犬を車に乗せるとき、「どこに、どうやって乗せれば安全なんだろう」と迷いますよね。後部座席に放しておいていいのか、膝の上はダメなのか、酔ったらどうしよう。うちもパフィ(ポメプー・2歳・5kg)を迎えたばかりの頃は、何が正解かわからないまま、とりあえず車に乗せていました。
結論から言うと、犬の車の乗せ方は後部座席にキャリーやクレートを置き、シートベルトで固定するのが基本です。膝の上や運転席での抱っこは安全面でも法律面でもおすすめできません。うちのパフィも今では2時間の移動をキャリーの中で寝て過ごせるようになりましたが、最初は揺れるたびに吠えて、キャリーから脱走しようとしていました。
この記事では、犬の車の乗せ方を、乗車位置と道路交通法・乗せ方4タイプの選び方・車に慣らす手順・車酔いとトイレ対策まで、5kgの小型犬と暮らす飼い主の実体験でまとめました。急ブレーキでキャリーが落ちかけてヒヤッとした失敗談も、正直にお話しします。
- 価格
- 5,480円(税込)
- メーカー
- Next Online
- タイプ
- お出かけ・散歩グッズ
犬の車の乗せ方の基本は?後部座席にキャリーを固定が安全
犬の車の乗せ方の基本は、後部座席にキャリーやクレートを置き、シートベルトでしっかり固定することです。囲われた空間は犬にとって落ち着ける場所になり、急ブレーキや事故のときに体が投げ出されるのを防げます。膝の上・運転席・車内で自由にさせる乗せ方は、安全面でも法律面でも避けたほうが安心です。
うちは出かけるとき、たいてい子どもたちも一緒です。だからパフィをキャリーに入れて後部座席に固定し、隣で子どもに見てもらう形に落ち着きました。運転席からは様子が見えなくても、誰かが見守ってくれていると安心感がまったく違うんですよね。
乗車位置は、どこでもいいわけではありません。位置ごとの向き不向きを整理すると、こんな感じです。
| 乗車位置 | 安全性 | コメント |
|---|---|---|
| 後部座席(キャリー固定) | ◎ | もっとも基本。揺れに強く、家族が見守りやすい |
| ラゲッジ(荷室・固定あり) | ○ | 中・大型犬向き。エアコンや視線が届きにくい点に注意 |
| 助手席(固定あり) | △ | エアバッグ作動時のリスクあり。固定が甘いと危険 |
| 運転席・膝の上 | × | 運転の妨げになり、法律にも抵触するおそれ |
小型犬なら、後部座席のキャリー固定がいちばん現実的で安心できる選び方だと思います。
犬を車に乗せる4タイプ!クレート・ドライブボックス・ハーネスの選び方

犬を車に乗せる方法は、大きく分けて「キャリー・クレート」「ドライブボックス」「シートベルト一体型ハーネス」「ペットカートの車載」の4タイプです。安全性が高いのはキャリー・クレートですが、犬の体格や乗せる頻度によって使いやすさは変わります。大切なのは、毎回ストレスなく使える方法を選ぶことです。
4タイプの特徴を比べると、こうなります。
| 乗せ方 | 安全性 | 手軽さ | 向いている犬 | 価格の目安 |
|---|---|---|---|---|
| キャリー・クレート | ◎ | ○ | 小型犬全般・落ち着きたい子 | 3,000〜10,000円前後 |
| ドライブボックス | ○ | ◎ | 小型犬・景色を見たい子 | 3,000〜8,000円前後 |
| シートベルト一体型ハーネス | ○ | ◎ | 中型犬・じっとできる子 | 2,000〜5,000円前後 |
| ペットカートの車載 | ○ | △ | カートで出かける子・多頭 | 本体15,000円前後〜 |
うちはずっと、特別な車用グッズを使わず普通のキャリーで乗せています。実は迎えた当初、助手席に取り付けるドッグシートのようなものを買ったんです。でも、乗せるたびに付けて、降りたら外して……というのが地味に面倒で、結局使わなくなってしまいました。これは正直、買い物の失敗だったなと思っています。
ここから学んだのは、機能が多くても「毎回の付け外しが面倒」だと続かないということ。続けやすさは、安全性と同じくらい大事な選び方の基準なんですよね。だから「これなら毎回ちゃんと使える」と思える方法を選ぶのがいちばんです。普段の散歩で使う道具選びにも通じる話で、犬のハーネスの選び方でも「続けやすさ」を重視しています。
助手席はNG?犬を車に乗せる位置と道路交通法
犬を膝の上に乗せて運転するのは、道路交通法に抵触するおそれがあります。運転者の視野や運転操作を妨げる乗せ方は、第55条第2項(乗車・積載の方法)や第70条(安全運転の義務)に触れる可能性があるためです。Honda Dogなどの自動車メーカーも、犬を抱いたままの運転に注意を促しています。
特に危ないのが、運転席で犬を膝に乗せたまま運転するケース。ブレーキやハンドル操作の邪魔になりますし、犬がペダルの足元に潜り込んだら大事故になりかねません。「うちの子は小さいから大丈夫」と思いがちですが、5kgの小型犬でも、急ブレーキのときに前へ飛んでいく力はかなりのものです。
助手席も、固定すれば絶対安全というわけではありません。事故でエアバッグが作動すると、その勢いが小型犬には大きな衝撃になります。可能なら助手席は避け、後部座席に固定するのが安心です。法律の話は堅苦しく聞こえますが、要は「運転の邪魔にならない、犬が飛び出さない乗せ方」を選べば自然とクリアできます。
犬を車に慣らす方法は?自然に慣れた「車慣らし4ステップ」
犬を車に慣らすコツは、いきなり長距離に連れ出さず、短い時間から段階的に慣らすことです。そして意外と効くのが、「車に乗ったら楽しい場所に着く」という経験を繰り返すこと。うちのパフィは、専用のトレーニングをしたわけではなく、ドッグランやトリミングへの“ごほうび移動”を重ねるうちに、自然と車が平気になりました。
最初の頃は、本当に落ち着きがありませんでした。キャリーからすぐ脱走しようとするし、ちょっとした揺れで吠えたり、「クーン」と可哀想な鳴き声を出したり。見ているこっちが申し訳なくなるほどでした。それが数ヶ月で、今では2時間の移動でもキャリーの中で爆睡です。あのソワソワしていた頃が嘘みたい、というのが正直な実感です。
うちが自然と踏んでいた流れを、「車慣らし4ステップ」として整理しました。
- エンジン音だけに慣らす — まずは車を動かさず、キャリーに入れて車内に座らせ、エンジン音や車内のにおいに慣れさせます。落ち着いていたらすぐ降りて、おやつをひとつ。
- 近所をひと回りする — 5〜10分の短い距離から。揺れの感覚に慣れてもらう段階です。吠えても大げさに反応せず、淡々と運転します。
- “ごほうび移動”で定着させる — ドッグランやトリミングなど、「車に乗ると楽しい・必要な場所に着く」体験を繰り返します。これがいちばん効きました。
- 長距離に挑戦する — ここまで来たら、休憩をはさみながら1時間以上の移動も大丈夫。うちはこの順番で、無理なく長距離まで進めました。
車の揺れや音で吠える子は、車だけが原因とは限りません。生活音全般に過敏な場合もあるので、犬が物音に吠える対策も合わせて読んでみてください。子犬を迎えたばかりなら、子犬の社会化の一環として、早いうちに車にも慣らしておくと後がラクになります。
犬は車酔いする?酔わない子でも油断できない理由

犬も人と同じように車酔いをします。特に三半規管が未発達な子犬は酔いやすく、よだれ・あくび・震え・落ち着きのなさ・嘔吐などのサインが出ます。獣医師監修の情報でも、短い距離から慣らすことと、食事のタイミングへの配慮が対策として挙げられています。
正直にお話しすると、うちのパフィは車酔いをしません。1時間どころか、この前は2時間近い移動になったのですが、まったく問題なくキャリーの中で寝ていました。だから「全部の犬が酔うわけではない」というのは、実体験として伝えられます。とはいえ、これはたまたま酔わない子だっただけ。酔う子のつらさを軽く見てはいけないとも思っています。
車酔いのサインと対策を整理すると、こんな感じです。
| 車酔いのサイン | できる対策 |
|---|---|
| よだれが増える・あくびを繰り返す | 窓を少し開けて換気し、こまめに休憩する |
| 落ち着かない・震える | キャリーで囲って安心できる空間をつくる |
| 嘔吐してしまう | 食事は乗車の2〜3時間前に済ませておく |
| ぐったりする | 無理せず短距離から慣らし直す |
酔い方がひどい場合は、動物病院で相談すれば酔い止めを処方してもらえることもあります。市販の酔い止めを自己判断で使う前に、一度かかりつけの獣医師に相談すると安心です。
長距離で本当に困るのは酔いよりトイレ!1時間ごと休憩ルーティン
酔わない子の長距離移動で、いちばんの心配ごとは実は「トイレ」です。うちのパフィは車では酔いませんが、長く乗せっぱなしにするとトイレが心配なので、1時間に1回くらいは道の駅やパーキングエリアに寄って、外を軽く散歩させるようにしています。これが結果的に、気分転換にも水分補給にもなって一石二鳥なんですよね。
休憩のたびに歩かせると、犬も体がほぐれて、また落ち着いて乗ってくれます。長距離移動のときの、うちの休憩ルーティンはこんな流れです。
- 出発前にトイレを済ませ、軽く運動させておく
- 1時間ほど走ったら、道の駅やサービスエリアで停車する
- 車から降ろして、5〜10分だけ外を散歩させる
- 水を飲ませて、ひと息ついてから再出発する
念のため、車内には吸水力の高いペットシーツを敷いておくと、もしものときも安心です。お出かけが続くと留守番の時間も気になってきますが、そのあたりは犬の留守番は何時間まで大丈夫かも参考にしてみてください。
- 価格
- 1,848円(税込)
- 単価
- 1枚あたり約16.5円
- メーカー
- ユニ・チャーム
- タイプ
- トイレ用品
ヒヤッとした失敗談!急ブレーキでキャリーが落ちかけた「落とさない固定3原則」
キャリーをシートベルトで固定していても、固定が甘いと急ブレーキで動いてしまいます。うちは一度、前の車が急に止まって急ブレーキを踏んだとき、キャリーがズレて座席から落ちかけたことがあります。しかもそのとき、ちょうど風通しのためにキャリーの天面を開けていて、「パフィが飛び出すんじゃないか」と本当にゾッとしました。
幸いパフィは無事でしたが、これは完全にこちらの油断でした。「ベルトを通しているから大丈夫」と思い込んでいたんですよね。それ以来、長距離移動中に天面を開けるときは、必ず隣で子どもがキャリーを抱えるようにしています。この失敗から学んだことを、「落とさない固定3原則」としてまとめました。
| 原則 | 具体的にやること |
|---|---|
| ① 本体ごと固定する | キャリーやクレートを、シートベルトで座席にしっかり固定する。置くだけにしない |
| ② 走行中は開けない | 天面や扉を走行中にむやみに開けない。開けるなら人が手で支える |
| ③ 急ブレーキ前提で置く | 「急に止まったらどう動くか」を想像して、落ちにくい場所・向きに置く |
固定が不安な場合は、キャリーやクレートをシートに固定する専用ベルトを使うと、ズレや落下をぐっと防げます。数百円から数千円で買えるものなので、長距離移動が多いご家庭は用意しておくと安心です。
- 価格
- 5,480円(税込)
- メーカー
- Next Online
- タイプ
- お出かけ・散歩グッズ
犬と車で快適にお出かけするために

犬を車に乗せるとき大事なのは、高価なグッズを揃えることよりも、「確実に固定する」「無理なく慣らす」「こまめに休む」という基本を守ることです。うちのパフィも、普通のキャリーと後部座席、それに家族の見守りだけで、毎月のトリミングからお泊まり旅行まで一緒に出かけられています。
振り返ると、うちのお出かけ頻度はこんな感じです。月に1回はトリミングサロンへ10〜15分、ドッグランへは30分ほど。2〜3ヶ月に1回は泊まりで出かけるので、1〜2時間の移動もあります。最初はあんなにソワソワしていたのに、定期的に車に乗る生活を続けるうちに、すっかり“お出かけ犬”になりました。
わんらいふナビでは、5kgのポメプー・パフィとの暮らしを通して、犬とのお出かけやしつけ、グッズ選びのリアルな体験を発信しています。これから愛犬を車に乗せたい方は、まずは短い距離から、楽しい場所への“ごほうび移動”で慣らしてみてください。ポメプーとの暮らし全般はポメプーの飼い方にまとめているので、あわせてどうぞ。


