商品について

アース・ペットのエブリデント指サックde歯みがきは、袋から出して指にはめるだけで使える使い捨てのウェットシートです。メーカーの説明がそのまま特徴になっています。

指サック型だから、袋から取り出して簡単にはめるだけで使用できるウエットタイプの歯磨きシートです。

歯磨きシートは普通、四角い1枚を指に巻いて使います。この巻く工程が、実は毎日やると地味に面倒なんですよね。しかもシートが小さいと使っている途中でずれて、そのたびに巻き直すことになります。

この商品は最初からサックの形になっているので、その工程がありません。はめて、拭いて、捨てる。それだけです。

巻くタイプとの違い

歯磨きシートを形で分けると、こうなります。

手間ずれにくさ1枚あたり
指サック型(使い捨て)はめるだけずれない約17円
四角いシート(使い捨て)巻く大きさ次第約8円
布のサック(洗って再利用)はめる+洗うずれない1回目以降ほぼ0円

うちのパフィが使っているライオンのPETKISSは四角いシートで140×150mmと大きめなので、巻いてもずれにくいほうです。ただ、これが80×85mmくらいの小さい正方形になると「指からすぐ外れる」という不満が実際に出ています(帝塚山ハウンドカムの歯石トルンのレビューがそうでした)。

指サック型は、この「巻く・ずれる・巻き直す」という悩みを構造でなくしています。 1枚あたり約17円と巻くタイプより高いのですが、その差はこの手間の分だと考えると納得がいきます。

洗って繰り返し使う布のサック(Kurashi Picksのデンタルサックなど)も、はめる形という意味では同じです。使い捨てか洗うかが、こちらとの分かれ目になります。

35枚で約1か月分

メーカーは「1日1回使用で約1カ月分」と書いています。35枚入りなので計算が合います。

597円で35枚なので1枚あたり約17円。1日1回なら月に約600円です。デンタルケア用品としては続けやすい金額だと思います。

「毎日使える大容量」ともうたっていて、毎日使う前提の商品として作られています。ここは大事なところで、歯垢は2日を超えて歯に残ると石灰化が始まります。週に1回のケアでは間に合わないというのは、比較試験でも出ている話です。詳しくは犬の歯磨きをしないとどうなるかに書きました。

ミルク風味なので、香りで分かれます

この商品はミルク風味が付いています。メーカーも「ペットの好きなミルク風味」と、嗜好性を狙っていることを明記しています。

香りがあると、口を触られるのを嫌がる子でも受け入れやすくなることがあります。一方で、香りのあるものを嫌がる子もいます。うちのパフィは香りが無くても平気なので無香料のシートを使っていますが、歯磨きを嫌がる子には香り付きのほうが入り口になることは十分あると思います。

歯磨きシートを選ぶときは、この「香りの有無」が意外と分かれ目になります。ライオンのPETKISSも無香料とアップルの香りの2種類があって、選べるようになっています。

楽天6件で平均4.83

内訳は★5が5件、★4が1件。★3以下はゼロです。ただし6件しかないので、この数字だけで判断するのは早いと思います。

同じ歯磨きシート系でも、帝塚山ハウンドカムの歯石トルンは147件、Kurashi Picksのデンタルサックは117件あります。件数の少なさは、まだ楽天で見つかりにくい位置にあるということかもしれません。件数は増えるので、読むときは最新の画面で確かめてください。

できないこと

ほかの歯磨きシートと同じで、すでに固まった歯石は落ちません。 石になったものを外す方法は全身麻酔をかけた処置だけです。シートが届くのは歯垢の段階までになります。

米国獣医口腔衛生協議会(VOHC)の認証製品一覧で、ウェットシートの区分で認められているのは歯垢まで。歯石まで届いているのは歯ブラシのほうでした。シートは歯ブラシの代わりではなく、届かない日を減らすための道具という位置づけが合っています。このあたりは犬の歯磨きの代わりになるものに整理しました。

なお、抜歯や歯周病の処置の直後は、シートも歯ブラシも使いません。外科的に触った歯ぐきが治るまで待ちます。

こんな愛犬・飼い主さんにおすすめ

  • シートを巻くのが面倒、あるいは巻いてもずれる
  • 使い捨てで、洗い物を増やしたくない
  • 香りがあったほうが受け入れてくれそう
  • まず1か月ぶん試してみたい
  • 旅行や外泊のときだけ手軽に済ませたい

香りのあるものを嫌がる子には向きません。その場合は無香料のシートを選んでください。