犬の靴や靴下で「嫌がらない」ものを探しているなら、最初に疑ってほしいのは犬の性格よりサイズです。うちのパフィ(ポメプー・メス・2歳・5.12kg)は、初めて買った犬の靴を室内で履かせた瞬間、ゴロンと寝転んでグルグル唸り、靴を口でくわえて脱ごうとしました。噛む癖がつくと困るので、すぐに脱がせて終わり。その靴は、足を測らずに体重の目安だけでLサイズを選んだもので、足の横に並べると小さく見え、爪が当たっている感じがありました。
それから犬の靴・靴下9点の★1・★2レビューを148件、全部読んで中身で分けました。いちばん多かったのは「脱げる」の43件と「サイズが合わない」の42件で、「嫌がる・歩き方が変」は30件。その30件のうち9件は、底が硬いひとつの靴に集まっていました。迷ったら、1足10gと軽く、ベルトを外すと甲がほぼ全開になるHai Haiのドッグシューズ(petshoes01)から見てください。
犬が靴を嫌がる理由は、肉球がふさがれる違和感と合わないサイズ

犬が靴を嫌がるのは、肉球で地面の硬さや温度を感じ取れなくなるうえに、サイズが合わない靴だと爪や指が当たって痛いからです。慣れの問題に見えて、実際は靴の側に原因があることが多いんですよね。
犬の肉球は、地面の感触を拾うセンサーのような場所で、滑りそうなときのブレーキにもなっています。靴でそこがふさがれると、足の裏から情報が来なくなるので、最初は脚を高く上げてカクカク歩いたり、固まって動かなくなったりします。初めて履いた犬が変な歩き方になるのは、ほぼ全員通る道です。
パフィの場合は、それに加えてサイズでした。買ったのはKizuna Shopのメッシュのドッグシューズで、マジックテープでキュッと留めるだけなので、履かせる作業そのものは靴が初めての僕でも手こずりませんでした。でも、履かせた途端に寝転んで唸り出したんです。あとで足の横に靴を置いてみたら、明らかに小さい。爪が当たっていたなら、そりゃ脱ぎたくもなるよなと反省しました。
ちなみにパフィは、体が茶色で足先だけが白い毛色です。もともと靴下を履いているような見た目なので、本物の靴下を履かせたら面白いだろうな、なんて軽い気持ちもありました。ただ、靴を考えた本当のきっかけは、その白い足先が散歩のたびに黒く汚れることと、北陸の冬に肉球のあいだへ雪玉が挟まることです。
靴が要る場面については、獣医師の渡邉史恩さんがペットアドバンスのコラムで整理しています。気温30℃前後でもアスファルトの表面は60℃を超えることがあり、道路にまかれる塩化カルシウムなどの融雪剤は肉球を刺激する、という話です。同じコラムでは、長時間履かせると蒸れやかぶれが起きやすいこと、合わないサイズは血の巡りを悪くすることにも触れています。
9点の低評価148件で多かったのは「嫌がる」より「脱げる」と「サイズ」

犬の靴・靴下9点の★1・★2レビュー148件を中身で分けると、「脱げる・ずれる」が43件、「サイズが合わない」が42件で、「嫌がる・歩き方が変」の30件を上回りました。嫌がらない靴を探すなら、まず脱げずに合うかを見たほうが早い、というのが読み終えての実感です。
| 商品名 | ★1・★2 | 脱げる | 嫌がる・歩き方 | サイズ | 破れる |
|---|---|---|---|---|---|
| ETLIFE 犬の靴下 エントリーモデル | 32件 | 18件 | 3件 | 5件 | 4件 |
| MILASIC 犬用ソックス 4個入り | 27件 | 7件 | 7件 | 7件 | 3件 |
| PAWZ ラバードッグブーツ 小型犬用 | 22件 | 0件 | 2件 | 17件 | 0件 |
| アニマルオルソジャパン おさんぽソックス | 22件 | 3件 | 4件 | 4件 | 8件 |
| Truelove ドッグシューズ TLS3961 | 22件 | 4件 | 9件 | 5件 | 2件 |
| Pulin ドッグシューズ ds05 | 16件 | 7件 | 4件 | 2件 | 2件 |
| Hai Hai ドッグシューズ petshoes01 | 5件 | 4件 | 0件 | 1件 | 0件 |
| Kizuna Shop ドッグシューズ | 1件 | 0件 | 0件 | 1件 | 0件 |
| Truelove ドッグシューズ TLS3963 | 1件 | 0件 | 1件 | 0件 | 0件 |
件数の多い少ないは、レビューの総数にも引っぱられます。それでも中身には商品ごとのくせがはっきり出ていて、ETLIFEは「滑り止めが足の甲側へ回ってくる」、PAWZは「履き口がきつくて入らない」がほとんどでした。
目を引いたのは「嫌がる・歩き方が変」の偏りです。30件のうち9件がTrueloveのTLS3961で、書いているのは3kg台の小型犬の飼い主さんばかりでした。
靴底?が硬くて足先が曲がらず足を地面につけづらかったようです。
3キロの小型犬には、大き過ぎるし重すぎました
TLS3961は溝の深い硬いソールで、7kgを超えるトイプードルの飼い主さんは「5分くらいで普通に歩きました」と書いています。同じ靴でも、体の小さい子には硬さと重さがそのまま負担になる。嫌がるかどうかは、靴と体格の組み合わせで決まる部分が大きいんだと思います。
Kizunaのレビューはまだ1件だけで、それが「脚を入れるところが狭くて履かせるのに時間がかかります」という★2でした。うちの「小さかった」と同じ方向の話で、ちょっと苦笑いしています。
嫌がりにくい柔らかい型ほど、脱げる・破れる・履かせにくいのどれかがつく
軽くて柔らかい靴ほど慣れやすい一方で、柔らかさと引き換えに「脱げやすい」「破れやすい」「履かせにくい」のどれかが起きやすくなります。嫌がらない靴選びは、どの弱点なら許せるかを先に決める選び方です。
| 形 | この記事の商品 | 慣れやすさの声 | 代わりに起きやすいこと |
|---|---|---|---|
| ゴム風船のようなブーツ | PAWZ | 靴下は怒ったのにこれは気に入った | 履き口がきつく、履かせるのが大変 |
| 伸びる素材の靴下型 | おさんぽソックス | 硬い靴を嫌がる子でもすぐ慣れた | 外で使うと穴が開きやすい |
| 足先だけシリコンの靴下 | MILASIC | 靴が大嫌いな子でもすぐ慣れた | 走るとつんのめって脱げる |
| 薄いメッシュの靴 | Hai Hai/ds05 | ぎこちなさは最初だけ | 足に合わないと2〜3歩で脱げる |
| 裏起毛・耐水の冬靴 | TLS3963 | 変な歩き方からすぐ慣れた | 厚みがあり、5kg未満には大きい |
| ストラップ2本の本格派 | TLS3961 | 7kg超の子は5分で普通に歩いた | 3kg台の子には底が硬くて重い |
PAWZのレビューで印象に残ったのは、4.6kgのチワプーの飼い主さんの「靴下を履かせたときは怒っていたのに、このドッグブーツは気に入ってる様子でした」という一文です。その一方で、同じPAWZの★1・★2は22件中17件が「足首のゴムが強すぎて入らない」。慣れてくれるかどうかの前に、まず履かせられるかで止まる人が多い靴なんですよね。
おさんぽソックスは義肢装具を作っている松本義肢製作所の商品で、メーカー自身が「足をひきずって歩くわんちゃんが屋外で使用した場合は、破れやすくなります」と書いています。低評価で多かった「1回の散歩で穴が開いた」は、この注意書きどおりのことが起きた声でした。
パフィが唸ったのは、合わないサイズの靴をいきなり4本履かせたからだと今は思っています。次に選ぶなら、まずは軽くて柔らかい型を、測ったサイズで。失敗の原因を1つずつ外していくつもりです。
犬の靴のサイズは、体重でなく足の幅と長さで選ぶ

犬の靴のサイズは、体重の目安ではなく、立った状態で測った足の幅と長さで選びます。9点のうち8点は足の寸法でサイズ表を作っていて、体重の目安はあくまで補助です。
- 犬を紙の上に立たせ、足に体重がかかった状態にする。座らせたり持ち上げたりすると、指が閉じて小さく測れる
- 足のまわりにペンで印をつける。爪の先も含める
- 印のいちばん広いところで、横幅と縦の長さを測る
うちは、これを1回もやらずに買いました。Kizunaのサイズ表は今見るとソールの長さと幅で分かれていて、体重はその横に添えてあるだけ。パフィの5.12kgは、体重の欄だけ見るとちょうど真ん中のサイズに入ります。でも同じ5kgでも、足の幅は子によって違うんですよね。
サイズ表で気をつけたいのは、測る場所が商品ごとに違うことです。
| 商品名 | サイズ表の基準 | 小型犬サイズの目安 |
|---|---|---|
| Pulin ドッグシューズ ds05 | 足裏の縦×横 | 0号 3.5×3.0cm〜4号 5.5×4.6cm |
| Hai Hai ドッグシューズ petshoes01 | 足裏の縦×横 | S 4×3.5cm/M 4.5×4cm/L 5×4.4cm |
| ETLIFE 犬の靴下 エントリーモデル | 足の幅 | S 4cm/M 5cm/L 5.5cm |
| PAWZ ラバードッグブーツ 小型犬用 | 足裏の長さ | XXS 2.5〜3.8cm/XS 3.8〜5.1cm |
| アニマルオルソジャパン おさんぽソックス | 横幅とタテ幅 | 3S 幅3〜3.5cm/SS 幅3.9cmまで |
| Truelove ドッグシューズ TLS3963 | 足の横幅+参考体重 | いちばん小さい#1で3.5〜4.0cm・5〜10kg |
| MILASIC 犬用ソックス 4個入り | 靴下を平らに置いた寸法 | S 8.5×4cm〜XL 11×6cm |
MILASICだけは、足ではなく靴下そのものの寸法です。足を測っても表と直接は比べられないので、履き口の内径(S 6cm/M・L 7cm)とあわせて見てください。PAWZは足首まわりの寸法が公開されていないので、足裏の長さで合わせても履き口で引っかかる、という声につながっているのかもしれません。
Trueloveの2足は、いちばん小さいサイズの参考体重が5kgからです。パフィはぎりぎり下限に入りますが、3kg前後の子には向きません。
嫌がらない犬の靴・靴下は、季節と悩みで8点から選ぶ
ここからは、悩みごとに8点を紹介します。表の価格は動くので、買う前にお店の画面で確かめてください。Kizunaはうちが買った1足として表に残し、紹介は省きます。
| 商品名 | 形 | 留め方 | サイズの基準 | 価格(入数) | 評価(件数) | ショップ |
|---|---|---|---|---|---|---|
| Hai Hai ドッグシューズ petshoes01 | 夏用メッシュ | マジックテープ1本 | 足裏の縦×横 | 1,940円(4個) | 4.31(316件) | |
| Pulin ドッグシューズ ds05 | メッシュ/防水裏起毛 | ゴム+マジックテープ1本 | 足裏の縦×横 | 1,390円〜(4足) | 4.36(518件) | |
| PAWZ ラバードッグブーツ 小型犬用 | ゴムブーツ | なし(ゴムの縮み) | 足裏の長さ | 979円〜(4枚) | 3.49(91件) | |
| Truelove ドッグシューズ TLS3963 | 冬用・内側フリース | ストラップ1本 | 横幅+参考体重 | 2,380円(2足) | 4.54(93件) | |
| アニマルオルソジャパン おさんぽソックス | 伸びる靴下型 | なし(素材の縮み) | 横幅とタテ幅 | 3,960円〜(2個) | 4.22(361件) | |
| MILASIC 犬用ソックス 4個入り | 足先シリコンの靴下 | 別付けベルト | 靴下の平置き寸法 | 1,000円(4個) | 3.87(266件) | |
| ETLIFE 犬の靴下 エントリーモデル | 室内用の滑り止め靴下 | マジックテープ1本 | 足の幅 | 1,000円(2枚) | 4.37(1,076件) | |
| Truelove ドッグシューズ TLS3961 | ストラップ2本の本格派 | マジックテープ2本 | 横幅+参考体重 | 4,560円(4足) | 4.27(211件) | |
| Kizuna Shop ドッグシューズ | メッシュ | マジックテープ | ソールの長さ×幅 | 1,880円(4足) | 2.0(1件) |
夏のアスファルトと、白い足先の汚れが気になるなら
Hai Hai ドッグシューズ(petshoes01)

夏用のメッシュシューズで、Sサイズの重さは1足10gと表記されています。マジックテープを外すと甲がほぼ全開になるので、足を靴へ押し込まずに、上から包むように履かせられます。★1・★2は316件中5件しかなく、そのうち4件が「脱げる」でした。
その4件は、6.5kgのチワワにM、2.2kgのマルチーズにSと、どれも体重でサイズを選んだ書き方でした。反対に、2.4kgのトイプードルの飼い主さんは「30分間のお散歩で1度も外れることはありませんでした」と書いていて、途中で50mほど全力で走っても平気だったそうです。サイズはS〜6段階で、Sが足裏4×3.5cm、Lが5×4.4cm。足の寸法はHai Hai ドッグシューズの商品ページに全サイズ載せています。
夕方の散歩に早めに出てしまって、アスファルトの熱さを自分の靴底で感じた日があるなら、最初の1足はこれがいいと思います。重さ10gなら、パフィのように履いた瞬間に固まる子でも足の重さはほとんど変わらず、甲が開くので爪を引っかけずに履かせられます。測った足に合わせて選べば、日が沈むのを待ってから出かける夏の散歩を、少し早い時間へ戻せます。
Pulin ドッグシューズ ds05

メッシュタイプ(1,390円)と、防水・裏起毛タイプ(1,590円)の2種類がある4足セットです。楽天のレビューは518件で★4.36。足首の内側のゴムとマジックテープ1本で留め、底は厚さ2.5mmのゴムです。
★1・★2の16件のうち7件が「脱げる」で、「前足はちゃんと履けますが、後ろ脚は脱げてしまいます」という声がありました。後ろ足は前足より細い子が多いので、4本同じサイズだと後ろだけ緩くなりがちです。それでも、2.4kgのチワワの飼い主さんは「初めて履かせた時は、ぎこちない動き方でしたが、すぐに慣れて走る事もできました」と書いています。
うちが靴を初めて考えたとき、メッシュと防水を1セットずつ買って夏と冬で使い分ける案を立てたのがこのds05でした。2セットでも3,000円ほどなので、夏のアスファルトと冬の雪の両方に悩んでいる家なら、季節ごとに買い直さずに1年を通せます。後ろ足が脱げやすいことだけ頭に入れて、足は前後とも測ってから選んでください。
雪と融雪剤から肉球を離したいなら
PAWZ ラバードッグブーツ(小型犬用)

天然ゴムでできた、風船のように薄いブーツです。留め具はなく、ゴムが縮む力で止まります。クッションも底の厚みもないので、肉球が地面を感じる感覚がいちばん残りやすい形です。4枚入りで、いちばん小さいTINYは979円。
ただ、★1・★2の22件のうち17件が「履き口がきつくて入らない」でした。「足首のゴムが強過ぎて鬱血してしまいそう」という声もあり、切り込みを入れたら今度は簡単に脱げた、という人もいます。★4のレビューには「嫌がらず履いてくれました。でも履かせるのが大変なので別売りの道具は必須です」とありました。サイズは足裏の長さで選び、XXSが2.5〜3.8cm、XSが3.8〜5.1cmです。
散歩から帰ってきたら肉球のあいだに雪玉、道には塩カル。パフィがその足を舐めるたびにヒヤッとしている冬に、いちばん試したいのがこれです。ゴムなので雪も融雪剤も通さず、靴下を嫌がった子が「これは気に入った」という声まであります。履かせるのに少し手間がかかる分、帰ってからお湯で雪玉を溶かす時間はなくせます。
Truelove ドッグシューズ TLS3963

耐水の生地に、内側をフリースで覆った冬用の靴です。底は溝の付いたTPR(ゴムに近い樹脂)で、留め方はストラップ1本。楽天のレビューは93件で★4.54、★1・★2は1件だけでした。
その1件は老犬の飼い主さんで、「靴に厚みがある為、靴ごと余計に引き摺ってしまい身体が傾き転びそうになります」。足を引きずる子には厚みが負担になるようです。サイズは足の横幅と参考体重で、いちばん小さい#1が3.5〜4.0cm・5〜10kg。3kg前後の子には大きいので、5kg以上の小型犬向けです。
2足2,380円のお試しセットがあるのが、この靴のいいところです。慣らすときは1本ずつ始めるので、4足そろえる前に、前足2本で履き心地とサイズを確かめられます。5kgを超える子が雪の朝に散歩へ行きたがるなら、2足から試して、合ったら残りを足す買い方で失敗の金額を半分にできます。
硬い靴を一度嫌がった子には
アニマルオルソジャパンのおさんぽソックス

義肢装具の松本義肢製作所が作っている、よく伸びる素材の靴下型シューズです。小さな長靴のような形で、留め具はありません。2個入りなので、4本分そろえるには2セット必要です。3S・SSは2個で3,960円。
★1・★2の22件では「破れる」が8件といちばん多く、「サイズはぴったりでしたが、1回のお散歩で穴が空いて使えなくなりました」という声もありました。メーカーは濡れた坂道やマンホール、タイルの上では使わないよう書いていて、雨の日の散歩には向きません。反対に、高評価には「とっても柔らかいので、硬いタイプの靴を嫌がる子でもこれならすぐに慣れてくれます!」とあります。片足だけだと固まったけれど、両足に履かせたら普通に歩いた、という声もありました。
パフィみたいに、靴を履かせた瞬間に寝転んでしまう子には、靴より靴下に近いこの柔らかさから入るのが近道だと思います。値段は高めですが、まず前足2本ぶんの1セットで、嫌がらずに歩けるかだけを確かめられます。硬い靴で一度こじれた子でも、足の感覚がほとんど変わらないこの1足なら、靴への苦手意識をやり直せます。
MILASIC 犬用ソックス(4個入り)

足先だけをシリコンで覆った靴下で、靴と靴下の中間のような作りです。4個で1,000円と、この記事でいちばん手を出しやすい値段です。マジックテープのベルトは縫い付けではなく別付けで、履かせてから足首に巻きます。
★1・★2は27件で、「脱げる」「嫌がる」「サイズ」がそれぞれ7件ずつと割れていました。「履いたまま走るとつんのめってしまい、前足から盛大に転けて脱げてました」という声があり、元気に走る子には合いにくいようです。一方で「靴が大嫌いな子ですが、これだけはすぐに慣れてくれました」という★5もあります。サイズ表は靴下を平らに置いた寸法で、体重の目安はありません。
靴を買うたびに嫌がられて、また数千円が無駄になるのが怖いなら、1,000円のこれで「うちの子は足に何か着けられるのか」をまず確かめるのが気楽です。歩くペースの散歩なら、シリコンの先が雪やぬかるみから足先を守ってくれます。走るドッグランではなく、近所をゆっくり歩く日の1足として使ってください。
フローリングで滑るのが気になる室内用なら
ETLIFEの犬の靴下(エントリーモデル)

足の裏だけに滑り止めのドットが付いた、コットンの室内用靴下です。楽天のレビューは1,076件で★4.37と、9点の中でいちばん多く読まれています。サイズは足の幅で、Sが4cm、Mが5cm、Lが5.5cm。2枚1,000円、4枚1,380円です。
★1・★2の32件のうち18件は、「しばらく歩くと足の裏にあった滑り止め部分が上に回ってきてしまい」という、ずれの話でした。マジックテープの外し方を2〜3日で覚えて自分で脱いでしまう、という声も。高評価では「今まで不安そうに滑りながら歩いていたのが、靴下を履いたらスタスタ歩くようになりました」と、シニア犬の飼い主さんが多く書いていました。
床で後ろ足がツルッと開いてしまう子で、マットを敷き詰めるほどではない部屋なら、まずこの靴下で滑り方が変わるかを見てください。家の中で使う靴下に慣れておくと、外の靴へ進むときの練習にもなります。床の対策をまとめて考えたい人は、犬の滑り止めマットをフローリングで比べた記事もあわせてどうぞ。ずれが気になったら、履かせる時間を短く区切るだけで、滑らずに歩ける時間は今日から増やせます。
5kg以上で、脱げにくさをいちばんに考えるなら
Truelove ドッグシューズ TLS3961

マジックテープ2本で足首を留める、作りのしっかりした靴です。底は溝の深いラグソールで、山道や砂利でも滑りにくい形。楽天のレビューは211件で★4.27、4足4,560円です。
この記事で「嫌がる・歩き方が変」がいちばん多かったのがこの靴で、9件の多くが3kg台の小型犬でした。底が硬く、小さな足では指が曲がらないのが理由のようです。いちばん小さい#1でも参考体重は5〜10kg。一方で、7kgを超えるトイプードルの飼い主さんは「靴を履かせても5分くらいで普通に歩きました」と書いています。
5kg以上あって、軽い靴だとすぐ脱げてしまい、結局片方をなくして帰ってきた経験があるなら、ストラップ2本のこの靴が答えになります。軽い靴の「脱げる」を、留める場所を2か所に増やすことで止める作りです。体の小さい子には硬さが負担になるので、体重とサイズ表の両方で#1に入るかを確かめてから選んでください。
犬の靴に慣らすときは、前足1本の数秒から始める

犬の靴に慣らすときは、前足1本だけを数秒履かせて褒めるところから始め、後ろ足2本、4本、玄関の外、と1段ずつ進めます。いきなり4本履かせて外へ出るのが、いちばんこじれやすいやり方です。
- 前足1本だけに履かせ、数秒で脱がせておやつをあげる
- 後ろ足2本に履かせて、室内を少し歩かせる。後ろ足のほうが違和感が小さい子が多い
- 4本とも履かせて、おやつを使った遊びやボール遊びで気をそらす
- 玄関の外を数分だけ歩き、嫌がる前に脱がせて終わる
嫌がったら、1つ前に戻ります。パフィは4本いっぺんに履かせて、唸られて終わりました。順番どころか、サイズも合っていなかったので、今思うと二重に無理をさせていたんですよね。
うちはハーネスを嫌がって庭でコロコロ転がっていたときも、3週間ほどかけて慣らしました。ハーネスは、家の中で数十秒から少しずつ着ける時間を延ばすやり方で慣れてくれています。靴もそのやり方でやり直すつもりです。ハーネスの慣らし方とサイズ選びの失敗は、犬のハーネスの選び方に書いています。
靴をくわえて脱ごうとする子は、噛んで脱げることを覚える前に、こちらから脱がせてしまうほうがいいと思います。足先を触られること自体が苦手な子は、靴の前に足に触る練習からです。足先を触ると暴れる子への慣らし方は、犬が爪切りを嫌がるときの記事でも書いています。
靴を履かせるのは散歩の時間だけ、帰ったら脱がせて足を見る

犬の靴は散歩のあいだだけ履かせ、帰ったらすぐ脱がせて、指のあいだが蒸れたり赤くなったりしていないかを見ます。長く履かせっぱなしにしないことが、靴を嫌いにさせないことにもつながります。
パフィの散歩は、だいたい週3〜5日の夕方1回です。真夏は日が完全に落ちてから出かけ、冬は気温がマイナスになる日は家の中のボール遊びに切り替えてきました。靴が合えば、この「行けない日」を少し減らせるはずだと思っています。散歩に出られない日の遊び方は、犬が散歩に行けない日の運動にまとめました。
脱がせたあとに見る場所は、指のあいだと、ストラップやゴムが当たる足首です。指のあいだが赤い、湿っている、しきりに舐める、という様子が続くなら、靴より先に足の状態を見たほうがいいかもしれません。パフィは前足をよく舐める子で、見た目に異変がなくても舐め続けている段階のことを犬の指間炎の記事に書いています。
夏の散歩そのものの組み立ては、小型犬の暑さ対策で、時間帯をずらすやり方と一緒にまとめています。靴は、路面の熱さから足を守るための道具のひとつ。気温の高い昼間に長く歩かせてもいい、という道具ではないので、そこは靴があっても変わりません。
迷ったらHai Haiのドッグシューズ、雪の地域はPAWZから始める
雪の積もる地域で、融雪剤の上を歩かせるのがいちばん心配なら、ゴムで雪も塩カルも通さないPAWZのラバードッグブーツから試してください。履かせるときの手間はありますが、肉球の感覚を残したまま、足を地面から離せます。
それ以外で迷ったら、1足10gと軽く、甲がほぼ全開になって押し込まずに履かせられるHai Haiのドッグシューズ(petshoes01)がいいと思います。どちらを選ぶにしても、足を紙に乗せて幅と長さを測ってから買う、前足1本の数秒から慣らす、この2つだけは省かないでください。うちのパフィの唸り声は、たぶんこの2つで防げました。






