犬の歯磨き粉のおすすめを探しているなら、先にうちの失敗を聞いてください。パフィ(ポメプー・メス・2歳・5.12kg)に犬用のペーストを試したとき、嫌がるどころか大喜びでした。ペーストをペロペロ舐めるばかりで、気づけば歯磨きの時間が終わっている。結局そのペーストはやめてしまい、今では商品名も覚えていません。今は歯磨き粉なしで、歯ブラシと指サックとシートで2年間、口の中を指摘されずに来ました。そこで、ペーストとジェル12点のレビューを100件ずつ読み直したところ、パフィのような子は少数派で、多くの家では味が口を開けてもらう入口になっていることがわかりました。
犬の歯磨き粉は、歯ブラシで汚れを落とすのを手伝う補助です

犬の歯磨き粉は、歯ブラシや指サックで歯の表面の汚れをこすり落とすときに、それを手伝うために使うものです。ペースト・ジェル・液体があり、どれも犬が飲み込む前提で作られていて、すすがずに使えます。汚れを落とすのは、あくまでブラシの毛先です。
これは、効果を審査している団体の一覧を見るとよくわかります。米国獣医口腔衛生協議会(VOHC)は、歯垢や歯石を減らす効果を試験データで審査して、合格した製品を載せている団体です。犬用の認定製品一覧を数えると、75製品のうち歯磨き粉は2製品だけ。この記事で紹介する12点は、1つも載っていませんでした。
同じ一覧で、歯垢と歯石の両方について認められているのが「やわらかい毛の平らな歯ブラシ」です。歯磨き粉を替えるより、毎日ブラシが歯に当たっているかのほうが効く、と一覧から読めます。道具ごとの違いは犬の歯磨きグッズを4種類12点で比べた記事に詳しく書いています。
パフィは歯磨き粉を喜んで舐めて、磨く時間がなくなりました

パフィに使った歯磨き粉は犬用のペーストで、正直、商品名はもう思い出せません。覚えているのは、歯ブラシにのせたとたん、パフィの舌が飛んできたことです。
磨こうとして口元にブラシを近づけると、パフィはペーストを舐めることに夢中になります。こちらは奥歯に当てたいのに、ブラシは舌の上を行ったり来たり。喜んでくれるのはうれしいんですが、これは歯磨きではなく、おやつの時間でした。
それで歯磨き粉はやめました。今は歯磨き粉なしで、毎晩寝る前に歯ブラシ→指サックブラシ→歯みがきシートの順で、1回3分くらいです。ごほうびのガムは、最後に1本だけ。この順番になってから、2年間、動物病院でもトリミングサロンでも口の中を指摘されたことはありません。
味つきの歯磨き粉は、嫌がる子には入口になり、喜ぶ子には舐め取りになります

歯磨き粉の味は、歯ブラシを嫌がる子には口を開けてもらう入口になり、パフィのように味が好きすぎる子には舐め取りの原因になります。12点のレビューを100件ずつ、合計1,200件読むと、多数派は前者でした。
数え方を書いておくと、「喜んで」「大好き」「美味しい」「ペロペロ」などの言葉で味を喜んでいるレビューが276件です。これは言葉で拾った数なので目安ですが、嫌がる・逃げると書いた21件と、舐め取ってしまって磨けないと書いた6件は、1件ずつ読んで数えました。
いちばん味を喜ばれていたのはビルバックのC.E.T.(チキン味)で、100件中44件。ところが同じ12点の中に、パフィと同じことを書いている人もいました。
このジェルが大好きなようでジェルを出すと舌をペロペロし始め、ジェルだけ舐め取ろうとするほどお気に入りのようです(笑)
オーラティーンのレビューです。メーカーが「ほんのり甘い」と書いている程度のジェルでも、こうなる子はいます。同じオーラティーンには、逆の経験を書いた人もいました。
イチゴ味などの甘目タイプですとペロペロするだけで終わりがちだったのですが、こちらは 上手く磨けます。
甘い歯磨き粉で舐めるだけになっていた子が、甘さの控えめなものに替えて磨けるようになった、という話です。うちの失敗の裏返しでした。別の商品のレビューには、はっきり困りごととして書かれていました。
他商品のジェルタイプにしたら、歯ブラシに乗っかったジェル部分だけを舐め逃げするクセがついてしまった
6件は少数ですが、当てはまる家にとってはそれがすべてです。うちもこの6件側でした。歯ブラシを見せると寄ってくる子なら、味の強い歯磨き粉はかえって遠回りになるかもしれません。
歯磨き粉は「歯ブラシにのせる」か「塗るだけ」かで先に分けます

歯磨き粉は、歯ブラシや指サックにのせて磨くものと、歯ぐきに塗ったり舐めさせたりするだけで使えるものの2つに分かれます。いまの愛犬が歯ブラシを口に入れさせてくれるかで、どちらを選ぶかが決まります。
歯ブラシが入る子なら、のせて磨くタイプです。硬めで垂れにくいものほど、毛先にとどまって歯まで届きます。パフィのように味に飛びつく子は、同じのせるタイプでも、無味無臭や香りをおさえたものを選ぶと舐め取りに行く理由が減ります。
歯ブラシがまだ入らない子には、塗るだけのジェルが入口になります。ただし、塗るだけで済ませたままにしないことが前提です。慣らし方は犬が歯磨きを嫌がるときの慣らし方に書いた順番で進めて、少しずつ指サックや歯ブラシに近づけていきます。
成分はキシリトール不使用と、卵やチキンなどのアレルゲンを先に見ます
犬の歯磨き粉の成分は、人間用に入っていることがあるキシリトールが入っていないかと、卵・チキン・大豆などアレルギーの出やすい原料が入っていないかを先に見ます。犬は口をすすげないので、歯磨き粉は毎回そのまま飲み込まれます。
人間用の歯磨き粉を使わないのは、このためです。キシリトールは犬が口にすると血糖値が急に下がることがあり、人間用には泡を立てる成分や研磨剤も入っています。今回の12点は、原材料を1つずつ見て、キシリトールを使っているものは1つもありませんでした。
気をつけたいのは、アレルゲンのほうです。
| 気をつけたい原料 | 入っている商品 |
|---|---|
| 卵 | オーラバイオペースト(卵殻・卵白)、UniOne オーラル歯周ケア(卵黄)、ドクターデンタルワン、Dr.wandel(卵黄) |
| チキン | C.E.T.酵素入り歯みがきペースト(チキンフレーバー)、PETKISS ベッツドクタースペック(ローストチキン味を選んだとき) |
| 大豆 | Dr.YUJIRO デンタルジェル夜用、ドクターデンタルワン |
| 貝 | スカローデンタルジェル(ホタテ貝殻焼成カルシウム) |
| アルコール | デンタアプローチ・ペティ(コウヤマキエキス) |
卵を使った商品が12点中4点あるのは意外でした。ラクトフェリンやリゾチームといった酵素が卵や乳から取られることがあるためで、アレルギーのある子は商品ページの原材料欄を必ず確かめてください。歯磨き粉によく使われる研磨剤の成分を書いているのは、C.E.T.(リン酸水素カルシウム・含水二酸化ケイ素)とスカロー(シリカ)の2点だけでした。
犬の歯磨き粉おすすめ12選
ここからは、12点をいまの愛犬の様子ごとに3つに分けて紹介します。価格は動くので、買う前に各ページで確かめてください。
歯ブラシで磨ける子は、のせても垂れにくいペーストから選びます
歯ブラシが口に入る子向けの4点です。酵素の入り方と味で分かれます。
OraBio オーラバイオペースト

唾液に含まれるのと同じ4種類の酵素と、卵の殻からとったアパタイトを配合したペーストです。50gで1,188円、1回0.8gで約2か月もつので、1日あたり約19円。楽天のレビューは600件を超えて★4.54と、今回の12点でいちばん評価が高い商品でした。
ビーフの香りが付いていて、100件中35件が味を喜んでいます。そのぶん「歯ブラシにつけたら舐めてしまいますが」という声も2件ありました。もうひとつの弱点は、ペーストという名前のわりに緩くて垂れやすいことです。卵が原料に入っているので、卵にアレルギーのある子には向きません。星ごとの件数と液だれの指摘の中身はオーラバイオペーストの商品ページにまとめています。
はじめての歯磨き粉で、高いものを買って舐めてくれなかったらと迷っているなら、1日約19円のこれで愛犬の反応を確かめられます。
ビルバックのC.E.T.酵素入り歯みがきペースト

動物病院でもよく見かける、ビルバックのペーストです。2種類の酵素に加えて、歯磨き粉によく使われる研磨剤の成分(リン酸水素カルシウム・含水二酸化ケイ素)が入っているのが、12点の中でこれだけの特徴です。70gで1,643円、1回約2gなので1日あたり約47円。すすぎはいりません。
チキン味は100件中44件が味を喜んでいて、12点でいちばん多い数字でした。「ガシガシ噛み舐めしてくれるので助かります」という声もあり、歯ブラシを噛ませるように磨ける子とは相性がいいペーストです。チキンにアレルギーのある子は、ほかの味を選ぶか別の商品にしてください。
歯ブラシを見せると顔をそむける子に、まず口を開けてもらいたいなら、味で寄ってこさせるこのペーストを歯ブラシの先に少しのせるところから始められます。
オーラティーンのデンタルジェル

リゾチームやラクトフェリンなど4種類の酵素が入ったジェルで、アメリカで作られたものをPKBジャパンが輸入しています。メーカーの説明は「ほんのり甘い」で、成分表に香料は入っていません。28gで2,520円、1回3cm(0.5g)なので約56回使えて、1日あたり約45円です。メーカーは、できる限り歯ブラシで磨くときに使うよう案内しています。
538件のレビューのうち128件(23.8%)が、動物病院で勧められた、病院で買っていたと書いていました。オーラバイオの2.5%と比べると、病院経由で知った人がとても多い商品です。味を喜ぶ声は100件中24件で、「ジェルだけ舐め取ろうとするほど」という子もいました。酵素の原料が何から取られているかは原材料欄に書かれていないので、アレルギーが心配な子はメーカーに問い合わせてから選ぶと安心です。
甘いペーストだと舐めるだけで終わってしまうけれど、酵素入りのものを歯ブラシにのせて使いたいなら、香料の入っていないこのジェルがちょうど間に入ります。
PETKISS ベッツドクタースペックのデンタルジェル

ライオンペットのジェルで、グリーンアップル・ローストチキン・フレッシュリーフの3つの味から選べます。酵素はデキストラナーゼ、甘みはスクラロースで付けていて、すすぎはいりません。40gで1,320円。1回量は書かれていませんが、メーカーの試験条件の約1gで数えると40回分、1日あたり約33円です。うちが毎晩使っているPETKISSの歯みがきシートと同じシリーズです。
公式の成分表を3つの味で見比べると、16の成分はまったく同じで、違うのは香料の並び順だけでした。味を選べるのがいちばんの強みで、レビューに名前が出た味はアップルが91件といちばん多く、「アレルギーがあるので、アップル一択です」という飼い主さんもいました。反対に「アップルからチキンに変えたら全く歯磨きをしなくなってしまいました」という声もあります。味が合わなかったら、別の味に替えて試し直せます。
食物アレルギーでチキンや牛が使えないけれど、味の付いたジェルで歯磨きを楽しくしたいなら、アップル味を選べるこのジェルが合います。
味に飛びついて舐めてしまう子は、無味か香りをおさえたものにします
パフィのように、歯磨き粉を見ると舌が飛んでくる子向けの3点です。舐め取りに行く理由を減らします。
スカローデンタルジェル(無香料)

ホタテの貝殻を焼いたカルシウムと海塩、ラクトフェリンを使った無香料のジェルで、作っているのは山一化学工業です。40gで3,300円。メーカーの目安は1日2回で約3か月なので、1日2回なら約37円、1日1回なら約18円です。1回の量は、歯の部位ごとに米粒くらいと案内されています。
レビューには、この記事の話そのものが書かれていました。
香料が入ってないので歯磨き中やたらぺろぺろ舐めて磨きづらい、ということもなく
ほかにも「粘土が高いので垂れにくい。歯磨き粉を吐くような仕草は市販の物より少なく感じます」という声があり、314件のうち垂れると書いた人は0件でした。貝の原料が入っているので、貝にアレルギーのある子は避けてください。
味の付いた歯磨き粉で、磨く前に舐め取られてしまう夜を繰り返しているなら、無香料で垂れにくいこのジェルなら、ブラシの毛先にとどまったまま歯に届きます。
マジックゼオのデイリー

原材料が水・ゼオライト(細かい天然の鉱物の粒)・セルロースガムの3つだけのジェルです。メーカーは無味無臭と書いています。40ccで2,780円。歯ブラシやガーゼ、指サックにつけて磨き、すすぎはいりません。
新しい100件で、嫌がる・逃げると書いたレビューは0件でした。12点の中で0件はこの商品だけです。味を喜ぶ声も6件と12点でいちばん少なく、「無味なのか嫌がることもなく、舐めたりもしないので磨きやすいです」という声が代表的でした。
弱点は、2025年5月に紫から白のボトルに変わってからの評価です。変わる前は★4.51、変わった後は★3.94で、★1と★2の13件はすべて「容器が詰まる」「水のようにサラサラになった」という話でした。振ると一時的に液状になり、置くとジェルに戻る性質があると販売店は説明しています。姉妹品のマジックゼオ プロは粉と液を混ぜて使う別の商品なので、毎日の歯磨きに使うならこちらです。
原材料の多い歯磨き粉は、アレルギーが心配で選びきれないなら、中身が3つだけで味もないこのジェルなら、原材料欄を読んで迷う時間がいりません。
オーラルピースのフォーペット

乳酸菌から取った成分に、ウメの実のエキスと、ミント系の精油(セイヨウハッカ油・スペアミント油)を合わせたジェルで、作っているのはトライフです。80gで1,320円。開封後は3か月以内に使い切る目安なので、1日あたり約15円と12点でいちばん安くなります。1センチほどを歯ブラシにのせて磨くほか、口の中に塗る、飲み水やごはんに混ぜる、と使い方が3通り書かれています。
甘い味ではないので、そこで好みが分かれます。「いつもの歯磨きは甘い味なので、それに慣れているせいか我が家の子たちは嫌がっているようです」という声がある一方で、100件中27件は味を喜んでいました。甘い歯磨き粉で舐めることを覚えてしまった子が、味を替えてリセットするのにも使えます。
甘いペーストを舐めることに夢中になってしまった子で、甘くない味に替えて歯磨きのほうに気を向けたいなら、80g入りで量も多いこのジェルから試せます。
歯ブラシがまだ入らない子は、塗るだけのジェルから始めます
歯ブラシを口に入れられない子のための5点です。舐めさせたり歯ぐきに塗ったりするだけで使えます。
UniOne オーラル歯周ケア

コンタクトレンズのメニコングループが動物医療向けに出しているジェルです。卵黄の粉末と乳酸菌、乳由来のラクトフェリンを使っていて、ワンプッシュで出して舐めさせるだけで使えます。60mlで2,860円、1日1回小さじ半分で約24日分なので、1日あたり約119円です。
味を喜ぶ声は100件中33件。「4匹中1匹がこの味が苦手みたいですが」という書き込みもありました。卵と乳が原料に入っているので、どちらかにアレルギーのある子は避けてください。値段の推移と食べさせ方の注意はUniOne オーラル歯周ケアの商品ページに書いています。
どうしても口に何も入れさせてくれない子で、舐めるだけならできるなら、このジェルがいちばん手間のかからない入口になります。
デンタアプローチ・ペティ

コウヤマキ(高野槙)のエキスと茶エキス、ビタミン類を使った歯磨きジェルで、垂らして使えるほど柔らかいのが特徴です。25gで2,200円。歯磨きを嫌がる子には、口のまわりに塗って舐めさせる使い方が案内されています。
神戸のY&S株式会社の商品です。原材料欄に「コウヤマキエキスにはアルコールが含まれます」と書かれているのは、12点でこの商品だけでした。アルコールが気になる子には向きません。同じ会社の人間用「デンタアプローチ」は成分がまったく違い、エタノールとキシリトールが入っています。買うときは商品名に「ペティ」と入っているかを必ず確かめてください。レビューには「ペロペロと舐めて歯ブラシの動きを阻止することなく、おとなしく磨かせてくれる」という声がありました。
歯ブラシを近づけるだけで逃げてしまう子に、まず口のまわりを触られることに慣れてほしいなら、塗って舐めさせるだけのこのジェルで最初の一歩が踏み出せます。
Dr.YUJIRO デンタルジェル(夜用)

犬と猫の歯科を専門にする獣医師が開発したジェルで、ひのきやヒバ、クマザサなど18種類の植物からとった成分が入っています。1〜2プッシュを手に取って口に含ませるだけ。30mlで4,719円、約3か月分なので1日あたり約52円です。
このジェルは、12点の中でいちばん嫌がられていました。547件を全部読むと、味やにおいを嫌がったと書いたのは114件(20.8%)。販売ページ自身が「植物由来の独特な香りと苦みがあり、強く嫌がる子もいらっしゃいます」と先に書いていて、「人間はいい匂い、だけれど、ワンには苦いんですものね」という声もありました。そのかわり、注文ごとに1か月分のサンプルが付き、未開封の本品は届いて3か月以内なら返品できます。裏を返すと、甘くないので、歯磨き粉を舐め取りに行く子には舐める理由を作らないジェルです。
甘い歯磨き粉だと磨く前に全部舐められてしまうけれど、塗るだけのケアは続けたいなら、苦みのあるこのジェルが舐め取り癖と距離を置けます。
サンテミナのドクターデンタルワン

卵黄やヒアルロン酸、スイゼンジノリなどを使ったジェルで、舐めさせるだけで使えます。30gで6,980円、約1か月分なので、1日あたり約233円。12点でいちばん高い商品です。販売ページには、卵・豚肉・ゴマ・大豆・小麦・牛肉・トウモロコシ由来の成分を含むと書かれています。
販売ページには「犬 歯石取り」「犬 歯石」を目的としていない、とわざわざ書かれています。すでに付いた歯石を落とすものではない、ということです。レビューには「歯ブラシをする前に、まずは、ペロペロ舐めてしまうので」という声もありました。
ほかのジェルやペーストを試しても口のにおいが気になって、毎日のケアにもう一段足したいなら、舐めさせるだけで続けられるこのジェルが次の選択肢になります。
Dr.wandel(ドクターワンデル)

獣医師と共同開発したジェルで、卵黄の粉末やシソのエキス、ヒドロキシアパタイトが入っています。舐めさせるだけで使えて、歯石が気になるところにはガーゼで軽くこすりながら塗るよう案内されています。30gで4,980円、約1か月分なので1日あたり約166円です。
原材料を並べると、全16成分のうち15成分がドクターデンタルワンと同じで、違うのはとろみ付けの1成分だけでした。違いは値段で、1日あたり約67円安い計算になります。卵黄とシソはどちらにも入っているので、片方が合わなかった子が乗り換えても、この2つは避けられません。メーカーのよくある質問には、卵やシソにアレルギーのある子は使用を控えるよう、対象は生後9か月以上と書かれていました。レビューには「ハミガキが苦手なコなので舐めさせるだけで良いのは助かります。見せるだけで走ってきます」という声がある一方で、「2日間は舐めてくれたのですがそれ以降はダメでした」という子もいます。
舐めさせるタイプのジェルを毎日続けたいけれど、1日200円を超える出費は重いと感じているなら、中身の近いこのジェルで月の負担を2,000円ほど軽くできます。
12点の1日あたりの値段は、約15円から約233円まで開きます
紹介した12点を1つの表にまとめます。1日1回使ったときの値段です。マジックゼオ デイリーは1回の量が「適量」としか書かれていないので「記載なし」、オーラルピースは開封後3か月で使い切る目安から出しています。価格は動くので、買う前に各ページで確かめてください。
| 商品名 | 形 | 味・香り | 価格 | 1日あたり | 向いている子 | ショップ |
|---|---|---|---|---|---|---|
| オーラバイオペースト | ペースト | ビーフ | 1,188円 | 約19円 | はじめての1本 | |
| C.E.T.酵素入り歯みがきペースト | ペースト | チキンほか | 1,643円 | 約47円 | 味で口を開けてほしい | |
| オーラティーン デンタルジェル | ジェル | ほんのり甘い | 2,520円 | 約45円 | 酵素入りを歯ブラシで | |
| PETKISS ベッツドクタースペック | ジェル | 3つから選べる | 1,320円 | 約33円 | 味を選び直したい | |
| スカローデンタルジェル無香料 | ジェル | 無香料 | 3,300円 | 約18円 | 味に飛びつく | |
| マジックゼオ デイリー | ジェル | 無味無臭 | 2,780円 | 記載なし | 原材料を減らしたい | |
| オーラルピース フォーペット | ジェル | ミント系 | 1,320円 | 約15円 | 甘い味から替えたい | |
| UniOne オーラル歯周ケア | ジェル | 記載なし | 2,860円 | 約119円 | 舐めるだけならできる | |
| デンタアプローチ・ペティ | ジェル | 香料入り | 2,200円 | 約49円 | 口のまわりから慣らす | |
| Dr.YUJIRO デンタルジェル夜用 | ジェル | 植物の苦み | 4,719円 | 約52円 | 塗るだけで舐め取らせない | |
| ドクターデンタルワン | ジェル | 記載なし | 6,980円 | 約233円 | ケアをもう一段足したい | |
| Dr.wandel | ジェル | 記載なし | 4,980円 | 約166円 | 舐めさせるジェルを安く |
いちばん安いオーラルピース(1日約15円)といちばん高いドクターデンタルワン(1日約233円)では、約15倍の差があります。1年にすると、5,500円ほどと8万5,000円ほど。歯ブラシにのせるタイプはおおむね1日50円以下、舐めさせるタイプは100円を超えるものが多い、という分かれ方でした。
舐めて終わらせないコツは、量を減らしてごほうびを最後に回すことです

歯磨き粉を舐めて終わらせないコツは、のせる量を米粒くらいにして、ごほうびは磨き終わってからにすることです。パフィのときにこれを知っていれば、歯磨き粉をやめずに済んだかもしれません。
- 歯磨き粉は米粒くらいの量にして、毛先の上ではなく毛の間に押し込む
- 口の前で見せびらかさず、唇をめくってからブラシを歯に当てる
- ごほうびのおやつやガムは、磨き終わってから渡す
1と2は、舌が届く前にブラシを歯に当てるための工夫です。毛先の上に山盛りにのせると、口元に近づけた時点で舌に取られてしまいます。3は、うちが今やっている順番そのものです。パフィのごほうびは、歯磨きがすべて終わってからのギザ棒ガム1本と決めています。
それでも舐め取りが続くなら、歯磨き粉なしで磨いても大丈夫です。うちは2年間それで来ています。
迷ったらオーラバイオペースト、味に飛びつく子ならスカローの無香料です
犬の歯磨き粉は、汚れを落とす主役ではなく、歯ブラシを口に入れてもらうための補助です。だから選ぶ基準は、成分の多さより「うちの子が、磨かせてくれるようになるか」になります。
最初の1本に迷うなら、オーラバイオペーストです。1日約19円で、レビューは600件を超えて★4.54。舐めてくれるか、垂れないかを、安い値段で確かめられます。パフィのように歯磨き粉を見ると舌が飛んでくる子なら、スカローデンタルジェルの無香料にしてください。味がないぶん、ブラシが歯に届くまで待ってもらえます。






