「京都で犬と泊まれる宿、多いのか少ないのかもよくわからない」。うちも同じところでつまずきました。

調べるほど町家の一棟貸しが出てきて、でもホテルもあって、北のほうには温泉の宿もあって、結局どれを選べばいいのか決まらないんですよね。わんらいふナビに載せている京都の宿111軒を数えてみたら、その正体がはっきりしました。6割が一棟貸しで、温泉付きは京都市内に1軒だけ。街なかに泊まる旅と、日本海側に泊まる旅は、まったく別の旅になります。

この記事では、その分かれ道を先に整理してから、目的別に10軒を紹介します。予約前に見ておきたいところと、犬連れで京都を歩くときの注意点まで書いたので、宿選びの遠回りを減らせるはずです。

京都で犬と泊まれる宿を選ぶなら、まず街なかか日本海かを決める

京都で犬と泊まれる宿を選ぶなら、まず街なかか日本海かを決める

京都で犬と泊まれる宿は、京都市内の56軒と、日本海側(京丹後・宮津・舞鶴・与謝)の26軒に大きく分かれます。この2つは旅の中身がまるで違うので、どちらに行きたいかを先に決めるだけで、候補が一気に絞れます。

京都市内は寺社や町並みを歩く旅で、宿は町家の一棟貸しかホテル。一方、日本海側は海と温泉が中心で、ドッグラン付きの宿も増えます。同じ「京都」でも、京都駅から夕日ヶ浦まで車で2時間半ほどかかるので、両方を1泊で回るのは無理があります。

うちが宿を決めるときは、いつも次の3つを順番に決めています。この順で潰していくと、迷う時間がかなり減りました。

  1. 街なかか、日本海か(観光したいのか、海でのんびりしたいのか)
  2. 一棟貸しか、ホテルか(他の宿泊客と会いたくないか、設備の手厚さを取るか)
  3. 食事は一緒か、部屋で待ってもらうか(ここが宿によっていちばん違う)

3つめが特に大事で、京都の111軒のうち食事も一緒にできる宿は22軒。多くの宿では、食事の間は部屋で待ってもらう形になります。宿ごとの条件の見方は犬と泊まれる宿の選び方にまとめてあるので、初めての犬連れ旅ならそちらも見てみてください。

まずは今回紹介する10軒を、ざっと見比べてみてください。

宿名(エリア)犬のサイズ・頭数特徴料金の目安
hotel anddoggy京都二条(中京区)30kg未満・1室2頭犬専用ホテル・二条城前駅徒歩3分1室2名11,000円〜
洛龍菴 西陣北はぎ・あじさい(北区)大型1匹/中型2匹/小型3匹町家一棟貸し・温水の足洗い場1棟2名42,480円〜
京一軒町家 染 SEN 五条一貫町(下京区)20kg以下2匹町家一棟貸し・犬用の鹿肉フード付き2名合計19,352円〜
香水庵(中京区)小型・中型2頭1日1組の一棟貸し・中庭にドッグラン犬料金1頭1,000円(室料は要確認)
リバーサイド嵐山(西京区)超大型犬まで・2頭込み阪急嵐山駅徒歩3分・部屋の半分が土間2名26,240円〜
ペンションK-yard(嵯峨野)宿泊人数+1頭まで専用ドッグラン・食事も一緒1名7,700円〜
ホテルハーヴェスト京都鷹峯(北区)大型犬OK温泉露天風呂付きのペットスイート2名74,800円〜
丹後リゾート らぐら木津別邸(京丹後市)中大型3頭・合計6頭全室に源泉かけ流しの露天風呂1〜2万円台
メルキュール京都宮津(宮津市)20kg以下・1室2頭天橋立まで車15分・ドッグラン1名2〜3万円
東横INN京都五条大宮(下京区)10kg以下・1室3匹犬料金2,500円・無料朝食付き1名6,000円台〜

京都の犬と泊まれる宿は6割が一棟貸し ホテルより町家が多い

京都の犬と泊まれる宿は6割が一棟貸し ホテルより町家が多い

京都の111軒を宿タイプで数えると、コテージ・一棟貸しが65軒でホテルは25軒、旅館は10軒。犬連れで泊まれる京都の宿は、6割が一棟貸しです。京都市内に限っても56軒中34軒が一棟貸しで、これは他の県ではあまり見ない偏り方でした。

理由はたぶん、京都に町家という建物のストックがあるからです。1棟まるごと貸す形なら、他の宿泊客とすれ違わずにすむ。犬が苦手な人に気をつかう場面がそもそも発生しません。実際、京都の宿のうち「館内まるごと同伴OK」は32軒あって、その多くが町家の一棟貸しです。

これ、犬連れにはけっこう大きい話でして。うちのパフィ(ポメプー・5.12kg)は家の外の物音や知らない人に反応して吠える子なので、廊下やロビーで誰かとすれ違うたびにヒヤッとします。玄関を閉めたらそこから先は自分たちだけ、という宿は、それだけで気が楽なんですよね。畳や土間の上をリードなしで歩かせられる宿も多くて、部屋の中でくつろがせやすいのも町家の良さです。

一方で、一棟貸しには弱点もあります。フロントに人が常駐していない宿が多いので、困ったときにすぐ聞けません。犬用アメニティの手厚さも、専用ホテルには及ばないことがほとんど。「初めての犬連れ旅で不安」という段階なら、設備の整ったホテルから始めるほうが安心だと思います。

大型犬と泊まれる宿は京都に41軒ある

京都で大型犬と泊まれる宿は41軒あり、そのうち26軒が一棟貸しです。大型犬は選択肢が少ないと言われがちですが、京都に関しては一棟貸しが多いぶん、都市部としては受け皿が残っているほうだと思います。

今回紹介する中では、hotel anddoggy京都二条(30kg未満)、洛龍菴 西陣北はぎ・あじさい(大型犬1匹)、リバーサイド嵐山(超大型犬まで)、丹後リゾート らぐら木津別邸(中大型3頭まで)が大型犬に対応しています。ただし「大型犬OK」でも頭数やサイズの上限は宿ごとにバラバラなので、体重を伝えて事前に確認するのが確実です。

京都市内を観光の拠点にするなら選びたい4軒

京都市内で観光しながら泊まるなら、二条城・西陣・五条・御所のまわりに犬と泊まれる宿が集まっています。どこも街の中心に近く、朝晩の散歩がそのまま京都の街歩きになるのがうれしいところ。

hotel anddoggy京都二条(犬専用ホテル)

二条城前駅から徒歩3分の犬専用ホテルです。素泊まり1室2名で税込11,000円〜(2026年7月時点)、しかも1頭目の犬料金は宿泊料金に込み。2頭目が1泊5,000円なので、1頭ならかなりコスパのいい選択になります。

屋内のドッグラウンジがあるので、京都で雨に降られた日でも遊び場に困りません。足洗い場と犬用の食事もあり、体重30kg未満なら1室2頭まで。チェックイン2日前までに公式フォームで犬の情報を出す必要があるので、直前予約のときは気をつけてください。狂犬病と5種以上の混合ワクチンの証明書のコピーも必要です。詳しくはhotel anddoggy京都二条の紹介ページにまとめています。

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hotel anddoggy京都二条(ホテル・アンドドギー京都二条)
京都

hotel anddoggy京都二条(ホテル・アンドドギー京都二条)

4.73 (89件)
最安 4,500円〜
ペット追加料金: 1頭目は宿泊料金に込み。2頭目は1泊5,000円(税込)

洛龍菴 西陣北はぎ・あじさい(町家一棟貸し)

西陣の町家を1棟まるごと借りられる宿です。玄関の足洗い場が温水シャワー付きで、ペットの宿泊料金は無料。冬の京都を散歩して足が冷えても、あたたかいお湯で洗ってあげられます。

大型犬1匹、中型犬(20kg未満)2匹、小型犬(10kg未満)3匹のいずれかで、猫も2匹まで。各棟に駐車場が1台分あるのも、車で行く身にはありがたいところです。1棟2名42,480円〜と安くはないものの、犬の料金がかからないぶん多頭飼いの家庭には向いています。洛龍菴 西陣北はぎ・あじさいの紹介ページで間取りを見てみてください。

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洛龍菴 西陣北はぎ・あじさい
京都

洛龍菴 西陣北はぎ・あじさい

4.80 (66件)
最安 16,698円〜
ペット追加料金: 無料

京一軒町家 染 SEN 五条一貫町(囲炉裏のある町家)

築100年超の町家をリノベーションした一棟貸しで、囲炉裏のある土間が印象的な宿です。犬用の鹿肉ドライフードが付いてきて、犬用のお風呂と足洗いシャワーまでそろっています。ここまで犬まわりが整った町家は多くありません。

小型犬・中型犬(20kg以下)が2匹までで、それ以上は要相談。素泊まり2名で合計19,352円〜、最大6名まで泊まれるので、家族で行くと1人あたりはぐっと下がります。外出時はケージを使う決まりなので、留守番が苦手な子は食事も部屋でとれるプランを選ぶと安心です。染 SEN 五条一貫町の紹介ページに設備をまとめました。

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香水庵(1日1組の一棟貸し)

地下鉄丸太町駅から徒歩3分、1日1組限定の一棟貸しです。中庭にドッグランがあって、犬料金は小型犬・猫が1泊1頭1,000円、中型犬が2,000円。この立地でこの価格は安いほうだと思います。

室内は同室でフリーに過ごせて、ケージやサークルも事前連絡で用意してもらえます。大型犬は不可で2頭まで。京都御苑まで歩けるので、朝の散歩コースには困りません。無料駐車場は1台ありますが、大型車は不可でサイズ制限があるので、車で行くなら先に確認を。香水庵の紹介ページで詳しく紹介しています。

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香水庵
京都

香水庵

4.00 (29件)
最安 7,600円〜
ペット追加料金: 小型犬・猫 1泊1頭 1,000円/中型犬 2,000円(税込)

嵐山と嵯峨野でゆっくり過ごすなら2軒

嵐山エリアには、駅から歩ける距離に犬と泊まれる宿があります。渡月橋や竹林の道は人が多いので、宿が近いと犬の様子を見ながら早めに戻れるのが助かります。

リバーサイド嵐山

阪急嵐山駅から徒歩3分。ペット同伴のトリプルルームは36平米で、部屋の半分が土間になっているので、室内でもリードを外して遊ばせられます。しかも犬2頭分の同伴代が室料に込みで、3頭目から1頭1,750円。

小型犬から超大型犬まで受け入れていて、ドッグランと足洗い場、プールまであります。ただし客室に犬だけを残しての外出はできないので、観光は交代で行くか、犬も一緒に歩ける範囲にとどめる前提で計画したほうがいいです。2名26,240円〜、部屋食のプランもあります。リバーサイド嵐山の紹介ページをどうぞ。

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リバーサイド嵐山
京都

リバーサイド嵐山

4.33 (89件)
最安 4,800円〜
ペット追加料金: 犬2頭までは室料に含む。3頭目から1頭につき1,750円

ペンションK-yard

嵯峨野にある、宿泊者専用のドッグランが付いたペンションです。平日は大人1名7,700円〜(素泊まり・1室2名時)と手が届きやすく、しかも食事も犬と一緒にとれます。今回の10軒のなかで、食事同席と価格の両方を満たすのはここでした。

頭数は宿泊人数+1頭までで、生後6か月以上。犬だけを客室に残す留守番はできませんが、そのかわり無料のペットルームが用意されているので、観光の間はそちらに預けられます。犬料金は1頭3,300円、2頭目以降は半額。ベッドに直接乗せるのは不可なので、うちみたいに一緒に寝るのが習慣の子は、寝床を持っていくといいかもしれません。ペンションK-yardの紹介ページに条件をまとめています。

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ペンションK-yard
京都

ペンションK-yard

ペット追加料金: 1頭3,300円/2頭目以降は半額。

犬と一緒に温泉に入りたいなら京都市内より北へ行く

京都の犬と泊まれる宿111軒のうち、温泉があるのは16軒だけ。そのうち京都市内は1軒しかなく、残りの15軒は京丹後・宮津・南丹・与謝に集まっています。「京都で犬連れ温泉旅」を考えているなら、行き先は市内ではなく北です。

これは調べていていちばん意外だったところでした。京都というと市内のイメージが強いのですが、温泉と犬連れを両立させたいなら、日本海側の夕日ヶ浦や天橋立のほうが選択肢が広い。露天風呂付きの客室がある宿は11軒あって、そのうち4軒は京都市内にあります。ただし市内の4軒で温泉なのはホテルハーヴェスト京都鷹峯だけで、残りは温泉ではない露天風呂です。

ホテルハーヴェスト京都鷹峯(市内で唯一の温泉宿)

京都市内で温泉に入れる、今のところ唯一の宿です。ペットスイートは洋室83平米・和洋室93平米と広く、温泉の露天風呂が客室に付いています。朝食付き2名74,800円〜と価格は張りますが、そのぶん部屋にこもって過ごせるつくり。

犬は共用スペースに入れず、専用の出入口から移動します。犬の食事は持参。レストランに同伴できないぶん、部屋が広くて温泉まで付いているのは、家が好きなインドア派の子には合っていると思います。京都駅八条口から無料送迎バスが1日3便(前日18時までの予約制)、駐車場は69台無料。ホテルハーヴェスト京都鷹峯の紹介ページで詳しく触れています。

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ホテルハーヴェスト京都鷹峯
京都

ホテルハーヴェスト京都鷹峯

4.14 (41件)
最安 19,800円〜
ペット追加料金: 1室3,300円(トラベルウィズドッグ掲載情報)

丹後リゾート らぐら木津別邸(夕日ヶ浦)

京都丹後鉄道の夕日ヶ浦木津温泉駅から徒歩3分、全6室の犬専用宿です。全室に源泉かけ流しの露天風呂が付いた約87平米のスイートで、1室合計6頭まで(中大型犬は3頭まで)。ドッグランもあり、部屋食にすれば食事も犬と一緒にとれます。

犬専用宿なので、他の宿泊客も全員が犬連れ。うちが石川の犬専用ホテルに泊まってわかったのは、これがいちばん気楽だということでした。吠えてしまっても笑ってもらえるし、廊下で犬の話が始まる。狂犬病(毎年)と5種以上の混合ワクチン(1年未満)の証明書が要るので、準備を忘れずに。丹後リゾート らぐら木津別邸の紹介ページをどうぞ。

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丹後リゾート らぐら木津別邸
京都

丹後リゾート らぐら木津別邸

最安 16,900円〜
ペット追加料金: 予約時に確認。

メルキュール京都宮津リゾート&スパ(天橋立)

天橋立まで車で15分のリゾートホテルです。ドッグフレンドリールームは20kg以下の小型犬・中型犬が1室2頭までで、ドッグランと温泉、足洗い場がそろっています。駐車場は250台無料なので、車で行きやすいのも助かるところ。

注意したいのは、館内の共用部に犬を連れて入れない点。移動のときはキャリーかケージに入れる必要があり、客室のバスと洗面も犬には使えません。事前連絡と誓約書の提出も要ります。条件は少し厳しめですが、そのぶん設備はリゾートらしい水準です。メルキュール京都宮津の紹介ページにまとめました。

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メルキュール京都宮津リゾート&スパ
京都

メルキュール京都宮津リゾート&スパ

4.09 (4,253件)
最安 6,017円〜
ペット追加料金: 対象サイズ(20kg以下の小型・中型犬)はドッグフレンドリールームの宿泊プランに含まれる案内。予約時に最新の料金条件を確認

宿泊費を抑えたいなら1万円以下の19軒から探す

京都の犬と泊まれる宿の料金帯は、1〜2万円が52軒でいちばん多く、1万円以下は19軒。予算を優先するなら、この19軒に含まれるビジネスホテルか、人数で割れる一棟貸しが狙い目です。

東横INN京都五条大宮

ペット同伴プランのあるビジネスホテルで、シングル1泊1名6,000円台〜(無料朝食付き)。犬料金は1匹目2,500円、2匹目・3匹目は各2,000円。うちのパフィ(5.12kg)なら余裕でクリアする10kg以下・1室3匹までの条件です。

生後4か月以上・室内飼い・畜犬登録済み・ノミとマダニの駆除済みが条件で、狂犬病と5種以上の混合ワクチンは「接種後2週間以上1年未満」という指定つき。ワクチンを打ったばかりだと引っかかるので、日付を先に見ておいてください。東横INN京都五条大宮の紹介ページで条件を確認できます。

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東横INN京都五条大宮
京都

東横INN京都五条大宮

4.09 (376件)
最安 3,675円〜
ペット追加料金: 1泊1匹目2,500円、2匹目・3匹目は各2,000円(いずれも税込・現地払い)

一棟貸しは1棟あたりの表示価格が高く見えますが、定員いっぱいで泊まると1人あたりは下がります。染 SEN 五条一貫町は最大6名、洛龍菴も棟によっては複数人で泊まれるので、家族や友人と行くなら比べてみる価値があります。1万円以下の19軒を含めて条件から絞りたいときは、京都の犬と泊まれる宿の一覧から料金帯や設備でしぼり込んでみてください。

犬連れで京都を歩くなら、地下鉄に乗れないことを先に知っておく

犬連れで京都を歩くなら、地下鉄に乗れないことを先に知っておく

京都市営地下鉄は、犬を車内に持ち込めません。京都市交通局の公式Q&Aには「小鳥,昆虫,愛がん用小動物及び魚介類等で完全な容器に入れ(中略)その他のペットについては車内に持ち込むことはできません」と書かれています(京都市交通局 地下鉄の乗り方について)。

市バスのほうは、公式Q&Aで「愛がん用の小動物であれば、移動用のバスケット等に全身を入れていただくことでご乗車は可能です」とされています(京都市交通局 市バスの乗り方について)。ただし犬がここに含まれるかは読み手によって判断が分かれるところで、運転士が他のお客さんの迷惑になると判断すれば断られることもある、と明記されています。乗る予定なら、出発前に交通局へ確認しておくのが確実です。

つまり京都市内の犬連れ移動は、徒歩・タクシー・自家用車のどれかが前提になります。ところが今回数えたところ、京都市内の56軒のうち21軒が「駐車場なし(近隣コインパーキング)」でした。車で行くつもりなら、宿の駐車場の有無は料金より先に見ておいたほうがいいです。

うちはお出かけのときにペットカートを使っているのですが、京都の街歩きこそカートが効くと思っています。人混みで踏まれる心配が減りますし、夏のアスファルトから足を離せる。タクシーもキャリーやカートに入っていれば乗せてもらいやすくなります。パフィは車移動なら2時間近くても平気なタイプですが、それでも1時間ごとにパーキングエリアで降ろすようにしています。車での移動については犬を車に乗せるときの準備にまとめました。

犬と泊まれる宿を京都で予約する前に確認したい4つのこと

犬と泊まれる宿を京都で予約する前に確認したい4つのこと

予約前に見ておきたいのは「ワクチン証明の条件」「サイズと頭数の上限」「同伴できる範囲」「追加料金」の4つです。この4つは宿ごとに本当にバラバラで、今回の10軒でも条件がそろっているものは1つもありませんでした。

ワクチン証明は、多くの宿が1年以内の狂犬病予防注射済証と5種以上の混合ワクチン接種証明書を求めます。うちは完全室内飼いで山や川に行かないため、獣医さんと相談して5種を選びました。「5種以上」という条件の宿が多いので、5種でも問題なく通っています。証明書はコピーをとって、旅行用のバッグに入れっぱなしにしておくと当日あわてません。

サイズと頭数は、今回の10軒だけでも「10kg以下1室3匹」から「超大型犬まで2頭込み」まで幅がありました。体重は当日測られるわけではないものの、申告した体重をもとに部屋が決まるので、正直に伝えたほうがお互い安心です。

同伴できる範囲は、食事のときにいちばん差が出ます。京都で食事も一緒にできるのは111軒中22軒。それ以外の宿では部屋で待ってもらうことになるので、留守番が苦手な子なら一棟貸しか部屋食のプランを選ぶ、という決め方になります。追加料金も、無料の宿から1頭11,000円の宿まであるので、宿泊料金と足して比べてください。

最後にもうひとつ。僕はまだ、パフィを京都の宿に連れて行けていません。泊まったのは石川の犬専用ホテルで、そこで学んだことをもとにこの記事を書いています。そのとき驚いたのは、普段は半生フードしか食べない偏食のパフィが、宿で出された犬用ごはんを一瞬で完食したこと。環境が変わると食欲まで変わるんですね。逆に、キャリーをシートベルトで固定していたのに急ブレーキでずれかけて焦ったこともありました。実際に泊まった話はわんわんリゾート粟津の宿泊記に書いています。福井から京都までは車で2時間半ほど。次の犬連れ旅は、この記事で調べた町家に泊まってみるつもりです。

京都は犬と泊まれる宿が111軒もあるぶん、条件で絞らないと決まりません。街なかか日本海か、一棟貸しかホテルか、食事は一緒か。この3つを先に決めてから、今回の10軒や京都の犬と泊まれる宿の一覧を見てみてください。隣の福井の宿もあわせて検討するなら、犬と泊まれる宿 福井のおすすめ5軒もどうぞ。