月1回のトリミングから2週間経つと、パフィ(ポメプー・メス・2歳・5.12kg)が廊下を歩く音が変わります。足裏の毛が伸びて、爪の音に滑る音が混じるんですよね。犬のバリカンを自宅に1台置いて、この2週間だけ自分でしのげたら。そう思って調べ始めました。
うちは結局買わずに、いまもカットは全部サロンにお任せしています。初めてのトリミングで体をバリカンでガッツリ刈られ、とんがり頭で帰ってきたのが忘れられないからです。ただ、サイト内のバリカン8機種を楽天レビューの星の内訳まで数えていったら、最初につまずく場所は虎刈りではなく音だったとわかりました。8機種のうち、音の指摘が好意の1割未満に収まっていたのは3機種だけ。
犬のバリカンを自宅で使うなら足裏用と全身用で刃の幅が4倍違う
犬のバリカンは、刃幅8〜9mmの足裏用と、刃幅40mm前後の全身用に分かれます。足裏用は肉球のあいだや目のまわりに入るためのサイズで、全身用は背中を一度に刈るためのサイズ。用途が逆なので、1台で両方をやろうとすると必ずどちらかが不便になります。

うちが自宅でやりたいことは、はっきりしています。サロンとサロンのあいだに伸びる足裏と、目にかかってくる顔まわり。体は月1回サロンで8mm前後にしてもらっていて、そこを自分で刈る気はありません。だから欲しいのは足裏用のほうです。
逆に、サロン代をまるごと減らしたい人が足裏用を買うと、たぶん後悔します。刃幅9mmで背中を刈るのは、消しゴムで壁を消すような作業になるからです。先に「どこを刈るか」を決めてから機種を見ると、選択肢が半分に減って一気に楽になります。
| 種類 | 刃幅の目安 | 刈れる場所 | 価格帯 |
|---|---|---|---|
| ミニバリカン(足裏用) | 8〜9mm | 肉球のあいだ、目・耳のまわり、お尻まわり | 1,780円〜2,500円 |
| 全身用 | 40mm前後 | 背中、お腹、足まわり、部分カットも可 | 2,980円〜3,980円 |
| 吸引式 | 40mm前後+コーム5〜6種 | 全身。刈りながら毛を吸う | 10,999円〜17,880円 |
犬のトリミングは自宅でどこまでやるかという線引きの話は別の記事に書いています。うちはシャンプーとブローと耳掃除をサロンに置いたままにしていて、その判断はいまも変えていません。
犬用バリカンは★の平均でなく★3以下の比率で差が出る
8機種の★の平均は4.15から4.59のあいだに収まります。ここだけ見るとどれも高評価で、選ぶ材料になりません。ところが★3以下が全体の何%かを数え直すと、5.8%から20.2%まで3.5倍ひらきます。 星の平均は★5の多さで持ち上がるので、うまくいかなかった人の割合は平均から読めないんですよね。
下の表が、8機種を価格順に並べたものです。★3以下の比率は楽天の星の内訳から数えました。件数は増えていくので、買う前にはそれぞれの画面で最新を確かめてください。
| 商品名 | 価格 | 得意な場所 | ★3以下 | ショップ |
|---|---|---|---|---|
| ベルプラージュのペット用ミニバリカン | 1,780円 | 目のまわり、足の指のあいだ | 7.8% | |
| difang 足裏用ペットバリカン | 2,500円 | 肉球のあいだ | 20.2% | |
| ワグリートのペット用バリカン | 2,980円 | 全身、足まわり | 8.5% | |
| Pateker ペット用バリカン | 3,650円 | 全身、足裏、顔まわり | 6.6% | |
| ワグリートの4in1ペット用バリカン | 3,980円 | 全身、細部、爪 | 7.8% | |
| AIRROBO PG100 | 10,999円 | 全身。刈りながら吸う | 5.8% | |
| Neakasa P1 Pro | 14,880円 | 全身。刈りながら吸う | 9.3% | |
| Neakasa P2 Pro | 17,880円 | 全身。多頭飼い向け | 6.8% |
いちばん★3以下が多いのはdifangの足裏用で、5人に1人が★3以下を付けています。割れているのは切れ味(好意15件・指摘14件)と耐久性(好意2件・指摘4件)。軽さとLEDには不満が1件も付いていないので、道具の形はよくて刈る性能に当たり外れがあるという読み方になります。
もう1つ、レビューの件数そのものが当てにならないことがあります。別ブランドの4in1を調べていたとき、200件を超えるレビューのうち、いまの中身について書かれていたのは3件だけでした。同じ商品ページで以前は別構成のトリミングセットが売られていて、古いレビューが残っていたからです。件数に安心する前に、投稿日と本文を1件見るだけでこれは防げます。
- レビューを新しい順で並べ、直近1年ぶんを5件読む
- 付属品の名前が、いま商品ページに載っているものと合っているか確かめる
- 合っていなければ、その総合評価は別の商品への評価だと考える
無音のペット用バリカンは1台もない、吸引式は中身が掃除機
8機種すべてで、音には指摘が付いています。指摘が0件だった機種はひとつもありません。 静音をうたっていても、うたっているのは「他機種より静か」の意味で、無音ではないんですよね。

指摘が好意の1割未満に収まっていたのは、ワグリートのペット用バリカン(29対2)、Pateker ペット用バリカン(21対2)、ワグリートの4in1(39対4)の3機種。どれも2,980円から3,980円の全身用です。残りの5機種は2割から3割半が指摘でした。
なかでも吸引式の3機種は、音で割れるのが避けられません。理由は単純で、これはバリカンではなく掃除機だからです。AIRROBO PG100は最大12000Paの吸引力、Neakasa P1 Proは消費電力300W。このモーターを回しながら刃を動かしている以上、バリカン単体より静かになる道理がありません。商品ページにある「ヘアドライヤーより静か」は、掃除機同士で比べた話として読むのが正しいと思います。
音が大きいので、逃げてしまいますが、綺麗にカットできます
AIRROBO PG100のレビューです。切れ味と逃げることが同じ文に入っているのが、この手の道具の正直なところだなと思いました。一方で、慣れた例も同じくらい出てきます。
音量も普段掃除機かけてる家なので、うちの豆柴も気にせず怖がらず
こちらはNeakasa P2 Proのレビュー。普段から掃除機をかけている家の犬は平気という条件付きの評価が、この機種にはまとまって出ていました。うちのパフィは家の外の車の音や洗濯機の音で狂ったように吠える子ですが、掃除機の音だけは別で、かけていても寝ています。ほぼ毎日かけているからだと思います。音の社会化は全体としては失敗した部類なのに、毎日聞く音は通るんですよね。
吸引式を買うなら、逃げ道は3つ用意されています。吸引を弱にする、1.3〜1.5mのホースで本体を離す、抱っこしたまま当てる。この3つを最初から使う前提で選ぶなら、音の指摘はそこまで怖くありません。
暴れる原因は音だけでなく足を触られることに慣れているかが先
足裏用のバリカンのレビューを読んでいて、いちばん腑に落ちたのがこれでした。
2.音には怖がりませんでしたが、足の裏に持っていくと怖いのか大暴れでした
difangの足裏用に付いていたレビューです。道具をどれだけ静かにしても、足を持たれることが嫌な犬は暴れます。 ここは機種選びでは解けない問題で、買う前の話なんですよね。

うちのお手入れタイムは、寝る前のブラッシング10〜15分、目元のケア10〜15分、歯磨き3分で、合わせて30分ほど。この流れの中に足先のチェックが入っていて、指のあいだに何か挟まっていないかを毎日見ています。だからパフィは足を持たれること自体は嫌がりません。
でも、迎えたばかりの頃はできませんでした。ブラシを体に当てるだけで暴れて逃げていく子で、そこから毎日続けて、いまの「準備を始めると自分から膝に飛び乗ってくる」状態まで来たんです。足先を触らせてくれる犬は、1日でできあがりません。
だからバリカンを買うなら、順番があります。足を持つ、指のあいだを開く、そこに何かを当てる。ここまでできてから道具の話。そしてPatekerのレビューには、音の慣らし方の実例も出ていました。
今まで、我が家の猫はバリカンの音を聞くと何もさせてくれませんでした。しかし、このバリカンは違いました。まだ切っていませんが、耳元でバリカンの音を聞かせても冷静でした
刈る前に、音を聞かせるだけの日をつくる。これはブラッシングと歯磨きで僕がやったことと同じです。パフィも最初の1週間はブラシを見せるだけで終わっていました。
足裏と顔まわりだけなら刃幅8〜9mmのミニバリカンで足りる
サロンに通っていて、合間の足裏と顔まわりだけを整えたいなら、1,780円から2,500円のミニバリカンで足ります。刃幅が8〜9mmなので、肉球のあいだや目のまわりという「大きい刃を近づけたくない場所」に入れられるのがこのサイズの役目です。全身は刈れません。
評価がいちばん安定しているのは1,780円のミニバリカン
ベルプラージュのペット用ミニバリカン

刃先8mm、本体16cm、130g。楽天のトピック別集計では9項目のうち4項目(ライト機能・安全性・コンパクトさ・刃の交換)が指摘0件で、使いやすさは53対1、切れ味は30対3。★3以下は7.8%でした。1,000円台でこの偏りの少なさは、8機種を並べた中では頭ひとつ抜けています。
割れているのは音だけです。50デシベルの静音設計をうたっていますが、好意19件に対して指摘8件。中身を読むと温度感がわかります。
確かに音はするけど、うるさいってほどではないし、この手の商品にしては普通だと思います
以前使っていたバリカンより、かなり静かで、うちのダックスは怖がりさんですが、このバリカンだと大丈夫でした
無音を期待すると裏切られて、他機種からの乗り換えなら静かに感じる。そういう読み方になりそうです。LEDライトが付いているのは実用的で、肉球のあいだは毛と影で本当に見えません。うちの足先チェックもリビングの照明だけだと見づらいので、手元が明るくなるのは効きます。
ベルプラージュのミニバリカンの商品ページに、カラー4色とトピック別の集計をまとめています。
月の後半に目のまわりの毛が伸びて涙やけを拭きにくくなる日があるなら、刃先8mmでライト付きのこの1台が、次のトリミングまでの2週間を埋めてくれます。サロン1回8,500円の5分の1以下なので、合わなかったときの損も小さい。伸びた毛を見ながら予約日を待つ時間を、ここで終わりにできます。
95gの軽さと回転数の切り替えがほしいならこちら
difang 足裏用ペットバリカン

刃の幅9mm、本体95g。重量と持ちやすさはどちらも指摘0件で、LEDライトは好意25件・指摘2件。回転数を5500〜6000rpmと6000〜6500rpmの2段階で切り替えられるのが、8機種の中ではこの機種だけの特徴です。音に敏感な子には、回転数を落とせること自体が保険になります。
正直に書くと、★3以下は20.2%で8機種の最多。切れ味が好意15件・指摘14件とほぼ同数で、耐久性は好意2件・指摘4件と逆転しています。理由はレビューに出ていました。
アタッチメントをつけるとなかなか切れないので取外して使用しました
刃の幅が9mmしかない機種にガイドコームを付けると、進まなさが際立ちます。この機種は狭い場所を直接刈るための道具なので、アタッチメントを外して使うのが本来の姿だと思います。取扱説明書は英語のみ。
difangの足裏用バリカンの商品ページに、2段階の回転数と星の内訳を載せています。
片手で犬の足を支えながらもう片方で刃を当てる体勢を考えると、95gという軽さはそのまま扱いやすさになります。洗濯機の音で吠える子でも、弱い回転数から聞かせていけば足の指のあいだまでたどり着けます。
体まで刈るなら3,000円前後の全身用が音の評価も安定
体を自分で刈るなら、2,980円から3,980円の全身用です。音の指摘が好意の1割未満に収まっていた3機種は、全部この価格帯にあります。 選び分けの軸は、替え刃を買い足して長く使うか、1台で爪まで済ませるか、初めてでも刈りムラを抑えられる微調節がほしいか。
刃を消耗品として買い足していきたいなら
ワグリートのペット用バリカン

本体2,980円、予備の替え刃が付いたセットが3,980円、替え刃だけなら1,490円。バリカンを調べていていちばん意外だったのが、刃は消耗品だという話でした。Patekerのレビューにこんな一文があります。
四年前に買った物は切れ味はよかったですが、購入してすぐから使用中にバリカンの刄が触れないほど熱くなってしまうのが気になっていました。今回購入して3分くらい使い続けてやはり熱くなっているなぁと思いましたが、触らないほどではないので冷やしながら使用しようとおもいます。切れ味は新しくしたらだいぶ変わったので、この価格のクオリティでしたら2年ほどで買い替えるのが良さそうです
4年使って、刃を新しくしたら切れ味が戻った。毛を刈る道具なのだから当たり前といえば当たり前なのですが、僕はバリカンを「買ったら何年も使える家電」だと思い込んでいました。
この機種は切れ味が好意33件・指摘2件、静音性が29対2で、音の指摘率は8機種で最少。ただし8項目のうち充電時間だけが好意2件・指摘5件と逆転しています。有線でも使えるので作業が止まることはありませんが、前日に充電しておく道具だと考えるのが現実的です。本体の水洗いには対応していません。
ワグリートのペット用バリカンの商品ページに、3つのSKUの価格構成を並べています。
2年後に切れ味が落ちたとき、1,490円の刃だけを替えて続けられます。本体をまるごと捨てて買い直す道具が1つ減るので、ケアの道具を増やすことにためらいがある人でも手を出しやすい1台です。
虎刈りが不安で、微調節がほしいなら
Pateker ペット用バリカン

3mm・6mm・9mm・12mmの4種アタッチメントに加えて、本体ダイヤルで0.8mmから2.0mmまで微調節できます。220g、作動音50〜60デシベル。8機種で最多のレビュー数で、★3以下は6.6%。トピック別では使いやすさ44対3、切れ味38対1、音の静かさ21対2。 指摘0件の項目はありませんが、どの項目も好意が圧倒しています。
虎刈りの防ぎ方を具体的に書いたレビューがあって、これが機種の説明より役に立ちました。
毛流とバリカンの角度に気をつけて度々コームで毛を立てながら使用すればトラ刈りになることはありません
一方で低評価の中身も具体的です。
2回しか使ってませんが、振動と音が尋常じゃないです。返品願います
毛を刈るとガガガガと異音がします。初期不良なのか正常なのか判断がつきませんが、怪我をさせたくないので使えません
異音の報告は★1と★2に固まっていて、★4にも「3分ほど使用するとガタガタ音と振動が大きくなったのでスイッチをオフにし、しばらくしてオンにすると元に戻り」という声がありました。当たりが悪いと初期から出るタイプの症状のようです。1年保証が付いているので、届いたら短時間で一度動かして確かめておくほうがいい。
Pateker ペット用バリカンの商品ページに、4種アタッチメントとダイヤルの刈り高さを載せています。
初めてのバリカンでとんがり頭にしてしまうのが怖いなら、コームで毛を立てながら0.8mm刻みで詰めていける機種から入るのがいちばん安全です。刈りすぎた毛は戻せませんが、この1台なら「もう少し短く」を後から足していけます。
バリカンと爪やすりを1台にまとめたいなら
爪やすりのほうを主役にして選ぶなら、犬の爪切りを小型犬で選ぶときの丸穴の話で、電動やすりと手で切る爪切りを10点並べて比べています。
ワグリートの4in1ペット用バリカン

通常・局部・細部・爪とぎの4ヘッドで、3,980円。バリカンの中に爪のケアまで入っているのがこの機種の性格です。ペット用の電動爪やすりは単体でも3,000円前後するので、バリカン側がほぼおまけのような価格になります。
音の静かさが好意39件・指摘4件で、振動に触れたレビューが複数あるのも特徴でした。
今まで何度も他のバリカンを購入しましたが、今までで1番使いやすいバリカンに出会いました。本体の長さも短く、使いやすく大満足です。振動もあまりなく、音もうるさくありません
トピック別集計に「初心者向け」という項目が立ったのは8機種でこの機種だけで、好意22件・指摘2件。日本語の説明書が付いて、スイッチを入れるだけで設定がいらないからだと思います。本体は水洗いできて、清潔維持は好意6件・指摘0件。ただしアタッチメントは好意16件・指摘6件で、ガイドコームを付けると同じ場所を何度か通すことになります。
ワグリートの4in1ペット用バリカンの商品ページに、4ヘッドの使い分けをまとめています。
爪切りを二人がかりでやっている家なら、ヘッドを付け替えるだけで削るほうに切り替えられます。道具を探して引き出しを開ける動作が1つ減るだけで、後回しにしていた足裏と爪が、そのまま毎日のお手入れの流れに入ります。
刈った毛を床に落としたくないなら吸引式、ただし2kgの据え置き
刈りながら毛を吸う吸引式は、10,999円から17,880円。狙いはカットではなく、そのあとの掃除をなくすことです。Neakasa P1 Proのトピック別集計では「トリミング時間短縮」が好意24件・指摘0件でした。刈る時間よりも片付けのほうが長いという話は、レビューにも出ています。
多少のカットだけなので、バリカンでやってましたが、後片付けが大変で(汗
うちは毎日ダイソンをかけていて、それでもソファの下には毛が溜まります。床に落ちた毛は掃除機、毛布やファーに絡んだ塊はコロコロという二段構えが日課です。床に落ちる前に回収してしまうという発想には、自宅でカットをしない僕でも素直に納得しました。
代わりに払うものが2つあります。音と、置き場所。3機種とも本体2〜2.5kgの据え置き型で、片手で持ち歩くバリカンとはまったく別のジャンルです。
1万円台前半で低評価がいちばん少ないのはこちら
AIRROBO PG100

最大12000Paの吸引力を4000・8000・12000Paの3段階で切り替えられて、ダストカップは2L。ガイドコームは3・6・9・12・18・24mmの6種類。★3以下は5.8%で8機種の最少、トピック別では吸引力が好意32件・指摘0件、毛の飛び散り防止が26対0でした。
割れるのは音だけで、好意21件・指摘11件。指摘率34.4%は8機種で2番目に高い数字です。救いはホースが1.5mあることと、吸引を4000Paまで落とせること。レビューにも「最初音に少し怖がりましたが、抱っこしたままカットも出来るので、すぐに慣れてくれました」という声があります。部品が別ページで単体購入できる点を決め手に挙げているレビューもありました。
AIRROBO PG100の商品ページに、6種のコームと2Lダストカップの仕様を載せています。
カットのあとにもう一度掃除機をかける工程が、この1台でまるごと消えます。弱モードとホースで音を遠ざける段取りを組めるなら、換毛期に部屋を追いかけ回す日が終わります。
アタッチメントで足裏まで見たいなら
Neakasa P1 Pro

タンク1L、パイプ1.3m、操作半径4m。アタッチメントはバリカン・グルーミングブラシ・梳きブラシ・足裏専用・隙間ノズルの5種で、コームは3・6・12・18・24mmの5サイズ。足裏専用のアタッチメントが付くのは吸引式のこのシリーズだけです。
音は好意14件・指摘8件で、指摘率36.4%は8機種で最も高い。消費電力300Wなので当然といえば当然です。ただ、対処法もレビューに書かれていました。
猫ちゃんは低い吸引だとそれほど怖がらずできます
もう1つ、初めて使う人が踏む落とし穴も出ています。
しかし、サマーカットで毛が短すぎるからなのか、ストライプ柄の剃り跡が残って、なんだかカッコ悪いなーと思います
短いコームで刈るほど、通した跡の筋が目立ちます。初回は18mmや24mmの長いほうから始めて、足りなければ短くするのが安全です。短く刈りすぎた毛は戻りません。
Neakasa P1 Proの商品ページに、5種のアタッチメントと折り畳み収納の仕様をまとめています。
小型犬1頭なら1Lのタンクで足りて、使わない日は折り畳んで片付けられます。リビングに2kgの機械を出しっぱなしにできない家でも、グルーミングと部屋の掃除を1台に寄せられます。
多頭飼いで途中で止めたくないなら
Neakasa P2 Pro

ダストボックス2L、ホース1.5m、本体2.5kgでスタンド付き。保証は2年。毛の飛び散り防止が好意28件・指摘0件、掃除のしやすさが24対0で、この機種を買う理由そのものには不満が1件も付いていません。
トピック別集計に「犬猫の反応」という項目が立ったのは8機種でこの機種だけで、好意32件・指摘8件。読むと条件がはっきりしています。
掃除機はやっぱり音がうるさいのと、毛用ではないので掃除機自体が壊れそうなので、買ってよかったです
犬の毛を普通の掃除機で吸うと、細い毛がモーター側に回ってフィルターを詰まらせます。専用機を分けるのは、掃除機の寿命の話でもあるんですよね。音の静かさは好意33件・指摘8件で、家庭用掃除機よりは静かという位置づけ。フィルターは消耗品で、最初から消耗品セット付き(20,880円)を選ぶ手もあります。
Neakasa P2 Proの商品ページに、3つのSKUと同シリーズとの仕様差を載せています。
途中でダストボックスがいっぱいになって手を止めると、犬の集中も飼い主の気力もそこで切れます。2頭以上いる家なら、2Lと2年保証がその仕切り直しを起こさないための保険になります。
アタッチメントを付けると刈り進まない、狭い場所は外して当てる
8機種のレビューをまたいで同じ指摘が出てくるのが、ガイドコーム(アタッチメント)です。付けると刃が毛をすくい上げにくくなり、同じ場所を何度も往復することになります。 difangでは「アタッチメントをつけるとなかなか切れないので取外して使用しました」、Patekerでも同じ話が出ていました。
レビュー通り、アタッチメントを着けると、剃りにくくなりました。アタッチメント無しでも危なくなさそうなので、無しで使ってます

この2つは別メーカーの別価格帯なのに、行き着いた使い方が同じです。機種の欠点ではなく、コームという部品の性質だと考えたほうが納得できます。
だから狭い場所と広い場所で使い方を分けます。足裏・お尻まわり・顔まわりはコームを外して直接当てる。背中とお腹は、刈りすぎを防ぐためにコームを付けて何往復かする。コームは切れ味を落とす代わりに、刈りすぎを止めるための部品です。そう思えば、進まないことは失敗ではありません。
もう1つ、刃が熱くなるという指摘も機種をまたいで出てきます。連続で使うときは途中で手を止めて刃に触って確かめる。それだけで避けられます。
虎刈りを防ぐのは機種選びよりブラッシングとコームの使い方
刈りムラは、機種の値段ではほとんど決まりません。レビューで虎刈りにならなかった人が書いていたことは、どれも刃を当てる前と当て方の話でした。

バリカンは、根本からしっかりブッラシングして毛のもつれなどを手入れした状態でかけないと、つっかかります。わんこも痛いので、しっかりブラッシングしてからバリカンかけ
毛流とバリカンの角度に気をつけて度々コームで毛を立てながら使用すればトラ刈りになることはありません
どちらもPatekerのレビューです。もつれたまま刃を当てると引っかかって痛い思いをさせ、痛い思いをさせた犬は次から逃げます。うちのパフィはトイプードルとポメラニアンの癖が両方出たうねうねの毛で、トリマーさんからも「絡まりやすい」と言われています。 この毛質の子なら、前のブラッシングは省けません。
進める順番は、この形が安全だと思っています。
- ブラッシングで毛を根元から起こし、もつれを全部ほどく
- 長い毛はハサミで先に短くしておく(商品ページ側でも案内されています)
- 長めのコームから始めて、足りなければ1段ずつ短くする
- コームで毛を立てながら、毛流に沿った角度で当てる
- 3分ほどで一度止めて刃の温度を確かめる
犬の毛玉の取り方は切る前が9割という記事にも書きましたが、うちは毛玉を見つけたら刃物を出す前にほぐします。バリカンでも同じで、ほどく作業をやらずに刈り始めるのが、いちばん失敗に近いんですよね。毎日のブラッシングをしている家は、それだけでもう準備の半分が終わっています。
うちが1台目を選ぶなら1,780円のミニバリカンから始める
8機種を並べて、うちが最初に買うならベルプラージュのペット用ミニバリカンです。理由は3つ。刃先8mmで目のまわりと足の指のあいだに入ること、9項目のうち4項目が指摘0件で★3以下が7.8%と偏りが少ないこと、そして1,780円ならサロン1回分の5分の1以下で失敗できることです。
体まで自分で刈るつもりなら、Pateker ペット用バリカン。0.8mm刻みの微調節があるので、とんがり頭にしてしまう不安をいちばん小さくできます。刈った毛の掃除がいちばんの負担ならAIRROBO PG100で、こちらは音の慣らしとセットで考えてください。
そして機種を決める前に、今日からできることがあります。足を持つ、指のあいだを開く。パフィがそれを許してくれるまでには何か月もかかりました。道具より先に、手で触れる範囲を広げておく。 僕がバリカンを見送ってから2年で、いちばん強く思っているのはそこです。






