商品について
この給水器のスペックには、数字がふたつ並んでいます。タンク容量3.8L、皿容量300ml。
最初に見たときは大容量の給水器という理解で止まっていました。でも85件のレビューを読んでいくと、この2つの数字の差が、そのまま評価の割れ方になっていることがわかりました。
85件の評価は4.20、★2以下は8件です
| 評価 | 件数 |
|---|---|
| ★5 | 48件 |
| ★4 | 17件 |
| ★3 | 12件 |
| ★2 | 5件 |
| ★1 | 3件 |
★2以下は8件で9.4%。Pets Familyの550mlの1.4%、BEMPARTNERのスネイルの4.6%と比べると高めで、modanicの14.8%よりは低い。電源不要のタイプの中では真ん中あたりです。
面白いのは、低評価の中身が他の重力式とまったく違うところでした。水こぼれの話が1件も出てきません。
不満は「1匹には大きすぎる」に集まっています
★2以下を読むと、こう書かれています。
小型犬1匹には、あまり不向きでした。 多頭飼いなら、タンクも大きいので綺麗な水が給水されるのでよい製品だと思います。
中の水の量がわからない 値段の割に価値感を感じられない 飲み口の器が小さいので多頭だと順番待ち
この2件は逆のことを言っているように見えて、同じ構造を指しています。タンクは3.8Lと大きいのに、水が出ている受け皿は300mlしかない。 貯める量と、同時に飲める量が釣り合っていないんです。
だから1匹の家からは「こんなに貯める必要はない」と見え、多頭の家からは「タンクは足りるのに飲み口で渋滞する」と見える。
残りは作りへの評価でした。
すぐに壊れそうな印象です。 簡単な作りなので洗いやすいかとは思います。 この作りでこの値段は高いと感じました。
思ったよりチープだった、4000円でこのチープさはなしかなあ
3,480円という値段が効いています。同じ電源不要で、アイリスオーヤマのJ-200は2,510円、Pets Familyの550mlは1,680円。構造はどれも重力式で同じなので、値段の差が素材感の期待に直結します。
★1には発送が止まったという内容と、届いた土台に汚れがあったという内容もありました。後者は大型犬のパピーで、満タンでも倒される可能性があって使用を見送ったと書かれています。3.8Lを入れても本体は0.3kgなので、力のある子には軽すぎるという指摘でもあります。
3.8Lはパフィなら12日ぶん、でも置きっぱなしにはできません
うちのパフィ(ポメプー・メス・2歳・5.12kg)は1日だいたい300ml飲みます。この商品の受け皿はちょうど300mlなので、皿まるごと1杯が1日ぶんという計算です。タンクを満タンにすると12日ぶん入ることになります。
ただ、12日ぶん入れて放置する使い方はできません。受け皿は開いているので、毛やホコリが浮きます。タンクの水も時間が経てば傷みます。
現実的には、タンクの大きさは足す回数を減らすためのものと考えたほうが合っています。
- 1匹の家: 満タンにせず、2〜3日ぶんだけ入れて回す
- 多頭の家: タンクの容量が効く。ただし飲み口は300mlなので、同時に飲みたがる子が複数いると順番待ちになる
- 1泊の留守番: 容量としては十分に足りる
レビューにあった「中の水の量がわからない」も、置き方で意味が変わります。飲んだ量を毎日見たいなら、Pets Familyの550mlのように小さいほうが都合がいい。僕が400mlのボトルを使い続けているのも、朝に入れて夕方に減りを見たいからです。
寸法と基本仕様
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| タンク容量 | 3.8L |
| 皿容量 | 300ml |
| 型番 | INB-WST |
| 重量 | 0.3kg |
| カラー | ホワイト |
| 電源 | 不要(重力式) |
| フィルター | なし |
フィルターの交換欄が無いので、買ったあとにかかるのは水道代だけです。電動の循環式はフィルターを2〜4週間で替えて年2,400〜3,840円かかり、同じ電源不要でもBEMPARTNERのスネイルは6枚980円のフィルターを持っています。3,480円という本体価格は電源不要のタイプでは高いほうですが、維持費まで含めた3年の総額では電動より下に来ます。この計算は電源不要と電動の選び分けでまとめました。
購入前に知っておきたいのは、初期不良以外の返品は片道送料が購入者負担になる点です。飲み方の相性で返す前提では買いにくいので、うちの子がトレイから飲めるかどうかは先に確かめておいたほうがいい。パフィは過去にお皿タイプで上手に飲めず、給水ボトルに戻った経験があります。
この給水器が向いている家
- 多頭飼いで、水を足す回数を減らしたい家
- 1泊の留守番があり、容量に余裕がほしい家
- 電源不要でフィルター代もかけたくない家
向かないのは、小型犬1匹で毎日の飲水量を見ていたい家です。タンクが大きいぶん、減りが見えにくくなります。同じINULABOでは高床式のトイレトレーとシリコンのトイレマットも扱っていて、白で揃えると置いたときの印象がそろいます。
