商品について

iDogのHACK 愛犬のためのインテリアトイレ CONTAINERは、3方向が壁で囲まれた箱の形をした犬用トイレです。幅47×奥行き59×高さ23cm、重さは2kg。ポリプロピレンの折りたたみ式で、壁を起こしてパーツを固定するだけで組み立てが終わります。楽天のiDogで4,950円(税込・送料無料)。

レビューは127件で評価4.08。内訳は★5が53件、★4が43件、★3が23件、★2が4件、★1が4件でした。2021年4月に楽天の犬用品トイレ用品のトレー・トイレ容器部門で1位を取っています。

全部読んで意外だったのは、買っている人の動機が足上げ対策だけではなかったことです。「ケージがトイレ置き場にしかなっていないので撤去した」「大きなゲージが存在感あり過ぎてこちらに切り替えました」という声が、レビュー全体を通して繰り返し出てきます。

うちのパフィ(ポメプー・5kg・2歳)も、ケージが手狭でトイレの上で寝る癖がついてしまい、ケージをやめてサークルに変えた過去があります。だからこの動機はよくわかるんですよね。同時に、★1に「シ〜ツを留める所も滑り止めも何もない ただの囲いです」と書かれているのも事実です。良いところと詰まるところを分けて書いていきます。

3方向が壁。高さ23cmでも横漏れが止まる

このトイレの構造上の特徴は、壁が3方向にあることです。左右と奥が囲われていて、手前だけが開いています。

壁つきトイレを実寸で比べた表を以前に作ってあるので、そこにHACKを入れてみます。面積は外寸から計算した値、占有率はうちのリビングのサークル130×130cm(16,900cm²)を分母にした値です。

製品壁の高さ壁の面数外寸面積占有率
ボンビアルコン しつけるトレー ツーウェイ(ウォール時)34cm1面47×43.5cm約2,045cm²12%
リッチェル しつけ用ステップ L型トレー レギュラー33cm2面48×33cm約1,584cm²9%
ボンビアルコン しつけるウォールトレー M29cm1面66.5×54cm約3,591cm²21%
ボンビアルコン しつけるウォールトレー S26cm1面51.2×40.5cm約2,074cm²12%
iDog HACK CONTAINER23cm3面47×59cm約2,773cm²16%
リッチェル お掃除簡単ステップ壁付トイレ ワイド16.3cm1面64.6×47.4cm約3,062cm²18%
リッチェル お掃除簡単ステップ壁付トイレ レギュラー16.3cm1面49.3×35.3cm約1,740cm²10%

高さだけ見ると、HACKの23cmは7製品のなかで5番目です。上から数えたほうが早い位置ではありません。それでもレビューで横漏れが止まったという報告が並ぶのは、面数で稼いでいるからだと思います。

ちなみに、この表でいちばん面積が小さいのはリッチェル しつけ用ステップ L型トレー レギュラー(48×33cm・9%)で、壁は2面あって33cmの高さがあります。壁がほしいけれど置き場所を1cmも増やしたくない、という条件ならそちらのほうが向いています。

背面1面のトレーは、犬が壁に対してどの向きで立つかで結果が変わります。3方向あれば向きを選びません。実際、チワワ2匹(4kgと2.5kg)の飼い主さんが「オス同士なのでおしっこの被せあいで足をあげる。数年悩んでいた多頭飼のオスのトイレ問題があっさり解決した」と★5を付けていました。3.5kgのマルプーの飼い主さんも「足を上げてもはみ出さないので安心しました」と。

ただし、体格には上限があります。2kgのチワワの飼い主さんは「小さめな子なら足上げでおしっこをしても外には出ません」という書き方をしていて、大きい子だとどうなるかは触れていません。柴犬の子犬を飼っている方は「飛び越えるし小型犬向きなのかな」と★2でした。メーカーのモデル犬はボストンテリア5.7kgとミニチュアシュナウザー8.0kgなので、そのあたりが想定上限とみるのが自然だと思います。

もうひとつ、底面の中央におしっこが集まるなだらかな傾斜が付いています。「おしっこが、真ん中に溜まるのはよいですし、洗いやすいので、お手入れは楽です」という声のとおりで、内側に溝がないぶん洗う場所も少なくて済みます。うちは以前アイリスオーヤマのFTT-485を使っていて、カバーとトレーの間の細い溝におしっこが回り込んで乾き、拭くだけでは落ちずブラシが必要でした。トイレ3箇所ぶん毎日となると続かなくて離脱しています。洗う場所が少ないのは、地味ですがいちばん効いてくるところです。

買っている人の多くは、ケージを撤去したい人だった

レビューを読み進めていて、いちばん驚いたのがここでした。

  • ケージをあまり使わないので撤去してトイレだけにしたくて購入しました
  • 大きなゲージがトイレ場所でしか無くなった為、こちらのコンパクトなトイレを設置
  • ゲージにトイレを置いていましたが、場所をとるのでいいトイレを探していて、やっと理想の物に出会えました
  • 大きなペットゲージが存在感あり過ぎてこちらに切り替えました
  • 以前はケージを置いてそこをトイレにしてましたが、部屋が狭くなるのでこれを使うようになったら多少部屋を広く使えるようになりました

ケージがトイレ置き場としてしか機能していない、という状態はけっこうよくある話なんだと思います。うちも同じ道をたどりました。パフィをお迎えしたとき超小型犬だと思ってケージを買ったのですが、体が大きくなるとトイレを置くだけでいっぱいになってしまって。その時期の癖なのか、トイレの上で寝る癖がどうしても直らなくて、ケージをやめてサークルだけにしました。

商品名に「インテリアトイレ」と付いているとおり、見た目の評価も高いです。「トイレという感じがしなく見た目もとてもいい」「部屋に置いても圧迫感もない」「リビングに置いてても囲いがあるのでトイレトイレしてなくて良いです」。3方向の壁は、来客時に排泄物が直接見えないという副次的な役目も果たします。

いっぽうで質感については割れていました。「プラチック感が安物にしか見えません。部屋の感じには合いませんでした」(★2)、「価格の割には素材も安っぽかったかなと思います」(★4)、「見た目は、高級そうなものではなく、壊れそうな感じかも」(★5の方でもこう書いています)。4,950円で2kgのポリプロピレン成型品なので、そこは期待値の置き方だと思います。

折りたためて2kgという点は、思っていた以上に使われていました。「お泊まりにも軽々持って行けるので大変便利です」「旅行にも持って行けるので、友人からどこで購入したのか聞かれて教えています」「実家に犬を連れて行った時に使用するのに購入」「車に乗せて置くようにもう一つ欲しい」。うちは2時間近い車移動でもパフィは平気なのですが、トイレが心配で定期的にパーキングエリアで散歩させています。畳めるトイレを積んでおくという発想はなかったので、これは素直に感心しました。

いちばん多い不満は、シーツを固定するものが何もないこと

ここが本題です。127件のレビューで最も繰り返されるのが、ペットシーツがずれるという指摘でした。

★1の1件が、いちばん端的に書いています。

シ〜ツを留める所も滑り止めも何もない ただの囲いです。確認不足でした…高い買物でした。

誤解しやすいのですが、商品説明には「裏には滑り止めが付いており、ズレや浮き沈みが軽減されます」と書かれています。これは本体そのものが床の上で滑らないための滑り止めで、中に敷いたシーツを固定するものではありません。この2つは別の話です。

そして本体の裏の滑り止めについても「滑りやすいので下にゴムマットを敷きました」という報告があるので、床材によっては効きが弱いようです。

シーツのほうの声を並べるとこうなります。

  • 底がツルっツルしているのでシートが滑ってしまい滑り止め付けました(★3)
  • そのままトイレシーツを敷くとズレるので、シリコン製のトイレマットを別で買って敷いてます(★4)
  • シートだけだと滑ってシートがグチャってなるので、本体とシートの間に滑り止めをひいて使ってます(★3)
  • 惜しいっ! 大きさ、色、型共にお気に入りです。が、ただシーツが滑ってしまいます…(★4)
  • 愛犬が中に入っておしっこモードになってくれたのに、シーツが滑る滑る! 結局ここではしなかったです(★2)

いっぽうで「うちは大丈夫でした」という声も同じくらいあります。

  • ずれるとのコメントが多いですが、うちは大丈夫でした(★4・5kgのトイプードル)
  • シートがずれないか心配でしたが、少し傾斜がついてるので大丈夫でした(★5)
  • うちはトイレシートの上で回ったりカリカリしないのでずれることはないようです(★4)
  • スーパーワイドのトイレシートを使っていたので、このトイレに敷くと、かなり大きいので、多少動いてもシートがずれません(★5)

分かれ目は、犬の側にあります。シーツの上で回る子・掘る子・カリカリする子はずれて、そのまま用を足す子はずれない。3つ目と4つ目の声がそれを言っています。うちのパフィは排泄前に床の匂いを嗅いでからその場でくるくる回るタイプなので、たぶんずれる側です。

飼い主さんたちが実際に取っている対策は、だいたい5通りに分かれました。

対策具体例レビューでの評価
既存のトレーごと中に入れるメッシュ付きトレーを丸ごと入れる成功例も失敗例もあり。「トイレが滑ってしまい犬も怖がるようになった」という報告も
シリコンマットを敷くシリコン製トイレマットを別で購入ずれなくなったという報告
ゴムマット・100均の滑り止めを敷くホームセンターの透明テーブルシート、100均の滑り止めシート「あるとないとでは大違い」
大きいシーツで面積を稼ぐスーパーワイド1枚多少動いてもずれない
壁側にシーツを引っ掛ける左右の壁に1枚ずつ、クリップやガムテープで留める足上げ対策も兼ねられる

シリコンマットを使う手は、うちも寝室用のサブトイレで検討していた方法です。INULABO シリコン製トイレマットconocobi シリコントイレマットは厚み5mm前後で、この箱の底に1枚入れる使い方ができます。プラスチックの「トイレ感」も薄まるので、インテリアトイレという商品の狙いとも合っていると思います。

純正のすべりどめシートは550円。ただし万能ではない

iDogは、この弱点に対する別売品を用意しています。【HACK専用】ペットシーツ用すべりどめシート、550円です。実際、ショップは★4のレビューへの返信でこう案内していました。

ご使用にあたりペットシーツが滑るとのことで、お気づきの点ご共有いただき恐縮にございます。別売りですが、HACKに対応するすべりどめシートがございますので、もしよろしければご検討いただけますと幸いです。

仕様はオレフィン系樹脂100%、サイズ40×65cm、日本製。耐熱は約60℃で床暖房の上でも使えます。メール便で送れるので、本体と一緒でなくても送料の負担が小さいのはありがたいところ。

ただ、このシートのレビューは10件で評価3.80でした。内訳は★5が6件、★4が1件、★3が0件、★2が1件、★1が2件です。件数が少ないので断定はできませんが、★1の中身が具体的なので載せておきます。

HACKを買うにあたっておすすめされてたので一緒に買いました。が!折り目がつき過ぎてて浮きます。張り付いてくれるわけではないので滑ります! シートずれます!(中略)いらなくなったバスタオル敷いてシート敷いた方がよっぽど滑らないし、ずれたとしても吸ってくれるのでいい。

この方は本体のほうには★5を付けていて、最終的に側面の突起にクリップでシーツを留めるという方法で解決しています。「側面にかける場所が決まってる(右側)ので、簡単に交換できるよう突起が隠せるクリップで留めてます。バッチリシートに当たって濡れることなく出来てます」と。本体は気に入っているけれど純正の滑り止めは合わなかった、という評価の分かれ方でした。

満足している側の声も具体的です。「薄くてズレなくて良かったです。厚みがないのが欲しかったので助かりました」「大きいので4分割して使ってます。トイレシートも滑らず、あるとないとでは大違いです」。40×65cmという大きさは、この箱に敷くには少し余裕があるようですね。

★2には「普通に100円均一にある方が良い気がしました」という一言もありました。550円という金額を考えると、まず手持ちのもので試してから買っても遅くないと思います。

商品スペック

項目内容
商品名iDog HACK 愛犬のためのインテリアトイレ CONTAINER
メーカーIDOG&ICAT
商品番号14824
外寸幅47×奥行き59×高さ23cm(約)
重量約2kg
素材ポリプロピレン100%
カラーオリーブ/グレー/オーカー
構造3方向が壁の折りたたみ式。底面中央に向かうなだらかな傾斜、本体裏に滑り止め
対応サイズワイドサイズ用
生産国中国(企画・デザイン:日本)
価格4,950円(税込)/税込3,980円以上で送料無料(沖縄・離島・山間部を除く)
販売店犬の服のiDog(楽天市場)
別売品【HACK専用】ペットシーツ用すべりどめシート 550円(40×65cm・日本製・メール便対応)

メーカーの注意書きに、火気に近づけない、強く圧力をかけない、長時間重い物を上に置かない、という3点があります。変形すると保証対象外と明記されているので、上に物を置く収納として兼用するのはやめておいたほうがいいです。ストレージボックスに似た見た目なので、つい置きたくなるんですよね。

お手入れは水洗いができます。汚れが落ちにくいときは中性洗剤。よく乾かすか、水分を拭き上げてから使うことになります。

慣れるまでの日数は、レビューを見るとかなりばらつく

購入前にいちばん知っておくべきなのは、たぶんここです。このトイレは、犬がすぐ使ってくれるとは限りません

レビューから慣れるまでの期間を拾うと、こうなりました。

期間レビューの例
初日・1回目で成功「届いてすぐわんこがトイレをしてくれて、大満足です」「最初は怖がってましたが1度目で成功」
2〜3日「2、3日で慣れました」「2.3日で慣れて、愛用してくれてます」
4日「入ってしてくれるまで4日かかりましたが、今ではちゃんとできるようになってます」
1週間以上「オスのシニア犬で、怖がりなかなか使用しませんでしたが、1週間以上経ってやっと成功しました」
約1ヶ月「以前のトイレを急に使ってくれなくなりこのトイレに変えて約1月、ようやく慣れてくれ失敗しなくなりました。この1月は粗相しまくりでほんと大変でした」
半年「購入から半年、やっとトイレとして使ってくれるようになりました」
使わないまま撤去「怖がって近寄ることも出来ず、抱っこして連れて行っても震えていたので、可哀想になり今は畳んでしまっています」

★3の23件を読むと、その多くが商品の欠陥ではなく「うちの子が使ってくれなかった」という理由でした。★1の1件はこう書いています。

設置した初回はオシッコしましたがその後全く出来ず膀胱炎になるんじゃないか?と思うくらい我慢し飼い主の見てない隙をみて他の場所で粗相してました。圧迫感があるのか分かりませんがウチの子には合わなかったようです

囲われた空間を安心と感じる子と、圧迫と感じる子がいる、ということだと思います。前者なら壁は効きますし、後者だと4,950円が畳まれて部屋の隅に置かれます。

うまくいった方が使っていた手は、使用済みのシーツを新しいトイレに入れて匂いで誘導する方法でした。「使用済みのシーツを敷き、トイレに入れてはシーシよと話しかけ」「一度おしっこをしたシートを使用したので、臭いで反応して半日で一回しました」。うちがトイレを覚えたときも2週間から1ヶ月かかっているので、切り替えに時間がかかること自体は普通のことかなと思います。トイレトレーニング全体の進め方は子犬のトイレトレーニングにまとめてあります。

もうひとつ、逆方向の失敗もありました。「広すぎたのかトイレで寝る…寝る以外使用しないため今は畳んで隅においてます」(★3・多頭飼い)。囲われた空間は、犬にとって寝床にもなり得ます。パフィがまさにそれで、ケージが手狭だった時期にトイレの上で寝る癖がついてしまいました。そのあたりは犬がトイレの上で寝る理由に書いています。

縦長で向きを変えられない。胴長の子は先に測ってください

47×59cmは、奥行きのほうが12cm長い縦長です。手前が開口部で、そこから入ります。

この向きが固定されていることへの指摘が、繰り返し出てきました。

  • 縦入り、横入りの2種類あればいいと思います(★4・6人が参考になったと回答)
  • 縦長の商品なのですが、横向きにも使用出来た方が、我が家の2匹にとっては使いやすかったです(★3)
  • 部屋を広く使いたいので横向きに置けたら良かったなと思います(★3)
  • もう少しサイドが高いといいなと思ったのと、壁がL字型(長いのと短いので壁ができる)になるといいなと思いました(★4)

そして、この形がいちばん響くのが胴の長い犬種でした。

  • ダックスだと、胴が長い為、たまに入口ギリギリのところでオシッコをされると、どうしても、箱からはみ出た所になる事があります(★4)
  • ミニチュアダックスはトイレシーツで半回転してからオシッコする癖があるので、こちらだとスペースが足りず、手前でしてしまいました。胴長なので仕方ないのですが、横長タイプもあればいいなと思いました(★4)
  • ダックスなので枠内で回って場所決めができないよう。結局使用して貰えませんでした(★3)
  • シート上でくるくる周ってからシッコするので、横の幅が広ければ良かったです。チワワにしても行動から考えて、横幅が欲しかった(★3)

幅47cmという数字は、体長ではなく回転半径で効いてきます。5kg前後の小型犬でも、その場で1回転してから排泄する子は幅を使います。うちのパフィがまさにそのタイプで、床の匂いを嗅いでからくるくる回ってから位置を決めます。今使っているリッチェルのステップトレー レギュラーは47.9×35.2cmで、幅はHACKとほぼ同じ。奥行きだけ24cm長くなる計算になります。回れるかどうかは、正直やってみないとわかりません。

置き場所についても書いておきます。47×59cmは約2,773cm²で、うちのサークル130×130cmだと床面積の16%。今使っているリッチェルのレギュラー(1,686cm²・10%)の1.64倍です。ボンビアルコンのしつけるウォールトレー M(3,591cm²・21%)よりは小さく、しつけるトレー ツーウェイのウォール時(2,045cm²・12%)よりは大きい、という位置づけです。

入口の段差にも触れているレビューがありました。目の見えないマルチーズと暮らす方が「入口の段差が思っていたより高く、躓かないか心配です」と。シニア犬や目の不自由な子に切り替える場合は、またぎやすさを先に見てあげてください。

ユーザーの声

楽天レビューは127件で評価4.08。内訳は★5が53件、★4が43件、★3が23件、★2が4件、★1が4件でした。2021年から2026年8月まで投稿が続いています。

良かったという声

  • 足を上げても、端でしても、横に漏れなくなった(最も多い声。トイプードル、マルプー3.5kg、チワワ2kg〜4kg、ボストンテリアなど)
  • ケージを撤去できて部屋が広くなった
  • リビングに置いても排泄物が見えず、来客時にあわてない
  • 折りたためて2kgなので旅行・実家・車に持って行ける
  • 底面が中央に向かって傾斜していて、内側に溝がないので洗いやすい
  • 組み立てが簡単で、一人でもできる
  • 多頭飼いでも1台で足りる(チワワ2匹、トイプードル3匹、5kg級3頭など)
  • 歩きながら排泄する子、胴長で中心を外す子の命中率が上がった
  • 色が落ち着いていて部屋に馴染む(オリーブ・グレー・オーカー)

気になる声

  • ペットシーツを固定するものが何も付いていない。滑る、ずれる、グチャグチャになる(最多の不満)
  • 本体裏の滑り止めも床材によっては効かず、下にゴムマットを敷いている人がいる
  • 縦長で向きを変えられない。横向きに置きたい、横入りがほしいという要望が複数
  • 胴長の犬種は枠内で回れない(ダックスで使えなかった報告が3件)
  • 慣れるまでに時間がかかる。まったく使わないまま撤去した人もいる
  • プラスチックの質感が価格に見合わないという声(★2に2件)
  • 組み立てたときにサイドが内側に傾いていた、壁の短い部分のはめ合いが緩くなった、という個体差の報告
  • 角をかじって遊ぶ箱になった(★3)
  • 入口の段差が高めで、シニア犬や目の不自由な子には注意が必要
  • 到着時に割れていた・角が欠けていたという報告が2件(いずれも交換対応済み・ショップの対応は好評)

★1の4件を読むと、内容は「うちの子が使わなかった」が2件、「シーツを固定するものがないと知らずに買った」が1件、「組み立てたらサイドが傾いていた」が1件でした。製品が壊れたという報告は127件の中にほぼ見当たりません。5年ぶんのレビューが並んでいてこれなので、耐久性そのものは心配しなくてよさそうです。

ΞLOUVERとの違いは、550円ぶんのデザインだけ

iDogのHACKインテリアトイレには、もう1種類あります。ΞLOUVER(ルーバー)です。

項目CONTAINERΞLOUVER
価格(税込)4,950円5,500円
外寸幅47×奥行き59×高さ23cm幅47×奥行き59×高さ23cm
重量2kg2kg
素材ポリプロピレン100%ポリプロピレン100%
カラーオリーブ/グレー/オーカーブラウン/グレー/ベージュ
楽天レビュー4.08(127件)4.00(50件)

寸法も素材も重量も同じで、違うのは外側の柄とカラー展開、そして550円の価格差です。CONTAINERはストレージボックス風のフラットな面、ΞLOUVERは羽板を並べたような柄になっています。

選ぶ基準は部屋との相性だけかなと思います。レビュー件数と評価はCONTAINERのほうがわずかに上ですが、指摘されている内容(シーツがずれる、慣れるまで時間がかかる)は同じ構造なので共通です。550円の差はデザイン代と考えて、置く部屋の色に合うほうを選べばいいと思います。

なお、現在この2種類はどちらも「ワイドサイズ用」の1サイズ展開です。過去にはブラックのカラーや小さいサイズがあったようで、レビューにその記述が残っています。「XLサイズもあれば嬉しいです」という要望もありました。

こんな愛犬・飼い主さんにおすすめ

  • ケージがトイレ置き場にしかなっていない方。撤去して部屋を広く使えます
  • 足を上げる男の子、端でしてはみ出す子と暮らしていて、床拭きが毎日発生している方
  • 8kg以下の小型犬(メーカーのモデル犬はボストンテリア5.7kgとミニチュアシュナウザー8.0kg)
  • リビングにトイレを置いていて、来客時に排泄物が見えるのが気になる
  • 多頭飼いで1台を共用したい方(チワワ2匹・トイプードル3匹の使用報告があります)
  • 旅行や実家への帰省でトイレを持ち運びたい方。畳めて2kgです
  • 溝に汚れが溜まるトレーの掃除に疲れた方。内側に溝がありません
  • シーツの上で回らず、そのまま用を足す子(ずれにくいです)

こんな方は注意

  • ペットシーツを固定する機構がありません。滑り止めマットやシリコンマットを別に用意する前提で考えてください
  • 純正のすべりどめシート(550円)は評価3.80で、折り目が浮いて効かなかったという報告もあります
  • ダックスなど胴の長い犬種は、幅47cmで回りきれないことがあります。回ってから排泄する子は特に
  • 縦長固定で、横向きには置けません
  • 慣れるまでの期間に大きな幅があります。まったく使わない子も一定数います
  • 入口の段差が高めです。シニア犬や目の不自由な子は様子を見てあげてください
  • 上に物を置くと変形して保証対象外になります。見た目が収納箱に近いので、うっかりしないように
  • 柴犬の子犬が飛び越えたという報告があります。高さ23cmは越えられる子には越えられます

我が家の場合 — 動機はわかる。でも幅47cmで回れるかが読めない

最後にうちの話です。

このトイレを調べていて、いちばん自分ごとだったのは足上げ対策ではありませんでした。ケージを撤去したくて買っている人が多いというところです。

うちも同じでした。パフィをお迎えしたとき超小型犬だと思ってケージを買ったのですが、体が大きくなるとトイレを置くだけでいっぱいになって。しかもトイレの上で寝る癖がついてしまい、それが直らなくてケージをやめました。今はリビングに1畳半のサークルを置いて、入口は開放したまま使っています。あのとき「ケージじゃなくて、囲いのあるトイレ単体でよかったのでは」と思ったことが何度もあります。この商品は、その選択肢そのものです。

それでも今すぐ買わない理由は、幅47cmです。パフィは排泄前に床の匂いを嗅いでから、その場でくるくる回って位置を決めます。今使っているリッチェルのステップトレー レギュラー(47.9×35.2cm)でも回っているので幅は足りているはずですが、あちらは壁がありません。3方向を囲まれた中で同じ動きができるかは別の話です。レビューで使えなかった人の理由が「回れない」に集中しているのが引っかかっています。

もうひとつはシーツです。パフィは決まって同じ位置で排泄するので、そこに2回3回と続くとシーツが吸いきれず、ふちがじわっと濡れます。濡れているのを察知すると、そのトイレを避けて別の場所でしてしまう。この状態でシーツまでずれたら、確実に外します。買うならシリコンマットか滑り止めをセットで用意することになるので、実質の予算は4,950円ではありません。

なので、こう整理するのがいいと思います。ケージを撤去して部屋を広くしたい、そのうえで横漏れも止めたいなら、この形はかなり合理的です。3方向の壁で2,773cm²という寸法は、ほかの壁つきトイレにない立ち位置にあります。逆に、シーツのずれを何とかする気がないなら、シーツ止めが付いている普通のトレーのほうが素直だと思います。うちで使っているリッチェル ステップトレー レギュラーはまさにそちら側です。

トイレトレー全体の選び方は小型犬のトイレトレー選び犬のトイレトレー比較に、足が濡れる問題については足が濡れないトイレの選び方にまとめてあります。

色は3色あって、レビューを見るかぎりどれも部屋に馴染むようです。最新の価格と在庫を確認してみてくださいね。