商品について
高さ155cmのゲート、と聞いて最初に思ったのは「そこまで要る?」でした。
うちのパフィ(ポメプー・5.12kg)は、跳ぶより走り抜けるタイプです。玄関のゲートには毎朝突進しますが、越えようとはしません。だから高さより扉が欲しい。ずっとそう思っていました。
ただ、体重1kgの子犬だったころ、高さ40cmのサークルは普通に飛び越えていたんですよね。今おとなしいのは、たまたま今の高さで足りているだけかもしれない。そう考えると、高さが足りなくて買い直すよりは、最初から越えられない高さにしておくという選び方も理屈は通ります。
このRAKUのペットゲートは高さ140cmと155cm。柵の間隔は3.5cmで、子猫でも通り抜けられません。設置幅は76cmから125cmまで9サイズに刻まれています。
そして、その9サイズ制が買う人をいちばん悩ませていました。
設置幅は9サイズ。ぴったりを選ぶと逆に困ります
用意されている設置幅はこの9つです。
76〜82cm/82.5〜86cm/86.5〜91cm/91.5〜96.5cm/97〜102cm/102.5〜107.5cm/108〜112.5cm/113〜118cm/118.5〜125cm。
拡張フレームを足していくHai Haiや日本育児のような方式ではなく、最初から自分の開口部に合う1台を選ぶやり方です。無駄がなくて合理的に見えます。実際、この設計をほめているレビューも多い。
ところが、レビューには数字で困った話が並んでいました。
こちらがうっかりしていたのですが、本体と壁の間は設置環境によっては隙間3.5cmにはならないですね。設置環境が81cmで、幅76-82cmのタイプを購入したのですが、本体と壁の間は5cmくらいになってしまいました…。82.5cm-のタイプでも置けたかも、と思いました。(2024年9月・ホワイト/76cm-82cm)
これ、よく読むとかなり大事なことを言っています。柵の間隔が3.5cmでも、本体と壁のあいだの隙間は3.5cmとは限らない。対応幅の上限ぎりぎりで買うと、突っ張りボルトを伸ばした分だけ端の隙間が広くなります。
逆方向の失敗もありました。
サイズは合っているはずなのに取り付け場所にギリギリでした。本体がやや大きかったのか、危うく無駄金になるところでした…余裕持っていたはずなのにギチギチなので星四つにしました。(2026年1月・ホワイト/82.5cm-86cm)
83センチ、ギリ入らない。。 廊下の幅は84センチですが、袴どうしの幅で測ると83センチ。。どうかなあ…と思いながら、下から2番目のサイズを注文しました。 結果、本体がピッチリ入るけど、付属の壁保護材を挟むのは無理でした。(2025年9月・ホワイト/82.5cm-86cm)
下限ぎりぎりだと入らない。上限ぎりぎりだと隙間が空く。狙うのはレンジの真ん中、というのがレビュー全体から出てくる結論でした。うちのリビングとキッチンの間が仮に84cmだとしたら、82.5〜86cmのど真ん中なので、この商品では珍しく素直に選べる場所ということになります。
子猫のすり抜け報告が複数あるのも、柵の間隔ではなく端の隙間の話です。「マンチカンの子猫なので、脇からすり抜けられてしまいました…」(2026年5月)、「左右の幅が大きく親猫の頭が出てしまい脱走しそうなの網で補正し使用してます」(2026年7月)。犬の場合も、超小型犬や子犬のうちは同じことが起きます。
扉が重い。これはこの商品の性格です
598件のなかで、いちばん数が多かった指摘がこれでした。
扉を開けるとき、手を入れる穴のあたりを持ち上げてロックを外します。高さ155cmの鉄の扉を持ち上げるので、当然それなりの重さになる。
以前使っていたゲートが、ロックを解除する部分が壊れたので、今回は持ち上げるだけのこちらを購入。しかし、扉が重い! (男性でも)片手では絶対に上がりません。手を入れる穴はあるのですが、こちらだけを少し上げてもびくともしません。(2026年8月・星1)
星1のこのレビューが極端なわけではなくて、星4にも同じ話がずっと並びます。「開ける時、持ち上げるのに力がいります」「扉を持ち上げて開ける感じなのでそれなりの重さがあるため高齢の母にはちょっと難しそうです」「子供が開けるには少し扉が重いですが問題なく使えています」。
ただ、この症状には原因と対処が書かれているレビューがありました。
取り付け直ぐは、扉が重く、「何で?」と思いましたが、レビューを読んでいたら、「固定用ボトルの締め付けが強いと扉が重く感じる」と書かれていたので、少し緩めると良い感じに取り付けられました。(2026年8月・155cm/ホワイト/76cm-82cm)
突っ張りボルトを締めすぎると本体がわずかにたわみ、扉が枠に噛む。だから少し緩める。同じ理屈で、開ける位置を変えるとうまくいくという報告もありました。
取っ手部分の穴を持ち上げて開けようとすると少し引っかかって開かない時があるので柵の真ん中あたりを持ち上げると開けやすいです(2026年7月・155cm/ホワイト/82.5cm-86cm)
締めすぎない。真ん中を持つ。 この2つを知っているかどうかで評価が変わる商品だと思います。知らないまま毎日使うと、たしかに星1をつけたくなります。
閉まる音についても指摘があります。「閉まるときの勢いが強くて閉まる音がうるさい。もう少しゆっくり閉まった方が安全と思う」(2025年11月)。オートクローズと二重ロックがある以上、この音はセットで付いてきます。
2年で3万回、という計算をしていた人がいました
耐久性についてのレビューで、いちばん腑に落ちたのがこれでした。
同一商品の2回目購入です。2年間使用した状況で扉開閉部付け根のバネ接合部分が壊れ、修復不能となったためです。設置に関しては前回の経験が有りましたので、10分ほどで完了しました。(中略)使用期間2年で壊れたのですが、開閉回数を考えると ざっと3万回でしょうか、コスパを考えると満足いくものと思っています。(2025年10月・155cm/ホワイト/76cm-82cm)
2年で壊れた、という事実だけ見るとネガティブです。でもこの方は開閉回数に換算して、納得したうえで買い直している。1日40回として2年で約3万回という計算です。
うちのゲートは4か所。玄関前は登校と帰宅と散歩で1日20回くらい開け閉めすることになりそうなので、この数字は他人事ではありません。可動部があるゲートは消耗品として見る、という前提を持っておいたほうが良さそうです。
商品スペック
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 楽天価格(税込) | 高さ155cm 10,980〜16,980円/高さ140cm 11,998〜15,998円 |
| 高さ | 140cm/155cm |
| 設置幅 | 76〜125cm(9サイズから選択) |
| 柵の間隔 | 3.5cm |
| カラー | ホワイト/ブラック(高さ155cmのみ2色、140cmはホワイト) |
| 取り付け方式 | 突っ張り式(穴あけ不要) |
| 扉 | あり。前後どちらにも開閉 |
| オートクローズ | 90度未満で自動的に閉まり、自動でロック |
| 開放キープ | 90度以上に開くと開いたまま止まる |
| ロック | 上下2か所のダブルロック |
| 付属品 | ウォールセーバー、段差スロープ |
| 送料 | 別 |
| 拡張 | 専用拡張フレームを追加購入して幅を足せる |
同じ設置幅でも、高さ155cmのブラックが最安で、ホワイトのほうが高い組み合わせがあります。76〜82cmだと155cmブラックが10,980円、155cmホワイトが12,480円、140cmホワイトが11,998円。高いほうが必ずしも高機能ではないので、色と高さと幅の3つを行き来しながら選ぶことになります。
段差スロープが最初から付いてくるのは、この価格帯では珍しい点でした。「スロープがついているから真っ直ぐ立つので、取り付け時のバランスはとりやすかったです」(2026年2月)、「取り付けは簡単。スロープがあるのでつまずかない。猫は超えられない」(2025年5月)。うちのように足を引っかける人がいる家では、ここは効きます。
ユーザーの声(楽天レビュー598件)
星の内訳です(2026年8月22日時点)。
| 評価 | 件数 | 割合 |
|---|---|---|
| ★5 | 282件 | 47.2% |
| ★4 | 227件 | 38.0% |
| ★3 | 54件 | 9.0% |
| ★2 | 13件 | 2.2% |
| ★1 | 22件 | 3.7% |
星4以上が509件で85.1%。平均は4.23で、ゲート類のなかでは低めの数字です。星1が22件あるのは、扉の重さで生活が回らなくなった人が一定数いるからだと思います。
楽天のレビューAI要約はこうまとめています。「購入者はこの商品の設置の簡単さとデザイン性を高く評価しています。特に、簡単に取り付けられる点や、部屋のインテリアに馴染むスタイリッシュなデザインが好評です。(中略)また一部の購入者からは、開閉時の音の大きさや耐久性に関する指摘があります」
評価されていること
- 高さ155cmは猫でも飛び越えられない。犬なら十分すぎる高さ
- 柵の間隔3.5cmで、子猫や子犬が柵のあいだを通れない
- ほぼ完成品で届き、10〜15分で設置できたという報告が多い
- 女性1人で設置できた報告が複数
- QRコードから設置動画を見られる
- 段差スロープとウォールセーバーが付属している
- 白いので圧迫感が少ない
引っかかっている人がいること
- 扉が重く、片手で開けにくい(突っ張りボルトを緩める、真ん中を持つで改善する報告あり)
- 閉まるときの音が大きい
- 設置幅の上限ぎりぎりを選ぶと、本体と壁の隙間が広がって子猫がすり抜ける
- 下限ぎりぎりだと壁保護材を挟めない、そもそも入らない
- 2年ほどで扉のバネ接合部が壊れた報告
- ワンタッチロックの部品が引っ込んだまま出てこなかった報告
- 用途のわからない部品があり、説明書を見てもわからなかった報告
- 折りたためないので、しまうと場所を取る
- ホワイトとブラックの2色しかない
高さ155cmが本当に要るかどうか
うちの4か所で考えると、正直に言って全部を155cmにする必要はありません。
リビングとキッチンの間は、扉さえあれば70〜80cmで足ります。パフィは越えないし、越えようとする素振りもない。ここはHai Hai 突っ張り式ベビーゲートのような76cmクラスで十分です。
一方で玄関前は違います。ドアが開いた瞬間に外へ出る可能性がある場所で、しかもうちのパフィは子供の登校時にテンションが最高潮になる。ここだけは越えられない高さがあると安心です。
高さで選ぶ場合の比較先としては、Wanyanya にゃんドア 突っ張り式ペットゲート(高さ190〜250cm・足元にバーなし)と、LIFAXIA ペットゲート(高さ150/170/190cm・突っ張りとネジ止め両対応)があります。RAKUはこの2つのあいだで、扉の重さと引き換えに、柵の間隔の狭さと価格の手ごろさを取った位置づけです。
こんな愛犬・飼い主さんにおすすめ
- 玄関や階段で、飛び越えを確実に止めたい方
- 猫と一緒に暮らしていて、猫の脱走も同時に防ぎたい方
- 子犬や超小型犬がいて、柵のあいだをすり抜けられたことがある方
- 開口部の幅がレンジの真ん中に収まる方(実測して確かめてください)
- 突っ張りボルトの締め具合を自分で調整するのが苦にならない方
- 足元の段差をなくしたい方(スロープが付属します)
高齢のご家族や小さいお子さんが毎日開け閉めする場所には、あまり向きません。扉の重さは慣れで解決する人と、しない人がはっきり分かれていました。
