商品について

同じ商品なのに、買う枚数を変えるだけで1枚あたりが4円以上変わることがあります。

GREENポイ太くんを調べたのは今回で2回目です。1回目は100枚入で、楽天のぺネット店が1,280円。1枚あたり12.8円でした。うちが使っているシモジマの食パン袋が1枚約3円なので4倍以上。正直、いい商品だとは思ったけど買う気にはならない値段だな、というのが率直な感想でした。

今回見ているのは同じGREENポイ太くんの200枚入です。ペッツビレッジクロスの楽天店で1,612円、1枚あたり8.06円(税込・送料別・2026年8月15日時点)。中身は同じ袋で、入っている枚数が倍になっただけです。それで4.74円下がる。防臭袋のBOS(SSサイズ200枚1,617円=1枚約8.1円)とほぼ同額のところまで来ました。

うちはポメプーのパフィ(2歳・5.12kg)と暮らして2年半、散歩のうんちも部屋のペットシーツも食パン袋で済ませています。困っているのは散歩中ではなく帰宅後で、燃えるゴミが週2回しかないため、出した直後に散歩した日はうんち入りの袋を2〜3日家に置くことになる。夏場、キッチンの生ゴミと同じ箱のフタを開けた瞬間が本当にイヤなんですよね。

紙ごとトイレに流せるこの袋なら、その2〜3日がまるごと消えます。まだ買っていないので使い心地の話は書けませんが、値段と仕様と242件のレビューを調べてわかったことを、引っかかっている点も含めて書きます。

100枚入と中身は同じ。変わるのは1枚あたり4.74円

まず値段の話から。GREENポイ太くんは入り数の違う商品が並んでいて、どれを選ぶかで単価がかなり動きます。

買い方枚数価格(税込)1枚あたり
100枚入(楽天・ぺネット)100枚1,280円12.80円
200枚入(本商品・楽天・ペッツビレッジクロス)200枚1,612円8.06円
200枚入(アスクル)200枚1,830円9.15円
200枚入 2個セット(本商品・送料込)400枚3,770円9.43円

100枚入から200枚入に変えるだけで、1枚あたりが12.80円から8.06円になります。 37%引きです。まとめ買いで単価が下がるのは当たり前の話に見えますが、以前クリーンワンのおさんぽエチケットパックを調べたときは、100枚から1,200枚に増やしても1枚あたり8.50円が8.42円にしか下がりませんでした。0.08円です。同じ「まとめ買い」でも、効くときと効かないときがある。

同じ200枚入でも、アスクルは1,830円で1枚9.15円。楽天のほうが218円安い計算です。ここは時期で入れ替わるはずなので、買うときに両方見たほうがいいと思います。

うちの実費に置き換えるとこうなります。パフィの散歩は週3〜5日で、うんちの処理は月30回ほど。

1枚あたり散歩のうんち月30回での月額
シモジマ HEIKO PP食パン袋 半斤用(いま使用中)約3円約90円
GREENポイ太くん 200枚入(本商品)8.06円約242円
BOS 驚異の防臭袋 SS 200枚入約8.1円約243円
GREENポイ太くん 100枚入12.80円約384円

食パン袋との差は月152円、1年で約1,824円。100枚入で計算していたときは年3,528円の差だったので、そこそこ現実的な数字になりました。200枚あればパフィのペースで約6.7か月分なので、在庫を抱えすぎる量でもありません。

送料750円をどう避けるか。1個ずつ買うより2個セットが安い

ここが今回いちばん計算しがいのあったところです。1枚8.06円というのは商品代だけの話で、この商品は送料別なんですよね。

ペッツビレッジクロス(株式会社クロス・埼玉県羽生市)の楽天店は、税込3,980円以上で送料無料になります(沖縄・離島・山間部を除く)。3,980円未満のときの送料は地域で変わります。

地域3,980円未満の送料
関東・信越・北陸・東海・関西750円
中国・四国910円
北九州・南九州930円
北東北・南東北890円
北海道1,020円
沖縄4,800円

1,612円の袋をこれ単品で買うと、うち(福井県=北陸)だと750円乗って2,362円。1枚あたり8.06円のはずが11.81円になります。 100枚入とたいして変わらない水準まで戻ってしまう。

じゃあ2個買えばいいかというと、ここに落とし穴がありました。

買い方商品代送料(北陸)支払い合計枚数1枚あたり
1個を単品で買う1,612円750円2,362円200枚11.81円
1個を2つ買う3,224円750円3,974円400枚9.94円
2個セットを買う3,770円0円(送料込)3,770円400枚9.43円
1個+他の買い物で3,980円以上1,612円0円1,612円200枚8.06円

1個を2つ買うと3,224円。送料無料ラインの3,980円まで、あと756円足りません。だから750円の送料がそのまま乗って3,974円になる。同じ400枚なら、送料込みの2個セット(3,770円)のほうが204円安いんです。 1個ずつのほうが商品代は安く見えるのに、支払う金額は逆転する。

いちばん安いのは、フードやペットシーツと一緒に買って3,980円に乗せる買い方です。それなら1,612円のまま、1枚8.06円で収まります。ペッツビレッジクロスは同じ店でペットシーツ 厚型 炭入り消臭を扱っているので、シーツを買うついでに足すと計算が合いやすいと思います。楽天スーパーSALE(3・6・9・12月)やお買い物マラソン、5と0のつく日に合わせれば、ポイントぶんでもう少し実質価格は下がります。

20×30cmはBOSのSサイズと同じ大きさ。小型犬には大きい

袋のサイズは20×30cm。内側の紙パックが約20×23cmです。

この数字、防臭袋のBOSのサイズ表と並べるとわかりやすくて、BOSはSS 17×27cm(小型犬)、S 20×30cm(中型犬)、M 23×38cm(大型犬)という区分になっています。つまりGREENポイ太くんは、BOSでいうSサイズ=中型犬向けの大きさです。

パフィのうんちは1回あたり小指くらいなので、これはかなり余ります。2007年に投稿された古いレビューにも、こう書かれていました。

ただ…これで、小型犬用にもうちょっと小さいものがあるともっと便利なんだけどなぁ~~~。ウンPが小さい時…ちょっともったいない気がしちゃうんですよね。

19年前の声が今も残っているのは、たぶん今もサイズ展開が変わっていないからです。ポイ太くんには通常版にSSサイズ(27×17cm)がありますが、GREEN版で選べるのは20×30cmのこの大きさになります。

ただ、大きいこと自体が悪いわけでもありません。この袋は手を入れて掴む前提なので、小さいと指先が心もとない。パフィは調子によって柔らかいうんちが2〜3回続く日があって、そういう日はむしろ余裕があるほうがありがたいです。「1日9枚使う」というゴールデン2匹+ミックス1匹のお宅のレビューもあったので、多頭飼いや中型犬以上なら過不足のないサイズだと思います。

もったいないと感じるかどうかは、うんちの量というより性格の問題かもしれません。うちは正直、ちょっと感じるほうです。

拾って、裏返して、紙だけ流す。ポリ袋は流さない

使い方は商品ページに4ステップで書かれています。

  1. ポリ袋の中に手を入れ、うんちをつかんで取る
  2. つかんだままの状態で、紙袋とポリ袋をクルリと裏返す
  3. ポリ袋の口を締め、持ち帰る
  4. ポリ袋から紙袋とうんちを取り出せば、水洗トイレに流せる

袋に手を入れて掴むので、素手が地面にもうんちにも触れません。食パン袋でも同じことはできるんですが、うちのやり方だと袋が薄くて手のひらの感触がダイレクトなので、柔らかい日はちょっと身構えます。紙が一枚挟まっているのは、これはかなり違うだろうなと思っています。

大事なのは4番目で、流せるのは内側の水溶紙の紙袋だけ。外側のポリ袋は流せません。 商品ページにも「ポリ袋はトイレに流さないでください」とはっきり書かれています。慣れるまでは玄関で「紙だけ取り出す」というひと手間が要るので、家族で散歩を分担しているなら最初に共有しておいたほうがいいです。うちは妻も散歩に行くので、これは絶対に伝えておく案件だなと。

注意書きにはほかにこう書かれています。一度に多量を流すと排水管を詰まらせる恐れがあるので1回分ずつ流すこと。砂利などが付いている場合は取り除いてから流すこと。ポリ袋も不燃ゴミとして扱われている地域では、紙と分離して出すこと。液体を入れると漏れることがあること。

住まいの条件も先に確認しておくと安心です。浄化槽のお宅や、マンションの管理規約でペットの排泄物を流すことを制限しているケースがあります。うちは戸建てで公共下水なので大丈夫そうですが、心配なら管理会社か自治体に一度聞いてみてください。

商品スペック

項目内容
商品名ペット用 ウンチ処理袋 GREEN ポイ太くん 200枚入
ブランドポイ太くん
発売元株式会社フェニックス・アインツェル
内容量200枚(2個セットは400枚)
袋サイズ20×30cm
紙パックサイズ約20×23cm
材質ポリエチレン、紙(水溶紙)
生産地日本
JANコード4570092060122
環境仕様バイオマスフィルム・バイオマスインキ・100%再生紙を使用(メーカー記載)
認定日本動物愛護協会(JSPCA)推奨品
流せる部分内側の水溶紙の袋のみ(外側のポリ袋は流せません)
商品番号33118123ku(1個)/66102462ku(2個セット)

100枚入と200枚入で、袋そのものの仕様は同じです。材質も生産地も紙パックのサイズも変わりません。GREEN版は通常版に対して、再生紙100%に加えてプラスチック使用量の削減、バイオマス原料の配合、有機溶剤の使用廃止でCO2排出量を減らしたとメーカーが説明しています。

ポイ太くんが日本動物愛護協会の推奨品で、売り上げの一部が動物愛護活動に使われている点も、メーカー公式サイトに書かれています。環境訴求で袋を選んだことはこれまで一度もなかったんですが、うんち袋は月に何十枚も燃やす消耗品なので、値段が同じなら再生紙のほうでいいかな、という気持ちにはなりました。

ユーザーの声

楽天のレビューは242件、評価4.67です(2026年8月15日時点)。件数が多いので星の分布も出しておきます。

件数
★5180件
★448件
★312件
★21件
★11件

★5が74%で、★2と★1は合わせて2件だけ。ロングセラーらしい分布です。ただ、投稿は2006年から2025年まで19年ぶんが積み上がっていて、古いレビューには「100枚入」と書かれたものが混じります。同じ商品ページで入り数が変わってきたためなので、値段の話が出てくるレビューは投稿年を見たほうが正確です。

読んでいて参考になったものを挙げます。

  • これを使いだしてからゴミ箱にうんちを捨てなくなったので、匂いが気にならなくなった。もう手放せない(★5・2006年)
  • 散歩前にあらかじめビニールの袋をひろげておくと、いざというときすぐ使える。初めての使用でも大丈夫(★5・2014年)
  • 他社の似た商品は、鼻がつんとする香りがついていたり、紙が厚くて2個流すとトイレが詰まったり、紙が薄くて手が汚れたりした。うちはこれです(★5・2014年)
  • 手にはめて手袋みたいにしてうんちをキャッチできるし、ひっくり返しやすい。ただ、口を結んでもだんだん臭くなるので、防臭効果があったら嬉しい(★5・2012年)
  • パピーのころから、ずっとポイ太くんを使っている。そのままトイレに流せるので便利(★5・2024年)

1つめの声が、この商品を選ぶ理由をいちばん短く言い当てていると思いました。袋の性能ではなく、ゴミ箱にうんちが入らなくなることが効いている。 うちが困っている48〜72時間も、たぶんこれで消えます。

2つめの「散歩前に袋を広げておく」は、クリーンワンのレビューにも同じ工夫が書かれていました。この構造の袋を使っている人が自然にたどり着くやり方みたいです。パフィもそわそわしてから袋を出すので、いつも一拍遅れる。次に散歩に行くとき試してみます。

気になる点

低い評価の側も、まとめて書いておきます。

  • 外のポリ袋と中の紙袋が接着されていて、強く振らないと外れない。そのまま捨てる人は問題ないが、うんちだけ別にする人は使いにくい(★2・2025年10月/唯一の★2)
  • 袋が密着しているので手を入れる際にもたつく。事前に手を入れやすくしてからポケットに準備している(★4・2015年)
  • 紙が薄すぎて破れやすいことがある(★4・2025年9月)
  • 段差が入っていて袋が開けやすいというレビューを見て買ったが、段差は入っていなかった。ビニールも薄い(★4・2025年7月)
  • 土の上でうんちをしたときに土が多少つく(★4・2015年)
  • 下痢のときはちょっと大変(★5・2023年)

★2の指摘は、この商品の使い方の核心に触れています。紙とポリ袋がくっついていると、いちばんの売りである「紙だけ取り出して流す」がやりにくくなる。 ★4の「袋が密着していてもたつく」も同じ話で、開けにくさを訴える声は年代を問わず出てきます。散歩前に広げておく工夫が繰り返し登場するのは、裏を返せばそのままだと開けづらいということですね。

紙の薄さは2025年の投稿にも出ているので、いま買っても同じ印象になる可能性はあります。水に溶ける紙である以上、丈夫さとは引き換えになる部分です。

防臭は期待しないほうがいい

隠さずに書いておくと、この袋は「におわない」商品ではありません。

雑誌『LDK』が犬用エチケット袋6商品を比べたテストでは、強い刺激臭のする尿を布に染み込ませて袋に入れ、直後と時間が経ったあとで漏れをチェックしています。結果は防臭素材のBOSが防臭力5.00、アイリスオーヤマが4.00だったのに対し、流せるタイプのポイ太くんは2.00。ドギーマンの流せるおさんぽマナー袋も同じ2.00でした。流せる袋がそろって下位に並んでいます。

理由は単純で、内側の紙が水に溶けるように作られているからです。においを閉じ込める方向には振れていない。レビューにあった「口を結んでもだんだん臭くなる」「車に乗る前にしてほしくない」という声も、この性質の裏返しだと思います。

なお、テストの対象は通常版のポイ太くんSS(27×17cm)で、GREEN版そのものではありません。ただ二重構造という作りは同じなので、防臭力を期待して買う商品ではないという前提は変わらないはずです。

言い換えると、帰ってすぐ流せる人には8.06円で最高の解決策になり、流さずゴミ箱に入れる人には8.06円をドブに捨てる袋になるということです。同じ値段のBOS 驚異の防臭袋 SSアイリスオーヤマの防臭袋は、まったく逆の設計で同じ悩みを解こうとしています。1枚8円前後という同じ予算で、正反対の2つから選べる状況です。

こんな愛犬・飼い主さんにおすすめ

  • 散歩から帰ってすぐトイレまで行ける生活動線がある方
  • ゴミ収集日まで日が空いて、うんち入りの袋を家に置きたくない
  • 排泄が外だけで完結していて、家のゴミ箱にうんちが入らない暮らしをしている方
  • 素手に近い感触でうんちを拾うのに抵抗がある方
  • 中型犬以上、または多頭飼いで1回の量が多いご家庭(20×30cmが活きます)
  • 流せるタイプを使うと決めていて、100枚入から乗り換えたい方(1枚あたりが4.74円下がります)
  • 消耗品くらいは再生紙のものを選びたい方

こんな方は別のタイプを

  • すぐに流せず、袋を数日ゴミ箱に置く方は、BOS 驚異の防臭袋 SSアイリスオーヤマの防臭袋のほうが向いています。1枚あたりの値段はほとんど変わりません
  • とにかく1枚あたりを安く抑えたい方は、シモジマ HEIKO PP食パン袋なら約3円で済みます
  • 流せるタイプを試したことがない方は、ドギーマン 流せる おさんぽマナー袋の25枚入りで生活動線が合うか確かめてからでも遅くありません。200枚はパフィのペースで6.7か月分あります
  • 集合住宅で排泄物を流せない、浄化槽のお宅は、流せる利点が生きないので防臭袋のほうが無駄がありません
  • 便を動物病院へ持参する習慣がある方は、その日は別の袋を用意してください。水に溶ける紙なので、濡れたものを長く持ち歩く使い方には向きません

うちの結論。買うなら200枚入で、ついで買いに乗せる

100枚入を調べたときは「いい商品だけど高い」で終わりました。1枚12.8円は、食パン袋の4倍です。

200枚入で8.06円まで下りてきたので、判断は変わりました。食パン袋との差は月152円、年1,824円。パフィの散歩のうんちだけをこれに切り替えるなら、払える金額です。夕方16時以降に散歩して、帰ったらそのまま流す。この流れができる日なら、ゴミ箱の中身も夏場のあの瞬間も消えます。

ただ、うちには室内トイレのぶんが残ります。ペットシーツが1日3枚で月60枚、これはトイレに流せないので、これまでどおりゴミ箱に入る。袋を使う月90回のうち、この袋で片づくのは30回だけです。ゴミ箱が空になるわけではない、というのは正直に書いておきます。

それでも、8円前後という同じ金額でBOSと並んだのは大きいと思っています。値段が同じなら、選ぶ基準は性能表ではなく暮らし方です。家にうんちを置いても平気にしたいならBOS、置くこと自体をやめたいならこちら。 排泄が外だけで完結している子と暮らしている家なら、迷わずこっちだと思います。

買い方だけ気をつけてください。1,612円の袋を単品で買うと送料750円が乗って、1枚11.81円になります。100枚入とほとんど変わらない。フードやシーツと一緒に3,980円に乗せるか、送料込みの2個セット(3,770円)を選ぶか。どちらかにしないと、200枚入にした意味が消えます。

柔らかいうんちの日の紙の強さは、正直やってみないとわかりません。パフィはお腹の調子が崩れる日があるので、実際に買ったらそこを追記します。