商品について

ゲートの商品ページを何十枚も読んでいて、この1行に手が止まりました。

※ゲートと壁の両端に最小1.5~最大6.5cmのすき間が生じます

日本育児が自分の商品ページに書いている注意書きです。突っ張り式のゲートは、ボルトを伸ばして壁を押さえる構造なので、柵の端と壁のあいだにどうしても隙間ができます。当たり前の話なのですが、これを数字で書いている商品ページを、僕はほかに見たことがありません。

他社のゲートのレビューを読むと、この隙間の話が毎回出てきます。「マンチカンの子猫なので、脇からすり抜けられてしまいました」「左右の幅が大きく親猫の頭が出てしまい脱走しそう」。買った人が自分で発見して、養生テープやワイヤーネットで塞いでいる。

先に書いてあるかどうかは、けっこう大きな違いだと思うんですよね。

高さ100cm、大型犬対応で8,980円

まず価格から。本体(拡張フレーム1本付き)が税込8,980円で、メーカー希望小売価格は16,170円。44%引きです。カラーはホワイトとブラックの2色で、どちらも同じ値段。

高さは100cm(取り付け高さ101cm)。うちで使っている連結パネルが70cmなので、30cm高い計算になります。パフィは今のところ70cmを越えようとしませんが、体重1kgの子犬のころは40cmのサークルを飛び越えていました。100cmあれば、まず心配は要りません。

対象犬種は小型・中型・大型。重さ約5.5kg、素材はスチールとABS樹脂、ポリプロピレン、ポリアミド。レビューにも大型犬の家庭からの声がありました。

大型犬(ホワイトシェパード)のキッチンへの進入を阻止するために購入しました。丈夫そうで頼りになりそう。お値段以上の価値はありそう!(2020年5月)

大型犬でも大丈夫な高さもあるし継ぎ足しで幅が変えられるのが助かります!(2026年5月・本体/ホワイト)

「継ぎ足しで幅が変えられる」というのがこの商品のもう一つの軸です。

幅は73cmから163cmまで。拡張パネルの足し方にルールがあります

取り付けられる幅はこうなります。

  • 本体のみ:73〜83.5cm
  • 本体+付属の拡張フレーム1本:83.5〜93cm
  • さらに別売の拡張パネルを足して:最大163cm

別売の拡張パネルは3サイズあります。20cmが2,480円(希望小売4,840円)、30cmが2,980円(同5,940円)、40cmが3,680円(同7,040円)。30cmと40cmはNEWモデル限定です。

ここで守らないといけないルールがひとつ。拡張フレームや拡張パネルを2本続けて片側に付けてはいけません。 必ず左右に1本ずつ振り分けます。商品ページにも明記されていて、片側だけを伸ばすと構造がもたないということだと思います。

拡張パネルを使った人のレビューには、正直な指摘もありました。

ペットスペースの出入り口に設置しました。間口が広いため拡張パネルも2枚追加で購入し、ピッタリのサイズにできて嬉しいです。ただ残念だったのが、下の突っ張り部分が巾木とちょうどぶつかるため、がっつり固定できないです。突っ張り部分がもう少し上にあれば回避できたのですが。。あと、拡張パネル2枚使っているからなのか、継ぎ目部分で少し歪み生じます。(2019年12月)

巾木との干渉は、突っ張り式ゲート全般の弱点です。うちも4か所とも巾木があるので、買う前に床から突っ張りボルトの高さまでの状況を確認しておく必要があります。

もうひとつ、拡張フレームが要らなかった人の声も。

拡張フレームは不要だったので処分に手間、別注文のオプションにすればいいのにと思います。(2020年5月)

73〜83.5cmで足りる場所に付けるなら、拡張フレーム1本が余ります。これは仕様なので、別の場所で使うか、しまっておくことになります。

階段上には設置できません

商品ページの注意事項に、こう書かれています。

※本製品を階段上や、段差の上近くには設置しないでください。

うちのゲート4か所のうち1か所は階段です。階段の下側なら問題ありませんが、階段の上に置きたい人はこの商品を選べません。

階段上に置けるかどうかは、ゲートを選ぶときにいちばん見落とされやすい条件だと思います。突っ張り式は横方向の力で固定しているだけなので、落ちる方向に体重がかかる場所では危ない。階段上に使うなら、壁にネジで固定するタイプを選ぶのが本筋です。

もうひとつ、2025年2月18日の販売ロットから仕様が変わっていて、それ以降が「NEW」として売られています。旧モデルと新モデルでは、拡張パネル30cmと40cmの取り付けボルトに互換性がありません。 家にある旧モデルに買い足す場合は、20cmしか使えないということです。

商品スペック

項目内容
楽天価格(税込)本体 8,980円(希望小売価格16,170円)
拡張パネル20cm 2,480円/30cm 2,980円/40cm 3,680円
本体サイズ幅69×奥行2.5×高さ100cm
取り付け高さ101cm
取り付け幅本体のみ73〜83.5cm/拡張フレーム1本付き83.5〜93cm/最大163cm
柵の間隔約5.5cm
端の隙間最小1.5cm〜最大6.5cm
取り付けボルト直径約3.5cm
重さ約5.5kg
素材スチール、ABS樹脂、ポリプロピレン、ポリアミド
対象犬種小型・中型・大型
カラーホワイト/ブラック
用途室内用(屋外では使わない)
販売元日本育児 ペットセレクト
製造国中国(デザインは日本)
送料

セット内容は、本体フレーム1台、拡張フレーム1本、ロックカバー1セット、ラバーパット付き取り付けボルト4本(調節ノブ付き)、補助ソケット4個、両面テープ4枚、木ネジ4本、拡張ピン2本。両面テープと木ネジが両方入っているのがポイントで、壁の材質に合わせて選べます。ただし両面テープは貼り直しがきかないので、位置決めは慎重に。

一度取り付けたらテープは貼り直せないので、位置の確認は重要です。(少し曲がってしまったけど直せない。。)(2020年5月)

届いたとき本体上部が開いた状態になっていますが、これは不良ではなく取り付け強度を上げるための仕様です。調整ノブを締めると閉じます。同じ構造の他社ゲートでも「不良品では?」と心配する声があったので、覚えておくと安心です。

ユーザーの声(楽天レビュー341件)

星の内訳です(2026年8月22日時点)。

評価件数割合
★5216件63.3%
★485件24.9%
★325件7.3%
★26件1.8%
★19件2.6%

星4以上が301件で88.3%。平均は4.45で、今回まとめて調べたゲートのなかではいちばん高い数字でした。

楽天のレビューAI要約はこうまとめています。「購入者の多くはこのペットゲートの高さと頑丈さを高く評価しています。設置が簡単で使いやすく、ペットの脱走防止に非常に有効だと感じているようです。また、開閉がスムーズでロック機能も優れている点が好評です。特に大型犬や活発な猫にも対応できるとの声が多いです。一部の購入者からは、重さや開閉時の音が気になるとの指摘がありましたが、全体的には満足度の高い商品です」

評価されていること

  • 高さ100cmで、大型犬や活発な猫にも通用する
  • 頑丈で、体当たりされてもぐらつかない
  • 女性1人で10分ほどで設置できた報告が多い
  • 説明書がわかりやすいという声(他社と比べて、と書いている人もいます)
  • 端の隙間の数字がメーカーから公表されている
  • 拡張パネルで最大163cmまで伸ばせる
  • 希望小売価格の半額近い

引っかかっている人がいること

  • 扉が重く、下のロックを外すときに力が要る
  • 片手で開けるのが毎回はつらい、という声が複数
  • 自動で閉まるときの音が大きい
  • 端の隙間から子猫や小さい子犬がすり抜ける
  • 拡張パネルを2枚使うと継ぎ目が歪むことがある
  • 巾木があると下の突っ張り部分が干渉する
  • 3年半使って下のストッパーのプラスチック部分が割れた報告
  • 階段上には設置できない

扉の重さについては、自分で運用を変えている人がいました。

ダブルロックの下のロックを外すために、一番力が入りにくい腕の角度で重い扉を上げる状態になり、一日に何度もは大変です。我が家では下のロックは塞いでしまい、上のロックだけをかけていますが、特に問題ないです。(2022年10月)

逆に、子どもが開けられるようにした工夫も。

大人は少しの力で開けれますが、3歳の子供には持ち上げるのが少し難しかったようなので、ロックの為にあいているくぼみにティッシュを詰めたら、自分で開けれるようになりました。5歳の子供は、詰め物をしなくても開けられます。(2020年1月)

ダブルロックは安全のための機能ですが、毎日何十回も通る場所では、その安全がそのまま負担になるということでもあります。ここは家庭ごとに答えが変わるところです。

端の隙間を、どうやって埋めるか

柵の間隔は約5.5cmで、これは小型犬なら通れない幅です。問題は端のほう。

すり抜け報告を並べると、体格の目安が見えてきます。生後3か月半・2kgの猫はすり抜け、2.3kgの猫はすり抜けられず、成猫は問題なし。犬でいえば、超小型犬の子犬や、成犬でも2kg前後の子は注意が必要です。パフィは5.12kgあるので、この点は大丈夫だと思います。

対処法もレビューにいくつも書かれていました。100均のワイヤーネット、メッシュ、養生テープ、他店で買った突っ張り滑り止めパッドで幅を調整、キャリーを置いて隙間から意識をそらす。最初から塞ぐ前提で買うのが正解です。

端の隙間を1.5cmに近づけたいなら、取り付け幅のレンジの下のほうで使うことになります。73〜83.5cmの本体を75cmくらいの場所に付ければ、ボルトの伸び幅が小さくなる。この考え方は突っ張り式ゲート全般に使えます。

ほかのゲートとどう住み分けるか

うちが並行して検討している突っ張りゲートと並べます。

項目日本育児 ガーディHai Hai 突っ張り式RAKU ハイタイプ
本体価格(税込)8,980円5,680円10,980円〜
高さ100cm76cm140/155cm
対応幅73〜163cm61〜390cm76〜125cm
柵の間隔約5.5cm非公表3.5cm
端の隙間の公表あり(1.5〜6.5cm)なしなし
対象小型〜大型犬小型〜中型犬小型〜大型犬・猫
楽天レビュー4.45/341件4.54/9,867件4.23/598件

跨ぐのをやめたいだけならHai Haiで足ります。飛び越えを止めたいなら日本育児かRAKU。猫も一緒なら柵間3.5cmのRAKU。 うちの4か所でいうと、玄関前は日本育児の100cmがちょうどいい落としどころかなと思っています。階段は上側なので、この商品は使えません。

もっと高さが必要ならWanyanya にゃんドア(190〜250cm・足元にバーなし)やLIFAXIA ペットゲート(150/170/190cm)という選択肢もあります。

こんな愛犬・飼い主さんにおすすめ

  • 中型犬・大型犬と暮らしていて、しっかりした高さのゲートが欲しい方
  • 飛び越えられたことがあり、76cmクラスでは不安な方
  • 開口部が73〜163cmの範囲にある方
  • 端の隙間を自分で塞ぐ手間を許容できる方
  • 賃貸で、壁に穴を開けたくない方(両面テープと木ネジのどちらも選べます)
  • 国内メーカーの説明書と表示のわかりやすさを重視する方

階段の上に置きたい方、毎日何十回も片手で開け閉めしたい方、2kg前後の子犬や子猫がいる方は、別のタイプも一緒に見たほうがいいです。