商品について

食器台を探していていちばん困るのが、どの高さを買えばいいのか誰も教えてくれないことです。

「高さのあるお皿がいい」と獣医師に言われて、うちはダイソーの背の高い皿に替えました。それでパフィ(ポメプー・5.12kg)は食べるようになったので結果オーライだったのですが、あれは完全にまぐれです。何センチが正解なのかは、最後まで分かりませんでした。

ぺったんPETの傾斜のある食器台は、そこに体高23cmという数字を置いています。

23cm未満 → Sサイズ / 23cm以上 → Lサイズ

体高というのは、四足で立った状態で前足の地面から首の付け根までの高さのこと。メジャーがあればその場で測れます。この基準があるだけで、買い物のストレスが一段下がるんですよね。

富山の職人が1台ずつ曲げているので、木の仕上がりに個体差が出ます

構造は「匚」の形に曲げた板に、フードボウルを乗せる丸い穴が開いているだけ。素材はシナ合板で、ホルムアルデヒドの含有が極めて低いF☆☆☆☆基準をクリアしています。犬が誤って噛んでも安全という説明で、製造は日本。

板を曲げる加工を1台ずつ手作業でやっているので、店も最初からこう書いています。

  • 塗装ロットによって色味が異なる(特にブラウンは複数買うと差が出る)
  • 塗装後に曲げるため、スリットラインに塗装のムラが出る
  • 素材の特性上、側面に穴が開くことがある
  • 内側のスリットラインのボンドが白く目立つことがある

これらは良品として扱う、と先に宣言している形です。工業製品のような均一さを求める人には向きません。

サイズと重さ

サイズ奥行幅高さ(最大)高さ(最小)穴の直径
S16.3cm15.5cm12.8cm5.5cm11.3cm
L16.3cm15.5cm14.8cm8.5cm11.3cm

重さはブラウン・ナチュラルがLで約280g、Sで約260g。ホワイトはLが約320g、Sが約290gです。カラーはブラウン、ナチュラル、ホワイトの3色。

手前が低く奥が高い形なので、皿が傾きます。この傾斜が効く場面と、裏目に出る場面がはっきり分かれるのが、この商品のいちばんの特徴です。

フードボウルは穴に落として使う

穴の直径は11.3cm。ここに手持ちのボウルが収まるかどうかが分かれ目になります。店では専用の陶器皿もセットで扱っていて、口径が合う皿を一緒に買うのがいちばん確実。

食べ終わったらボウルを外して洗うだけで、台は布巾で拭きます。曲げ部分の切り込みに水分が入らないよう注意、というのが店の指示です。木なので、水を含ませると持ちません。

667件のうち★1と★2が25件あり、中身は亀裂と傾斜に割れます

楽天のレビュー667件の内訳です。

評価件数割合
★5451件67.6%
★4144件21.6%
★347件7.0%
★214件2.1%
★111件1.6%

評価は4.51。高さのあるフードボウルとしては高い数字ではなく、★2以下が25件あります。ここは正直に書いておきます。

楽天が項目ごとに集計している好意・指摘の件数を見ると、指摘が多めの項目がはっきりしています。

項目好意指摘
使用感74件10件
高さ46件12件
デザイン43件2件
角度23件8件
安定性12件8件
材質11件4件
衛生10件6件
耐久性9件7件

耐久性は好意9件に対して指摘7件とほぼ拮抗しています。木を曲げている構造の弱さが、そのまま数字に出ている形です。

曲げた部分が割れる

使用してまだ二ヶ月もたってないのに、曲がってる部分に亀裂が入ってグラグラです

半年足らずで割れてしまいました。意外と耐久性はないです

もう少し角度をきつくしたくて少し力を加えたところ、届いたその日にバキッとふたつに割れて

力を加えたら割れる、というのは「重い物を乗せたり、無理な力を加えないでください」と店が注意している通りではあります。それでも、犬が前足を乗せる可能性を考えると気になるところ。

傾斜が強いので、汁気のある食事はこぼれます

これが2つ目の大きな指摘で、★2以下の半分近くがここです。

カリカリ単品ならいいけどスープを入れるとこぼれます。傾斜のついてないタイプにすればよかった

我家のハナペチャわんこパグには辛かった。食べているときにフードが顔に押されるのか下から出てしまう

子どもが水を入れたらこぼれてしまいました。少量ならば大丈夫です

水飲み用として使う場合は表面の水をこまめに拭き取るように、と店も書いています。木の台に水がかかるのを避けたいなら、ドライフード専用と割り切るのが現実的です。うちはパフィにふやかしたフードを出すこともあるので、この点は引っかかりました。

個体差で高さがそろわない

3つ買って全て高さがバラバラ。ぴったり横に並べて使いたかったけど、並べるとガタガタ

多頭飼いで並べて使いたい人は、この可能性を頭に入れておいたほうがいいと思います。1台ずつ手作業で曲げている以上、避けようがない部分です。

サイズ選びは体高だけで決めきれないことも

体高18センチのうちのワンコでもSは低いです。説明には23センチ以下はSで…とありましたが、Lにすれば良かったです

体高23cmという基準は分かりやすいのですが、食べる姿勢の好みは子ごとに違います。迷ったら大きいほうという声のほうが多い印象でした。

商品スペック

項目内容
商品名傾斜のある食器台(S・L)
販売元ペットケア専門店「ぺったんPET」
素材シナ合板(F☆☆☆☆基準)
サイズ(S)奥行16.3×幅15.5×高さ最大12.8/最小5.5cm・穴の直径11.3cm
サイズ(L)奥行16.3×幅15.5×高さ最大14.8/最小8.5cm・穴の直径11.3cm
重量ブラウン・ナチュラル:L約280g/S約260g ホワイト:L約320g/S約290g
カラーブラウン・ナチュラル・ホワイト
製造国日本
サイズの目安体高23cm未満はS/23cm以上はL
価格(税込)3,200円〜3,300円
送料無料
楽天レビュー★4.51/667件(★5が451件、★4が144件、★3が47件、★2が14件、★1が11件)

お手入れは水か薄めた中性洗剤を布巾に含ませて軽く拭く方法で、丸洗いはできません。

ほぼ同じ形の食器台が、別の店からも出ています

犬の服のiDogが「iDog Living Keat(キート)」という名前で、同じシナ合板の曲げ木食器台を売っています。そちらはSサイズが2,970円・楽天511件・評価4.42で、カラーはブラウン/ナチュラル/ホワイト/ブラックの4色、滑り止めシートが付属します。

重量の表記が一致していて(Sのブラウン・ナチュラルが約260g、ホワイトが約290g)、どちらも富山の家具職人の手作りという説明。買う前に両方の価格と在庫を見比べる価値はあります。

iDog側の低評価には「傾斜が付いているので食べている最中にフードが周りにこぼれる」「後ろ側の角に犬が顔をぶつけた」という声があり、傾斜の強さと角の形状は両方の店で同じ指摘が出ています。設計そのものの性格だと考えたほうがよさそうです。

ユーザーの声

買ってよかったという声

  • 背筋がまっすぐになって食べやすそう(ヘルニアで背中の骨が弱い子の飼い主)
  • 高さも角度もちょうどよく、姿勢が楽そう
  • 富山の職人が作っていると知って愛着がわいた
  • シンプルで家具と調和する(デザインの好意43件・指摘2件)
  • 皿を外して洗えるので清潔に保てる
  • 滑り止めが効いて食事中に台が動かない

気になった声

  • 曲げた部分に亀裂が入ってグラグラになった(2か月・半年での報告あり)
  • 傾斜が強く、スープや水はこぼれる
  • 3台買ったら高さがバラバラで並べられなかった
  • 犬が噛んで塗装が剥がれた
  • 後ろから押すと倒れる(おもりは入っていません)
  • 体高18cmでもSは低かった

評価4.51は悪い数字ではありませんが、指摘の中身が「壊れた」「こぼれた」という実害寄りなのが特徴です。デザインと姿勢改善は文句なしに評価されていて、弱点は構造と傾斜に集中しています。

価格

項目価格
本体(税込)3,200円〜3,300円
送料無料

陶器の一体型ボウルが1,500〜2,000円前後で買えることを考えると、台だけで3,200円は高いほうです。ただ、皿を自由に選べるのと、日本の職人が1台ずつ作っているという中身に対する価格だと考えると納得感はあります。

うちはダイソーの皿(110円)でしのいでいる身なので、3,200円の台を買うなら「何が良くなるのか」をはっきりさせてから出したいところ。姿勢の改善だけなら、もっと安い一体型でも同じ効果は出ます。この台の価値は、好きな皿を使えることと、部屋に置いたときの見た目にあると思っています。

こんな愛犬・飼い主さんにおすすめ

  • 体高を測ってサイズを決めたい方(23cmという基準が明記されています)
  • ドライフード中心で、汁気のある食事はあまり出さない方
  • 今使っている陶器の皿をそのまま高い位置に置きたい方(穴の直径11.3cm)
  • 木の質感と部屋の雰囲気を大事にしたい方
  • シニアになって首や腰を曲げるのがつらそうな子
  • 手作りの個体差を「味」として楽しめる方

こんな方は注意

  • スープやふやかしたフードを出す方(傾斜でこぼれます)
  • 水飲み用の台として使いたい方(木に水が染みるとカビの原因になります)
  • 木を噛む癖のある子(塗装が剥がれた・かじられたという声が複数)
  • 多頭飼いで台を並べて使いたい方(高さの個体差が出ます)
  • 台に前足を乗せる子(無理な力がかかると曲げ部分が割れます)
  • 色味をきっちりそろえたい方

ドライフード専用と割り切れるなら、いい台だと思います

まとめます。

この食器台は、何をするための台かがはっきりしています。手前が低く奥が高い形で、犬が首を大きく曲げずに食べられるようにする。その一点に振り切っていて、そこは667件のレビューがきちんと支持しています。使用感の好意74件という数字がそれです。

一方で、傾斜が強いぶん液体を入れると必ずこぼれる。木なので水に弱い。曲げた部分は力に弱い。弱点も設計から素直に出ていて、隠されていません。

うちのパフィに当てはめると、答えは「今は買わない」です。ふやかしたフードを出す日があるのと、食べ終わったあとに皿を舐め回して押す癖があるから。おもりが入っていない台を押されたら、たぶん倒れます。

逆に、カリカリだけをきれいに食べる子で、シニアになって姿勢がつらそうという状況なら、これはかなり良い選択だと思います。体高を測ってサイズを決められる商品は意外と少ないので、その一点だけでも探す手間が減ります。

ブラウンとナチュラルは色味の個体差が出やすいので、1台だけ買うならホワイトが無難かもしれません。重さも290〜320gとホワイトのほうが少し重く、そのぶん安定します。