商品について
厚手のPVCマットを調べていて、この商品で初めて「厚みを選ばせる」売り方に出会いました。
0.6cm、1.4cm、1.6cm。同じ商品ページの中で、まずこの3つから選びます。
厚みを選ばせるということは、厚みで決まる何かがあるということです。実際にレビューを読むと、その何かがはっきり書かれていました。
厚みで開戸に当たってしまいましたが、0.6?のは大丈夫でした
内開きのドアです。1.4cm以上を敷くとドアが引っかかり、0.6cmなら開きます。1cmに満たない差ですが、部屋の使い勝手はこれで決まります。
DoriDori(ドリドリ)というブランドの「ドリドリマット」。楽天レビューは727件で★4.43です。ただし、この商品には買う前に必ず読んでおくべき一文が商品ページにあります。後半に書きます。
厚みで、選べるサイズが変わります
厚みとサイズは自由な組み合わせではなく、セットで決まっています。
| 厚み | 選べるサイズ | 1枚の価格 |
|---|---|---|
| 0.6cm | 65×180cm | 7,150円 |
| 0.6cm | 180×140cm | 11,990円 |
| 0.6cm | 220×110cm | 12,980円 |
| 1.4cm | 140×100cm | 9,974円 |
| 1.4cm | 140×200cm | 19,214円 |
| 1.4cm | 140×240cm | 22,364円 |
| 1.6cm | 140×100cm | 12,914円 |
| 1.6cm | 140×200cm | 20,997円 |
| 1.6cm | 140×240cm | 24,149円 |
薄い0.6cmだけが大判に振れていて、厚い1.4cm・1.6cmは140cm幅で長さを選ぶ形です。広い面を安く覆いたいなら0.6cm、クッション性を取るなら1.4cm以上、という分かれ方になります。
2枚まとめ買いのSKUもあって、そちらは同じサイズを2枚買うより少し安くなる組み合わせがあります。たとえば0.6cmの220×110cmは1枚12,980円ですが、2枚だと19,800円。1枚あたり9,900円まで下がります。逆に1.4cm・1.6cmの大判は2枚でもほぼ倍額なので、まとめ買いの得は薄いです。
カラーは6色。マーブル、ベージュ、クリームホワイト、テラゾ、アーモンドミルク、エッグシェル。大理石柄やテラゾ柄が入っているのがこのブランドの特徴で、韓国インテリア寄りの見た目です。実際のレビューにも「デザインが可愛くて部屋に馴染む」という声が多く出てきます。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| ブランド | DoriDori(ドリドリ) |
| シリーズ | ドリドリマット |
| 型番 | hwn14 |
| 素材 | PVC |
| 生産国 | 韓国 |
| 厚み | 0.6cm / 1.4cm / 1.6cm |
| カラー | マーブル / ベージュ / クリームホワイト / テラゾ / アーモンドミルク / エッグシェル |
| 機能 | 防水・床暖房対応・リバーシブル・拭き掃除 |
クッション性は、レビューで指摘0件でした
楽天のAIレビュー要約でトピック別に見ると、クッション性は好意19件・指摘0件、質感は好意9件・指摘0件でした。厚みだけが好意17件・指摘4件と割れています。
クッション性について書かれている内容はこういうものです。
フローリングは足腰に悪いと先住犬で学んだのでこちらのマットは手放せません
クッション性が高くワンちゃんに負担も無さそうです
薄い吸着マット(4mm前後)との決定的な違いがここです。4mmのマットは滑らせないためのもので、衝撃を受け止めるものではありません。 1.4cmや1.6cmあると、飛び降りたときの着地が変わります。
うちのパフィは日常的にソファから飛び降ります。うちのソファは低めなのでスロープは入れていませんが、帰宅時には僕の背中めがけてジャンプを繰り返しますし、サークルの中ではプラスチックのトイレトレーの上に着地してバコバコ音を立てます。あの着地音を減らしたいなら、4mmでは足りないというのは調べていて納得した部分でした。
厚みで指摘が出ているのは、期待とのズレです。
厚みは、少し薄かったので、もう少し厚みがあった方が人間の足には優しいかもです。
厚さ0.6ミリを使っていたのですが、今回は1.6ミリにしました
0.6cmを買った人が「思ったより薄い」と感じ、1.6cmに買い替えているパターンが複数ありました。サンプルを見られない買い物なので、迷ったら厚いほうを選んだ人のほうが満足している傾向は読み取れます。
「噛み癖のあるわんちゃんには使用しないでください」と書かれています
これが、この商品でいちばん重要な一文です。商品ページの「ご使用・お手入れについて」の先頭に、メーカー自身がこう書いています。
噛み癖のあるわんちゃんには使用しないでください。
続けて「爪のお手入れ不足や、同じ箇所へ継続的に力が加わった場合等は破損の可能性があります」とも書かれています。
そして★1の20件を全部読むと、この注意書きが守られなかった結果がそのまま並んでいます。
広げて2時間で噛みちぎられてしまいました。。犬用と思い買ったのですが簡単にボロボロになってしまったのが非常に残念でした(★1)
生後2ヶ月の愛犬のために購入しました。そんなに噛み癖はないと思っていました。設置して2日程、数秒噛んだだけで、表面が剥がれました。悲しいです…(★1)
床に敷いて10分もしないうちに剥がれていて犬が食べてしまい処分することになりました。(★1)
6ヶ月のポメラニアン!とても良い商品だとおもいましたが…数日で見るも無残。ボロボロです。高い、お買い物でした。(★1)
猫の飼い主からの1件も、判断材料として重いです。
猫3匹の滑り止めとして買いました。マットへの噛み癖や爪研ぎは全くなく、爪も当然頻繁に切ってます。ただ普通の生活でも走ったりジャンプの着地等で猫は爪は立てるものです。よく見ると小さい穴がたくさん。そして少しでも破けると当然そこが気になる猫にあっという間に広げられ、さらには破片の誤飲まであります。(★1)
破片の誤飲が出てくるのは、価格の問題では済まない話です。
うちのパフィで考えると、答えははっきりしています。1歳半までのパフィなら、これは絶対に無理でした。 ぬいぐるみやクッションに噛み付いてブンブン振り回して穴を開けるのが日課で、ベッド(クッション)は1日で破壊し、トイレの角やサークルもかじっていました。2歳になった今は破壊行動がなくなり、留守番中もおとなしく昼寝をするようになったので、ようやく候補に入るという段階です。
「うちの子は噛まないから大丈夫」ではなく、「今の時期の子は噛むかどうか」で判断する商品だと思います。
賃貸の人は、床の黄ばみの報告も読んでおいてください
★1にもう1つ、性質の違う報告がありました。
マットを敷いて3週間ほどたちましたが 掃除をしようと思いめくったら マットを敷いてたところの部分だけ 床が黄ばみ掃除してもとれません。マット裏のコーティング剤が何かが色移りしたのか、家の床はツルツル白い床なのでくっきりと敷いたところだけ色移りしてます。。賃貸なので本当に困ってます。こういった床にはおすすめしません。(★1)
商品ページ側にも「フローリングに敷く場合、湿気により変色したりカビが発生する場合があります(マット全般に起こりうる現象です)。定期的にマットをあげて換気や乾拭きを行ってください」という記載があります。
PVCのような通気しない素材を床に密着させると、下が蒸れます。 これは素材の性質なので、どのブランドでも起こりえます。対策は書かれているとおりで、定期的にめくって乾かすことです。それを続けられるかどうかを、買う前に考えておく価値があります。
そのほか★1で目立ったのは、匂い(「鼻を突き抜けるような薬品刺激臭がすごい」「韓国製だと気がつきました。匂いも気になり」)と、ロットによる当たり外れ(「今回届いたのはハズレでした。写真のようなシワが全体にあり」「3度目の購入です。最初買った時は大変満足しましたが、今回がガッカリしました」)でした。
匂いについては商品ページも認めていて、「生産後すぐに発送されるため、開封直後は特有のにおいがする場合があります。風通しの良い場所で十分に換気・陰干ししていただきますと軽減します」と書かれています。届いたらすぐ敷かず、1〜2日陰干しするのが前提の商品です。巻きジワについても「1〜2週間ほどで自然と目立たなくなります」とあります。
商品スペック
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 商品名 | ドリドリマット(PVCペットマット) |
| ブランド | DoriDori(ドリドリ) |
| 型番 | hwn14 |
| 素材 | PVC |
| 生産国 | 韓国 |
| 厚み | 0.6cm / 1.4cm / 1.6cm |
| サイズ | 0.6cm:220×110 / 180×140 / 65×180cm / 1.4cm・1.6cm:140×100 / 140×200 / 140×240cm |
| カラー | マーブル / ベージュ / クリームホワイト / テラゾ / アーモンドミルク / エッグシェル |
| 機能 | 防水・床暖房対応・リバーシブル・拭き掃除 |
| 使えない子 | 噛み癖のある犬(商品ページに明記) |
| 価格 | 1枚 7,150円〜24,149円(税込)/2枚 13,200円〜45,449円 |
| 楽天レビュー | ★4.43/727件(★5が448件、★4が194件、★3が54件、★2が11件、★1が20件) |
★1が20件で全体の2.8%。今回調べた9商品のなかでは高めの比率ですが、内容がほぼ「噛まれた」に集中しているので、噛まない子に限れば実際の失敗率はもっと低いと読めます。
設置についても指定があります。「伸縮を考慮し、壁とマットの間に若干の余裕を持たせて設置してください」「狭いスペースに敷いた場合、軽い素材の特徴上、マットが床から押し上げられる可能性がございます。両面テープやノンスリップパッド等で固定してください」。壁ぴったりに詰めて敷くと浮きます。
こんな愛犬・飼い主さんに向いています
- 噛まない・掘らない成犬やシニア犬と暮らしている方。これが最大の条件です
- 飛び降りの着地をやわらげたい方。1.4cm以上のクッション性は薄いマットとは別物です
- 拭ける素材がいい方。粗相もよだれも表面で止まります
- 内開きのドアがある部屋。0.6cmを選べば干渉しません
- 大理石柄やテラゾ柄が好きな方。ペット用マットでこの柄が選べる商品は多くありません
- 床暖房を使っている家。対応と明記されています
こんな方には向きません
- 噛み癖のある子・掘る子。メーカーが使用しないでくださいと書いています
- 子犬を迎える準備として買う方。★1の多くが生後2〜6か月の子です
- 爪が伸びがちな子。猫の飼い主から穴と破片の誤飲の報告があります
- 賃貸で床を絶対に汚したくない方。黄ばみの報告があります。定期的にめくる運用が必要です
- 届いてすぐ使いたい方。匂いと巻きジワが落ち着くまで数日かかります
- 同じものをリピートしたい方。ロットで質感が変わったという声が複数あります
うちはどう考えているかというと
2歳の今なら候補、1年前なら論外、というのがうちの結論です。
パフィは1歳半から2歳にかけて明確に落ち着きました。トイレの角やサークルをかじる、ぬいぐるみを破壊する、ベッドを1日で壊す、といった行動がなくなり、留守番中も昼寝をするようになっています。その変化があったから、いまPVCマットを候補に入れられます。
買うなら1.4cmの140×200cm(19,214円)だと思います。理由は、うちで塞ぎたいのがサークル前からソファ前にかけての一帯で、そこが飛び降りと着地の両方が起きる場所だからです。滑らせないだけなら4mmの吸着マットで足りますが、着地の衝撃まで面倒を見てほしいのはこの一帯だけなので、高い商品を狭い範囲に使う形になります。
19,214円は正直高いです。同じ面積をサンコーの90×300cm(9,080円)で覆えば半額以下で済みます。その差額はクッション性に払う金額だと考えるかどうかです。
同じDoriDoriには、切って敷き詰められるドリドリロールマットもあります。もっと安いPVCマットならJoliBebe もちふわペットマット、薄くて吸着するタイプならサンコー おくだけ吸着 60×240cm、いま使っているのはアイリスオーヤマの難燃タイルカーペット TKP-PP50です。
飛び降りと膝の関係はパテラとは?犬の膝蓋骨脱臼の症状とリスク対策に書いてあります。
