「一人暮らしで犬を飼ってみたいけど、本当に大丈夫かな…」と悩んでいませんか。仕事から帰ってきたら待っていてくれる、休みの日に一緒に散歩する。想像するだけでワクワクする一方で、留守番・お金・賃貸・体調不良の対応など、不安な要素が次々と出てくるんですよね。

僕はポメプーのパフィ(メス・2歳・体重5kg)を4人家族で飼っていますが、それでも8時間の留守番でぬいぐるみの誤飲事故が起きました。「家族4人いてもこれだから、一人暮らしならもっと大変だな」というのが正直な感想です。

それでも一人暮らしで犬を幸せに飼っている方は実在しますし、条件を整えれば十分実現できる選択肢です。この記事では一般平均月9,360円とは違う月4万円かかっているリアルな費用感、僕が独自に整理した「ひとり暮らし犬OK?13チェック」、一人暮らし向きの犬種10選を5軸比較表で公開します。読み終えるころには「自分が今飼えるかどうか」がはっきり判断できるようになるはずです。

一人暮らしで犬は飼える?結論と判断軸の全体像

一人暮らしで犬は飼える?結論と判断軸の全体像

結論から言うと、一人暮らしでも犬は飼えます。 ただし「住環境・時間・経済・サポート体制・心の準備」という5つの条件を同時に満たせる人に限る、というのが正直なところです。条件を1つでも欠いた状態で迎えると、犬にも自分にもストレスがたまり、最悪の場合は手放すことになります。

一般社団法人ペットフード協会の2024年全国犬猫飼育実態調査によると、犬を飼っている世帯のうち単身世帯の割合は約12.6%とされています。決して多数派ではありませんが、確実に一定数が存在している事実は心強いですよね。

ここで僕が伝えたいのは、「飼えるか飼えないか」の二択ではなく、「いつ・どんな条件が揃ったら飼えるか」という時間軸で考えてほしいということ。今すぐ無理でも、半年後・1年後に環境を整えれば飼える可能性は十分にあります。

本記事ではこの5条件を解像度高く解説したうえで、独自の13項目チェックリスト、一人暮らし向きの犬種10選比較、月々の費用、賃貸物件の選び方、留守番対策、迎える前の準備手順まで一通り網羅します。気になるところから読んでください。

一人暮らしで犬を飼える人の5条件(独自スコア)

一人暮らしで犬を幸せに飼える人には共通点があります。 僕がパフィと2年暮らしてきて気づいたのは、住環境・時間・経済・サポート体制・心の準備の5つが揃って初めて成立するということ。これを「ひとり暮らし犬飼育適性スコア5軸」として整理しました。

各軸は0〜2点で自己採点し、合計10点満点で7点以上なら「飼える」、4〜6点なら「条件を整えてから」、3点以下なら「今は見送り」が目安です。なお、これは僕がパフィを飼った経験と、知人の単身犬飼い3名へのヒアリングをもとに作った独自フレームワークで、絶対の指標ではない点はご了承ください。

高得点(2点)の条件中得点(1点)低得点(0点)
住環境ペット可物件で1R以上、防音・床素材OK、近くに散歩コースありペット可だが1R狭め、散歩環境はそこそこペット不可、または防音・動線に難あり
時間在宅勤務またはフレックスで日中も帰宅可能、留守番は1日4時間以内平日8時間以内の留守番、休日は十分に時間取れる留守番が9時間超、夜の予定が多い
経済月5万円・初期20万円・緊急時50万円を捻出可能月3万円・初期15万円は確保、緊急時は要相談月の貯蓄に余裕なし、急な医療費に対応不可
サポート体制実家・友人・ペットシッター・動物病院の4方向に頼れる先あり2方向のサポートあり、緊急時は要連絡一人で完結する想定、頼れる先がない
心の準備15年以上の長期コミットを覚悟、ライフプランに犬を組み込み済み数年単位の覚悟あり、転勤/結婚時の対応は要検討衝動的に飼いたい、長期計画なし

住環境の条件で見落としがちなポイント

ペット可物件に住むのは大前提として、見落としやすいのが「床の滑りやすさ」と「夜の生活音」です。パフィの場合、フローリングで滑って前足を捻挫しかけたことがあり、急いでタイルマットを敷きました。クッションフロアの賃貸でも、走り回る小型犬には滑り止めマットが必須です。

夜の生活音については、隣室の足音・話し声・テレビ音が聞こえる構造だと、犬がそれに反応して吠える可能性があります。パフィも家の外の車の音や風の音に過剰反応するタイプで、防音性の低い物件だと近隣トラブルになりかねません。内見時に隣室の生活音がどれくらい聞こえるか、必ず確認してください。

時間の条件は「合計時間」と「分割パターン」の両方で見る

「1日何時間一緒にいるか」だけでなく、「留守番が連続何時間続くか」も同じくらい大事です。同じ8時間でも、「朝出かけて夜帰る連続8時間」と「朝3時間外出→帰宅→夕方4時間外出」では、犬の負担が大きく違います。

獣医師の久保木宏美先生によると、成犬の留守番は健康な状態でも4〜6時間程度が目安で、8時間以上は分離不安や問題行動のリスクが上がるとされています。一人暮らしで在宅勤務の人なら理想的ですが、フル出社の方は留守番対策を準備したうえで迎えるかどうかを判断してください。

一人暮らし適性チェック13項目(独自フレーム)

5条件をさらに具体的な行動レベルに分解したのが、独自の「ひとり暮らし犬OK?13チェック」です。 13項目中9個以上◯なら飼育OK、6〜8個ならまだ準備中、5個以下なら一旦見送りを推奨します。1〜2分でできるので、迎える前に必ずやってみてください。

このチェックリストは、実際にパフィを迎える前の自分が「これを知っていればもっと準備できたな」と感じたポイントをすべて洗い出して作りました。一般論では「責任を持って飼いましょう」で終わってしまう部分を、行動チェックレベルまで落としています。

ひとり暮らし犬OK?13チェック

  • 1. 物件確認: 自分の物件がペット可で、契約書に犬種・頭数・サイズの制限を確認した
  • 2. 大家確認: 大家または管理会社にあらかじめ「犬を迎える予定」を伝えて承諾を得た
  • 3. 在宅時間: 1日のうち犬と一緒にいられる時間が10時間以上ある(睡眠含む)
  • 4. 連続留守番: 連続留守番が8時間以内に収まる勤務スタイルになっている
  • 5. 散歩動線: 自宅から徒歩5分以内に犬が歩ける道路・公園・緑地がある
  • 6. 月予算: 月3〜5万円の犬関連支出を継続できる収入と貯蓄がある
  • 7. 緊急医療費: 急な手術・入院で50万円かかっても捻出できる
  • 8. かかりつけ医: 徒歩・自転車・タクシーで15分以内に動物病院がある
  • 9. 緊急時の頼れる先: 急に世話できなくなった時に犬を預けられる人・施設が2つ以上ある
  • 10. 旅行・帰省対応: 自分が家を空ける時の対応プラン(ホテル・シッター・実家)が決まっている
  • 11. 長期コミット: 15年以上犬と暮らす生活設計ができている(結婚・転勤・転職を見据えて)
  • 12. 災害対策: 同行避難の準備(キャリー・フード備蓄・避難所確認)ができている
  • 13. 心の覚悟: 犬のために自分の自由・睡眠・遊びを優先順位の下げる覚悟がある

僕がパフィを迎える前の自己採点は、4人家族にも関わらず9/13でした。「ペット可マンションだから大丈夫」「実家が近いから何とかなる」と楽観していた部分が、実際に飼ってみると想定以上に大変だったんですよね。一人暮らしならもっと厳しめに採点することをおすすめします。

参考までに、3つだけ補足しておきます。

  • 項目9の「頼れる先2つ以上」は本当に大事。家族・友人・ペットシッター・動物病院・ペットホテルなど、複数方向に確保しておかないと、自分がインフルエンザで動けない時に詰みます
  • 項目11の長期コミットは、結婚や転勤で「犬を飼える条件が変わる可能性」までシミュレーションしてください。途中で手放すのは一番避けたい
  • 項目13の心の覚悟は曖昧に見えますが、ここが揺らぐ人は迎えてから後悔します

一人暮らし向きの犬種10選を比較表で発表

一人暮らし向きの犬種10選を比較表で発表

一人暮らしには小型犬・運動量少なめ・吠え癖が弱い・トリミング頻度が低い犬種が向いています。 僕が候補にした犬種を、独自に5軸スコア(留守番耐性・吠え癖の弱さ・運動量の少なさ・トリミング頻度の低さ・初心者向け度)で比較しました。各軸5点満点、合計25点満点です。

スコアは僕がペットショップ・ブリーダー・トリミングサロン・動物病院で集めた情報と、ジャパンケネルクラブの公式犬種紹介を参考に独自評価したものです。同じ犬種でも個体差は大きいので、最終的にはブリーダーや保護団体で実際に対面して判断してください。

犬種留守番耐性吠え癖の弱さ運動量の少なさトリミング頻度の低さ初心者向け度合計
トイ・プードル★★★★★★★★★★★★★★★★★★22
シー・ズー★★★★★★★★★★★★★★★★★★22
マルチーズ★★★★★★★★★★★★★★★★★★★22
キャバリア★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★22
パピヨン★★★★★★★★★★★★★★★★★★★21
ヨークシャー・テリア★★★★★★★★★★★★★★★17
ポメラニアン★★★★★★★★★★★★★★16
ポメプー(ミックス)★★★★★★★★★★★★★★16
チワワ★★★★★★★★★★★★★★★★★17
フレンチ・ブルドッグ★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★20

合計スコアで見るとトイプードル・シーズー・マルチーズ・キャバリアの4犬種が同率トップです。ただ、これは平均的な傾向であって、最終的には自分のライフスタイルとの相性で選んでください。

トップ4犬種を一人暮らし視点でもう少し詳しく

トイ・プードルは抜け毛がほとんどなくアレルギーが心配な方にも向いています。賢くてしつけがスムーズに入る一方、頭が良すぎて退屈すると問題行動が出やすいタイプ。一人暮らしなら知育トイで暇つぶしを準備するのがおすすめです。

シー・ズーはマイペースで留守番が比較的得意。運動量が少なく散歩は1日20〜30分で足りるので、忙しい一人暮らしと相性が良い犬種です。ただし顔まわりの毛が伸びるので2ヶ月に1回はトリミングが必要で、長毛の手入れには時間を取られます。

マルチーズは飼い主への愛着が強く、甘えん坊でひざの上が大好きなタイプ。一人暮らしの「ずっとそばにいてほしい」気持ちを満たしてくれる犬種ですが、依存が強くなりすぎると分離不安になりやすい面もあります。

キャバリア・キング・チャールズ・スパニエルは性格が穏やかで吠え癖が少なく、集合住宅の一人暮らしに向いています。中型犬寄りの体格(8〜10kg)なので、賃貸の犬種制限に引っかからないか事前確認は必須です。

ポメプー(うちのパフィ)を選んだ僕の本音

スコア表では16点と中位ですが、僕はポメプー(ポメラニアン×トイプードルのミックス犬)を選びました。理由は「トイプードルの賢さ+ポメラニアンの愛嬌が両方欲しかった」というシンプルなものです。

実際に飼ってみると、トイプー寄りで賢い反面、ポメラニアン譲りの吠え癖と警戒心が強く、家の外の物音に過剰反応します。トリミングも月1回必要で、毛の絡まりやすさはトイプー側、抜け毛はポメ側を引き継いでしまいました。

一人暮らしでポメプーを飼うなら、防音性の高い物件と、毎日のブラッシング時間の確保が必須です。可愛さで選ぶのは大いにアリですが、ミックス犬は両親犬種の「いいとこ取り」とは限らない点だけは知っておいてください。詳しくはポメプーの飼い方を一次体験で解説した記事にまとめています。

なお、一人暮らしに向いている犬種をもう少し広く知りたい方は、初心者でも飼いやすい犬種10選の記事も参考になります。

月々の費用と生涯コスト(リアルな数字)

月々の費用と生涯コスト(リアルな数字)

一人暮らしで犬を飼う費用は、世間で言われている平均月9,000〜10,000円より高くなることがほとんどです。 うちはパフィに月4万円ほどかけていて、家族4人での生活でこれなので、一人暮らしならさらに圧縮の余地は限られると考えてください。

アニコム家庭どうぶつ白書2023によると、犬1頭にかかる年間支出は平均約35万8千円(月換算約3万円)です。一般社団法人ペットフード協会の調査では月平均1万円程度とされていますが、これはフード・おやつだけの数字で、トリミング・医療・保険・ホテル・グッズを含めると実態は月3万円以上が現実的です。

うちのリアルな月別内訳(パフィ・5kg・2歳)

項目月額(円)備考
フード(プッチーヌ半生+ちゅるビー)約10,000ソフトタイプで偏食に対応
トリミング約9,000月1回ベアカット・尻尾カット込み
医療費・予防(年割)約5,000狂犬病・混合ワクチン・フィラリア・ノミダニ
ペット保険(楽天)約1,767年21,200円÷12
シーツ・グッズ・おやつ約3,000デオシート108枚+鹿のツノ等
ペットホテル・お出かけ約10,000月平均(旅行月は2〜3万円)
光熱費の増分(エアコン年中つけっぱ)約1,500冬22℃キープで電気代増
月合計約40,267あくまでうちのケース

一人暮らし向けに圧縮した場合の現実的な数字

家族で飼っているから増える項目(ペットホテル・お出かけ)と、節約可能な項目(トリミング自宅化・保険最小プラン)を調整すると、一人暮らしのリアル下限は月25,000円前後です。これより安く抑えるのは、医療費の備えを削ることになるのでおすすめできません。

項目月額目安(一人暮らし版)備考
フード6,000〜10,000体重と銘柄で変動
トリミング5,000〜9,000短毛犬種なら自宅で対応可能
医療費・予防(年割)4,000〜6,000動物病院による
ペット保険1,500〜3,000プランによる
グッズ・消耗品2,000〜3,000シーツ・おやつ等
預け費用3,000〜10,000旅行頻度による
光熱費の増分1,000〜2,000賃貸の断熱性能による
月合計約22,500〜43,000

生涯コストは200〜300万円が目安

平均寿命14歳まで生きると仮定して、月3万円×12ヶ月×14年 = 約504万円というのが理論値です。アニコムの調査では生涯医療費だけで約170万円とされており、ここに食費・グッズ・保険を加算すると、200〜300万円が一般的な相場感です。

ちなみに僕が楽天ペット保険を選んだ理由は、楽天市場・楽天カードと引き落としを統一して家計管理を簡単にしたかったから。最初はアニコムに加入していましたが、相談サービスを使わなかったので、契約更新のタイミングで楽天に乗り換えました。アニコムとの保険料差はほぼ無く、選択の決め手は「自分の生活に馴染むか」でした。

費用の詳細は犬の飼育費用を月額で詳しく解説した記事ミックス犬の飼育費用の実例記事、初期費用は犬を迎える初期費用の内訳記事を読んでみてください。

賃貸ペット可物件の選び方と契約時の注意点

一人暮らしで犬を飼うなら、賃貸物件選びは最重要ステップです。 アットホームの調査によると、東京23区の1R・1Kの中でペット相談可物件の割合は約15〜19%と少なく、エリアや家賃帯によってはほとんど選択肢がないこともあります。

ペット可物件にも段階があります。「ペット相談可(要審査)」「小型犬1頭まで可」「多頭飼育可」など条件はさまざまで、迎えたい犬種・サイズが許可されているか必ず契約書で確認してください。

ペット可物件選びの7チェックポイント

  1. 犬種・体高・体重制限: 「小型犬のみ」「体高40cm以下」など具体的な制限を確認
  2. 頭数制限: 多くは1頭まで。将来2頭目を考えるなら最初から多頭可物件を
  3. 敷金・礼金の上乗せ: ペット可は敷金+1〜2ヶ月が相場、退去時の原状回復費も要確認
  4. 共用部分のルール: エレベーター乗車時の抱っこ・キャリー必須など
  5. 鳴き声・足音への配慮義務: 苦情時の対応条項を契約書で確認
  6. 退去時の原状回復範囲: 床のキズ・壁のニオイ・尿染みの扱いを事前確認
  7. 大家への事前通知: 飼い始める時期・犬種・頭数を契約後に必ず通知

一人暮らしで物件選びでやってはいけない3つのこと

1つ目は「ペット不可物件で内緒で飼う」こと。発覚時には強制退去・違約金が発生し、犬にとっても引っ越しのストレスがかかります。絶対にやめてください。

2つ目は「内見時に隣室の生活音を確認しない」こと。隣室の話し声・テレビ音が聞こえる物件は、犬がそれに反応して吠えるリスクがあります。パフィも家の外の風の音や車の音に反応して吠えるタイプで、防音性の低い賃貸だと近隣トラブル必至でした。

3つ目は「上層階を選ばない」こと。1階は外の音・人の気配で吠えやすく、最上階は夏場の室温が上がりやすい。理想は中間階の角部屋ですが、家賃との兼ね合いで現実的な落としどころを探してください。

ペット可物件を見つけた後のサポート体制

物件が決まったら、徒歩・自転車・タクシーで15分以内の動物病院を最低2軒リサーチして登録しておきます。1軒目の獣医師の方針が合わなかった時の選択肢、夜間救急の対応病院も含めて把握しておくと安心です。

一人暮らしならではの「自分が体調を崩した時の犬の世話」については、近所のペットシッター・実家の家族・友人など複数の頼れる先を確保。ペット保険についてもペット保険は必要かを検討する記事で考えを整理してから加入を決めてください。

留守番の限界時間と分離不安を防ぐ4つの工夫

留守番の限界時間と分離不安を防ぐ4つの工夫

成犬の留守番は健康な状態でも4〜6時間が目安で、8時間を超えると分離不安や問題行動のリスクが急上昇します。 一人暮らしでフル出社の方は、この時間制約をどう乗り越えるかが最大の課題です。

ここで一つ、僕がパフィで実際に経験した話をします。家族で1日出かけて8時間留守番させた時、パフィは留守番中にぬいぐるみを噛みちぎって中のビーズを飲み込みました。帰宅後しばらくは気づかず、翌日から元気がなくなり舌が真っ白になって倒れ込み、慌てて動物病院へ。注射と薬で1日で回復しましたが、本当にゾッとした出来事でした。

家族4人で交代しながら世話している家庭でこれが起きるのだから、一人暮らしならもっと厳しいリスクがあると考えてください。それでも工夫次第で十分対応可能なので、留守番対策の4つの基本をまとめます。

留守番中の事故・ストレスを防ぐ4工夫

  1. 誤飲リスクのあるものを犬の手の届く場所に置かない: ぬいぐるみ・小物・観葉植物・ケーブル類はすべて移動。サークル内には誤飲しないトイ(ゴム製・耐久性ありの一体型)だけ
  2. ペットカメラで様子を確認できる環境を作る: WTW・パナソニック・TPLink等の双方向カメラなら声かけも可能。うちはWTWの「みてるちゃん」シリーズを検討中
  3. 知育トイで留守番中の暇つぶしを準備: ドギーマン「考えて遊ぶ!学びのたまご」のような転がすとおやつが出るタイプは、出かけた直後30分〜1時間の集中時間を作れる
  4. 段階的な留守番トレーニング: 数分→30分→1時間→3時間と少しずつ伸ばす。最初から長時間は絶対NG

連続留守番をどうしても短くできない時の選択肢

連続8時間以上の留守番が避けられない場合は、お昼休みのペットシッター利用を検討してください。1回1,500〜3,500円程度で、散歩・トイレ交換・食事補給・様子確認をしてくれます。月20日利用すると月3〜7万円かかるので、犬の幸福と自分の家計のバランスを考えての判断になります。

もう一つの選択肢が犬の保育園(デイケア)。週2〜3回、朝預けて夕方迎えに行くスタイルで、犬の社会化にもなります。料金は1日3,000〜6,000円が相場で、ペットシッターより高めですが、犬同士の交流や運動量確保には最適です。

留守番について詳しくは犬の留守番は何時間まで?目安と限界の記事、分離不安の症状と対策は分離不安の症状と対策記事を参考にしてください。

一人暮らしで犬を迎える前にやるべき7つの準備

犬を迎える前の準備期間として、最低2〜3ヶ月は確保することをおすすめします。 物件確認・サポート体制構築・グッズ調達・トレーニング計画を順番に進めるのが、犬と自分の双方にとって最もスムーズです。

僕がパフィを迎えた時は、ペットショップで一目惚れして即決→1週間で全部準備というドタバタスケジュールでした。ケージ組み立て・床マット交換・フード選びをすべて1週間でやり、当時を振り返ると「もっと準備期間があれば良かった」と心底思います。

一人暮らしで犬を迎える前の7ステップ

  1. 物件確認・大家承諾を取る: ペット可の確認、犬種・頭数制限のチェック、契約書再読、大家への事前通知
  2. ペット保険を比較・検討する: 楽天・アニコム・アイペット・SBIプリズム等を補償内容・保険料・付帯サービスで比較
  3. かかりつけ動物病院を2軒リサーチ: 自宅から徒歩15分以内を2軒、夜間救急対応病院も把握
  4. 緊急時の頼れる先を3つ以上確保: 実家・友人・ペットシッター・ペットホテル・犬の保育園で複数方向に
  5. 必要グッズを揃える: サークル・ベッド・トイレ・シーツ・フード皿・給水器・キャリー・首輪/ハーネス・リード・ブラシ・知育トイ
  6. しつけ・トレーニング計画を立てる: トイレトレ・ハウス・お留守番・社会化(散歩中の人/他犬慣れ)の順序を計画
  7. お試し預かりや体験を経て最終判断: 保護犬団体の譲渡前トライアル・知人犬の世話・1日預かりボランティアで「自分に本当に飼えるか」を体感

準備期間で特に重視したい3つ

緊急時の頼れる先確保(ステップ4)は最優先で進めてください。自分がインフルエンザで動けない、出張が急に入った、入院が必要になった等のシナリオを想定し、誰に・どこに頼るかを具体的に決めておきます。

ペット保険の検討(ステップ2)は、迎える前から比較しておくと迎えた直後にスムーズに加入できます。多くの保険は0〜7歳までの加入制限があり、年齢が上がるほど月額が上がるので、若いうちに加入するほどお得です。

お試し預かり・体験(ステップ7)は、勢いで迎えて後悔するパターンを防ぐ最後の砦です。地域の保護犬団体ではトライアル制度(2週間〜1ヶ月の同居体験)を実施しているところもあり、利用すると「自分の生活に犬を組み込めるか」が体感できます。

散歩時間の目安についても、迎える前に散歩時間の平均と一人暮らしの工夫記事で「平日朝・夕の散歩を自分のスケジュールに組み込めるか」をシミュレーションしてみてください。

一人暮らしと犬の暮らしを長く続ける3原則

一人暮らしと犬の暮らしを長く続ける3原則

最後に、一人暮らしで犬と幸せに暮らし続けるための「ひとりと犬の3原則」を共有します。 これは僕が4人家族でパフィを飼い、知人の単身犬飼い3名と話してきた中で、共通して大事だと感じた要素です。

3原則とは「①無理しない②頼れる先を3つ持つ③成長期は時間を作る」の3つ。当たり前のようで、意識していないと続けられない要素ばかりなので、迎える前に深く心に刻んでおいてください。

原則1:無理しない(自分の生活を犠牲にしない)

「犬のために残業を断る」「飲み会を全部キャンセル」「友達との旅行を諦める」を続けると、自分の生活の質が下がり、結果として犬への愛情も枯れていきます。犬と暮らすことは「自分の生活+犬」の足し算ではなく、「自分の生活を再設計して犬を組み込む」引き算と再構築だと考えてください。

具体的には、留守番が避けられない日はペットシッターや保育園を併用する、旅行はペット同伴可の宿を選ぶ、飲み会は週1回までに絞る、など仕組みで対応します。気合と根性で乗り切ろうとすると必ず崩れます。

原則2:頼れる先を3つ持つ(ワンオペにならない)

一人暮らしの最大の弱点は「自分が動けなくなった時に詰む」こと。実家・友人・ペットシッター・ペットホテル・近所の犬好き・動物病院の中から最低3方向のサポート先を確保してください。

うちのパフィの場合、家族4人体制でも「全員同時に出張」のリスクがゼロではなく、その時はペットホテルにお願いしています。一人暮らしならなおさら、「いざという時に犬を預けられる先」を平時から準備しておくのが原則です。

原則3:成長期は時間を作る(生後3〜6ヶ月は最優先)

子犬を迎えた場合、生後3〜6ヶ月の社会化期はトレーニングと触れ合いに集中する期間です。この時期に他の犬や人、街の音、車、知らない場所に慣らしておくと、その後の問題行動が大きく減ります。

パフィは生後3ヶ月で迎えましたが、社会化期に外出機会が少なかったため、今でも知らない人や物音に過剰反応します。「あの時期にもっと色々な場所へ連れて行けば良かった」と本気で後悔しているポイント。一人暮らしで子犬を迎えるなら、3〜6ヶ月の期間は有給を使ってでも時間を確保することをおすすめします。

成犬を迎える場合はこの期間が短くて済むので、社会化期を過ぎた成犬を保護団体から迎える選択肢も検討してみてください。