犬のトイレで足が濡れないようにしたい。そう思ってメッシュ付きのトレーを買ったのに、まだ足が濡れている。うちがまさにそれでした。
メッシュ付きなら足は濡れない、というのは半分だけ正しくて、条件がそろうと普通に濡れます。うちのポメプー・パフィ(2歳・5.12kg)はリッチェルのメッシュトレーを3台・2年半使っていますが、今も濡れる日があります。
この記事では、なぜメッシュでも濡れるのかを3つの理由に分けたうえで、高床式に替える前に確かめてほしい4つの条件を、製品ごとの実寸を並べながら整理します。先に白状すると、うちの足濡れの一番の原因はトレーの構造ではなく、薄型シーツを1日3枚でまわしている運用のほうでした。
犬のトイレで足が濡れないのはメッシュと高床式のどちら
足の濡れにくさだけで比べるなら高床式です。 メッシュ付きはシーツの上にメッシュが載っているだけなので、おしっこの量が増えるとメッシュの高さまで水位が上がります。高床式は床面そのものが持ち上がっていて、おしっこが下のトレーへ落ちる構造です。ただし高床式にも段差という弱点があります。
| タイプ | 足の濡れにくさ | 弱点 | 向いている場面 |
|---|---|---|---|
| メッシュ付き | 量が増えるとふちが濡れる | シーツとの距離がほぼない | シーツのいたずら防止が目的 |
| 高床式 | おしっこが下へ落ちる | 段差をまたげない子がいる | 足濡れが最優先のメインのトイレ |
| 凹凸シリコン | 点で接するので表面から浮く | おしっこの量が多いと限界 | 段差を作りたくない寝室 |
| 壁付き | 飛び散りに強い | 足濡れそのものには効かない | 足を上げる男の子 |
うちの結論から言うと、メインのトイレは高床式、サークルの中はメッシュ付きのまま、という組み合わせを検討しています。
メッシュ付きでも足が濡れる3つの理由

メッシュ付きで足が濡れるときは、排泄の集中・メッシュとシーツの距離・シーツの吸収力のどれかが原因になっています。うちで実際に起きているのは3つとも当てはまるパターンでした。カタログには書かれていない部分なので、順番に共有します。
同じ場所に続けておしっこをすると、ふちがじわっと濡れる
これが一番の誤算でした。パフィは広いトレーの中でも決まって同じ位置でします。そこに2回、3回と続くと、シーツが吸いきれなかった分がメッシュの目に上がってきて、ふちがじわっと濡れるんです。しかも濡れやすいのが、ちょうどパフィが足をかけるあたり。
厄介なのは、犬がそれをちゃんと察知することです。濡れたトレーを嫌がって、パフィは別の場所でしてしまう。足濡れは衛生の話だけでなく、トイレの失敗に直結する問題でした。うちは気づいたら足を拭いて、トレーもその都度拭いていますが、留守番の日はどうにもなりません。
メッシュとシーツの距離が、思っているよりない
うちが使っているリッチェルのお掃除簡単ステップトレー レギュラーは、外寸が47.9×35.2×4.9cm、重さ940g、体重8kg以下向けの製品です。この「高さ4.9cm」を見て、5cm近く浮いていると思い込んでいました。
実際は違います。この数字はトレー本体の外寸で、メッシュとシーツの隙間ではありません。メッシュはシーツのすぐ上に載っていて、隙間は枠の厚み程度。ボンビアルコンのしつけるトレー メッシュプラス Sも本体はW480×D350×H40mmですが、構造は同じです。カタログの高さの数字を並べても足濡れの起きにくさは比べられない、というのはここに気づいてからわかりました。
薄型シーツだと吸収が追いつかない
うちは薄型のシーツをこまめに交換する運用です。1日3枚ほど、おしっこ1〜2回で替えています。枚数を使うぶんコスパはいいのですが、1枚あたりの吸収量は厚型に負けます。留守番で交換できない時間が続くと、当然そこが限界になる。
正直に言うと、うちの足濡れはトレーの構造だけの問題ではなくて、この薄型運用も一因です。シーツの選び方で迷っている方はペットシーツはワイドとレギュラーどっちとペットシーツを大容量で買うと本当に安いのかにうちの計算を書きました。
高床式に統一規格はない。高さは約2cmから6cmまで幅がある
「高床式」という言葉に決まった基準はありません。調べてみると、同じ高床式でも床面の持ち上がり方は製品ごとにバラバラでした。ここを知らずに名前だけで選ぶと、期待したほど濡れないという結果になります。
| 商品 | タイプ | 公表されている寸法 | 構造の特徴 |
|---|---|---|---|
| INULABO 犬用トイレトレー 高床式 | 高床式 | 高床部 約2cm | TPP素材のメッシュ底・S〜XXLの5サイズ |
| INULABO 大判 高床式(INB-TTR) | 高床式 | 62×76cm・高さ4cm | 多頭飼い・大型犬向けの大判 |
| OFT クリアレット2(S) | 深型メッシュ | 46.8×33.9×6cm | ABS樹脂・フチが深い・メッシュはポリプロピレン |
| リッチェル お掃除簡単ステップトレー レギュラー | メッシュ付き | 47.9×35.2×4.9cm | メッシュ周りに隙間がない・940g |
| ボンビアルコン しつけるトレー メッシュプラス S | メッシュ付き | W480×D350×H40mm | 上枠が両側から開く・別売メッシュあり |
| INULABO シリコン トイレマット 薄型 | 凹凸シリコン | 厚さ5mm | 240本以上の凹凸で点で支える |
数字だけ見るとクリアレット2の6cmが一番高いのですが、これはフチの深さです。持ち上がっているのはINULABOの高床式のほう。比べるべきは外寸の高さではなく、おしっこが溜まる面と足が乗る面が離れているかどうかでした。
ちなみに29商品を比較検証しているマイベストの犬用トイレトレーランキングを見ると、評価項目はシーツ交換のしやすさ・いたずらされにくさ・洗いやすさ・安全性の4つで、足濡れは検証項目に入っていません。困っている人は多いはずなのに、比べた情報そのものが世の中に少ないのだと思います。
足を濡らさないトイレ 4つの条件
うちの3つの理由を裏返すと、見るべき点が4つに整理できます。高さ・メッシュの目・シーツの吸収・拭ける形。この順で優先度が高いです。
- 高さ:おしっこが溜まる面と足が乗る面が離れているか。メッシュがシーツに載っているだけの構造は、量が増えれば濡れます
- メッシュの目:目が細かいほど足は乗りやすい反面、目詰まりして水が上に残りやすくなります。丸穴タイプは爪が引っかかりにくいのが利点
- シーツの吸収:構造をいくら変えても、シーツが吸いきれなければ同じです。留守番が長い日は厚型に替えるだけで変わります
- 拭ける形:濡れる前提で、フチとメッシュをさっと拭ける形かどうか。溝が複雑な製品は、結局その手入れが続きません
全部を満たす製品はなかなかありません。留守番が長い家は1と3、在宅時間が長い家は4を優先するのが現実的だと思っています。うちは在宅が多いので、4番の拭きやすさに助けられている面があります。
足が濡れにくいトイレトレーおすすめ10選

ここからは具体的な製品です。うちが実際に使ったのはリッチェルとアイリスオーヤマの2つだけなので、それ以外は調べて検討している立場から、4つの条件のどこに惹かれたのかを正直に書きます。まず一覧にします。
| 商品 | タイプ | 足濡れへの効き方 | うちとの関係 |
|---|---|---|---|
| INULABO 犬用トイレトレー 高床式 | 高床式 | 床面が約2cm持ち上がり下へ落ちる | 第一候補・未導入 |
| INULABO 大判 高床式 INB-TTR | 高床式 | 62×76cmで排泄位置が分散する | 多頭飼い向け |
| OFT クリアレット2(S) | 深型メッシュ | フチ6cmで飛び散りを受ける | 検討候補 |
| リッチェル お掃除簡単ステップトレー レギュラー | メッシュ付き | いたずら防止が主・ふちは濡れる | 3台使用中 |
| ボンビアルコン しつけるトレー メッシュプラス S | メッシュ付き | メッシュのみ別売で買い足せる | 検討候補 |
| アイリスオーヤマ フチもれしにくいトレーニングペットトレー FTT-485 | メッシュ付き | 銀イオン抗菌・メッシュを外せる | 以前使用 |
| INULABO シリコン トイレマット 薄型 | 凹凸シリコン | 厚さ5mmの凹凸で表面から浮かせる | 寝室用の候補 |
| Conocobi ピタッと、トイレ | 凹凸シリコン | 段差ゼロ・上下面に滑り止め | 寝室用の候補 |
| リッチェル お掃除簡単ステップ壁付トイレ | 壁付き | 壁で飛び散りを止める | 足上げの子向け |
| ボンビアルコン しつけるトレー ツーウェイ | 壁付き | 折りたたみ壁で切り替えられる | 足上げの子向け |
足濡れを最優先するなら高床式
INULABO 犬用トイレトレー 高床式は、メッシュ底の下に約2cmの空間があって、おしっこが下のトレーへ落ちます。素材はTPPで、S・M・L・XL・XXLの5サイズ展開。楽天のレビューは1,100件を超えて★4.4という評価です(2026年8月時点)。うちが第一候補にしているのはこの製品ですが、まだ導入していません。買っていないものを「よかった」とは書けないので、惹かれている理由だけ正直に置いておきます。
気になっているのは段差です。約2cm持ち上がるということは、それだけまたぐ高さが増える。パフィは元気に飛び乗るタイプなので問題なさそうですが、シニア期に入った子や、迎えたばかりの子犬には負担になり得ます。うちも将来の膝のことは気にしていて、動物病院ではワクチンのついでに触診してもらっています。膝が気になる方は犬のパテラ(膝蓋骨脱臼)もあわせてどうぞ。
多頭飼いや体の大きい子ならINULABO 大判(INB-TTR)という選択肢もあります。62×76cm・高さ4cmで、レビューは1,434件・★4.45(2026年8月時点)。排泄位置が一箇所に集中しにくいぶん、同じ場所が濡れ続ける問題は起きにくくなります。
サークルの中ならメッシュ付きのままでいい
意外に思われるかもしれませんが、サークルの中は今のメッシュ付きで困っていません。理由は使用頻度です。うちのメインのトイレはリビングで、サークル内のトレーは留守番中と夜しか使いません。おしっこが集中しないので、ふちが濡れるところまでいかないんです。
うちが使っているリッチェル お掃除簡単ステップトレー レギュラーは、メッシュの周りに隙間がなくて手入れがしやすい製品です。価格.comの最安は1,850円前後(2026年8月時点)。子犬期のパフィは留守番のたびにフチをガジガジ噛んでいて、3台とも今もささくれが残っています。とはいえ2歳を過ぎてぱたりと噛まなくなりました。
ボンビアルコン しつけるトレー メッシュプラス Sは、上枠が両側から開いてシーツを替えられる形。W480×D350×H40mmでレギュラーシーツ対応、素材はポリプロピレンとABS樹脂です。この製品で気に入っているのは、メッシュだけを別売で買い足せること。噛まれて傷んだときに本体ごと買い直さずに済みます。
以前使っていたアイリスオーヤマ フチもれしにくいトレーニングペットトレー FTT-485は、銀イオン抗菌でメッシュを外して普通のトレーにもできる製品でした。うちがやめた理由は足濡れではなく、ふちの内側に汚れが溜まりやすかったからです。
- 価格
- 1,881円(税込)
- 単価
- レギュラーサイズ 1,881円
- メーカー
- アイリスオーヤマ
- タイプ
- トイレ用品
段差を作りたくないなら凹凸シリコン
寝室にもトイレを置いているのですが、プラスチックの見た目が部屋から浮くのがずっと気になっていました。ここは薄型のシリコンが合いそうだと思っています。
INULABO シリコン トイレマット 薄型は厚さ5mmで、240本以上の凹凸が足を点で支える構造。楽天のレビューは553件・★4.7(2026年8月時点)で、2,980円です。Conocobi ピタッと、トイレは上下面に滑り止めがついていて段差がゼロ。どちらもまたぐ動作がいらないので、シニア期の備えとしても見ています。
ただし正直に書くと、凹凸5mmで浮かせられる量には限界があります。留守番が長い日のメインのトイレには向きません。うちは寝室のサブ用として考えています。
足を上げる男の子には壁付き
パフィはメスなので足を上げません。ただ、足を上げる子の足濡れは原因が別です。跳ね返りではなく、壁がないせいで自分の後ろ足や周囲に飛ぶ。ここはメッシュや高床式では解決しません。
リッチェル お掃除簡単ステップ壁付トイレはマイベストの29商品検証で3位に入っている製品で、壁で飛び散りを受け止めます。ボンビアルコン しつけるトレー ツーウェイは壁を折りたたんで切り替えられるので、成長に合わせて使い方を変えられます。
トレーを替えずに足濡れを減らす3つの方法

買い替える前にできることが3つあります。うちで実際に効いたのは1番と2番でした。順に試すと、そもそもトレーが原因だったのかがはっきりします。
- シーツを厚型に替える、または枚数を増やす:一番手っ取り早い方法です。うちは薄型を1日3枚使っていますが、留守番が長い日だけ厚型のペットシーツに替えると、帰宅後のふちの濡れ方が違います。大容量のHAMI PET 厚型ペットシーツのようにまとめ買いできるものなら、コストの上がり方も抑えられます
- 足裏の毛を短く保つ:うちは月1回のトリミングで、肉球のあいだまでバリカンを入れてもらっています。足裏の毛が伸びていると、少し濡れただけで水を含んで、そのまま床を歩くことになる。トリミングのときに「足裏もお願いします」と一言添えるだけで変わります
- トイレの下と周りを拭ける状態にしておく:うちのリビングはタイルカーペットで、継ぎ目からおしっこが下に入り込むことがあります。トイレ周りだけは継ぎ目のないロングタイプの吸着マットにするほうがよさそうだと思っています
3つ試しても濡れ方が変わらないなら、そこで初めて構造の問題です。高床式の検討に進んでください。
足が濡れたままだと何が起きるか
一番困るのは、においや汚れよりもトイレの失敗が増えることです。うちのパフィは濡れたトレーを避けて別の場所でしてしまいます。犬は自分の匂いを手がかりに排泄場所を決めているとされるので、そこに「濡れていて不快」が加わると、トイレの外を選ぶ理由になってしまう。
床への足跡も地味に効いてきます。うちは気づいたら足を拭いていますが、気づくのはたいてい床に跡がついてからです。フローリングは拭けばいいものの、カーペットに入るとそうもいきません。
肉球については、濡れっぱなしが続けば衛生的によくないという以上のことは書けません。赤みや腫れ、しきりに舐める・噛むといった様子があれば、自己判断せず動物病院で診てもらってください。トイレの失敗そのものが増えているときは、環境ではなくしつけの側に原因があることもあります。まだ定着していない段階なら子犬のトイレトレーニングを、トイレの上で寝てしまうなら犬がトイレで寝る理由と対処を読んでみてください。
足濡れ対策なら、うちはここから見直す

犬のトイレで足が濡れないようにするなら、見るのは高さ・メッシュの目・シーツの吸収・拭ける形の4つ。そのうえでメッシュ付きは「シーツのいたずら防止」の道具、高床式は「足濡れ対策」の道具と役割を分けて考えると、選びやすくなります。
うちはメッシュ付きを3台そろえて2年半使い、足濡れという宿題を残しました。それでも今すぐ全部を高床式に替えるつもりはありません。まずはメインのリビングだけ高床式にして、サークルと寝室は今のままでいく。困っている場所から一台ずつ替えるのが、遠回りしない進め方だと思っています。
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