商品について
散歩のうんち袋で、うちはずっと同じことに引っかかっています。ポメプーのパフィ(2歳・5.12kg)と暮らして2年半、うんちもペットシーツもシモジマの食パン袋(1枚約3円)で処理していて、散歩中の30分は正直まったく困っていません。困るのは帰ってからです。わが家の燃えるゴミは週2回なので、出した直後に散歩した日は、うんち入りの袋を2〜3日は家のゴミ箱に置くことになる。夏場はキッチンの生ゴミと同じ箱で、フタを開けた瞬間に「うっ」となります。
マルカンの「ゴン太 うんちをポイ」は、その2〜3日を発生させない側の道具です。紙バッグに入れて持ち帰り、うんちごとトイレに流す。楽天24で200枚入り1,838円(税込・2026年8月15日時点)、1組あたり約9.2円になります。
同じ流せるタイプではドギーマンの流せるおさんぽマナー袋を先に調べたのですが、あちらは25枚入りで1枚約12円。試すための量です。ゴン太は200枚で、流せる運用が自分の家で回ると決まった人が買うサイズ。同じ考え方の商品でも、買うタイミングが違うなと思って調べました。
中身は2枚組。ただし流せるのは紙バッグだけ
この商品は、色つきのビニールバッグと水溶性の紙バッグが1組になっています。200枚入りというのは、この組が200セットという意味です。
使い方はビニールバッグに手を入れて紙バッグを持ち、うんちをつかんで持ち帰る流れ。帰宅したら紙バッグごとトイレに流します。ビニールバッグのほうは手元に残るので、これは自治体のルールに従って捨てることになります。
ここは間違えやすいところで、マルカンの公式ページにも「※ビニールバッグはトイレに流さないでください」と明記されています。「流せる袋」と聞くと全部が消えてなくなる気がしますが、実際に消えるのはうんちと紙だけ。それでも、においの元がゴミ箱から消えるのは大きいと思います。残るのはうんちに触れていないビニール袋1枚なので、収集日まで何日空いても平気なはずです。
うちのように室内トイレのペットシーツが毎日3枚出る家だと、この商品で消せるのは散歩のぶんだけ。ゴミ箱が空になるわけではないというのは、先に書いておきます。
楽天レビュー34件で褒められているのは「流せる」ではなかった
ここが調べていていちばん意外だった部分です。レビュー34件をひととおり読んで、内容ごとに数えてみました(2026年8月15日時点)。
| レビューで触れられていた内容 | 件数(34件中) |
|---|---|
| リピートしている・いつも使っている | 16件 |
| ビニールバッグが開けやすい | 10件 |
| 色つきで中身が見えない | 10件 |
| 石けんの香り | 10件 |
| においの漏れ具合 | 9件 |
| 価格の安さ | 9件 |
| 紙で拾える・取りやすい | 4件 |
| トイレに流せること | 2件 |
メーカーが商品説明のいちばん上に置いている「紙バッグごとトイレに流せる」に触れた人は、34件のうち2件だけでした。代わりに並ぶのが、袋が開けやすいという話です。「いろんな処理袋を使いましたが、こちらはカサカサの手でもビニールがすぐに開けられるのでストレスが無く気に入っています」「1度使ったら袋が開かないストレスがないのでこればっかりです」といった書き方で、乾燥した手の話が何度も出てきます。
言われてみれば、うちも冬の散歩でこれをやっています。手袋を外して、指を舐めそうになりながら食パン袋の口を探すやつ。北陸の1月に、まだ湯気の立っているうんちの前でそれをやる時間の長さは、地味にストレスなんですよね。この商品を買っている人の多くは、流すためではなく開けるために買っている。これは他の袋を選ぶときにも効く見方だなと思いました。
3番目に多い「色つきで中身が見えない」も、実感として理解できます。持ち帰るときに中身が透けているのは、すれ違う人にも自分にも気まずい。
石けんの香りは防臭ではない。『LDK』の防臭力は2.00
名前に「石けんの香り付き」と入っているので期待したくなりますが、この袋の防臭力は高くありません。
雑誌『LDK』が犬用エチケット袋6商品を比べたテストで、この商品は総合2.33・防臭力2.00・使い勝手3.00の5位でした。テスト後のコメントは「一定時間経過後の臭気強度は強いままで、防臭力は残念な結果に。袋とペーパーの二重構造でお散歩向きですが、ペーパーがずり落ちることがあるなど、もう少し工夫がほしいです。色付きバッグで中身が見えにくい配慮はうれしいです」。
| 順位 | 商品名 | メーカー | 総合 | 防臭力 | 使い勝手 |
|---|---|---|---|---|---|
| 1位 | 驚異の防臭袋BOS うんちが臭わない袋 ペット用 Sサイズ | クリロン化成 | 4.67 | 5.00 | 4.00 |
| 2位 | ペット用防臭袋 Sサイズ | アイリスオーヤマ | 4.00 | 4.00 | 4.00 |
| 3位 | クリーンワン おさんぽエチケットパック | シーズイシハラ | 3.33 | 3.00 | 4.00 |
| 4位 | 流せるおさんぽマナー袋 | ドギーマンハヤシ | 2.67 | 2.00 | 4.00 |
| 5位 | ウンチ処理袋 ポイ太くん SSサイズ | フェニックス・アインツェル | 2.33 | 2.00 | 3.00 |
| 5位 | ゴン太のうんちをポイ 石けんの香り付き | マルカン | 2.33 | 2.00 | 3.00 |
出典:『LDK』犬用エチケット袋のテスト(360.life)
上位3つは防臭素材の袋、下位3つは紙で拾うタイプで、きれいに分かれています。水に溶ける紙と、におい分子を通さないフィルムは、求められる性質が逆だからです。香りを足すことと、においを閉じ込めることは別の話。楽天レビューでも「散歩中臭い漏れは少しありますが、石鹸の香りのお陰で気にならない程度です」と書かれていて、香りは漏れたにおいを紛らわせる役割だと考えたほうが正確です。
その日のうちにトイレに流すなら、防臭力2.00でも困りません。逆に、流さずにゴミ箱へ入れる使い方をするなら、この商品を選ぶ理由がほとんど消えます。うちが2〜3日置く前提で悩んでいるのは、まさにこの後者のパターンで、そこはBOSの防臭袋(防臭力5.00・1枚約8.1円)の担当だなと整理がつきました。
ビニールの色は買う時期で変わる
レビューを古い順に見ていくと、面白いことに気づきます。
2018年から2020年の投稿には「青い袋なのが良い」「ビニールが水色で、うんち処理後に中が見えにくくなっています」とあり、2025年の投稿では「ビニールの色は茶色で中身も目に触れず」と書かれています。同じ商品名でも、買った時期でビニールバッグの色が違うわけです。
これは好みが割れるところで、2020年の方は「茶色い袋でうんちを取るというのは意外とテンションが下がります。青いというだけで、何故か晴れやかです」と書いていて、2025年の方は「ビニールが茶色なのも他メーカーの白色や水色より断然いいです」と書いている。まったく逆です。
楽天24の商品ページには「色つきビニールバッグ」としか書かれておらず、色の指定はできません。2024年のレビューにも「この商品においても材質の変遷があり、若干グレードダウンもありましたが、コストを考えると許容の範囲です」という声がありました。色や質感が気に入ってリピートしている人ほど、次に届いたものが違う可能性があると思っておいたほうがよさそうです。
商品スペック
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 商品名 | ゴン太 うんちをポイ 石けんの香り付き 200枚入 |
| ブランド | ゴン太 |
| 発売元 | 株式会社マルカン(大阪市淀川区西中島7-1-26) |
| 品番 | DP-921 |
| 入数 | 200枚(ビニールバッグ+紙バッグの2枚組が200セット) |
| サイズ | W約230mm×D約330mm(1枚) |
| 材質 | ビニールバッグ=ポリエチレン/紙バッグ=水溶性の紙 |
| 香り | 石けんの香り付き |
| 捨て方 | 紙バッグはうんちごとトイレへ。ビニールバッグは流さず自治体のルールで廃棄 |
| 原産国 | 中国 |
| JANコード | 4906456558170 |
| 希望小売価格 | オープン価格 |
サイズはメーカーの公式ページも楽天24も「W約230mm×D約330mm」の1つだけで、ビニールバッグと紙バッグそれぞれの寸法は公開されていません。ドギーマンの同種商品が紙バッグ23×20cm・ポリバッグ19×30cmという構成なので、230×330mmはビニールバッグ側の寸法と考えるのが自然です。
トイレに流す商品なので、配管や浄化槽の条件は家によって変わります。集合住宅や浄化槽の家では、流してよいかを先に確認しておくと安心です。
1組9.2円は高いのか。ほかの袋と並べてみる
うちが使っている食パン袋と、これまで調べた袋を1回あたりの単価で並べてみました。
| 袋 | 1回あたり | 散歩のうんち月30回で |
|---|---|---|
| シモジマ HEIKO PP食パン袋(半斤・うちの現行) | 約3円 | 約90円 |
| BOS 驚異の防臭袋 SSサイズ 200枚 | 約8.1円 | 約243円 |
| ゴン太 うんちをポイ 200枚(楽天24) | 約9.2円 | 約276円 |
| ドギーマン 流せるおさんぽマナー袋 25枚 | 約12円 | 約360円 |
食パン袋の3倍というと高く感じますが、この9.2円には拾うための紙バッグと、捨てる場所(トイレ)までが入っています。ただの袋と比べる商品ではないんですよね。流せるタイプの中で見れば、ドギーマンより1回あたり約3円安い。
販売店による差も出しておきます。
| 販売店 | 入数 | 価格(税込) | 1組あたり |
|---|---|---|---|
| 楽天24(楽天市場) | 200枚 | 1,838円 | 約9.2円 |
| 価格.comの最安(Amazon) | 200枚 | 1,618円 | 約8.1円 |
| 価格.com掲載の最高値 | 200枚 | 3,878円 | 約19.4円 |
同じ200枚で1,618円から3,878円まで、2.4倍の開きがあります(2026年8月15日時点)。安く買えたときの1組8.1円はBOSと並ぶ水準なので、買う前にひと通り見比べる価値はあると思います。楽天24は3,980円(税込)以上で送料無料なので、フードやおやつと一緒に買うか、2袋まとめるのが素直な買い方ですね。お買い物マラソンや5と0のつく日を合わせると、実質価格をもう少し下げられます。
200枚をうちのペースに当てはめると、散歩のうんちが1日1回で約6.7か月分。半年以上ある計算なので、上で書いた「色が変わるかもしれない問題」を気にするなら、むしろ1袋で長く保つほうが安心かもしれません。100枚入り(品番DP-920・JAN 4906456558163)もあるので、初めて試すならそちらから入る手もあります。
ユーザーの声
楽天24のレビューは34件・評価4.50(2026年8月15日時点)。星の内訳は次のとおりです。
| 評価 | 件数 |
|---|---|
| ★5 | 25件 |
| ★4 | 5件 |
| ★3 | 1件 |
| ★2 | 2件 |
| ★1 | 1件 |
評価されている点
- 乾燥した手・カサカサの手でもビニールバッグがすぐ開く(10件)
- 色つきで中身が見えないので、持ち帰るときに気にならない(10件)
- 石けんの香りで、散歩中のにおいが気になりにくい(10件)
- 紙バッグでうんちをつかむ前に、お尻を拭いてから処理できる
- 200枚でこの価格なら続けられる(9件が価格に言及)
気になる声
- ビニールバッグの不良が3件。「100枚に3枚ぐらい、ビニールの向きが逆でした」(★2)、「ブルーのビニール袋の底があいてしまっているのです。1パックのまだ半分ほどしか使用していませんが、すでに6枚ほど穴あきでした」(★1)
- 防臭は期待できない。散歩中に少し漏れる、という書き方が複数
- 材質が時期によって変わり、グレードダウンを感じたという声
- 紙バッグがずり落ちることがある(『LDK』のテストコメント)
★1と★2の中身が全部「当たり外れ」なのは、正直に受け止めたほうがいいところだと思います。底が開いていた話は2020年、向きが逆だった話は2024年なので、時期をまたいで起きている。1組9.2円の消耗品で、200枚のうち数枚が使えないくらいなら許容範囲と考える人が多いから★5が25件並んでいるわけですが、うんちを拾う瞬間に袋が破れるという失敗の質はけっこうきついので、そこは知ってから買うほうがいいはずです。
こんな愛犬・飼い主さんにおすすめ
- 散歩から帰ってすぐ、トイレまで行ける生活動線がある方
- ゴミの収集日まで日が空き、うんち入りの袋を家に置きたくない方
- 冬場や手荒れで、袋の口が開かなくてイライラすることが多い方
- うんちを直接つかむのが苦手で、紙バッグで拾いたい方
- 持ち帰るときに中身が透けるのが気になる方
- 流せるタイプを気に入っていて、まとめ買いで単価を下げたい方
- 散歩のたびに使う消耗品なので、1組10円以下に収めたい方
こんな方は注意
- 数日ゴミ箱に置く運用が前提の方には、防臭力2.00では足りません。BOSの防臭袋のような防臭素材のほうが合います
- 1回あたりのコストを抑えたい方は、シモジマ HEIKO PP食パン袋なら約3円で済みます
- 浄化槽の家・集合住宅では、うんちを流してよいか先に確認してください
- ペットシーツの処理には向きません。流せるのはうんちと紙バッグだけです
- 便を動物病院へ持参する習慣がある方は、その日は別の袋を用意しておくのが無難です
- 初めて流せるタイプを試すなら、200枚は多すぎるかもしれません。100枚入りか、25枚入りのドギーマンから始めるほうが失敗が小さく済みます
わが家の場合。買うとしたら、理由は「流せる」ではない
最後に、うちがどう考えたかを書いておきます。
わが家が袋を使うのは月90回前後。ペットシーツの交換が1日3枚で月60回、散歩のうんちが月30回です。この商品が効くのは後者の30回だけなので、流せる袋に替えてもゴミ箱の3分の2はそのまま残ります。夏場にフタを開けたときの「うっ」も、たぶん残る。ここはドギーマンの流せる袋を調べたときと同じ結論で、変わりませんでした。
コストは、月30回を食パン袋(3円)からこの商品(9.2円)に替えると月90円が月276円。差は月186円、年に2,232円です。金額で止まる話ではないですね。
それでも候補から外しきれないのは、レビューの10件が言っていた開けやすさのほうです。冬の北陸で、乾いた指で食パン袋の口をこすっている時間。あれは毎回10秒か20秒くらいのものですが、月30回、年360回続いています。年2,232円で、その360回が消えるなら安いのかもしれない、と思い始めています。
流せるかどうかは、うちの場合そこまで重要じゃなかった。メーカーが推している機能と、自分が困っていることは別々に見たほうがいいというのが、34件のレビューを数えてみていちばん腑に落ちたことでした。同じように処理袋を選び直そうとしている方は、自分がどの瞬間にストレスを感じているかを先に決めると、選ぶのが早くなると思います。
