商品について

Levoit(レボイト)はアメリカ発の空気清浄機ブランドで、日本ではVeSync Japanが売っています。Core P350はそのなかで「ペット臭」を名前の横に並べた20畳の機械で、楽天のVesync公式店で14,980円。レビュー542件のうち、犬の話が96件、猫の話が177件あります。

僕はこの空気清浄機を使っていません。パフィ(ポメプー・5kg)のにおいは、おしっこは無香料の消臭スプレー、うんちは袋で1回ずつ包んで捨てる、部屋の空気は掃除と換気、と担当を分けてきました。手薄なのは最後の「部屋の空気」で、スプレーはおしっこには効いても、リビングにこもった獣臭には力不足なんですよね。その穴を埋める候補として、542件を全部読みました。

読み終えて最初に伝えたいのは、フィルター代の話です。メーカー公式ストアの商品説明は「フィルター交換は約2年が目安」で、これを買った理由に挙げたレビューが9件ありました。一方で、ペットのトイレの横で使った人からは、3〜4か月で点検ランプが点いたという報告が5件出ています。

Core P350は、ペット用の活性炭を積んだ20畳の手動機です

項目内容
適用床面積20畳(8畳を約13分で清浄)
本体サイズ22×22×36cm
重さ3.4kg
消費電力39W
運転音24〜46dB
風量4段階(おやすみモードあり)
タイマー4段階
フィルタープレフィルター・HEPA・抗菌・ARC活性炭の4層(一体型)
ロックチャイルドロック(天面のボタン)
自動運転なし(空気の汚れを測るセンサーなし)
保証2年
価格本体14,980円/交換用フィルター4,100円

交換フィルターはCore 300と同じ形で、違いはフィルターの中身です。においを吸う活性炭を「ARC式」にしていて、メーカーは消臭効果を60%高めたと書いています。何と比べて60%なのかは書かれていません。仕組みはフィルターに空気を通して吸い取るだけで、オゾンやイオンを出す部品は付いていません。

選ぶ前に知っておきたいのは、自動運転がないことです。部屋の汚れを測るセンサーがないので、風量はずっと自分で決めます。同じLevoitのVital100Sと見比べてから買った人の★3がわかりやすかったです。

寝室用に買って、なんとなくいいかなぁっと追加リビング用に100s購入した。100sは自動モードがあって、猫が走ったり、猫砂の掃除したりすると赤くなってめっちゃ吸ってくれる。自動モードあるやつにすればよかったっとちょっと後悔。

犬のいる家では、普段は弱く回しておき、トイレのあとや帰宅したときだけ強くする、という使い方をしている人が多いです。手で切り替える前提なら、この作りでも困らないと思います。

交換フィルターは4,100円で、トイレの横では3〜4か月で点検ランプが点いています

交換の目安は、メーカーの中でも書いている場所で違います。公式ストアの商品説明は「約2年」、同じサイトのよくある質問は「寿命は概ね2年とされていますが、6〜12か月の周期での交換をお勧め」です。そこにレビューの実例を並べると、1年のフィルター代はこれだけ変わります。

交換の間隔根拠1年のフィルター代
約2年公式ストアの商品説明約2,050円
6〜12か月公式サイトのよくある質問4,100〜8,200円
3か月トイレ横・多頭飼いのレビュー16,400円

早く点いたという5件は、どれもペットのトイレの近くか、毛の多い家でした。チワワの子犬を迎えた人は、こう追記しています。

9月初めにチワワパピーを迎えてやく4ヶ月使用しましたら、フィルター交換ランプが点灯。あれ?2年毎に交換とかじゃなかったかな?と思いつつ、中を開けてみるとものすごい量の埃がびっしり!!!

犬を何頭も預かっている家になると、フィルター代が本体の値段に追いついてきます。

かって3ヶ月でゴミのマークが付いたので、こまめに掃除機にノズル付けて吸ってはいますが、今回消えなかったのでフィルターを交換しました。 となると、3ヶ月にフィルター交換、1年でフィルター代12300円…2年に1回新しい空気清浄機買う方がいいかもと思ってきました

ただ、ランプが点いたらすぐ交換、というわけでもありません。メーカーのよくある質問は、点灯したらまずフィルターを掃除して、それでも消えなければ交換、という順番です。実際、3か月少しで点いた★4の人は、掃除機で吸ってランプを消し、そのまま使い続けていました。その人は原因を「トイレの砂と近すぎるから」と書いています。トイレから1mほど離して置いたら尿臭が気にならなくなった、という★5もありました。

うちのように小型犬1匹の家なら、ブリーダーやペットホテルの家ほどは早くないと思います。それでも、年に1枚の4,100円は最初から見込んでおくほうが、ランプが点いたときに慌てずに済みます。

★1の10件は効かないが4件で、フィルターの袋を外し忘れた人も2人います

★1を1件ずつ読むと、内訳は「においが取れない」4件、「音が大きい」2件、梱包・届いた後のクーポン値下げ・ロック・コードが1件ずつでした。

「効かない」の前に確かめたいのが、フィルターを包んでいるビニール袋です。袋に触れたレビューは7件あって、2人は外し忘れたまま使っていました。

音もうるさいし匂いもあまり変わらないとおもいながら1ヶ月以上使ってしまったんだけど、フィルターのビニール袋外すの忘れて使ってたきちんとセットし直すと音もうるさくなくて匂いにも効果ありでした。

1か月以上気づかないのは、ちょっと笑えない話です。ただ、袋を外したのに効かなかったという★1・★2も残っているので、袋だけが理由ではありません。

音は、AIによるレビュー要約で「好意23・指摘9」でした。風量1〜2なら気にならない、おやすみモードなら聞こえない、という声が多い一方で、強くすると話し声が聞き取りにくいという★1もあります。

2.3に関してはテレビの音など会話でも聞き取りづらくなるほどうるさいです。ナイトモードにしてやっと気にならなくなります

そして、犬の家として見逃せなかったのがコードの★1です。

脱臭効果は感じませんでした。 ポメラニアンがコードを噛み、中の配線が見えていました。コンセントが抜けていたためよかったですが、危うく感電や家事になるところでした。

これを読んでゾッとしました。パフィもパソコンや人間用ホットカーペットのコードをかじったことがあるんです。うさぎにコードをかじられた★4には「コード一体型であることから修理が難しい」とあって、コードだけを取り替えることもできません。

うちならリビングのトイレから少し離し、コードは壁沿いに這わせます

パフィは日中のほとんどをリビングのソファで過ごしていて、リビングは18畳あります。リビングにもトイレを置いているので、20畳までのこの機械なら広さは足ります。

置き場所の参考になったのは、20畳の部屋で犬と使っている人の★5でした。

推奨されているように、窓のそばや家具から30cm離してケージ付近に置いて使用しています。風量2は音が気にならない程度、風量3は近くだと音が気になります。なので愛犬がケージにいる時は2、いない時は3で24時間稼働させています。個人的には机の上など高い場所に置くより、床に置いた方が消臭された気がしました。

うちならトイレから1mほど離した床に置き、コードはスパイラルチューブを巻いて壁沿いに這わせます。パフィがソファで寝ているあいだは風量2、散歩で家をあけるあいだは3、と分ければ、音の不満もかなり避けられそうです。

ひとつ割り切っておきたいのは、うんちのにおいです。猫の家の★3に「砂に隠れてないうんちの匂いには太刀打ちできません」とありました。うちでうんちを袋で包んで捨てているのは、そもそも置いたままにしないためです。空気清浄機に任せるのは、帰宅してリビングの扉を開けたときの、こもった獣臭のほうだと考えています。おしっこまわりの消臭スプレーで届く範囲は、犬の消臭スプレーの比較に書きました。

こんな犬・飼い主に向く/向かない

向いているのは、犬1〜2匹で、リビングが20畳までの家です。風量を自分で切り替えることに抵抗がなく、トイレのあとに強くするひと手間をかけられるなら、14,980円で脱臭を厚くした機械が手に入ります。来客や家族に「犬のにおいがしない」と言われた、というレビューもあります。

向かないのは、においに合わせて勝手に強くなってほしい人と、トイレ横で使ってフィルター代を年数千円以内に収めたい多頭飼いの家です。前者には自動運転がなく、後者はレビュー上、3か月ごとに4,100円がかかる例が出ています。コードを噛む時期の子犬がいる家は、置く前にコードの逃がし方を決めてください。

帰宅して玄関を開けたときのあのにおいを、トイレシートを替えるより先に何とかしたい。小型犬1匹の家なら、交換フィルターを1枚だけ一緒に用意しておけば、この1台で1年は回せます。