うちにはゲートが4か所あります。リビングとキッチンの間、ウォークインクローゼットの入口、階段、そして玄関前。どれも専用品ではなく、サークル用の連結パネルを立てただけの間に合わせです。共通しているのは、扉がないので人間が毎回跨いで通ること。妻は背が低いので跨ぐたびに足を引っかけて、何度も引っ張るものだからパネルはもうべこべこです。
パフィ(ポメプー・メス・2歳・5.12kg)を止める役目はちゃんと果たしているので、困っているのは犬ではなく人間のほうなんですよね。それで扉付きの突っ張りゲートに替えようと、2026年8月に8台を調べました。楽天のレビューを機種ごとに読んでいて気づいたのは、突っ張り式で後悔している人はほとんど高さで失敗していない、ということでした。失敗はもっと手前、設置幅の測り方と足元の段差で起きています。
犬のペットゲートを突っ張り式で選ぶなら、まず足元の段差を見ます

犬用の突っ張りゲートで最初に決めるのは、高さではなく通路に残る足元の段差です。突っ張り式は下枠が通路を横切る構造なので、ここが高いと人間が毎日つまずきます。段差を数字で公表しているのはHai Haiの2.8cm、段差の低い型を別に用意しているのがシンセーインターナショナル、足元にバーそのものがないのがWanyanyaです。
高さから入ると、たいてい遠回りになります。高くすれば犬は越えられません。ただし今度は人間が跨げなくなる。うちが連結パネルの間に合わせで止まっているのは、まさにこれが理由です。パフィは体重1kgの子犬だったころ高さ40cmのサークルを飛び越えているので、低いゲートは怖い。かといって70cmを毎回跨ぐのはしんどい。跨げる高さと越えられない高さの両立を目指した時点で、行き止まりでした。
答えは高さの調整ではなく、扉を付けることでした。扉があれば跨がなくていいので、高さは犬に合わせて好きなだけ上げられます。そのうえで足元の段差が低ければ、通るたびに足の指をぶつけることもない。実際、楽天レビューでいちばん切実だったのがこの足の指の話です。
通常タイプを購入しましたが つまづき防止タイプにすれば良かったと後悔して います 少しの違いですが足の指をぶつけてしまいとても 痛いです どちら側にも開閉できてとても便利です(2025年9月・シンセーインターナショナルの通常タイプ)
突っ張り式のペットゲート8台を一覧で比べる
今回調べた8台を、固定方式と高さと設置幅で並べます。価格は2026年8月時点の楽天のもので、送料の扱いは機種によって違います。
| 商品名 | 固定方式 | 高さ | 設置幅 | 楽天価格(税込) | ショップ |
|---|---|---|---|---|---|
| シンセーインターナショナルのスチールゲート | 突っ張り | 78cm | 70〜91cm | 4,499円〜 | |
| Hai Haiの突っ張り式ベビーゲート | 突っ張り | 76cm | 61〜82cm(拡張フレームで最大390cm) | 5,680円 | |
| ワンモードの置くだけペットゲート | 置くだけ | 50cm | 67〜116cm | 5,980円 | |
| 日本育児のガーディ | 突っ張り | 100cm | 73〜163cm | 8,980円 | |
| RAKUのペットゲート突っ張り式ハイタイプ | 突っ張り | 140cm・155cm | 76〜125cm | 10,980円〜 | |
| LIFAXIAのペットゲート | 突っ張り・ネジ止め | 150cm・170cm・190cm | 61.5〜220cm | 13,980円〜 | |
| Wanyanyaのにゃんドア | 突っ張り | 190〜250cm | 85〜123cm | 17,600円 | |
| FRACARKOSのペットフェンス | 置くだけ | 50cm・70cm | パネルの枚数しだい | 3,880円〜 |
評価とレビュー件数、そして足元の段差はこうなります。件数は2026年8月に確認したものです。
| 商品名 | 楽天レビュー | 評価 | 足元の段差 |
|---|---|---|---|
| Hai Haiの突っ張り式ベビーゲート | 9,867件 | 4.54 | 2.8cm。別売の段差スロープあり |
| LIFAXIAのペットゲート | 3,303件 | 4.45 | 記載なし |
| 日本育児のガーディ | 341件 | 4.45 | 記載なし |
| ワンモードの置くだけペットゲート | 390件 | 4.37 | 段差なし。ただし人が跨ぐ前提 |
| シンセーインターナショナルのスチールゲート | 1,005件 | 4.32 | 通常タイプと躓き防止タイプの2種類 |
| RAKUのペットゲート突っ張り式ハイタイプ | 598件 | 4.23 | 段差スロープが付属 |
| Wanyanyaのにゃんドア | 373件 | 4.18 | バーそのものがない |
| FRACARKOSのペットフェンス | 746件 | 4.12 | 段差なし |
評価の並びを見ると、上位に来ているのは高いゲートではなく、素直な形の安いゲートです。9,867件で4.54のHai Haiが5,680円、17,600円のWanyanyaが4.18。値段と満足度が逆向きになっているのが、この分野の面白いところだと思います。理由は後半の「買ったあとに効いてくること」で書きます。
突っ張り式と置くだけとネジ止めは、置く場所で決まります
固定方式は好みで選ぶものではなく、置く場所で決まります。突っ張り式は左右に壁がある通路向き、ネジ止めは階段の上や体当たりされる場所向き、置くだけは越える気のない犬と暮らしている場合の選択肢です。
| 固定方式 | 向く場所 | 向かない場所 | 壁の穴 |
|---|---|---|---|
| 突っ張り | 廊下、キッチンの入口、クローゼットの入口 | 階段の上、片側に壁がない開口部 | 開けない |
| ネジ止め | 階段の上、大型犬が体当たりする場所 | 賃貸、石膏ボードだけの壁 | 開ける |
| 置くだけ | 越えない犬の仕切り、来客時の一時的な間仕切り | 留守番中の脱走防止、子犬 | 開けない |
うちの4か所でいうと、リビングとキッチンの間、ウォークインクローゼットの入口、玄関前の3か所は突っ張り式で足ります。残る階段だけが別扱いになります。
キッチンの入口は、突っ張り式がいちばん効く場所でもあります。パフィは料理中に足元をうろうろするタイプで、拾い食いの前科もあるので、境界線がひとつあるだけで気の使い方がまるで違う。同じ理由でゲートを買った人のレビューがこれです。
とにかく食い意地が酷い我が家の愛犬は毎回キッチンに入って来ては拾い食いはもちろん、ゴミ箱まで漁るのでこちらを購入して境界線を作りました! バッチリ入って来なくなりました! 我々の勝ち!と思って嬉しく感じています(2025年12月・シンセーインターナショナルの通常タイプ)
拾い食いそのものをどう減らしていくかは、犬の拾い食いをやめさせる方法に、うちが誤飲を経験してから試した手順を書いています。ゲートは、その練習が仕上がるまでの時間を稼いでくれる道具という位置づけです。
階段の上に突っ張り式のペットゲートを置いてはいけません

突っ張り式は階段の上に設置できません。メーカーが商品ページではっきり禁止しています。日本育児のガーディにはこの一文があります。
※本製品を階段上や、段差の上近くには設置しないでください。
理由は構造です。突っ張り式は左右の壁を横方向に押す力だけで留まっているので、落ちる方向に体重がかかると外れます。犬が寄りかかった瞬間にゲートごと落ちる、という事故の形になる。階段の上に置くなら、壁にネジで固定するタイプを選ぶのが本筋です。
これ、ゲート選びでいちばん見落とされやすい条件だと思います。うちも階段にゲートを置いているので、4か所を一気に同じ機種で揃える計画はここで崩れました。階段だけはネジ止めできる機種を別に選ぶ必要があります。持ち家ならネジ止め、賃貸なら階段の上ではなく下に置いて上りを止める、という考え方に切り替えることになります。
なおLIFAXIAのペットゲートは突っ張りとネジ止めの両対応なので、家の中で場所によって留め方を変えられます。うちは持ち家なので、階段だけこれをネジ止めで使うのが現実的な落とし所かなと考えています。
設置幅は床側と壁紙側の2か所を測ります
測るのは1か所ではありません。巾木(はばき)が出っ張っている家では、床に近いところだけ1〜2cm狭くなっているからです。手順はこうなります。
- 開口部の幅を、床から10cmくらいの高さで測る
- 同じ場所を、腰の高さでもう一度測る
- 狭いほうの数字を使う
- その数字が、機種の対応幅レンジの真ん中に来るものを選ぶ
- 真ん中に来る機種がなければ、拡張フレームで幅を足せる機種にする
4番目の「真ん中」が肝です。楽天レビューには、上限ぎりぎりで買った人と下限ぎりぎりで買った人の失敗が両方あります。
こちらがうっかりしていたのですが、本体と壁の間は設置環境によっては隙間3.5cmにはならないですね。設置環境が81cmで、幅76-82cmのタイプを購入したのですが、本体と壁の間は5cmくらいになってしまいました…。82.5cm-のタイプでも置けたかも、と思いました。(2024年9月・RAKUのペットゲート)
83センチ、ギリ入らない。。 廊下の幅は84センチですが、袴どうしの幅で測ると83センチ。。どうかなあ…と思いながら、下から2番目のサイズを注文しました。 結果、本体がピッチリ入るけど、付属の壁保護材を挟むのは無理でした。(2025年9月・RAKUのペットゲート)
上限ぎりぎりだと、突っ張りボルトを伸ばした分だけ端の隙間が広がります。下限ぎりぎりだと、そもそも入らないか、壁を守る保護材を挟めません。狙うのはレンジの真ん中です。
巾木でつまずいた報告もそのまま出ています。
下に幅木があるからか初めは上手く設置出来ませんでした。幅木の厚さの分を上部に挟めて設置してみたら上手く出来ました。(2026年5月・シンセーインターナショナルの通常タイプ)
拡張フレームがある機種は引き算で選びます
Hai Haiの突っ張り式ベビーゲートのように拡張フレームを足していく機種は、選び方の考え方が変わります。設置幅から拡張フレームの合計を引いた数が、本体の対応幅に収まるかで決めます。レビューにあった実例がわかりやすいので、そのまま引き算で並べます。
| 設置幅 | 組み合わせ | 引き算 |
|---|---|---|
| 143cm | 本体L+56cm+7cm | 143−63=80cm |
| 165cm | 本体L+56cm+28cm | 165−84=81cm |
| 214cm | 本体L+77cm+56cm | 214−133=81cm |
本体Lの対応幅は75〜82cmなので、3人とも引き算の答えをこのレンジに収めています。この計算をせずに買うと、フレームが1枚足りないか1枚余ります。
拡張には機種ごとのルールもあります。日本育児のガーディは、拡張フレームを2本続けて片側に付けてはいけません。必ず左右へ1本ずつ振り分けます。片側だけ伸ばすと構造がもたないということだと思います。
犬が突破するのは上と端の2か所です

ゲートを越えられる経路は2つあります。上を飛び越えるか、柵の端と壁のあいだを抜けるか。高さだけ見て買うと、後者で負けます。
高さのほうは、うちに実測があります。パフィは体重1kgの子犬だったころ、高さ約40cmのサークルを普通に飛び越えました。今のサークルは高さ70cmで、2年半のあいだ一度も越えられていません。今のパフィは跳ぶより走り抜けるタイプで、玄関のゲートにも毎朝突進しますが越えようとはしません。ただ、それはたまたま今の高さで足りているだけかもしれない。サークルとケージの高さをどう決めたかは犬のサークルとケージおすすめ10選に実寸で書いたので、ゲートの高さもそれと同じ考え方で決めています。
もう一方の端の隙間は、数字で書いている商品ページがほとんどありません。そのなかで日本育児だけが自分で書いています。
※ゲートと壁の両端に最小1.5~最大6.5cmのすき間が生じます
突っ張り式はボルトを伸ばして壁を押さえる構造なので、柵の端と壁のあいだに必ず隙間ができます。当たり前の話なのですが、これを公表している商品ページを僕はほかに見ませんでした。ほかの機種では、買った人がレビューで発見しています。「マンチカンの子猫なので、脇からすり抜けられてしまいました」「左右の幅が大きく親猫の頭が出てしまい脱走しそうなの網で補正し使用してます」。猫の話ですが、超小型犬や子犬のうちは同じことが起きます。
柵の間隔もあわせて確認しておくと安心です。RAKUが3.5cm、日本育児が約5.5cm。Hai Haiは公表していないので、超小型犬の子犬に使うなら実物で確かめてから決めたほうが安全です。
突っ張り式のペットゲートのおすすめを、置き場所別に分けました
ここからは8台を置き場所別に分けます。足元を跨ぎたくない、幅が広い、飛び越えを止めたい、突っ張れない。この4つのどれに当たるかで候補が絞れます。
足元をまたがずに通りたいなら
シンセーインターナショナルのスチールゲート

同じページで、足元だけが違う2種類が売られています。通常タイプと、BF躓き防止タイプ。BFはバリアフリーの略です。通常タイプが4色で4,499円、別の4色で4,790円、BF躓き防止タイプが4色で5,480円。同じ色で比べると差は990円か690円です。
毎日10回通るとして1年で3,650回。990円をそこで割ると1回あたり0.27円になります。うちのように足の指をぶつけている家なら、迷う金額ではないと思います。
高さ78cm、設置幅は本体だけで70〜81cm、付属の拡張フレーム1枚を足して80〜91cm。拡張フレームは1枚しか付いてこないうえ、追加販売もされていません。91cmが上限で、それより広い開口部には使えません。重さ4.4kgで、女性1人で10分ほどという設置報告が複数あります。
面白かったのが、5年前に買った同じ商品を買い直している人が2人いたことでした。壊れた場所は3件とも同じで、下のロック部品です。補修部品の単品販売がないという不満はそのまま残りますが、5年もって、壊れる場所が決まっていて、それでもまた買うというのは4,499円の商品としてかなり良い評価だと思います。
シンセーインターナショナルのスチールゲートの商品ページに、8色の内訳と楽天レビュー1,005件の星の分布を載せています。
Wanyanyaのにゃんドア

足元にバーがありません。高さは190〜250cmまで伸びて、扉が付いています。猫用として売られている商品ですが、うちが困っていることにはこの形がそのまま答えています。車椅子を使う家庭から「下にバーがないのがとてもいい」というレビューが届いていて、理由はうちと同じでした。
ただし星2以下が25件あって、内容がひとつのことに集中しています。支柱がズレる、そして倒れる。
扉を開けると支柱がずれて倒れてきます。(中略)支柱上下に耐震ジェルシートやクッション材を挟んだりもしましたが開けるたびに支柱がズレ、とうとう夜中のうちに倒れてました。(2025年1月・クリーム)
構造の問題です。扉を開ける動作が、そのまま突っ張り棒を回す力になります。突っ張り式に扉を付けると原理的にこうなる、という話でもあります。解決した報告も複数あって、共通しているのは滑り止めシートか耐震ジェルを足すこと。17,600円の商品に数百円を足すだけなので、買うなら最初から予定に入れておけばいい。ただ、それを商品ページが書いていないのは不親切だと思います。
Wanyanyaのにゃんドアの商品ページに、幅の記載と実測が食い違ったという報告も載せています。
開口部が広くて1台では届かないなら
Hai Haiの突っ張り式ベビーゲート

ベビー用品として売られていますが、レビューを読むと犬や猫のために買っている人がかなりいます。本体はS(61〜68cm)、M(67〜74cm)、L(75〜82cm)の3サイズで、どれも5,680円(税込・送料込)。別売の拡張フレームが7cmから77cmまで8サイズあって、メーカー表記で最大390cmまで広げられます。うちの4か所のように幅がばらばらな家では、この刻みの細かさが効きます。
高さ76cm、厚み2.5cm、通路の段差2.8cm。90度以下まで開けて手を離すと自動で閉まり、ロックまでかかります。両手がふさがっていても閉め忘れないので、洗い物やゴミ出しの途中で通る場所ほど向いています。楽天の評価は4.54で、レビューは9,867件(★5が6,138件、★4が3,063件、★3が579件、★2が58件、★1が31件)。今回の8台でいちばん高い数字です。
弱点はオートクローズの音でした。「その勢いが凄くてガチャン!って音がうるさくて気になります」というレビューが目立ちます。手を添えて閉めれば鳴らないので人間は慣れますが、物音に反応して吠える犬がいる家では、開け閉めのたびに吠える材料が増えます。うちのパフィは掃除機とチャイムに全力で反応するタイプなので、ここは正直、置いてみないとわかりません。同じ悩みの向き合い方は犬がチャイムに吠える理由と我が家の対策に書いています。
Hai Haiの突っ張り式ベビーゲートの商品ページに、拡張フレーム8サイズの価格表と、同じ商品が3つの店から売られている話を載せています。
日本育児のガーディ

高さ100cm、対応犬種は小型から大型まで。本体8,980円で、メーカー希望小売価格16,170円の44%引きです。設置幅は本体のみ73〜83.5cm、付属の拡張フレーム1本を足して83.5〜93cm、別売の拡張パネルを足して最大163cmまで。拡張パネルは20cmが2,480円、30cmが2,980円、40cmが3,680円です。
この商品を候補に入れた理由は、端の隙間を1.5〜6.5cmと数字で公表していたことに尽きます。ほかのゲートのレビューで繰り返し出てくる「端からすり抜けられた」という問題に、正面の数字で答えている商品ページはここだけでした。柵の間隔は約5.5cmです。
注意点が2つあります。ひとつは階段上に設置できないこと。もうひとつは、2025年2月18日のロットからNEWモデルになっていて、旧モデルと新モデルでは拡張パネル30cmと40cmの取り付けボルトに互換性がありません。家にある旧モデルへ買い足すなら、使えるのは20cmだけです。
日本育児のガーディの商品ページに、両面テープと木ネジが両方入っている理由と、拡張フレームが余った人の声を載せています。
飛び越えを本気で止めたいなら
RAKUのペットゲート突っ張り式ハイタイプ

高さ140cmと155cm。柵の間隔は3.5cmで、子猫でも柵のあいだは通れません。設置幅は76cmから125cmまで9サイズに刻まれていて、拡張フレームを足すのではなく最初から自分の開口部に合う1台を選ぶやり方です。段差スロープとウォールセーバーが最初から付いてくるのは、この価格帯では珍しいところでした。
598件でいちばん多かった指摘は、扉の重さです。高さ155cmの鉄の扉を持ち上げてロックを外すので、当然それなりの力が要る。ただ、この症状には原因と対処がレビューに書かれていました。
取り付け直ぐは、扉が重く、「何で?」と思いましたが、レビューを読んでいたら、「固定用ボトルの締め付けが強いと扉が重く感じる」と書かれていたので、少し緩めると良い感じに取り付けられました。(2026年8月)
突っ張りボルトを締めすぎると本体がわずかにたわみ、扉が枠に噛みます。だから少し緩める。取っ手ではなく柵の真ん中を持ち上げると開けやすい、という報告もありました。締めすぎない、真ん中を持つ。この2つを知っているかどうかで評価が変わる商品だと思います。
RAKUのペットゲート突っ張り式ハイタイプの商品ページに、9サイズの一覧と、2年で扉のバネが壊れた人の計算を載せています。
LIFAXIAのペットゲート

高さ150cm、170cm、190cmの3タイプ。対応幅は61.5cmから220cmまで15パターンあって、3.5cm刻みで分かれています。今回の8台では設置幅の選択肢がいちばん広く、リビングの大きな開口部にも1台で届きます。楽天レビューは3,303件で評価4.45。
この商品の役割は、突っ張りとネジ止めの両方に対応していることです。賃貸なら突っ張りで、持ち家なら壁にネジで留められる。階段の上のように突っ張り式が使えない場所も、これならネジ止めで置けます。うちが4か所を揃えるとしたら、階段だけこれをネジ止めで使う形になりそうです。
小型犬に150cmは明らかにオーバースペックです。パフィは5.12kgなので60〜80cmもあれば足ります。ただ40cmのサークルを飛び越えた前科があるので、「絶対に越えられない」という状態を1か所だけ作っておく価値はあるかなと。圧迫感が出るという声もあるので、リビングの真ん中よりは廊下や玄関前に向いています。
LIFAXIAのペットゲートの商品ページに、15パターンの幅の目安を載せています。
突っ張れない場所、またいで通る前提なら
ワンモードの置くだけペットゲート

突っ張らない、ネジも使わない、置くだけの木製ゲートです。幅は67〜116cmを5cm刻みの11段階で調整できて、高さは50cm。重さ3kgで、折りたたむと奥行6cmになります。片側に壁がない開口部や、来客のときだけ仕切りたい場所に向いています。
高さ50cmは、大人がまたげる高さです。うちの連結パネルは70cmあって小学1年生の娘には高いので、またぐ前提のままでいいなら、高さを下げるという解き方もあるわけです。ただしパフィは1kgのころ40cmを越えているので、うちの場合は50cmで足りるとは言い切れません。
レビューにも「体を使って動かされた」「生後2か月のビーグルはすぐ乗り越えた」という報告があります。置くだけのゲートが成立するのは、越える気のない犬と暮らしている場合だけです。留守番中の脱走防止には向きません。
ワンモードの置くだけペットゲートの商品ページに、5色の内訳と、ベビーゲートとしては使えないという注意書きを載せています。
FRACARKOSのペットフェンス

うちが今使っている連結パネルと同じ形の商品です。50×50cmが8枚で3,880円、50×70cmが13枚(パネル12枚とドア1枚)で6,280円。8枚で3.9kg、13枚でも5.8kgしかありません。うちのサークルは12枚で8kgなので、枚数はほぼ同じで2kg軽い。その差がレビューにそのまま出ていて、犬に押されてずれる、外れるという報告が複数あります。
つまり犬を閉じ込める囲いとしては力不足です。ただ、部屋を仕切る道具として見ると評価が変わります。半透明なので圧迫感が少なく、面をさっと拭ける。予算4,000円前後で、とりあえず一時的に仕切りたい場所を埋めるという使い方なら選択肢に入ります。うちが4か所を一気に替えられないでいるあいだの、つなぎとしても同じです。
FRACARKOSのペットフェンスの商品ページに、うちのサークルと並べた比較表を載せています。
買ったあとに効いてくることが3つあります
スペック表に出てこないところで、毎日の使い心地が決まります。今回8台のレビューを読んで、繰り返し出てきたのは音と扉の重さとズレの3つでした。
閉まる音は、犬によっては吠える材料になります。オートクローズが付いた機種はほぼ全部で「ガチャン」という音の指摘がありました。手を添えて閉めれば鳴らないので、人間は数日で慣れます。問題は犬のほうで、物音に敏感な子だと開け閉めのたびに反応します。
扉が重いと感じたら、まず突っ張りボルトを緩めます。締めすぎで本体がたわみ、扉が枠に噛んでいるだけのことがあります。RAKUのレビューではこれで解決した人が複数いました。取っ手ではなく柵の真ん中を持ち上げる、というやり方も効きます。
扉付きの突っ張り式は、滑り止めとセットで考えます。扉を開ける力が突っ張り棒を回す力になるので、使い続けると緩みます。耐震ジェルか滑り止めシートを支柱の上下に挟む。数百円の話です。クッションフロアの上は相性が悪いという報告もあったので、床材も確認しておくと安心です。
そのうえで、可動部のあるゲートは消耗品として見たほうがいいと思います。RAKUのレビューにこういう計算をしている人がいました。
使用期間2年で壊れたのですが、開閉回数を考えると ざっと3万回でしょうか、コスパを考えると満足いくものと思っています。(2025年10月・RAKUのペットゲート)
1日40回として2年で約3万回。うちの玄関前は登校と帰宅と散歩で1日20回くらい開け閉めすることになりそうなので、この数字は他人事ではありません。壊れない機種を探すより、壊れたときに同じものが買えるかで選ぶほうが現実的です。
うちのゲート4か所をどう替えるか

4か所を一度に替えるのはやめました。全部を扉付きにしたい気持ちはあるのですが、いちばん安いシンセーインターナショナルのスチールゲートの4,499円で揃えても4台で17,996円、Hai Haiの突っ張り式ベビーゲートなら5,680円×4で22,720円になります。ゲートは1台の値段で考えると安く見えて、家の単位で考えると急に高くなる道具です。
なので順番を決めました。最初はリビングとキッチンの間の1か所だけ。ここは1日に何十回も通るので、扉があることの効果がいちばん早くわかります。ここで足元の段差と閉まる音が許容できるとわかってから、玄関前、クローゼットの入口へ広げる。階段は突っ張り式が使えないので、ネジ止めできる機種を別に選びます。
いま買うなら、リビングとキッチンの間には躓き防止タイプのシンセーインターナショナルを選びます。理由は990円で足元の段差が消えるからで、それ以上でも以下でもありません。妻が毎日引っかけているあの段差が、990円でなくなるなら安いと思っています。
パフィが留守番中にどこまで行けるかという話は、犬の分離不安と留守番のトレーニング記録にまとめています。ゲートで行動範囲を区切るのは、その練習と一緒に進めるものだと思っています。






