商品について
今回調べたサークルの中で、これだけが日本製の木製でした。そして、いちばん重い。
Sサイズで約13kg、いちばん大きいLLハイタイプで約21.5kg。うちのQUCOVERは8kgですが、それでも掃除機をかけるたびに1辺ずつ持ち上げていて、正直しんどいです。重さは安定と引き換えに、毎日の面倒として返ってくる。だから普通なら20kg超えは敬遠します。
それでもこれが候補に残るのは、畳めるからです。広げるだけで組み上がって、畳むと厚みが10cm。うちのサークルは畳めないので、掃除のときは持ち上げるしかありません。ここが構造として違います。
「ワンタッチ」の意味が、レビューを読むとわかる
組み立てに関する投稿が、とにかく好意的でした。
ほぼ完成の状態で送ってくださり、すぐに使うことができて大変ありがたかったです!
広げるだけで組み上がるので、とても組み立てやすいです。少し重いですが女性一人でもセットできます。無駄な装飾がなくシンプルで、組み替えればドアの位置も変えられる点も便利で気に入っています。
うちのQUCOVERは連結パネルを1枚ずつはめ込む方式で、組み立てのときに妻と二人で悪戦苦闘しました。接続部分がまったくはまらなくて、パフィがトリミングに行っている隙を狙って組んだのを覚えています。「広げるだけ」は、あの経験をした身にはかなり魅力的に響きます。
畳むと厚さ10cm。これは掃除のときにそのまま効きます。「折り畳めるので掃除がしやすいと思いました」という投稿があり、使わない時期に壁際へ立てかけておける点を評価している人もいました。重いのに動かせる、という珍しい解き方です。
ただし安全のため、使用時は4か所の補強ボルトを締めるよう説明があります。畳むたびに締め直す手間はかかります。
丸棒の間隔は5cm以下。うちより狭い
数字を並べます。
| サイズ | 本体 | 内寸 | 重量 |
|---|---|---|---|
| S | 94.8×65.6×高65.5cm | 90×60cm | 約13kg |
| M | 124.8×65.6×高65.5cm | 120×60cm | 約15kg |
| L | 124.8×95.6×高65.5cm | 120×90cm | 約16.5kg |
| LL | 124.8×122.2×高65.5cm | 120×117cm | 約17.5kg |
| L ハイタイプ | 124.8×95.6×高82.2cm | 120×90cm | 約19.5kg |
| LL ハイタイプ | 124.8×122.2×高82.2cm | 120×117cm | 約21.5kg |
扉幅はどのサイズも48cm。折りたたみ時の厚みは10cmで共通です。
うちのサークルは柵の間隔が約5.2cm。この商品は「丸棒の間隔は5cm以下」と明記されていて、うちより狭い。小型犬が頭を突っ込んで抜けなくなる事故を避けたいなら、この数字は素直に安心材料です。
高さは65.5cmと82.2cmの2種類。うちは70cmで2年半越えられていないので、65.5cmだとジャンプ力のある子には少し心もとない気がします。実際、ヨーキー3.8kgの飼い主さんはこう書いていました。「今までの60cmの高さのサークルだと飛び越えてしまうため高さのあるサークルを探していました。こちらの商品は、さすがに飛び越えられず安心しました」。この方が選んだのはハイタイプでした。60cmで越えられた子が82cmで止まったという実例です。
12kgの黒柴と暮らす方の投稿もありました。「立ち上がってもガタつかないし脱走出来ません。鉄製だと音がなりそうだったのと見た目が好みなので木製にしました」。
木製なのに噛まれない理由
木のサークルというと、かじられて終わりそうな気がします。うちのパフィも1歳過ぎまで、トイレの角もサークルの壁もぬいぐるみもガジガジやっていました。
この商品はヨーロッパ産のブナ材を使っていて、硬いので噛んでも傷がつきにくいと説明されています。ロック金具のつまみも真鍮製で、噛んでも安心とのこと。レビューでも「購入してから、2ヶ月が経ちましたが柵を噛むこともなく、お留守番の時は中で大人しく過ごしています」というダックスの飼い主さんの投稿がありました。
これは素材の話だけではないと思っています。木のサークルは音が出ません。うちのパフィは帰宅時に興奮してジャンプを繰り返し、サークル内のプラスチックのトイレトレーの上に着地してバコバコ鳴ります。あの音が減るだけでも、家の中の落ち着き方は変わるはずです。
ほかに評価が高かったのは、フルオープンドアと見た目でした。「フルオープンドアなので、飼い主さんも柵をまたがずに出入りできます」。うちは連結パネルを流用したゲートを4か所に置いていて、妻が何度も足を引っかけてパネルがべこべこになっています。またがなくていい構造は、地味にありがたい。
気になる点は3つ
値段。 20,900円から28,900円。今回調べた9つの中でいちばん高い価格帯です。「なかなか良い値段なので、ものすごく悩みましたが、買って良かったです」「お値段はするのでそこだけネックではありますが日本製なので安心かなと思っています」。悩んだうえで買った人が多く、そのぶん満足度は高いようです。
移動できない。 「女性一人だと運ぶのは大変なので手軽に場所移動はできない」「なかなかの重量なので移動させるのは大変でしたが」。畳めば動かせますが、広げた状態でずらすのは無理だと思ったほうがよさそうです。
扉を開けっぱなしにできない。 「開けっ放しにするとき扉を固定できれば良いなと思いました」という声が複数ありました。うちは普段サークルの入口を開放していて、パフィが自分で水を飲みに行ったりトイレに入ったりしています。この使い方をしたい人には、地味に効いてくる制約です。
色ムラの指摘もひとつありました。「おしゃれですが、色斑があるので気になる方はどうかなと思いました」。天然木なので、そこは前提として受け入れる部分だと思います。
うちのQUCOVER 12枚と並べてみる
| 比較項目 | QUCOVER 12枚(使用中) | SLEEPY 木製 LLハイタイプ |
|---|---|---|
| 内寸 | 130×130cm | 120×117cm |
| 高さ | 70cm | 82.2cm |
| 柵の間隔 | 約5.2cm | 5cm以下 |
| 素材 | ABS樹脂+鋼材 | ブナ材(日本製) |
| 重量 | 8kg | 約21.5kg |
| 組み立て | パネルを1枚ずつはめ込む | 広げるだけ |
| 畳めるか | 畳めない | 畳める(厚さ10cm) |
| 扉 | あり | フルオープンドア・左右変更可 |
| 音 | プラスチックと金属の音が出る | 木なので静か |
| 価格(税込) | 10,980円 | 28,900円 |
| 楽天レビュー | 527件・4.39 | 878件・4.66 |
値段は3倍近い差があります。ただ、評価4.66は今回調べた9つの中で2番目に高く、しかも878件という母数があってこの数字です。価格に納得して買った人が、そのまま満足しているという形になっています。
うちが買い替えるかというと、たぶん買いません。理由は床面積で、130×130cm(1.69㎡)から120×117cm(1.40㎡)に減るからです。パフィのサークルにはベッド・トイレ・水飲み場が入っているので、ここは日々の運用に直結します。ただ、これから犬を迎える人で、リビングに置く見た目まで含めて考えている方には、素直に薦められる商品だと思います。
こんな愛犬・飼い主さんにおすすめ
- リビングに置くので、家具として見られるサークルが欲しい方
- スチール製の音や見た目が気になっている方
- 掃除のたびに畳んで立てかけたい方
- 60cm台のサークルを飛び越えられて、高さ82cmのハイタイプが必要な方
- 柵の間隔が5cm以下であることを確認してから買いたい方
- 組み立てが苦手で、広げるだけで済むものを探している方
- 生産国が日本であることを重視する方
こんな方は別の選択肢を
- 2万円以内に抑えたい方は、QUCOVER 連結パネルサークル(10,980円)やアイリスオーヤマ ウッディサークルが候補になります
- 広げたまま頻繁に位置を変えたい方には13〜21.5kgは重すぎます
- 扉を開放したまま自由に出入りさせたい方は、扉を固定できない点を確認してください
- 1.7㎡以上の床面積が必要な方は、内寸120×117cmが上限になります
- 持ち運んで使いたい方は、ottostyle.jp 折りたたみ八角形ペットサークルのような布製が向いています
サークルの選び方は犬のサークルとケージおすすめ10選にまとめています。
