商品について

爪切りでいちばん怖いのは、どこまで切っていいか分からないことです。

パフィ(ポメプー・5.12kg)の爪切りは、僕が抱えて妻が切る二人がかり。伸びた1〜2本の先端だけをその場で落として、残りは月1回のトリミングでサロンにお願いしています。先端だけにしているのは、血管の位置に自信がないからなんですよね。

AOBAXのこの爪切りは、その不安に正面から応える作りでした。刃元にLEDが埋め込まれていて、爪の中の血管を照らしながら切れる。さらに切った爪が飛ばないカバーと、仕上げ用の爪やすりまで1本に入って85g、1,300円です。楽天レビューは83件で総合4.25でした。

ただ、全部入りの道具は、全部を使うとは限りません。83件を全件読んで、何が使われて何が外されているのかを数えました。

穴に爪を通して握る型に、LEDとカバーとやすりが付いている

形は、刃のあいだの穴に爪を差し込んで握るタイプです。使い方は商品ページにこう書かれています。足先を持って爪を軽く押し出し、穴に差し込み、先端から少しずつ切る。慣れるまでは数回に分けて切る。

我が家で使っている斬(ZAN)のギロチンタイプも、輪に爪を通して切る型です。狙った1本の先端だけを落としやすいのがこの型のいいところで、押さえられるのを嫌がる子と付き合う家には合っています。そこに光源が付いた、と考えると分かりやすいと思います。

ちなみに同じLED付きでも、刃先が細いハサミ型の爪切りもあります。穴に通す型は刃が爪を包むので狙いは定まりやすく、そのかわり刃先が太くなります。この差は、あとで書く「厚い爪」「巻きかけた爪」のところで効いてきます。

LEDは白い爪なら血管が見える。黒い爪では見えないという声が多い

LEDの評価は、爪の色でくっきり分かれていました。

白い爪の子の飼い主は、ほぼ全員が「見える」と書いています。

爪の白いワンコは血管が見えて切りやすかったです。黒い爪のワンコはやっぱり血管分かりませんでした

2ヶ月のトイプードルの子の爪を切りたいけど、怖くて困ってました。ちょうどいいライトの光で爪と血管の場所がわかり、無理なく切れて買って良かったです。

一方で、黒や茶色の爪に触れたレビューは8件あり、犬では「見えにくい」「見えなかった」が続きます。商品ページ自身も「黒、焦茶の爪は血管が見えない可能性がございます」と注意書きを出しています。光を当てれば必ず見える、という道具ではありません。

それでも黒い爪の飼い主から評価が低くないのは、別の使われ方をしているからでした。

部屋の明かりだと犬の体で影になるけど これは大丈夫!

手元が明るくなるだけで切りやすい、という声です。抱えた犬の足先はどうしても自分の頭や犬の体の影に入ります。血管が見えなくても、爪の先端の形がはっきり見えるだけで「少しだけ切る」の精度は上がりそうだなと思います。

逆に、明るさが裏目に出たレビューも2件ありました。「ライトが明るすぎて自分が眩しかった」「眩しかったので結局ライトなしで切りました」。スイッチで消せるので、合わなければ普通の爪切りとして使えます。

飛散防止カバーは12件が話題にしていて、多くの人が外している

いちばん意外だったのがここです。カバーに触れたレビュー12件のうち、評価しているのは「切った爪が飛ばないようなのでいいと思いました」という使う前の1件くらいで、使った人の多くは外していました。

爪が飛ばないようにカバーが付いていたが、邪魔で取って使用。多少暴れるので夫と2人がかりで爪切りしています

爪飛び防止カバーは想像と違いカバーというより『フタ』という感じでした。みなさん書かれているように実際使うときにはカバーは外す方がやりやすいかも

理由は、カバーが付くと穴に入った爪の位置が見えにくくなるから。カバーはマグネットで付いているだけなので、「外れやすい」という指摘も3件ありました。

これは欠点というより、着脱できることが救いになっている形です。うちのように二人がかりで一瞬を狙う家なら、最初からカバーは外して、切った爪は床に新聞紙を敷いて受けるほうが早いと思います。

小型犬の細い爪は切りやすく、柴犬の厚い爪は力がいる

★3以下は15件。中身を見ると、切れ味の話が爪の太さで割れていました。

小型犬にはまずまずですが、柴犬の厚めの爪はかなり力がいり何回かやり直しました。切る部分が短過ぎるのでは。

いつも苦戦する親指はライトがある為見やすいですが、刃先が太いので巻爪になりかけてると爪先に上手く入らないのでやはり難しいですね。

チワワやトイプードルの子犬、うさぎの細い爪では「軽い力で切れる」「スパッと切れる」が並ぶ一方、厚い爪ではやり直しが出て、巻きかけた爪には刃先が入りにくい。穴に通す型の弱いところがそのまま出ています。レビュー83件のうち11件がうさぎの飼い主で、細い爪での評価が全体を押し上げている面もあります。

「バチンて音で嫌がる」という★3も1件ありました。ハサミを閉じる音と手応えは、電動の爪やすりのようには消せません。

買う前に知っておきたい細かい不満

星を下げていたのは、切れ味以外の小さな引っかかりでした。

  • 説明書が英語または中国語だけ。 6件が触れています。使い方は商品ページの画像と説明を見ればわかります
  • 電池カバーが硬い。 3件。「男性の握力がないと辛い」という声もありました。LR44ボタン電池は同梱で、届いてすぐ使えます
  • 持ち手は付属のバンドで留めないと開いたまま。 収納のたびに付け外しが要ります
  • 簡易包装。 箱がつぶれて届いたという報告が1件。ギフトには向きません

製品スペック

項目内容
商品名ペット用爪切り(LEDライト付き)
形穴に爪を差し込んで握るタイプ
付属機能LEDライト、飛散防止カバー(マグネット式・着脱可)、爪やすり一体
電源LR44ボタン電池(同梱・LEDライト用)
サイズ43×150mm
重量約85g
素材ABS・ステンレス
カラーピンク / ブルー
保証商品到着後30日

ユーザーの声

楽天レビューは83件・総合4.25。★5が41件、★4が27件、★3が11件、★2が3件、★1が1件でした。

★1の1件は猫の飼い主で、「切る時、爪が滑るような感覚」「LEDをつける事によって、うちの猫は警戒して嫌がりました」という内容です。光そのものを怖がる子がいる点は、覚えておいて損はありません。

高評価側で目立ったのは、これまで動物病院で切ってもらっていた人が家で切れるようになった、という声でした。切り過ぎが怖くて病院に任せていた犬の飼い主が、LEDのおかげで家で切れたと書いているレビューもあります。

怒りっぽいチワワ用に購入。病院に行かず爪切りができるので、助かります。

買う前に知っておきたいこと

  • 黒・焦茶の爪は血管が見えにくい。 商品ページも注意書きを出しています。手元を明るくする道具と考えるのが現実的です
  • カバーは外して使う人が多い。 爪の位置が見えにくくなります
  • 厚い爪・巻きかけた爪は切りにくい。 柴犬で「何回かやり直した」報告があります
  • 説明書は日本語ではない。 商品ページで使い方を確認できます

価格

項目価格
販売価格(税込)1,300円
送料無料

1,300円にボタン電池まで入っているので、追加で買うものはありません。注文後のキャンセルは受け付けていないお店なので、カラーは決めてから注文するのが安心です。

こんな愛犬・飼い主さんにおすすめ

  • 白っぽい爪の子で、血管の位置を見ながら切りたい方
  • 足先が影になって、手元が暗くて切りにくいと感じている方
  • チワワ・トイプードルなど細い爪の小型犬や子犬の爪切りを始めたい方
  • 爪切りを動物病院任せから家で少しずつに切り替えたい方

こんな方は注意

  • 黒い爪・焦茶の爪で、血管を見て切る目的の方
  • 柴犬など厚い爪の子、巻きかけた爪がある子
  • 光を警戒しそうな、怖がりの子
  • 切った爪をカバーで受けたいと考えている方(外して使う人が多いです)

我が家なら、カバーを外して先端だけ切る道具になる

うちの爪切りは、嫌がられる前に1本の先端を落として終わり、の繰り返しです。そのやり方に必要なのは、狙いがぶれないことと、手元が見えること。この爪切りは、その2つを1,300円で揃えてくれます。

レビューを読んで決めたことは2つあります。カバーは最初から外す。そして光で血管が見えたとしても、切るのは先端だけにとどめる。LEDは見極めを手伝ってくれますが、どこで止めるかを決めるのは切る側なので、そこは今のやり方を変えないつもりです。