商品について

バリカンが途中で止まったときのことを想像すると、僕はそれだけで手が出せませんでした。

うちのパフィ(ポメプー・5.12kg)はカットもシャンプーも全部トリミングサロン任せで、自宅にバリカンは1台もありません。自宅でカットをしたことは一度もないので、バリカンに関しては完全に外野です。それでも調べ始めたのは、初めてのトリミングで体をガッツリ刈られ、とんがり頭で帰ってきたあの日の記憶が残っているからで、「自分でやったらもっとひどいことになる」という怖さがずっとありました。

その怖さの中身を分解していくと、刈りムラよりも先に来るのが「片側だけ刈ったところで電池が切れたらどうするんだ」という不安なんですよね。半分だけ短い犬が家にいる状態は、想像しただけで笑えません。

わおんにゃおんのペットトリマーαは、そこに液晶で答えを出してきた機種でした。楽天のレビューは4,431件で総合4.53。ペット用バリカンというジャンルの中でも、件数がひとケタ違います。

本体の液晶に電池残量が表示される

このバリカンの一番わかりやすい特徴は、本体の液晶画面に電池残量が表示されることです。

バリカンは「ランプが赤くなったら充電」くらいの表示が普通で、あと何分使えるのかは使ってみるまでわかりません。パフィのような小型犬でも、足回りと顔周りを丁寧にやれば十数分はかかります。残量が数字で見えていれば、「今日は足裏だけにしておこう」「先に充電してから始めよう」と、始める前に判断できるんですよね。

面白いのは、楽天レビューのAI集計でも「バッテリー持ち」は好意18件に対して指摘が0件だったこと。9つのトピックの中で、指摘がひとつも付いていないのはこの項目と「液晶表示」「コードレス」の3つだけでした。持ちが良くて、しかも残りが見える。この2つがそろっているから、途中で止まる話がレビューに出てこないのだと思います。

充電が切れそうなときはコードをつないだまま使えるので、そもそも作業が止まりません。ここは商品ページにも書かれていました。

音の静かさは好意28件に対して指摘2件

パフィは家の外の車の音や洗濯機の音で狂ったように吠える子で、音の社会化は正直うまくいかなかった部分です。だからバリカン選びでも、僕がいちばん先に見るのは音の評価になります。

このバリカンのAI集計は、音の静かさが好意28件・指摘2件。実際のレビューにも「ラグドールがビビリなため、音が大きくないことを気にしてペット用バリカンを探していました」「以前他社のバリカンを使用していたのですが、音が大きく鳴るようになってきたための買い替えです」といった、音を理由に選び直した人の声が並んでいます。

作動音が静かで音や振動にも怖がることはなかったです

ここで注意しておきたいのは、静かなバリカンでも「初回からおとなしくやらせてくれる」わけではないという点です。パフィの場合、ブラッシングも歯磨きも最初は逃げ回っていて、毎日続けてやっと今の「準備すると膝に飛び乗ってくる」状態になりました。音そのものより、慣らす時間のほうが効いたという実感があります。

アタッチメントは4種。ただし指摘がいちばん多いのもここ

付属するアタッチメントは3mm・6mm・9mm・12mmの4種類で、本体側でも刈り高さを5段階に調節できます。パフィはサロンで体を8mm前後にしてもらうのが定番なので、数字だけ見れば6mmと9mmの間に収まります。

ただ、正直に書くとAI集計で好意13件・指摘3件と、比率がいちばん厳しいのがこのアタッチメントでした。実際のレビューにも、こういう声があります。

そもそもじっとしてくれないので、手早く済ませたいのですが、同じ場所を何度もやらないと切れないため、1度で全身は全然無理だし1人でも無理でした

アタッチメントを付けると刃と皮膚の間に距離ができる分、毛をすくい上げる力は落ちます。これはこの機種に限らずガイドコーム全般の性質で、「1回で刈り上がる道具」ではなく「同じ場所を何度か通す道具」だと思っておくほうが、期待値のズレが小さくて済みます。全身を一気に仕上げたい人ほど、ここでつまずいているように見えました。

一方で刃そのものの切れ味は好意25件・指摘2件と評価が高く、アタッチメントを外した状態での不満はほとんど出ていません。足裏や足回りのような狭い範囲のケアなら、アタッチメントなしで使うほうが現実的だと思います。

替え刃とトリマー監修のマニュアルが最初から付いてくる

梱包内容は、本体・替え刃・アタッチメント・USB充電コードの4点です。買った時点で替え刃が1枚入っているのは地味にありがたくて、刃の切れ味が落ちたときに「どこで買えばいいんだっけ」と探さずに済みます。

もうひとつ、トリマー監修の日本語マニュアルが付きます。同じジャンルの他の機種のレビューを読むと「添付の取説は英語のみで、日本語でなかったのは少し残念です」という声がけっこう出てくるので、初めてバリカンを持つ人にはここが分かれ目になりそうです。

本体は水洗いに対応しているので、刈ったあとに毛が詰まったまま放置、という状態を避けやすいのも助かります。使う前に刃に毛が詰まっていないか確認してほしい、と商品ページにも書かれていました。

製品スペック

項目内容
商品名ペットトリマーα
アタッチメント4種(3mm / 6mm / 9mm / 12mm)
刈り高さ調節5段階
電池残量表示液晶画面
電源USB充電(コードをつないだままでも使用可)
本体の水洗い可
梱包内容本体、替え刃、アタッチメント、USB充電コード、トリマー監修マニュアル
パッケージサイズ縦21.5cm × 横19cm × 厚み6cm
対象犬・猫

ユーザーの声

楽天レビューは4,431件・総合4.53。星の内訳は★5が2,729件、★4が1,401件、★3が243件、★2が26件、★1が32件でした。★2と★1を足しても58件(全体の1.3%)という比率は、この価格帯のペット家電としてはかなり低いほうです。

好意が多かった順のトピック

トピック好意指摘
操作性421
音の静かさ282
刃の切れ味252
バッテリー持ち180
アタッチメント133
安全性101
重さ82
液晶表示70
コードレス40

操作性の42対1が目を引きます。スイッチを入れるだけで設定がいらない作りなので、ここでつまずく人が少ないのだと思います。

買う前に知っておきたいこと

  • アタッチメントを付けると一度では刈り上がらない。 同じ場所を何往復かする前提で時間を見ておくと、途中でイライラせずに済みます
  • 全身を1人で仕上げるのはハードルが高い。 レビューでも「1人でも無理でした」という声があり、暴れる子は2人がかりのほうが早いです
  • 音に敏感な子は慣らし期間が必要。 静音でも初回からOKとは限らないので、スイッチを入れた音を聞かせるところから始めるのが無難です

価格

項目価格
販売価格(税込)3,980円
送料無料

パフィのトリミング代は1回8,500円〜10,000円で、毛玉があると追加料金が乗ります。サロン1回分の半額以下なので、足裏や顔周りの部分ケアを自分でやってサロンの間隔を少し延ばせれば、1回で元が取れる計算にはなります。

同じショップにペットトリマーα専用の替刃も出ていて、こちらは1,480円。刃は消耗品なので、長く使うつもりなら覚えておくと良さそうです。

こんな愛犬・飼い主さんにおすすめ

  • 途中で電池が切れるのが不安な方(液晶に残量が出る)
  • 音に敏感な子がいるご家庭(音の静かさが好意28件・指摘2件)
  • 足裏や顔周りの部分ケアを自宅でやってみたい方
  • はじめてバリカンを買う方(日本語の監修マニュアル付き)
  • 犬と猫の両方を飼っている方

こんな方は注意

  • 全身カットを1回で仕上げたい方(アタッチメント使用時は何度か通す必要があります)
  • 1人で暴れる子をカットしたい方(2人がかり推奨のレビューが複数あります)
  • 毛玉が固まってしまっている子(毛玉はバリカン前にほぐすかサロンで処理するほうが安全です)

我が家の場合、足裏だけならやってみたい

うちの足裏の毛は、月1回のトリミングでサロンにバリカンを入れてもらっています。これが効いていて、冬に雪玉が付いてもお湯で溶かしたあとタオルドライだけで乾くんですよね。逆に言うと、トリミングの後半になると足裏が伸びてきて、フローリングで滑りやすくなるのが毎月の悩みでした。

パテラ(膝のお皿の脱臼)が心配な小型犬にとって、床で滑るのは地味なリスクです。だからもし自宅でバリカンを使うなら、狙いは全身ではなく足裏の1〜2週間分の伸びを整えることだけ。アタッチメントを外して、刃の面をそっと当てるくらいの使い方になると思います。

怖いのは今も変わりませんが、「途中で止まるかもしれない」という不安が液晶で1つ消えるなら、始める気になれるかもしれないな、というのが正直な今の気持ちです。まずはスイッチの音を聞かせるところから、ブラッシングや歯磨きと同じようにコツコツやってみたいと思っています。