商品について
犬と暮らしていると、布ものを選ぶ基準がひとつ増えます。洗えるかどうか。
うちのパフィはうねうねの癖っ毛で、毎日ダイソンをかけても毛布やファーには毛の塊が残ります。冬の北陸は乾燥がひどくて、パフィの毛は静電気でバチバチ。そうなると布に絡んだ毛はコロコロでしか取れません。カーテンも同じで、裾のあたりは特に毛が付きます。散歩から帰った足で走り回るので、下のほうは泥はねもする。
満天カーテンの1級遮光生地「グラッセ」は、そこがはっきりしています。洗濯機で洗える。 同じ満天カーテンでも完全遮光のシルキーは手洗いなので、ここは選ぶ理由になります。
この商品はグラッセの厚地2枚とミラーレース2枚のセットで、8,980円から。レビューは3,949件で総合4.41でした。
断熱63.3%は、同社の完全遮光より高い数字です
調べていて意外だったのがここでした。満天カーテンの2つの生地を並べます。
| 項目 | グラッセ(1級遮光) | シルキー(完全遮光) |
|---|---|---|
| 遮光 | 遮光率99.99%(1級遮光) | 遮光率100%(完全遮光) |
| 断熱率 | 63.3% | 57% |
| 保温率 | 35.1% | 31% |
| 生地の重さ | 400g/㎡ | 記載なし |
| 洗濯 | 洗濯機OK | 手洗い |
| 風合い | リネン調でしなやか | 裏面コーティングで硬め |
遮光は完全遮光のほうが上なのに、断熱と保温はグラッセのほうが上。 遮光はコーティングで作る性能、断熱は生地の厚みと密度で作る性能なので、必ずしも一致しないんですね。グラッセは1㎡あたり400gあって、これはカーテンとしてはかなり重いほうです。
犬にとっては断熱のほうが体感に近い性能かもしれません。犬は人より床に近いところで生活していて、冬は窓から降りてくる冷気、夏は窓ぎわに溜まる熱をまともに受けます。うちも夏は室内対策が中心で、そのあたりは小型犬の暑さ対策は室内が9割に書きました。
レビューでも冷気の話が出ていました。
レースとセットで取り替えてみたところ、冬の冷気もカットできて遮光だけでなく保温効果もアップしたといいます
生地が遮光だけあり厚くレースだけより寒さが違う気がします
400g/㎡は「腕がだるくなる」重さです
重いということは、扱いにくいということでもあります。ここはレビューがかなり正直でした。
ちょっと重くて腕がだるくなりましたが、しっかり遮光も遮熱もしてくれているようで満足です
厚手なので重みは多少あります
ただもう少し軽ければありがたいかなぁ〜
少し重たいけど、遮光がしっかりあって良かったです
洗濯機で洗えるとはいえ、濡れるとさらに重くなります。 掃き出し窓サイズを2枚同時に洗うのは、家庭用の洗濯機だと厳しいかもしれません。腰高窓や小窓から試すほうが現実的です。
もうひとつ、重さはカーテンレールにも効いてきます。賃貸の既設レールだと、重い生地を掛けたときにたわむことがある。取り付ける前にレールの耐荷重を確認しておくと安心です。
表示価格と最終価格がずれることがあります
これは知らずに買うと確実に驚くので、先に書いておきます。満天カーテンはサイズによって価格が変わる受注生産で、しかも割引設定のあるサイズとないサイズが混在しています。
星-1したのは、220cmで検索して他商品と比べて見る段階で表示されている価格より、最終的な注文価格が、9000円程も高くなってしまったからです。また選び直すのも手間なので時間を買うことにしましたが、最初からこの価格で表示されていたら、候補になっていないと思います
ただ、2セット注文したうち、1セットは割引設定のサイズだったので、小さいほうの窓のほうが高価になりました。フルオーダーにすれば良かったのでしょうが、コスト重視で決めたので、わかっていて注文したとはいえ残念でした
8,980円というのは最小構成の表示価格で、窓のサイズが大きくなるほど跳ね上がります。 注文フォームで最終金額を確認してから確定する。これだけで防げるトラブルです。
同じく、生地の裁ち方の話も出ていました。
幅140は繋ぎ合わせになると理解していますが、縫合が折込ヒダと別の場所なのでそこだけ縫合部で折れてしまい形状記憶が意味を成しません
幅が広いと巾継ぎが入るのは、どのメーカーでも同じ。ただ、その継ぎ目がヒダの山と揃わないと形状記憶が効かない、という指摘は具体的で参考になりました。幅の広い窓は、100cm前後を2枚に分けて掛けるほうが安全かもしれません。
商品スペック
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 商品名 | 満天カーテン1級遮光カーテンとレースカーテンの4枚セット |
| 商品番号 | s4p_syak_00 |
| 生地シリーズ | グラッセ |
| 販売元 | 株式会社アルマック(福井県福井市三宅町20-100) |
| 創業 | 1981年11月 |
| 生産 | 受注生産。自社工場で縫製 |
| 遮光性 | 1級遮光(遮光率99.99%) |
| 断熱率 | 63.3% |
| 保温率 | 35.1% |
| 生地の重さ | 400g/㎡ |
| 加工 | 形状記憶加工 |
| 洗濯 | 洗濯機OK |
| 風合い | リネン調でしなやか |
| サイズ | 幅30〜400cm×丈60〜255cm |
| 内容 | 厚地カーテン2枚+ミラーレース2枚 |
| 色柄 | 400色 |
| 付属品 | タッセル、丈調整できるフック |
| 価格(税込) | 8,980円〜 |
| 送料 | 3,980円以上で無料 |
| 配送 | 佐川急便 |
| 納期 | 注文確認後3〜5営業日以内に出荷 |
| 返品 | オーダー品のため自己都合の返品・交換は不可 |
犬の毛が付いたカーテンをどう洗うか
洗濯機OKと書いてあっても、犬の毛が付いた状態でそのまま放り込むのはおすすめしません。うちが犬の服を洗うときにやっていることと同じで、先に毛を落としてから洗うのが前提です。
| 手順 | やること |
|---|---|
| 1 | フックを全部外す。付けたまま洗うと生地を傷めます |
| 2 | 掃除機かコロコロで表面の毛を取る |
| 3 | 屏風畳みにして洗濯ネットへ |
| 4 | 洗濯機で洗う(メーカーの洗濯表示に従う) |
| 5 | 脱水は短めにして、濡れたままレールに吊るして自然乾燥 |
北陸の冬は外干しができないので、うちは部屋干し中心です。カーテンは吊るして乾かせるのが良いところで、サーキュレーターを当てれば生乾き臭も出にくい。そのままレールに戻せば形も戻るので、シーツやマットより手間はかかりません。
年に1〜2回でも洗えると、部屋のにおいがだいぶ変わります。犬のにおいは布に溜まるので、面積のいちばん大きい布であるカーテンを洗えるかどうかは、思っているより効きます。
ユーザーの声(楽天レビュー3,949件・総合4.41)
よく書かれていること
- 遮光: 「生地もしっかりしていて遮光効果抜群です」「遮光性が高く、昼間でもしっかり暗くなります」
- 価格の納得感: 「遮光カーテンが手ごろな価格で手に入れられるところを探していて、こちらにたどり着きました」「値段を抑えて選びましたが、遮光も思ったより良く、省エネにも期待です」
- セットの質: 「レースと遮光カーテンどちらも、しっかりしたお品物です」
- 柄の選択肢: 400色あるので、部屋に合う柄が見つかったという声が多数。サンプル請求を使った人の満足度が高い
- 対応の速さ: 縫製の問題を連絡したら「迅速にご対応いただきました」と追記している人が複数
引っかかっている声
- 重い。腕がだるくなる、という声が最多
- 表示価格と最終価格のズレ。サイズで大きく変わる
- 縫製の個体差。「ひだがあるところと甘いところがあり少し残念です」「縫い目が綺麗に縫えていないのがとても残念でした」
- レースの引っかかり。「レースにはひっかかりが何箇所かあり、少し残念でした」
- 色味が想像と違う。特にグリーン系で「青が勝っていてグリーンに思えなかった」という指摘
- ヒダのボリューム。「思ったよりひだのボリュームは無かったですが、しっかり遮光で満足です」
総合4.41は、今回調べたカーテンの中では上位でした。★4の理由が重さと縫製に集中していて、遮光性能への不満はほとんど無い。 性能は素直に出ている商品だと思います。
こんな愛犬・飼い主さんにおすすめ
- カーテンに犬の毛が付く・裾が汚れるので、洗えるものにしたい方
- 窓ぎわの冷気と熱を抑えたい方(断熱63.3%は今回調べた中で最高値でした)
- 厚地とレースを同じ設計でそろえたい方
- 既製サイズが合わず、隙間から光と音が入ってくる方
- 完全遮光までは要らないけれど、しっかり暗くしたい方
- 400色から部屋に合う柄を選びたい方
- 国内の自社工場で縫っていることを重視する方
こんな方は注意
- 朝を完全に真っ暗にしたい方は、1級遮光では光がわずかに通ります。同社の完全遮光の4枚セットのほうが向いています
- 軽いカーテンが好きな方。400g/㎡はしっかり重いです
- 既設のカーテンレールが華奢な方は、耐荷重を確認してから
- 表示価格で予算を組んでいる方。窓が大きいと最終金額はかなり上がります
- 返品・交換ができません。 色は生地サンプルで確認してから注文してください
- 愛犬の鳴き声を外へ漏らさない目的には向きません。防音表記はありますが、人の声の帯域には効きにくいのがカーテン全般の性質です
我が家がグラッセを選ぶとしたら
うちがこの生地を選ぶ理由は、正直なところ遮光性能ではありません。洗えることと、断熱の数字です。
パフィが吠えるのは音と人影で、そこは完全遮光のほうが理屈では強い。ただ、家じゅうのカーテンを完全遮光にすると日中の部屋が暗くなりすぎて、犬も人も生活リズムが崩れます。寝室は完全遮光、リビングはグラッセ、みたいな分け方のほうが現実的だと思っています。
リビングは日中パフィが過ごす時間がいちばん長い場所で、床で寝ていることが多い。冬は窓から降りる冷気、夏は溜まる熱が直撃します。断熱63.3%はそこに効く数字です。そして、いちばん毛が付くのもリビングのカーテン。洗えることが効いてくるのも、やはりここ。
犬が物音に吠える対策にも書きましたが、吠えの対策は環境を1つずつ削る作業です。ただ、カーテンを替えるときに考えるべきことは吠えだけではない。掃除の手間と、床の温度。 うちの場合、その2つのほうが毎日の実感に近いんですよね。
