犬の空気清浄機は、においと抜け毛のどちらを任せたいかで選ぶ機械が変わります。うちはシャープの加湿空気清浄機を使っていますが、パフィ(ポメプー・メス・5.12kg)のにおいは消えていないし、毛の量も置く前と比べてあまり差を感じていません。それでも、帰宅して玄関を開けたとき、トイレの直後、来客の前は、やっぱりにおいが気になるんですよね。
そこで、わんらいふナビに登録している空気清浄機と脱臭機14台の仕様とレビューを、同じ物差しで並べました。毛を受け止める集じんフィルターがあるのは9台、においに反応して自動で強くなるのは1台だけです。リビングで、においと毛の両方を1台に任せたいなら、まずゼネラルのPLAZION HDS-302Rから見てください。
犬の空気清浄機が受け持てるのは、空気中の毛とにおいの通り道だけ

犬のにおいと抜け毛は、「床」「空気中」「においの元」の3か所にあります。空気清浄機が受け持てるのは、このうち空気中だけです。床に落ちた毛は吸い込めませんし、トイレのシーツやソファの布からは、においが出続けています。吸い込み口を通った空気はきれいになっても、元が残っていれば、においはすぐ戻ってきます。
| 居場所 | 毛 | におい | 向いている道具 |
|---|---|---|---|
| 床・ソファ・毛布 | 落ちた毛、毛の塊 | 布に染みたにおい | 掃除機、粘着ローラー、洗濯 |
| 空気中 | 舞っている細かい毛とホコリ | 部屋にこもったにおい | 空気清浄機、脱臭機、換気 |
| においの元 | — | トイレ、うんち袋、寝床 | シーツ交換、消臭スプレー、元のそばに置く脱臭機 |
うちの場合、床の毛はダイソンの掃除機をほぼ毎日かけて、毛布やファーに絡んだ塊はコロコロで取っています。それでもソファの下には毛が少し溜まります。掃除機のヘッドが入りにくい場所なので、空気清浄機を置いても、そこは変わりません。
においも同じで、消臭スプレーはおしっこのにおいにはよく効いたのに、部屋全体にこもった獣臭には力不足でした。スプレーで消えるにおいと消えないにおいの分かれ目は、犬の消臭スプレーを比べた記事に書いています。その「こもったにおい」を受け持つのが空気清浄機と脱臭機、という分担です。
毛を受け止める集じんフィルターがあるのは14台中9台だった
抜け毛も任せたいなら、まず集じんフィルターの有無を見ます。14台のうち、ファンで空気を吸ってフィルターで毛とホコリを受け止めるのは9台でした。残りの5台はオゾンやマイナスイオンでにおいを分解する機械で、毛には何もしません。
| 商品名 | 方式 | 推奨の広さ | 毛を受けるフィルター | オゾン | フィルター代の目安(年) | ショップ |
|---|---|---|---|---|---|---|
| ゼネラル PLAZION HDS-302R | 脱臭機(触媒)+集じん | 〜20畳 | あり(水洗い) | 低濃度で出す | 0円 | |
| Levoit Core P350 | フィルター式 | 20畳 | あり | 出さない | 4,100円〜 | |
| Levoit Vital100S | フィルター式 | 21畳 | あり(前面は水洗い) | 出さない | 4,580〜9,160円 | |
| LED PURE AM1 | 光触媒+HEPA | 24畳 | あり | 出さない | 約9,700円 | |
| RUNCTY JH-01-WH | フィルター式 | 22〜35畳(根拠の記載なし) | あり | 出さない | 約6,400円(24時間) | |
| Levoit Core Mini | フィルター式 | 12畳 | あり | 出さない | 4,470〜5,960円 | |
| KLOUDIC JH12 | フィルター式 | 12畳 | あり(HEPAのみ) | 出さない | 約2,600〜7,900円 | |
| LED PURE AH2 | 光触媒+HEPA | 6畳・車内 | あり(HEPAのみ) | 出さない | 2,960円(1年目は0円) | |
| ブルーデオ S型 MC-S201 | 光触媒+集じん | 約8畳 | あり(水洗い) | 出さない | 0円 | |
| cado SAP-003 | 脱臭機(触媒) | 10畳 | なし | 低濃度で出す | 0円 | |
| オーシーアール 快適マイエアー OZ-3 | オゾン | 2〜12畳 | なし | 1〜3mg/h | 0円 | |
| オゾンアソシア クオフューチャー | オゾン(充電式) | 2〜20畳 | なし | 1〜10mg/h | 0円 | |
| オーニット ピコレッツ PLS-1 | オゾン(コンセント直挿し) | 2〜6畳 | なし | 0.5〜1mg/h | 0円 | |
| ミニ空気清浄機 コンセント式 2個セット | マイナスイオン | 2〜5畳 | なし | ほぼ出さない | 本体ごと約1年で交換 |
フィルター代は、商品ページとレビューに書かれた交換の目安から出した概算です。使う時間とにおいの量で変わります。価格も動くので、買う前に確かめてください。
この表でいちばん目を引いたのは、フィルター代がかからず、しかも毛を受け止めるのはPLAZIONとブルーデオの2台だけということでした。どちらも脱臭のしくみをヒーターや光で戻し、集じんフィルターは洗って使い続けます。
もう1つ、同じ「フィルターあり」でも、目の粗い一層目があるかで手入れが変わります。KLOUDIC JH12とLED PURE AH2はHEPAフィルターだけの構成で、毛が直接HEPAに当たります。パフィくらいの抜け毛なら困らないかもしれませんが、換毛期のある犬なら、プレフィルターを掃除機で吸える機種のほうが交換の回数を抑えやすいはずです。毛の量そのものを減らすなら、ブラッシングのほうが先に効きます。うちの毎日の手入れはポメプーの抜け毛を2年見てきた記事にまとめています。
においに反応して自動で強くなるのは、cado SAP-003の1台だけ

14台のうち、においを感知して勝手に強くなるのはcado SAP-003だけでした。Levoit Vital100SとRUNCTY JH-01-WHにも自動運転はありますが、センサーが見ているのはホコリです。Core P350、Core Mini、KLOUDIC、PLAZIONは風量を自分で切り替えます。
これが、うちの「トイレの直後」に効いてこない理由の1つだと思っています。Vital100Sのレビューには、犬が横でうんちをしても自動モードの色が変わらなかった、という声が4件ありました。猫の家では「よく反応する」と書かれているのに、読むと反応した場面は砂を掻いたとき、トイレ掃除、猫が走り回ったとき。どれもホコリが舞う場面です。ペットシーツの上のおしっこは粉が立たないので、ホコリのセンサーは気づきません。
うちでにおいが気になるのは、帰宅して玄関を開けたとき、トイレの直後、来客の前の3つです。それぞれ、必要な機能が違います。
| 気になる瞬間 | 起きていること | 合う機能 | 14台の中で当てはまる機種 |
|---|---|---|---|
| 帰宅して玄関を開けたとき | 留守のあいだに、においが部屋にこもった | 留守中も回し続ける、外からアプリで動かす | Vital100S(アプリで予約)、LED PURE AM1(常時運転が前提) |
| トイレの直後 | においの元が今できた | においで反応して強くなる、元のそばで回す | cado SAP-003(オート・人感センサー)、ブルーデオ(トイレ横に常設) |
| 来客の前 | 決まった時刻までに薄めたい | 急速モード、止まる時間を外す | クオフューチャー(急速10mg/hは無人で)、PLAZION(オートクリーンの時刻をずらす) |
PLAZIONは約24時間ごとに1時間半、脱臭フィルターをヒーターで戻す「オートクリーン」に入り、そのあいだは脱臭が止まります。電源を入れた時刻から数えて来るので、来客や帰宅の時間とかぶらないように、入れる時刻を決めておくのがコツです。
空気清浄機は、においの元のそばに置いた人ほど効いたと書いている

レビューで「効いた」と書いている犬の家は、トイレのすぐそばに置いていました。ブルーデオでは犬の話8件のうち、効いたと書いたのはトイレの近くに置いた家です。ピコレッツでも、トイレの近くのコンセントに挿したら留守番のあとも臭わなかった、という声がある一方、6畳の部屋の真ん中ではほとんど感じない、という★3が並びます。
トイレの近くのコンセントに挿したら、1日留守番させてて帰宅しても臭わなくなりました。リビングなど広い部屋全体の消臭効果を期待すると物足りないかもしれませんが、臭いの元の近くに置けば効果てきめん!
うちのシャープでにおいの差を感じないのも、たぶんここなんですよね。パフィのトイレは家に3か所(サークルの中・リビング・寝室)あって、においの元が散らばっています。1台を部屋のどこかに置いただけでは、吸い込み口から遠いトイレのにおいは、届く前に部屋に広がってしまいます。トイレの場所の決め方は犬のトイレの置き場所の記事に書きました。
ただし、犬の鼻先に吹き出し口を向けないことも大事です。ピコレッツには、ケージに近いコンセントに挿したら犬が激しく吠え、少し離したら吠えなくなった、という★4がありました。パフィは消臭スプレーを吹いたあとも、その場所をクンクン確かめに来ます。置くなら、トイレのそばで、寝床やソファからは1m以上離した壁ぎわ、と決めています。
オゾンを出す5台は、0.1ppmが人の職場の基準だと知ってから選ぶ
14台のうちオゾンを出すのは、OZ-3、ピコレッツ、クオフューチャーの3台と、低濃度のオゾンを放出するcado SAP-003とPLAZIONの2台、合わせて5台です。オゾンはにおいを分解してくれるかわりに、濃くなると人も犬も具合が悪くなります。
よく目安に出てくる0.1ppmは、日本産業衛生学会の「許容濃度等の勧告」の値です。働く人が1日8時間・週40時間程度、激しくない作業をしながら吸っても、ほとんどの人に悪い影響が見られないと判断される濃度、と定義されています。犬のために決められた数字ではありません。 体の小さい犬が、逃げ場のない部屋で1日中吸い続ける場面には、そのまま当てはめられないと考えています。
レビューに出てくるオゾンのにおいの話は、機種でかなり差がありました。
| 商品名 | オゾンの出し方 | オゾンのにおいに触れたレビュー | 犬の体調に触れたレビュー |
|---|---|---|---|
| オーシーアール 快適マイエアー OZ-3 | 1/2/3mg/h | 1,016件中265件 | ★3が1件(下痢をして犬を別の部屋に移した) |
| オーニット ピコレッツ PLS-1 | 0.5/1mg/h | 906件中168件 | 吠えた犬が1件(離したら収まった) |
| オゾンアソシア クオフューチャー | 1/3/5mg/h、急速10mg/h | 記載あり | 急速モードはメーカーが無人で使うよう書いている |
| cado SAP-003 | 量の記載なし(低濃度) | 164件中8件 | — |
| ゼネラル PLAZION HDS-302R | 量の記載なし(低濃度) | 263件中3件 | — |
犬の体調の話は、どれも1件ずつで、オゾンが原因だと決められるものではありません。それでも、OZ-3の★3の人が「犬を別の部屋に移す」と決めたのは分かる気がします。オゾン式を使うなら、いちばん弱い段階から始めて、人の鼻でにおうなら濃い、と考えるのが安全側です。においを消すより先に、犬が自分で部屋を出られるかを確かめてください。
年間のフィルター代は0円から1万円超まで開き、本体の安さと逆になる

本体の値段とフィルター代は、だいたい逆になります。いちばん安いKLOUDIC JH12は本体3,999円ですが、交換の目安は2,000時間で、24時間回すと年に約4.4個、フィルター代は約7,900円になります。夜の8時間だけなら約2,600円です。
| 商品名 | 本体 | 交換の目安 | 年間の目安 |
|---|---|---|---|
| KLOUDIC JH12 | 3,999円 | 2,000時間ごとに約1,800円 | 約2,600円(8時間)〜7,900円(24時間) |
| RUNCTY JH-01-WH | 9,980円 | 3,000時間ごとに2,200円(2枚組) | 約6,400円(24時間) |
| Levoit Core Mini | 7,980円 | 6〜8か月ごとに2,980円 | 約4,470〜5,960円 |
| Levoit Core P350 | 14,980円 | 1枚4,100円。トイレ横で3〜4か月で点検ランプの例 | 4,100円〜1万円超 |
| Levoit Vital100S | 18,800円 | 6〜12か月ごとに4,580円 | 約4,580〜9,160円 |
| LED PURE AM1 | 37,400円 | 半年ごとにHEPA交換と光触媒の煮沸 | 約9,700円 |
| LED PURE AH2 | 13,200円 | 半年ごとに1,480円(1年分は付属) | 2,960円(2年目から) |
| ゼネラル PLAZION HDS-302R | 33,580円 | 交換なし(集じんは水洗い) | 0円 |
| ブルーデオ S型 MC-S201 | 25,795円 | 交換なし(集じんは水洗い) | 0円 |
| cado SAP-003 | 39,820円 | 消耗品なし | 0円 |
| オゾンアソシア クオフューチャー | 25,000円 | 交換部品なし。2〜4年で買い直す人が多い | 本体を4年で割ると約6,300円 |
Core P350のレビューには、トイレの横に置いて3〜4か月で点検ランプが点いたという声が5件ありました。においの量が多い場所ほど、活性炭は早く埋まります。犬のトイレのそばで回すつもりなら、フィルター代は商品ページの交換目安より多めに見ておくと、あとで慌てません。
フィルター代がかからない機械は、そのぶん本体が止まったときが大きな出費になります。cadoは公式店なら2,500円の追加で保証を5年に延ばせ、ブルーデオもこの記事で選んだ店は5年保証付きでした。毎日回すなら、保証の長さも値段のうちです。
犬の空気清浄機は、畳数・毛かにおいか・気になる瞬間の3チェックで絞る

14台を並べてみて、選ぶ順番はこの3つに落ち着きました。
- 置く部屋の畳数を測る。 推奨の広さが部屋より小さい機種は外す。トイレのそばに置く2台目なら、6〜10畳向けでも足りる
- 毛も任せるか、においだけかを決める。 毛も任せるなら集じんフィルター付きの9台から。においだけなら、オゾン式・触媒式も候補に入る
- においが気になる瞬間を1つ選ぶ。 帰宅時なら常時運転かアプリ、トイレの直後ならcado、来客前なら急速モードや運転のタイミングで選ぶ
うちに当てはめると、こうなります。パフィが過ごすのは18畳のリビングだけで、トイレはそのリビングにもあります。毛は掃除機とコロコロでほぼ片付いているので、空気清浄機に任せたいのは舞っている毛と、帰宅時とトイレの直後のにおいです。18畳を受け持てて、毛も受け止めて、フィルター代がかからない機械、と絞ると、PLAZION HDS-302Rが残りました。
犬の空気清浄機と脱臭機のおすすめ14台は、部屋と役割で選ぶ
ここからは、上の3チェックの順に14台を紹介します。どれも楽天のレビューを全件読み、低評価の中身まで確かめたものです。
18〜20畳のリビングで、においと毛を1台に任せるなら
ゼネラル PLAZION 集じん機能付脱臭機 HDS-302R

金属酸化触媒の脱臭フィルターに、水洗いできる集じんフィルターを重ねた20畳までの脱臭機です。脱臭フィルターは約24時間ごとにヒーターで温め直すので、交換部品を買い続けなくて済みます。
14台の中で、レビューに占める犬の話の割合がいちばん高い機械でもあります。263件中76件、およそ3割が犬の家のレビューで、大型犬や多頭飼いの家も選んでいます。オゾンを出す機械ですが、本体のにおいについて書いたレビューは3件だけでした。
弱いところは、オートクリーンの1時間半は脱臭が止まること、においで自動的に強くならないこと、天面のボタンにチャイルドロックがないことです。6.5kgで高さ64cmあるので、犬が走り回る通り道は避けて、壁ぎわに置きます。年式ごとの違いや操作の細かい点はPLAZION HDS-302Rの商品ページにまとめました。
リビングにトイレがあって、帰宅したときのこもったにおいと、ソファまわりに舞う毛の両方が気になっているなら、この1台が答えに近いです。脱臭フィルターも集じんフィルターも買い足さないので、20畳を毎日回しても、出費は最初の1回で終わります。
LED PURE AM1

近紫外線LEDと光触媒でにおいを分解し、HEPAとプレフィルターでホコリと毛を受け止める24畳向けの機械です。オゾンを出さない方式で、広さの根拠となる数字を添えて24畳までとしているのは14台の中でこれだけでした。
犬の家のレビューは158件中16件で、トイレの近くに置いた人の満足度が高めです。そのかわり、音は中で50dBあり、効かせたい風量と静かにしたい風量がぶつかります。手入れは半年ごとの煮沸とHEPA交換で、年に約9,700円かかります。★1と★2の7件のうち4件は、1〜2年での故障の話でした。
タイマーがなく、メーカーは電源を入れたまま使うのが原則だと書いています。帰宅したときのにおいは、留守のあいだにこもった分なので、回し続ける前提のこの機械はそこに合っています。
オゾンを部屋に出したくない、でもリビングが20畳を超えていて、においも毛も1台で受けたい。その条件がそろう家なら、半年ごとの手入れを引き受けて選ぶ価値のある1台です。
Levoit 空気清浄機 Core P350

プレフィルター・HEPA・抗菌・ペット用のARC活性炭の4層を一体にした、20畳向けのフィルター式です。犬の話は542件中96件と、フィルター式の中ではいちばん多く出てきます。
自動運転とセンサーはなく、風量4段階を自分で切り替えます。トイレのあとに強くするひと手間が要る機械です。フィルターは1枚4,100円で、メーカーの交換目安より早く、トイレの横で3〜4か月で点検ランプが点いた例が5件ありました。★1の10件のうち2件は、フィルターのビニール袋を外し忘れていた人です。
本体14,980円で20畳を受け持ち、オゾンは出しません。毛とホコリを中心に任せて、においはトイレのあとに強にして追いかける、という使い方になります。
帰宅したときのにおいを、トイレシートを替えるより先に何とかしたい小型犬1匹の家なら、交換フィルターを1枚だけ一緒に用意しておけば、この1台で1年回せます。
リビングの毛とホコリを中心に任せるなら
Levoit 空気清浄機 Vital100S

21畳向けで、前面のプレフィルターは水洗いできます。ペットモードとペットロックが付いていますが、ペットモードは本体のボタンでは選べず、Wi-Fiでつないだアプリから入れます。
自動モードのセンサーはホコリを見ていて、犬が横でうんちをしても反応しなかったというレビューが4件ありました。ペットロックも画面のロックなので、肉球や鼻で消された話が出ています。レビュー258件は猫94件・犬33件と猫の家が中心です。上位機種との違いはVital100Sの商品ページに書きました。
逆に、アプリで外から動かせるのは14台の中でこの機械だけです。帰宅の30分前にペットモードを入れておけば、玄関を開けたときのにおいに先回りできます。
職場からの帰り道にスマホで空気清浄機を動かせたら、と思ったことがあるなら、21畳までのリビングはこの18,800円の1台で足ります。
RUNCTY 空気清浄機 JH-01-WH

本体9,980円で「22〜35畳」と書かれていますが、商品ページには風量やCADRなど、広さの根拠になる数字がありません。レビューで部屋の広さを書いた12件は6〜12畳が中心で、20畳で使っている人は1件でした。
591件中251件が「軽い」と書いていて、約4kgの本体を犬や猫に倒された話も出ています。22時間以上続けて回すと自動で電源が切れる仕様もあり、留守中ずっと回したい家は先に知っておきたいところです。フィルターは3,000時間ごとに交換で、24時間回すと年に約6,400円です。
犬の話は30件ほどあり、朝リビングのおしっこのにおいが減ったという声が並びます。表示の35畳ではなく、12畳の部屋に置く1台として見ると、評価の高さとかみ合います。
10畳前後の部屋で、1万円以内に収めて犬のにおいと毛を少しでも減らしたいなら、犬の通り道を外した壁ぎわに置くことを決めてから選べば、この値段で十分に働いてくれます。
寝室やトイレのそばに置く2台目なら
Levoit 空気清浄機 Core Mini

直径16.4cm・1.0kgの12畳向けで、弱の27dBなら寝息の邪魔になりません。レビュー474件のうち93件が寝室の話でした。
12畳は空気を1時間に2回入れ替える計算の広さで、リビングを受け持つ機械ではありません。タイマー・チャイルドロック・においのセンサーもなく、フィルターは6〜8か月ごとに2,980円かかります。アロマパッドが付いていますが、犬のそばで使うなら、香りは入れないほうが安心です。
パフィも寝室にトイレがあって、夜中のトイレのにおいは寝室にこもります。リビングの1台とは別に、寝室のトイレのそばへ置く2台目として、ちょうどいい大きさです。
夜中のトイレのにおいで目が覚める寝室なら、交換フィルター付きの10,160円のセットで始めると、最初の交換まで追加の出費を考えずに回せます。
KLOUDIC 空気清浄機 JH12

本体3,999円で12畳向け、おやすみモードは25dB以下でライトも消せます。14台の中でいちばん安い機械ですが、フィルター代はいちばん本体との差が大きくなります。2,000時間ごとの交換で、夜だけなら年約2,600円、24時間なら約7,900円です。
犬に触れたレビューは472件中4件で、高い評価の多くは人の寝室や子ども部屋の話でした。6畳でも「自分の周りだけ」という声があり、部屋全体のにおいを任せる機械ではありません。フィルターはHEPAだけの構成なので、毛が直接HEPAに当たります。
寝室の枕元やトイレの真横など、ごく近くの空気を夜だけきれいにする道具として割り切るなら、ほかの13台にない値段の軽さがあります。
使う時間を夜の8時間と決めてしまえば、フィルター代込みでも年に7,000円かからない計算なので、寝室に1台目を置いてみるにはいちばん試しやすい1台です。
LED PURE AH2

直径85mm・250gで、USB給電で動く6畳向けの機械です。車のドリンクホルダーに収まる大きさで、オゾンを出さずに車で使えるのは14台の中でこれだけでした。レビュー94件のうち36件が車の話です。
方式はAM1と同じ光触媒+HEPAで、オゾンは出しません。そのかわり、犬の家のレビューは2件しかなく、強はうるさく弱は効きにくい、という声が★3以下11件の中心です。家で使うには、USBのACアダプターを別に用意します。
パフィは車での移動が多いので、キャリーやドライブベッドのまわりのにおいを、オゾンなしで受け持たせたい場面があります。交換用HEPAが1枚付いていて、最初の1年はフィルター代もかかりません。
犬を乗せたあとの車のにおいが気になっているなら、13,200円で車にもトイレにも持ち回れるこの1台から試すのが、いちばん失敗の小さい選び方です。
においの元のそばに置いて、においを中心に任せるなら
ブルーデオ S型 MC-S201

光触媒と洗える集じんフィルターで、部屋に何も出さない約8畳向けの日本製です。フィルター交換がなく、毛も受け止める2台のうちの1台です。弱は21dB・1.3kgで、犬が寝ている場所の近くでも回せます。
風量は弱0.10、標準0.24、強0.70m³/分と小さめで、においは吸い込んだ分しか取れません。犬の話8件のうち、効いたと書いたのはトイレの近くに置いた家でした。強の46dBは寝室だと気になります。
リビング全体を任せる機械ではなく、いちばんにおいが気になる1か所のトイレの横に置いて、ずっと回しておく機械です。この記事で選んだ店は5年保証が付いています。
トイレの横で、音もにおいも出さずに静かに回る1台がほしいなら、フィルター代のかからない日本製で5年保証まで付いて、選んだあとに迷いが残りにくい1台です。
cado 除菌脱臭機 SAP-003

高さ35cm・2.3kgの10畳向けで、オート・人感センサー・急速・ナイトの4モードがあります。においを感知して音が大きくなるオートモードは、14台の中でこの機械だけでした。
164件で★1はゼロですが、113件は2025年4〜7月の4か月に集中していて、評価はこの時期のレビューに引っぱられています。オゾンは金属触媒と組み合わせて低濃度で出す方式で、量の数字は書かれていません。ケージの横では消えても、部屋全体はゼロにならなかったという★4もあります。
トイレのたびに勝手に反応してくれるので、うちの「トイレの直後」にはいちばん合う動き方をします。リビングから見える場所に置いても、家具のように収まる形です。
パフィがトイレを済ませるたびに、スプレーを持って走らなくてよくなるなら、それだけで毎日の手間が1つ減ります。リビングのトイレの横に置く1台なら、5年保証を付けて選ぶと長く安心して回せます。
オーシーアールの快適マイエアー(OZ-3)

幅80×高さ140mm・約220gの小箱で、オゾンを1・2・3mg/hの3段階で出す12畳までの脱臭機です。日本製でメーカー保証が3年あり、フィルターの交換はありません。
レビューは1,016件と14台で2番目に多く、犬の話は135件ありました。オゾンのにおいに触れたのは265件で、つらくなるのは狭い部屋で段階を上げたときです。犬が下痢をして、犬を別の部屋に移すと決めた★3も1件あります。
20畳のLDKで24時間「強」のまま気にならないという声もある一方、4〜6畳の部屋に犬を入れっぱなしにする使い方には向きません。
8〜12畳の部屋にトイレがあって、フィルター代をかけずにこもったにおいを減らしたいなら、1mg/hから始めてパフィの様子を見ながら上げていく、という手順を守れば、19,800円で長く使える1台です。
オゾンアソシアのクオフューチャー(充電式オゾン脱臭機)

約400gの充電式で、コードをつながずに持ち歩けるオゾン脱臭機です。1・3・5mg/hに加えて、1時間だけ10mg/hの急速モードがあります。コードをつながずに車・玄関・クローゼットまで持ち回れるのは、14台の中でこの機械だけでした。
急速モードは、メーカーが人のいない場所で使うよう書いています。犬が留守番している部屋は、無人ではありません。耐久性だけは指摘が好意を上回り、壊れるまでの期間は2週間から7年以上まで開いています。
使い方を決めれば強みがはっきりします。家族ごと散歩や買い物に出ているあいだに、リビングで急速モードを回し、帰ったら止める。来客の前に、犬のいない部屋を先に片付けておく使い方です。
来客の前にリビングのにおいを一気に下げたい日があるなら、家族そろって出かける1時間を急速モードに割り振れるこの1台で、帰ってきたときには部屋の準備が終わっています。
トイレのすぐ横のコンセントに挿すなら
オーニットのピコレッツ(PLS-1)

コンセントに直接挿す110gのオゾン脱臭機で、オゾンの量は弱0.5・強1mg/hと14台でいちばん少ない機械です。店は6畳で約0.007ppmと試算して、0.02ppmでオゾンのにおいを感じ始めると書いています。
906件のうち343件がトイレの話で、1畳のトイレでは弱でもにおう、6畳以上では効かない、と声が割れていました。延長コードと逆さま・横向きでの使用は説明書でできないことになっていて、置き場所はコンセントの位置で決まります。
床に近いコンセントだと、吹き出し口は小型犬の鼻と同じ高さに来ます。ケージの真横は避けて、トイレから少し離れたコンセントを選びます。
脱衣所や廊下の端など、2〜4畳くらいの場所にトイレがある家なら、まず弱で挿して犬の様子を見るだけなので、フィルター代のかからない11,000円の1台として始めやすいです。
コンセント式のミニ空気清浄機(2個セット)

1個56gのマイナスイオン式で、2個2,180円です。フィルターはなく、寿命は連続使用で約1年なので、1年ごとに本体を買い直す計算になります。
1,500件のうち、効いたという声は1畳のトイレに集まっていて、6畳の部屋で効いたという話は見つかりませんでした。★3以下203件のうち約50件は、届いたばかりで判断がついていない人です。コンセントまわりの壁が黒ずんだという話も34件ありました。
犬のトイレのすぐ横に高めのコンセントがあるなら、尿のにおいを少し和らげる道具として試せます。2個セットなので、トイレが2か所ある家ならそれぞれに1個ずつです。
ペットシーツのおしっこのにおいを、まず安く試して確かめたいなら、2個で2,180円のこのセットを狭いトイレのそばに挿してみるのが、いちばん小さな一歩です。
リビングでにおいも毛もならPLAZION、オゾンを避けて毛中心ならCore P350
犬の空気清浄機は、においと抜け毛のどちらを任せるかで選ぶ機械が変わります。うちのシャープの加湿空気清浄機でにおいが消えなかったのは、においの元がトイレやソファに残っていて、吸い込み口が遠かったからだと考えています。
14台を並べて、選び方は2つに絞れました。18〜20畳のリビングで、においも毛も1台に任せたいなら、フィルター代のかからないゼネラルのPLAZION HDS-302Rです。オゾンを部屋に出したくなくて、毛とホコリを中心に任せたいなら、14,980円のLevoit Core P350を選んでください。
どちらを選んでも、トイレのそばに置いて、寝床からは離す。そして床の毛は掃除機、布に染みたにおいは洗濯とスプレー。この分担を決めてから置くと、「置いたのに変わらない」をうちと同じように繰り返さずに済みます。抜け毛の掃除まで含めた道具選びは、犬の抜け毛対策グッズ11点を試した記事にまとめています。
帰宅して玄関を開けたときのにおいと、ソファのまわりに舞う毛を一緒に減らしたいなら、まずこの1台です。






