商品について
サニパックのニオワイナ消臭袋 BOXタイプ SS01は、日本サニパックが作っている消臭ポリ袋です。ペット売り場ではなく、日用品のゴミ袋として売られています。1箱50枚で366円(税込・2026年8月時点)、1枚あたり7.32円。袋の大きさは幅20cm+マチ11cm×高さ35cmで、ティッシュ箱のように1枚ずつ取り出せるBOX入りです。楽天のレビューは8件で、評価は4.88でした。
うちのパフィ(ポメプー・2歳・5.12kg)は、散歩のうんちも家のペットシーツも、シモジマの食パン袋(半斤用・1枚約3円)で処理しています。2年半ずっとこれです。袋を使うのは月90回前後で、月にすると約270円。安いし、口をねじって結べば散歩の帰り道は困りません。
困るのは家に帰ってからで、うちのゴミ収集は燃えるゴミが週2回。出した直後に散歩した日は、うんち入りの袋を2〜3日は家のゴミ箱に置くことになります。夏はキッチンの生ゴミと同じ箱なので、フタを開けた瞬間に「うっ」となる。においの問題は散歩の30分ではなく、この48〜72時間で起きています。
それで防臭袋を調べはじめて、BOSとアイリスオーヤマを1枚8円台で見比べていました。そこで気づいたのが、この2つはどちらもペット用品売り場の商品だということです。ペットのうんち以外にも、おむつも生ゴミも猫砂もにおう。だったら日用品の消臭袋はどうなんだろう、と横に目を向けて出てきたのがニオワイナでした。
消臭袋と防臭袋は、においの止め方が違う
まず引っかかったのが名前です。BOSは「驚異の防臭袋」、アイリスオーヤマは「ペット用防臭袋」。こちらは「ニオワイナ消臭袋」。字が違うだけかと思っていたら、やっていることが別でした。
- BOS・アイリスオーヤマ:袋の素材や層の構造で、においの分子を外に通さない
- ニオワイナ:ポリエチレンの原料に消臭剤(消臭マスターバッチ)を練り込んで、におい成分そのものを吸着させる
前者は壁を作る発想、後者は中身に働きかける発想です。「BOSの安い版」ではなく、そもそも別の道具だと理解したほうが正確だと思います。
ただ、期待しすぎないほうがいい点もあります。メーカー側の説明が、ページによって表現に幅があるんですよね。商品ページには「化学的消臭によりにおいを中和し、におい成分自体を消します。即効性が高く、においが再放出されません」と強めに書いてある一方、シリーズの紹介ページでは「ニオイの成分を吸着させ、ニオイを和らげる効果を発揮します」と控えめです。楽天の商品説明も「においの成分を吸収させ、においを和らげる効果があります」でした。メーカー自身が「消す」と「和らげる」の両方を使っているわけで、公式ページには「※すべてのニオイに効果があるわけではありません」という注記もあります。
もうひとつ、正直に書いておきたいことがあります。雑誌『LDK』が犬用エチケット袋の防臭力を比べたテスト(BOS 5.00/アイリスオーヤマ 4.00/クリーンワン 3.00/ゴン太 2.00/トイレに流せる2層タイプ 2.00)に、ニオワイナは入っていません。ペット用品として売られていないので当然なのですが、つまり第三者が測った数字で他社と並べることができない商品です。ここは買う前に知っておきたいところでした。
1枚7.32円で、袋はBOSのSサイズより大きい
値段を並べたときに、いちばん驚いたのがここです。
| 商品 | 袋の大きさ | 入数 | 価格(税込) | 1枚あたり |
|---|---|---|---|---|
| ニオワイナ SS01(本商品) | 幅20cm+マチ11cm×高さ35cm | 50枚 | 366円 | 約7.32円 |
| ニオワイナ SS03(中) | 幅16cm+マチ9cm×高さ35cm | 50枚 | 382円 | 約7.64円 |
| BOS 箱型SS | 17×27cm | 200枚 | 1,475円 | 約7.38円 |
| BOS 箱型S | 20×30cm | 200枚 | 1,830円 | 約9.15円 |
| アイリスオーヤマ PBB SS | 17×27cm | 200枚 | 1,630円 | 約8.2円 |
| クリーンワン おさんぽエチケットパック | ポリ袋部 19×30cm | 100枚 | 850円 | 約8.5円 |
| GREENポイ太くん | ポリ袋部 30×20cm | 100枚 | 1,280円 | 約12.8円 |
| シモジマ 食パン袋(うちの現役) | 半斤用 | — | — | 約3円 |
下2つは紙ごとトイレに流せるタイプなので、においを閉じ込める発想ではなく、家にゴミを残さない発想の商品です。目的が違うので単価だけで優劣は決まりませんが、1枚の値段では消臭袋のほうが安いという位置関係になります。
BOSの箱型SSが約7.38円、ニオワイナが約7.32円。1枚あたりはほとんど同じです。ところが袋の大きさが違いすぎる。BOSのSSは17×27cmで面積459cm²、ニオワイナは20×35cmでマチを別にしても700cm²あります。
面積で割ってみます。BOS箱型SSは1cm²あたり0.0161円、ニオワイナは0.0105円。同じ面積で比べると、ニオワイナのほうが約35%安い計算です。しかもニオワイナには11cmのマチがあるので、実際に入る量の差はもっと開きます。メーカーの分類でも5L相当の袋です。
大きければいいという話ではありません。パフィのうんち1回分なら17×27cmのSSで足ります。余った面積にお金を払うくらいなら小さいほうがいい。ただ、うちの袋の使い道は月90回のうち60回がペットシーツまわりで、リッチェルのトレーから出る薄型レギュラーを1日3枚使っています。1日分をまとめて包むなら、20×35cm+マチのほうが素直なんですよね。
中サイズのほうが高い。店によって大小の値段が逆転する
ニオワイナは全部で9種類あります。箱入りの大(50枚)と中(50枚)、袋入りの小(30枚)、とって付きのSとM(各30枚)、そして15L・20L・30L・45Lのゴミ袋タイプ。犬のうんちやシーツに使うなら箱入りの大か中です。
で、同じ楽天の中でも店によって値段がけっこう違いました。2026年8月15日時点の実売価格です。
| 店 | 大サイズ SS01(50枚) | 中サイズ SS03(50枚) |
|---|---|---|
| Pro Tool Shop(本商品の店) | 366円 | 382円 |
| 姫路流通センター | 405円 | 375円 |
| ケンコウlife | 429円 | 取扱いなし |
いずれも送料は別です。Pro Tool Shopでは大のほうが16円安く、姫路流通センターでは中のほうが30円安い。店をまたぐと大小の有利不利がひっくり返ります。同じ商品なのに大サイズの値段が366円から429円まで63円ひらいているのも、なかなかの幅です。
レビューにも「消臭袋、いろいろ試したけどコレが今のところ良い感じで、そろそろ在庫が無くなると思っていつも購入してたお店のECサイトへ行ったら、見間違えかと思うほどメッチャ高くなってて…最安値店を探す旅に出てたどり着いた」(★5)という書き込みがありました。日用品なので、店ごとの値付けが素直に出るタイプの商品です。
小さいほうが安いはず、という思い込みで中サイズを選ぶと損をする場合があります。買うときは大と中の両方を見てみてください。
送料910円の壁があるので、11箱まとめないと安くならない
ここが最大の注意点です。1枚7.32円という数字は、送料を無視した場合の話でした。
Pro Tool Shopは3,980円(税込)以上で送料無料になり、それ未満は本州・四国・九州が910円、北海道と沖縄が2,600円です。うちは福井県なので910円。366円の箱を1つだけ買うと、支払いは1,276円になります。
| 買い方 | 商品代 | 送料(北陸) | 合計 | 枚数 | 1枚あたり |
|---|---|---|---|---|---|
| 1箱 | 366円 | 910円 | 1,276円 | 50枚 | 約25.5円 |
| 5箱 | 1,830円 | 910円 | 2,740円 | 250枚 | 約11.0円 |
| 10箱 | 3,660円 | 910円 | 4,570円 | 500枚 | 約9.1円 |
| 11箱 | 4,026円 | 0円 | 4,026円 | 550枚 | 約7.32円 |
10箱で3,660円。送料無料まであと320円足りません。もう1箱足して11箱にすると4,026円で送料が消えて、合計金額が544円も下がります。10箱買うより11箱買うほうが安いという、ちょっと変な形をしています。
これは僕の思いつきではなく、レビューを読むと実際にみなさんそうしていました。「送料無料ラインまで個数を注文するんだけど、1箱で単価を安くしてくれたら良いなーって思います」(★5)、「前回の購入から間もなく1年で16箱注文したものがあと2箱となり、忘れないうちに再注文しました」(★5)、「20箱購入してすぐに届きました」(★5)。1箱ずつ買っている人が見当たりません。
550枚はうちの使い方(月90回)だと約6.1か月分です。1箱の外装は21.5×9×4cmなので、11箱積んでも段ボール1つに収まるくらい。置き場所は困らないと思うのですが、初回に4,026円を払える人向けの商品ではあります。1箱だけ試したい人には向きません。
商品スペック
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 商品名 | ニオワイナ消臭袋 BOXタイプ 白半透明 50枚 SS01 |
| メーカー | 日本サニパック |
| メーカー型番 | SS01 |
| JANコード | 4902393435000 |
| 袋のサイズ | (幅200+マチ110)×高さ350mm |
| 形状 | 平袋(マチ付き) |
| 容量の目安 | 5L |
| 厚さ | 0.018mm |
| 材質 | HDPE(高密度ポリエチレン) |
| 色 | 白半透明 |
| 入数 | 50枚 |
| 外装 | BOX(ティッシュ型の取り出し口)/21.5×9×4cm |
| 耐冷温度 | −30度 |
| 食品対応 | 非食品用 |
| 原産国 | インドネシア |
| 用途 | 生ゴミ処理、ペットの排泄物処理、使用済みおむつ処理 |
| 価格 | 366円(税込・2026年8月時点) |
| 送料 | 別途。3,980円以上で無料。北陸・関東など本州と四国・九州は910円、北海道・沖縄は2,600円 |
| 捨て方 | 中身を入れて口を結び、お住まいの地域のルールに従って可燃ゴミへ |
材質のHDPEは、レジ袋と同じシャカシャカした手ざわりの素材です。厚さ0.018mmはアイリスオーヤマのPBB(0.02mm)よりわずかに薄い。この張りのある感じは、1枚ずつ取り出しやすい長所と、片手で広げにくい短所の両方になります。アイリスオーヤマの防臭袋のレビューには「カシカシしたタイプで全く伸縮性がない」という声と「指で掴んだ時に滑りにくい素材で捲りやすい」という声が両方あって、同じ性質を長所とも短所とも書いていました。散歩中に片手で扱う場面が多い方は、この手ざわりが好みに合うかどうかで判断が変わると思います。
色が「白半透明」と明記されているのも、押さえておきたい点です。BOSやアイリスオーヤマの防臭袋は白の不透明。中身が見えるのが気になる方は不透明のほうを選んだほうがいいかもしれません。
耐冷温度が−30度なのは、雪の積もる地域だと地味に効きます。うちは冬に玄関の外へ出したゴミ箱で袋が凍ることがあって、安いポリ袋は固くなって裂けたりするので。
ユーザーの声
楽天のレビューは8件、評価4.88です。内訳は★5が7件、★4が1件、★3以下は0件でした(2026年8月15日時点)。
ただ、件数が8件しかないことは正直に書いておきます。BOSは5,573件、アイリスオーヤマは43件。判断材料としての厚みはまるで違います。
高評価の声
- 「猫のトイレ掃除の際に出る砂を入れ利用しています。ごみの収集は1週間に2日なのでその間に匂わないようこちらのごみ袋に入れて捨てています。ビニールの厚みと匂いを抑える効果が程よくあるので我が家では必需品です」(★5・60代女性)
- 「大型犬のウンチ袋に使用しています。おそらく最安ではないでしょうか。20箱購入してすぐに届きました」(★5・40代男性)
- 「家で介護用おむつやパットを捨てる時に使用。ちょうどいい大きさで全く匂わない。非常に重宝している」(★5・60代男性)
- 「今まで色々試した結果これが一番機能的に良いと感じていて、近隣の店舗価格から見るとこちらが一番お安く手に入ります」(★5・60代男性・16箱をほぼ1年で消費)
- 「色んなサイズを使っていますが、こちらはオムツを入れるのにとても役立っていて、リピートしています」(★5)
1件目の「ごみの収集は1週間に2日なのでその間に匂わないように」というのは、うちの状況とそっくり同じでした。週2回の収集を待つあいだをどうしのぐか。この商品を選んでいる人は、においが出る瞬間ではなく待ち時間のほうを問題にしているようです。
気になる声
- 唯一の★4は「介護で使うのでお得にまとめて購入できて助かります」で、不満は書かれていません
- 「送料無料ラインまで個数を注文するんだけど、1箱で単価を安くしてくれたら良いなーって思います」(★5)という、まとめ買い前提であることへの本音
- 犬のうんちに使っているレビューは8件中1件だけ(大型犬の方)。残りは猫砂、介護用おむつ、生ゴミです
3つめは弱点として受け止めています。犬に使っている人の感想がほとんど積み上がっていないので、「小型犬のうんち1回でどのくらいのサイズ感なのか」「散歩中に片手で扱えるか」といった、犬の飼い主が知りたいことがレビューから読み取れません。逆に言えば、おむつや猫砂といううんちより量もにおいも多いもので満足している人が並んでいるとも読めます。
こんな愛犬・飼い主さんにおすすめ
- 収集日まで日が空いて、うんちやシーツを家に2〜3日置くことがある方
- 11箱4,026円をまとめて買える方(ここまで積んで初めて1枚7.32円になります)
- ワイドのペットシーツや、1日分のシーツをまとめて包みたい方(幅20cm+マチ11cm×高さ35cm)
- 中型犬・大型犬で、うんち1回分が大きい方
- 犬のうんちだけでなく、猫砂・おむつ・生ゴミにも同じ袋を使いたい方
- 冬に屋外のゴミ箱で保管する地域の方(耐冷温度−30度)
こんな方は別の選択肢を
- 1箱だけ試したい方。送料910円がのって1枚25.5円になるので、まったく割に合いません
- 小型犬でうんちを1回ずつ包むだけの方は、BOSのSSサイズ(17×27cm)のほうが袋を持て余しません
- 第三者のテスト結果を見てから決めたい方。『LDK』の比較にニオワイナは入っていないので、数字で並べる材料がありません
- 中身が透けるのが気になる方。色は白半透明です
- レビューの多さを重視する方。8件は少ないです
- とにかく1枚のコストを抑えたい方は、食パン袋(約3円)のほうが安上がりです
我が家の場合 — ペット用じゃない袋を犬に使うということ
うちの月90回で計算し直してみます。
| 使う袋 | 1枚あたり | 月90回の費用 | 今との差 |
|---|---|---|---|
| シモジマ 食パン袋(現在) | 約3円 | 約270円 | — |
| ニオワイナ SS01(11箱買い) | 約7.32円 | 約659円 | 月約389円 |
| BOS 箱型SS | 約7.38円 | 約664円 | 月約394円 |
| BOS ストライプSS | 約8.1円 | 約729円 | 月約459円 |
| アイリスオーヤマ PBB SS | 約8.2円 | 約738円 | 月約470円 |
全部を置き換えると年に4,668円の上乗せ。BOSの箱型SSとの差は月5円で、正直これは誤差です。単価では選べません。差がつくのは袋の大きさと、送料無料までの積み方と、レビューの厚みのほうでした。
防臭袋を2年買えずにいる身として、今回いちばん収穫だったのは「ペット用品の棚の外にも選択肢がある」と知れたことです。犬のうんちは、おむつや猫砂と比べて特別なにおいをしているわけではありません。日用品の消臭袋が使えないはずがない。そう考えた瞬間に、比較対象が3商品から一気に増えました。
一方で、ペット用品として売られていないことの代償もはっきりしています。犬の飼い主のレビューが1件しかない。『LDK』のテストにも入っていない。散歩で片手で広げられるかどうかも、誰も書いていません。BOSが5,573件のレビューで積み上げてきたものは、値段には出てこない価値なんですよね。
うちが買うとしたら、11箱550枚を一度に入れて、お腹の調子が崩れた日と夏場と収集日まで日が空く日だけ使う併用になると思います。月30回なら食パン袋との差は月130円ほど。缶コーヒー1本ぶんです。ただ、初回に4,026円を払うところで一度手が止まる。そこは正直なところです。
同じように防臭袋の値段で迷っている方は、ペット用品だけでなく日用品の消臭袋も一度並べてみてください。袋まわりを見直す前にシーツそのものを変える手もあるので、ペットシーツの選び方やトイレトレーの選び方、床のシミが気になるなら防水のトイレマットのほうが目的に合う場合もあります。
価格と送料無料ラインは楽天のセールやクーポンで動きます。11箱にするか10箱で止めるかで544円変わるので、買う前に合計金額を確認してみてください。
