXSあり楽天市場で見る
空調ペット服 COOL DOGファン9,900円〜S〜9L電池ボックスの接触不良の声4.02(164件)
溶けない冷房。ファンは約80g楽天市場で見る

日中に30分以上歩くなら、水で濡らすタイプ

YEMAOLV クールベスト(水で濡らすタイプ)

YEMAOLV クールベスト 水で濡らすタイプ

水に数秒浸して絞り、背中のファスナーで着せるノースリーブのベストです。軍用犬の実験で体温の上がり方を抑えたのと同じ、濡らして冷やす方式。XS 1,399円からで、保冷剤を入れるポケット付きも選べます。楽天のレビュー分析では、涼感効果に触れたレビューが40件あって否定的なものは1件でした。

弱点は先に書いた絞り加減です。生地が厚めなので、ゆるく絞ると歩いているうちに水が垂れ、固く絞ると帰るころには乾いています。「濡らさないと逆に暑いかもしれない」というレビューもあって、乾いたまま着せっぱなしにする服ではありません。サイズ6種の価格はYEMAOLV クールベストの商品ページにまとめています。

日中に車から降りて公園を歩く日や、ドッグランで30分以上走らせる日に、途中でベンチから動かなくなる子なら、まずこれです。冷凍庫も電池もいらないので、出先の水道でもう一度濡らせば、帰り道まで冷たさを戻せます。「暑いから今日は短めで」と切り上げていたお出かけを、もう少し長く楽しめるようになります。

iDog COOL ME+MOSCAPE&COOL+MOSCAPE タンク2枚セット

iDog COOL ME+MOSCAPE&COOL+MOSCAPE タンク 2枚セット

濡らして冷やすCOOL MEと、着た瞬間ひんやりする接触冷感のCOOL+が1枚ずつ入ったセットです。どちらも防蚊加工付きで、2枚とおもちゃで2,420円、1枚あたり約1,210円。サイズはXS〜XXLに、ダックス用のDS・DM・DLがあります。

レビューでは、手で触ったときの冷たさは接触冷感のCOOL+のほうが強く感じる、という声がありました。ただ、それは触れた瞬間の話です。歩いているあいだ冷えるのは濡らしたCOOL MEのほう。着丈はやや長めで、「脇・おなか・着丈が大きい」という指摘もあります。

濡らすタイプと接触冷感のどちらがうちの子に合うか分からない、という人にちょうどいいセットです。同じ犬に交互に着せて、散歩から帰ったあとのハアハアの長さを比べれば、どちらが合うか自分の目で確かめられます。1着目で外して「クールウェアは合わなかった」で終わらせずに済みます。

iDog COOL ME+MOSCAPE&COOL+MOSCAPE タンク 2枚セット
iDog COOL ME+MOSCAPE&COOL+MOSCAPE タンク 2枚セット
★★★★★ 4.68 (134件)
濡らして冷やす「COOL ME」と、着た瞬間ひんやりする接触冷感の「COOL+」を1枚ずつ。どちらも防蚊加工付きで、2枚とおもちゃで2,420円です。冷やし方の違う2枚を同じ犬で比べられるので、うちの子にどちらが合うか分からない人の1着目に向いています。楽天レビュー134件で★4.68、ダックス用のDS/DM/DLサイズもあります。
価格
2,420円(税込)
単価
2枚とおもちゃで2,420円(1枚あたり1,210円)
メーカー
iDog(IDOG&ICAT)
タイプ
ウェア・ファッション

朝夕の散歩に一押し欲しいなら、接触冷感の薄手

PetGround ひんやりロンパース(接触冷感メッシュ)

PetGround ひんやりロンパース 接触冷感メッシュ

接触冷感とメッシュの薄手のロンパースで、XSなら1,140円。9点の中でいちばん安く、XSから6XLまで10サイズあります。ショップの説明では、水で濡らして着せる使い方もできます。

弱点は後ろ脚です。サイズの指摘は好意59件に対して5件と少ないものの、その中身はほぼ「後ろ脚が脱げる」でした。伸びる生地なので、迷ったら小さいほうを選んでうまくいった人が多いです。

日が落ちてから散歩に出ているのに、帰ってからしばらくハアハアが止まらない。シニアになってそうなってきた子なら、この1着から試してください。真夏の夜に着せて、帰ってからの息の落ち着き方が変わるかを見るだけなら、1,140円で確かめられます。夜の散歩を「短くするしかない」と思っていた夏に、もう1つ手を打てます。

PetGround ひんやりロンパース 接触冷感メッシュ
PetGround ひんやりロンパース 接触冷感メッシュ
★★★★★ 4.62 (224件)
接触冷感とメッシュの薄手ロンパースで、1,140円からとクールウェアの中でいちばん試しやすい値段です。XSから6XLまで10サイズあり、小型犬から大型犬まで同じ服を選べます。楽天レビュー224件で★4.62。13歳のチワワで「30℃超えの夜の散歩のあと、ハアハアが短くなった」という声がある一方、後ろ脚が脱げるという指摘もありました。
価格
1,140円(税込)
単価
1,140円〜1,980円(サイズ・色で変動)
メーカー
PetGround
タイプ
ウェア・ファッション

マンダリンブラザーズのスキンタイトスーツ(インセクトシールド)

MANDARINE BROTHERS インセクトシールド スキンタイトスーツ

脚の付け根まで覆う全身タイプの接触冷感ウェアで、ペルメトリンという防虫成分を繊維に定着させたインセクトシールド加工がかかっています。ショップの説明では、加工は洗濯70回まで持ち、洗うときは手洗いと陰干し。ドライクリーニングは加工が落ちるので避けます。4,620円で、楽天レビュー483件・★4.75は9点の中でいちばん高い評価でした。

弱点は、ぴったりした作りのぶんサイズ選びが難しいことと、毛の長い犬だと覆われた部分が毛玉になることです。水に入ると伸びて脱げる、という声もありました。

河川敷や公園の芝生を歩く朝夕の散歩で、帰ってから毛の奥の草の実や虫を探すのが日課になっているなら、この1着です。「草地でゴロスリをしても体は汚れない」というレビューがあって、暑さと虫と汚れを1枚で減らせます。散歩のあとの「毛の中チェック」にかかっていた時間が、ぐっと短くなります。

MANDARINE BROTHERS インセクトシールド スキンタイトスーツ
MANDARINE BROTHERS インセクトシールド スキンタイトスーツ
★★★★★ 4.75 (483件)
草むらに入る散歩で、蚊とダニと暑さをまとめて減らしたい人向けの1着です。接触冷感の生地に、米国環境保護庁の登録を受けた防虫加工インセクトシールドを組み合わせた全身タイプで、加工は洗濯70回まで持つとメーカーは書いています。4,620円・M/MD/Lの3サイズ。楽天レビュー483件で★4.75、弱点は「サイズ選び」と「覆った部分の毛玉」でした。
価格
4,620円(税込)
単価
全サイズ4,620円
メーカー
MANDARINE BROTHERS
タイプ
ウェア・ファッション

服を嫌がる子には、首や胸に当てる凍らせるタイプ

SUO RING for dogs ボタン付(28°ICE)

SUO RING for dogs ボタン付 28°ICE

人間用のクールリングで知られるSUOの犬用で、28℃以下の部屋に置いておけば自然に固まります。冷凍庫がいらず、結露しないので首の毛が濡れません。いちばん小さいXSBは約23g、価格は2,640円から。ボタンで留めるので、走っても外れにくい作りです。

弱点は持ちの短さです。28℃で固まる素材は、28℃より暑い空気の中ではずっと溶け続けます。「10分くらいで単なる首輪と化してました」というレビューもありました。真夏の日中ではなく、夕方や早朝の短い散歩に向いています。

服を着せようとすると逃げ回るけれど、首輪は平気。そんな子なら、クールウェアよりこちらが先です。溶けても冷蔵庫に入れればすぐ固まるので、2本を交互に使えば朝晩の散歩に毎回冷えた状態で出られます。服を着せる格闘をしなくても、首元だけは涼しくしてあげられます。

SUO RING for dogs ボタン付 28°ICE
SUO RING for dogs ボタン付 28°ICE
★★★★★ 4.5 (659件)
首に巻くだけの犬用クールリングで、28℃以下の部屋に置いておけば自然に固まります。冷凍庫いらず、結露なし、日本製。ボタンで留めるので散歩中に落としにくく、XSBは約23gと軽いです。2,640円〜4,070円、6サイズ。楽天レビュー659件で★4.5。冷たさは真夏の日中だと10分ほどで切れるという声もあり、夕方の短い散歩向きです。
価格
2,640円(税込)
単価
2,640円〜4,070円(サイズで変動)
メーカー
SUO
タイプ
お出かけ・散歩グッズ

SUO 256 ICE for dogs クールベスト

SUO 256 ICE for dogs クールベスト

25℃以下で固まるPCM素材を、胸からお腹に回して留めるベルト型のベストです。服ではないので、服を嫌がる子でも付けやすいという声がありました。日本製で、3,960円から。冷却材を増やした「プラス」はMで約200g、Lで約430gになります。

冷たさの持ちはレビューで割れていて、Sサイズで夕方に使った人は15分で溶けきったと書き、冷却材の多いタイプを使った人は1時間でも溶けきらなかったと書いています。重さに触れたレビューは好意13件・指摘6件。小さい犬には通常タイプのほうが負担になりません。

12歳・14kgの黒柴で、45分の散歩のあと「よだれをほとんど垂らさなくなり、パンティングも控えめになりました」という飼い主さんがいました。シニアになって、散歩の途中で立ち止まることが増えてきた中型犬なら、プラスのタイプを選んでください。散歩の途中で座り込む回数が減れば、帰り道を抱っこで戻らずに済みます。

SUO 256 ICE for dogs クールベスト
SUO 256 ICE for dogs クールベスト
★★★★★ 4.38 (137件)
25℃以下で自然に固まるPCM素材を胸とお腹に当てる、日本製のクールベストです。冷凍庫がなくても冷蔵庫やエアコンの部屋で固まり、結露で毛が濡れません。3,960円〜6,160円、重さはMで約150g。楽天レビュー137件で★4.38。冷たさの持ちは「1時間」と「15分」で割れていて、真夏の夕方は短い散歩向きです。
価格
3,960円(税込)
単価
3,960円〜6,160円(サイズ・タイプで変動)
メーカー
SUO
タイプ
お出かけ・散歩グッズ

FRENCH FRENCH クールネック KM882G

FRENCH FRENCH クールネック KM882G

幅のある布に保冷剤のポケットを4〜6か所並べた、首に巻くタイプです。外布の綿・アルミシート・メッシュ地・防水の内布の多層構造で、溶けた水が首に染みにくい作りになっています。首回り25〜65cmの4サイズで1,000円から。楽天レビューは2,450件と、9点の中でいちばん多く売れていました。保冷剤は付いていないので、家にあるケーキの保冷剤を入れて使う人が多いです。

弱点は重さで、重さに触れたレビューは8件すべてが指摘でした。「結構重いので2つにしてます」というように、全部のポケットを埋めずに使っている人が目立ちます。

大型犬に合うネッククーラーを探していて、細いものはすぐぬるくなって困っていたなら、これです。23kgのラブラドールで1.5時間後も冷たさが残っていたというレビューがあります。小型犬なら保冷剤2〜3個から始めて、嫌がらなければ増やしてください。散歩の後半、いちばん暑い帰り道まで首元を冷たいままにしておけます。

下町ペット用品店のクールバンド(保冷剤5個付き)

下町ペット用品店 クールバンド 保冷剤5個セット

首に巻くバンドに小さな保冷剤を並べて入れるタイプで、保冷剤5個付き(XSは6個)で1,320円。保冷剤について、ショップは「犬・ねこが食べても大丈夫な保冷剤」と書いています。接触冷感の裏地付きは1,760円で、保冷剤が溶けたあとも首まわりがひんやりします。

指摘がいちばん多かったのは保冷剤そのもので、好意29件・指摘18件。「付属の保冷剤は小さくて薄くてすぐ溶けてしまう」という声が目立ちました。調整用のひもが切れたという指摘もあります。

保冷剤を首に巻いたとき、かじって中身を出さないかが心配な子犬や超小型犬なら、これを選ぶ理由があります。XSは小さな首に合わせてバンドの幅を狭くしてあり、超小型犬用がなかなか見つからなかった人がここにたどり着いていました。30分を超える散歩なら予備の保冷剤を持って出て、途中で入れ替えてください。かじる心配をしながら首元を冷やす、という落ち着かない散歩を終わりにできます。

下町ペット用品店 クールバンド 保冷剤5個セット
下町ペット用品店 クールバンド 保冷剤5個セット
★★★★★ 4.5 (979件)
首に巻くバンドに、小さな保冷剤を5個並べて入れるタイプです。保冷剤は犬や猫がかじっても大丈夫な中身とショップが書いていて、超小型犬用のXSもあります。1,320円、接触冷感の裏地付きは1,760円。楽天レビュー979件で★4.5。付属の保冷剤は小さく、10〜40分の散歩なら持つが長い散歩では足りないという声が18件ありました。
価格
1,320円(税込)
単価
従来タイプ1,320円・接触冷感タイプ1,760円
メーカー
下町ペット用品店
タイプ
お出かけ・散歩グッズ

溶けるのを気にせず1時間歩きたいなら、ファン付き

ONEKOSAMA OINUSAMA 空調ペット服 COOL DOG

ONEKOSAMA OINUSAMA 空調ペット服 COOL DOG

人間の空調服と同じように、服の中に小さなファンで風を送るウェアです。ファンは約80gで、日本製の静音モーター。乾電池式なので、替えの電池をポケットに入れておけば出先で入れ替えられます。S〜9Lまであって、ドーベルマンに8XLを着せている人もいました。価格は9,900円から、3L以上でファンを2個にすると14,850円です。

弱点ははっきりしていて、耐久性に触れたレビューは16件すべてが指摘でした。中身は電池ボックスの接触不良と、電池ケースのポケットのゆるさです。最初に音で驚く犬も多く、室内でファンを回したらアタフタした子が、翌日外に出たら普通に歩いていた、というレビューもありました。

保冷剤タイプを使っていて、散歩の途中で溶けてしまうのが毎回心もとなかった人なら、これが答えになります。溶けるものがないので、1時間の散歩でも冷え方が変わりません。届いたら散歩に出る前に室内でファンを動かしてみて、不具合があればすぐショップに連絡してください。帰り道に保冷剤がぬるくなっていく焦りから、解放されます。

ONEKOSAMA OINUSAMA 空調ペット服 COOL DOG
ONEKOSAMA OINUSAMA 空調ペット服 COOL DOG
★★★★★ 4.02 (164件)
人間の空調服と同じく、服の中に小さなファンで風を送る犬用ウェアです。保冷剤のように溶けず、電池が続くかぎり冷え方が変わりません。ファンは約80g、日本製の静音モーター、S〜9Lまで。9,900円(3L以上でファン2個は14,850円)。楽天レビュー164件で★4.02。電池ボックスの接触不良や、最初は音に驚く犬が多いことも書いています。
価格
9,900円(税込)
単価
9,900円(3L〜9Lでファン2個は14,850円)
メーカー
ONEKOSAMA OINUSAMA
タイプ
ウェア・ファッション

クールウェアを着せても、散歩の時間帯と水はそのまま守る

赤いメッシュのハーネスを着けて、散歩中に電柱の根元のにおいを嗅ぐパフィ

クールウェアは、暑い中で動く時間の体の負担を少し減らす道具です。着せたからといって、日中のアスファルトを長く歩いていいことにはなりません。

うちが夏に守っていることは3つだけです。

  1. 真夏の散歩は、日が完全に落ちて路面が冷めてから出る
  2. 出る前に手の甲を路面に当てて、熱いと感じたら時間をずらす
  3. 散歩のあとは水を飲ませる。パフィは1日300mlくらいで、少ない日はぬるま湯やちゅーるを薄めたもので足している

クールウェアは、この3つを守ったうえでの「もう一押し」です。ハアハアが落ち着かない、ぐったりして呼んでも反応が鈍い、といった様子があれば、服を脱がせて体を冷やしながら動物病院に連絡してください。散歩の長さや時間帯の考え方は「犬の散歩は1日何分が目安か」に書いています。

迷ったら濡らすYEMAOLV、服が苦手な子にはSUOのクールリング

服を着せると固まる子なら、SUO RING for dogsのボタン付きから始めてください。首輪と同じ感覚で付けられて、28℃以下の部屋に置いておけば勝手に固まります。

服を着るのが平気な子で、日中に30分以上外で動く日があるなら、YEMAOLVのクールベストです。軍用犬の実験で体温の上がり方を抑えたのと同じ濡らす方式で、XS 1,399円から買えます。絞りすぎないことだけ気をつければ、冷凍庫も電池もいりません。「この暑さだと今日は短めで」と切り上げていた昼のお出かけを、出先の水道で濡らし直しながら最後まで歩ける日に変えられます。