商品について
ワンラックのドッグシニアミルクは、子犬用ミルクの高齢犬版です。同じ森乳サンワールドが出しているドッグミルクを基準にして、ナトリウムとリン、脂質とたんぱく質、カロリーをそれぞれ高齢犬向けに調整してあります。
対象はメーカーの表記で「超小型犬〜中型犬は7歳以上、大型犬〜超大型犬は5歳以上」。体が大きいほど早く切り替える設定になっているのが、細かいところですが親切だと思います。
口が痛くて食べる量が落ちている時期は、食事の量が減ると同時に水を飲む量も落ちます。固形のごはんに含まれていた水分がまるごと抜けるからです。ミルクはそこに水分とカロリーを一度に入れられるので、こういう時期と相性がいいんですよね。
メーカーが挙げている7つの調整
商品ページには、何をどう調整したかが番号で並んでいます。
- ナトリウムとリンを調整して健康維持をサポート
- 脂質とたんぱく質を調整して健康維持をサポート
- 体重管理のためにカロリーを調整し、L-カルニチンを配合
- 加齢による消化機能の低下に配慮して可溶性食物繊維を使用。ビフィズス生菌とミルクオリゴ糖が腸内のバランスを整える
- 抗酸化成分のアスタキサンチン・ルチン・ビタミンC・ビタミンEを配合
- 生体の健康維持に重要なたんぱく質であるラクトフェリンを配合
- 加齢による関節機能の低下に配慮して、グルコサミン(軟骨のもとになる成分)とコンドロイチンを配合
「シニア向け」とだけ書いてある商品は多いのですが、基準になる自社製品と比べて何をどちらへ動かしたかを明記しているのは珍しいです。1と2が「当社ドッグミルク比」と断ってあるので、比較の基準がはっきりしています。
原材料は乳製品が主体
原材料の並びはこうです。
乳製品(乳たんぱく質, 脱脂粉乳, ホエーパウダー)、動物性脂肪、植物性油脂、デキストリン、可溶性食物繊維、卵黄粉末、ミルクオリゴ糖、乾燥酵母、ブドウ糖、コンドロイチン硫酸、グルコサミン、DHA粉末、動物用ビフィズス生菌、ラクトフェリン…
先頭が乳製品で、6番目に卵黄粉末が来ます。牛乳と卵にアレルギーがある子には向きません。
なお、人間用の牛乳をそのまま犬に与えると下痢をすることがあります。犬用のミルクは乳糖の量を調整してあるので、そこが違います。ミルクを検討しているなら、人間用ではなく犬用を選んでください。
楽天66件で平均4.83、今回調べた中で最高でした
内訳は★5が59件、★4が5件、★3が1件、★2が0件、★1が1件。平均4.83です。
★5だけで全体の89%を占めています。今回わんらいふナビでシニア向け・介護向けとして調べた商品の中では、いちばん評価がそろっていました。件数も66件あるので、少数のレビューで数字が上振れしているわけでもありません。
ミルクは「うまくいったかどうか」が飲むか飲まないかで分かりやすく、しかも嗜好性を狙って作られているので、評価が割れにくいジャンルなのだと思います。件数は増えるので、読むときは最新の画面で確かめてください。
主食ではなく、足すものとして考える
ひとつ気をつけたいのは、これは総合栄養食の主食ではないということです。栄養補助として、いつものごはんに足す、あるいは食べられない時期の水分とカロリーの下支えとして使うものです。
だから「食べないからミルクだけにする」という置き換え方はしないでください。食べられない状態が続くなら、まず動物病院です。歯周病が進んで口が痛い場合は、ミルクで凌ぐより処置が先になります。そのあたりは犬の歯磨きをしないとどうなるかにまとめました。
こんな愛犬・飼い主さんにおすすめ
- 7歳を過ぎて、食べる量も飲む量も少し落ちてきた
- 口が痛い時期に、水分とカロリーを一度に入れたい
- いつものごはんに足して、食いつきを底上げしたい
- 関節や腸のことも一緒に見ておきたい
- 粉なので、必要なぶんだけ作って余らせたくない
牛乳と卵にアレルギーがある子には向きません。またこれだけで主食にはならないので、総合栄養食は別に用意してください。
