商品について
クオフューチャーは、手のひらサイズの立方体に充電池を入れたオゾン脱臭機です。コンセントにつないでも、充電して車やクローゼットに持ち込んでも使えます。楽天のレビューは441件で平均4.53。脱臭効果は好意82件・指摘3件と、ほぼ文句が出ていません。
ところが、楽天のAI要約で項目ごとの数を見ていくと、1つだけ逆転している項目がありました。耐久性が、好意9件・指摘16件なんです。
もう1つ気になったのが、いちばん強い「急速除菌脱臭モード」の注意書きです。メーカーは「無人下で使用してください」と書いています。犬がいる家で「無人」はいつなのか。パフィは留守番のあいだサークルで寝ているので、うちの場合、人が出かけてもその部屋は空になりません。僕はこの機械を使っていませんが、この2つを441件のレビューから読んでいきます。
クオフューチャーは1・3・5mg/hと急速10mg/hの4段で、充電して持ち歩けます
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| オゾン発生量 | 1/3/5mg/h、急速除菌脱臭モード10mg/h(1時間) |
| 推奨の広さ | 2〜20畳 |
| 大きさ・重さ | 幅95×高さ125×奥行88mm・約400g |
| 電源 | ACアダプター(専用品)/内蔵ニッケル水素電池1000mAh |
| 充電時間 | 最大8時間 |
| 満充電での稼働 | 1mg 15時間以上/3mg 8時間以上/5mg 5時間以上/急速 1時間以上 |
| 消費電力 | 2.3W(1mg)〜3.2W(10mg) |
| 防水 | IPX3(生活防水) |
| 交換部品 | なし(月1回、発生体を水洗い) |
| 保証 | メーカー保証2年 |
店はこの機械を「当社オリジナル仕様で開発し、国内製造メーカーにて生産」と説明しています。2022年9月に仕様を変え、それ以降は初期不良が少ないとして、保証を1年から2年に延ばしたそうです。本体の色も、旧型の白から今の黒に変わっています。
ファンがないので音はほぼしません。静音性は好意7件・指摘0件で、「動いているか不安になる」という声のほうが目立ちました。付属のACアダプターは専用品で、他のアダプターを使うと本体が壊れると書かれています。
耐久性だけは指摘が好意を上回り、壊れるまでの期間は2週間から7年以上まで開いています
441件を読んで、自分のクオフューチャーが動かなくなるまでの期間を書いた人を数えると14人でした。
| 動かなくなるまで | 人数 |
|---|---|
| 1年以内(2週間・1か月・2か月・1年・1年以内) | 5人 |
| 2〜4年 | 7人 |
| 5年以上(5年ほど・7年以上) | 2人 |
いちばん短いのは、2023年5月に届いて約2週間で止まったという★2です。2022年9月の仕様変更より後の話なので、今の黒い機械でも起きています。
6月1日頃からオゾンの発生量が少ない気がして、2日にメンテナンス。購入が5月18日で、届いたのは確か19日。毎日殆ど3mgで使用していましたが、結構埃がついていました
一方で、壊れたあとに同じものを買い直したと書いた★4〜5が12件ありました。「我が家では3年位で寿命です」「旧型クオフューチャーはメンテナンスを怠ったせいか、3~4年でオゾン発生体が発光しなくなった」という書き方で、2〜4年で買い替える前提を受け入れている人が多いんです。
レビューを読んでいて、壊れやすさと使い方がつながっている話が2つありました。
1つは月1回の手入れです。「メンテナンスサボったせいで故障するのが早いです」という★4があり、店も「オゾンが出てても月に一度は必ずメンテ」と440円のお掃除キットを売っています。
もう1つは強いモードの使い方です。旧型では急速モードを「業務用モード」と呼んでいて、そこに触れた★5がありました。
業務用にすると負荷がかかるというお店のコメントを見たので、これからは部屋のサイズにちゃんと合わせたり、サーキュレーターと併用するなど工夫すればさらに長持ちするんだとわかりました。
保証が切れてからの修理は、「修理に約1万円+往復送料」「見積もりは16000円超え」という報告があり、2人とも修理せずに処分しています。落としてケースの爪が割れたという声も4件ありました。机の上に置くなら、犬がしっぽで払い落とさない場所を選んだほうがよさそうです。
急速モードはメーカーが無人で使うよう書いていて、犬が留守番している部屋は無人ではありません
急速除菌脱臭モードは10mg/hを1時間出し続けます。商品ページの注意書きは「急速除菌脱臭モード運転の際は無人下で使用してください」。その2行下に「ペットがいる環境でもご使用いただけますが、最初は低いモードから」とあるので、ペットのいる部屋で使ってよいのは低いモードの話だと読めます。
同じ店がピコレッツのページに載せている計算式に当てはめると、6畳で10mg/hなら約0.07ppm。店がオゾン臭を感じ始めると書いている0.02ppmの3倍以上です。オゾンの上限として引かれる0.1ppmは、日本産業衛生学会の許容濃度の勧告で働く人が1日8時間吸う前提の数字で、犬の基準ではありません。
犬の飼い主のレビューを読むと、使い方は2通りに分かれていました。家族も犬も出かける時間に強めるやり方です。
就寝時は1mg普段は3mgで使っています。散歩で無人になるときに5mgにして戻ってくると部屋のにおいが気になりません。
人が出かけるときに強めるやり方もあります。
時々外出時に10mg/hでの脱臭を試みてみます。
後者は、犬が家に残っているなら、メーカーの言う「無人」にはなりません。人がいない時間と、人も犬もいない時間は別物です。強いモードを試したけれど不安になって下げた、という★4もありました。
業務モードで使用することに今度はペットに害がないか不安になり、家庭モード強で使用。消臭効果あり。ペットにも変化なし。
人が「強いと部屋にいられない」と書いた★3も1件あります。犬は自分で窓を開けられないので、ここは人より慎重に考えたいところです。
「強」や「脱臭モード」ではオゾン臭くて部屋にずっと居れない。
急速モードを使うなら、犬が入らない場所に持っていくのがいちばん簡単です。充電式なので、それができるのがこの機械の強みでもあります。「犬の臭いが気になる車に、帰宅後1時間」という★5は、まさにその使い方でした。玄関、クローゼット、車、犬のいない部屋。家の中で使うなら、犬を散歩に連れ出しているあいだに犬のいない部屋で回し、帰ったら窓を開けてから犬を部屋に入れます。
パフィのいる部屋で使うなら、ふだんは1mg/hで、パフィを散歩に連れ出してその部屋に誰もいない時間だけ上げる、という順番にすると思います。留守番の日に強めることはしません。
こんな犬・飼い主に向く/向かない
向いているのは、犬のにおいが気になる場所がリビング以外にもある家です。車、玄関、クローゼット、犬の布団を干した部屋。コードを気にせず持ち回れて、急速モードを犬のいない場所で使えるのは、今回調べた14台の中でこの機械だけでした。
向かないのは、一度買ったら5年以上ほったらかしで使いたい人と、犬の留守番中に強いモードで一気に消したい人です。前者は、2〜4年で買い直している人が多く、月1回の手入れも欠かせません。後者は、メーカーの注意書きと合いません。
25,000円で2〜4年使うと考えると、年に約6,300〜12,500円。替えのフィルター代はかからない代わりに、本体ごと替える前提の価格です。そこまで分かったうえで、散歩の時間と犬のいない場所に強いモードを割り振れるなら、持ち歩けるオゾン脱臭機としていちばん融通が利く1台です。
