うちのポメプー・パフィ(メス・2歳)が1歳ごろのこと。いつもは1日1回は出るうんちが、まる2日出ませんでした。トイレに行っていきむのに、何も出ない。1日目は「そのうち出るかな」と様子を見ていたのですが、2日目の夕方には元気がなくなって、ごはんも食べずにぐったり寝てしまって…。正直、あのときはかなり焦りました。
犬の便秘って、「何日出なかったら病院?」「家で何かしてあげられる?」と、判断に迷いますよね。この記事では、実際に便秘で動物病院に駆け込んだ僕が、受診の目安・家でできる水分と運動と食事の工夫・病院でやったこと・そのとき使った療法食の記録まで、体験ベースで正直にまとめました。獣医師監修の情報も引きながら書くので、読み終えるころには「様子を見ていい便秘」と「早めに連れて行くべき便秘」の線引きがしやすくなるはずです。
犬の便秘とは?何日うんちが出なければサインなの?
犬の便秘とは、うんちが腸にとどまって出にくくなり、排便の回数が減ったり、出そうとしても出せなくなったりする状態のこと。はっきりした日数の基準はありませんが、獣医師の解説では丸2〜3日以上うんちが出ていない、あるいは何度もトイレに行っていきむのに出ないときは便秘のサインとされています。
大事なのは、日数だけで機械的に判断しないことなんですよね。正常な排便回数は「食事の回数プラスマイナス1〜2回」が目安と言われますが、体質・年齢・運動量・フードでけっこう変わります。うちのパフィはもともと便の調子が不安定で、柔らかいうんちが2〜3回続いたと思ったら、次はカチカチの小さいのがちょっとだけ、なんて日もあります。だからこそ「うちの子の普通」を知っておくことが、便秘の早期発見につながると実感しています。
便秘と下痢は逆のようで、原因が重なることもある
便秘と下痢は正反対に見えて、実は「腸の調子が乱れている」という点で地続きだったりします。水分バランスやストレス、フードの合う合わないが引き金になるのは共通なんですよね。うちも便秘とは別の時期に下痢で受診したことがあって、そのときの判断の分かれ目は犬の下痢の受診の目安にまとめています。あわせて読むと「うちの子のお腹の傾向」がつかみやすいと思います。
「これって便秘?」うちで見ている“うんち3チェック”

便秘かどうか迷ったとき、僕がいつも見ているのが「回数・形・いきみ」の3点です。難しい知識はいらなくて、この3つを毎日ゆるく見ておくだけで「いつもと違う」に気づけます。名付けて“うんち3チェック”。
- 回数:いつもの排便回数から極端に減っていないか。まる1日以上ゼロが続いていないか
- 形:コロコロで異常に小さく硬い、あるいは出そうとしても出ていないか
- いきみ:トイレで何度も構えるのに出ない、いきんでいる時間が長くないか
パフィの便秘のときは、この3つが全部当てはまりました。トイレに行ってはいきむ、でも出ない、を何度も繰り返していて。さらにここに「元気がない・食欲が落ちる」が重なったら要注意というのが、僕が受診してから学んだ感覚です。3チェックは“お腹の異変に気づくための普段用ものさし”、元気・食欲は“受診を急ぐかどうかのスイッチ”、と分けて考えると迷いにくいですよ。
犬が便秘になる主な原因は?
犬の便秘の原因は、水分不足・運動不足・食事・ストレス・加齢・病気に大きく分けられます。多くは生活習慣に関わるものですが、なかには病気が隠れていることもあるので、原因を分けて見ておくと対処と受診の判断がしやすくなります。獣医師の解説では、運動不足で腸の動きが鈍ること、トイレを我慢する習慣、環境の変化によるストレスが代表的な原因として挙げられています。
| 原因 | どんなとき起こりやすいか | 家で気づけるヒント |
|---|---|---|
| 水分不足 | 飲水量が減る、乾燥、ドライフード中心 | 給水ボトルの減りが少ない日が続く |
| 運動不足 | 散歩が減る、留守番が長い、シニア期 | 家でじっとしている時間が増えた |
| 食事・フード | 急なフード変更、繊維や水分が少ない | 切り替え直後にお腹の調子が乱れる |
| ストレス・環境変化 | 引っ越し、来客、トイレ環境の変化 | 落ち着かない、トイレを我慢する |
| 加齢 | シニア犬で腸の動きが低下 | 年齢とともに排便リズムが変わる |
| 病気 | 直腸・肛門の炎症や腫瘍、会陰ヘルニア等 | 排便時に痛がる、繰り返す、血が混じる |
病気が原因の便秘では、直腸や肛門に炎症・腫瘍があって排便時に痛み、排便自体を避けてしまうことがあると解説されています。だから「繰り返す便秘」「痛がる」「血が混じる」ときは、家で様子を見続けず病院に相談したほうが安心なんですよね。
うちのパフィの場合を振り返ると、散歩の頻度を増やして、僕が家にいる時間が長くなった時期からお腹が安定してきた印象があります。運動と生活リズムって、思っている以上にうんちに効くんだなと実感しました。運動不足が気になる方は犬が散歩で歩かないときの対処法も参考にしてみてください。
家でできる犬の便秘の対処法
軽い便秘で元気も食欲もあるなら、まずは家で水分・運動・食事・マッサージを見直してみるのが基本です。ただし後で書く「受診サイン」に当てはまるときは、家で粘らず病院へ。順番に、うちで実際にやっていることを紹介します。
- 水分を増やす:ドライフードにぬるま湯を足す、ウェットフードを少し混ぜる、ちゅーるをお湯で薄めて与える。うちは給水ボトルの減りが200mlを切った日は、意識してご飯に水分を足しています
- 散歩・運動で腸を動かす:軽い散歩やおうち遊びで体を動かすと、腸の動きも刺激されます。パフィも散歩の頻度を増やした時期からお腹が落ち着きました
- 食事を見直す(急に変えない):水分や繊維が摂れる工夫はしつつ、フード自体を急に変えないこと。切り替えは1か月くらいかけてゆっくりが、うちの鉄則です
- お腹をやさしくマッサージ:おへその周りを「の」の字にそっとなでる程度。ただし病気が疑われる便秘のときはマッサージしないほうがいいとされているので、繰り返す・痛がる場合はやめて受診してください
- それでも出なければ病院へ:1〜2日試しても改善せず、元気や食欲が落ちてきたら早めに相談
やってはいけないのは、人間用の下剤や浣腸を自己判断で使うこと。犬に安全な量や方法は素人には分からないので、これは絶対に避けてください。よかれと思ってやったことで悪化させたら本末転倒ですからね。
便秘のときの食事とフードの考え方

便秘のときの食事は、水分と繊維を意識しつつ、フードを急に変えないのが基本方針になります。カチカチのうんちは水分が足りていないサインでもあるので、まずは水分の底上げから考えると取り組みやすいです。
うちのパフィはフードにこだわりがあるというより、そもそも食が細めのタイプ。だからフードを変えるときは1か月以上かけて少しずつ混ぜていきます。「合わなかったらどうしよう」を恐れつつ、でも一気には変えない、というスタンスなんですよね。安易にコロコロ変えると、それ自体がお腹の乱れの原因になったりします。
お腹の調子を毎日のリズムで整えていきたいなら、水分や運動と合わせて、腸内環境を意識したケアを取り入れるのも一つの手です。うちが気になって調べたものは犬の腸活サプリの選び方や、お腹が弱い子向けの犬の乳酸菌サプリは必要かどうかにまとめています。あくまで「治す」ものではなく、健やかなお腹のコンディションを保つための毎日の工夫として考えるといいと思います。
パフィが便秘で受診したときの話(原因は特定されず)
ここからは、実際にパフィが便秘で動物病院にかかったときの記録です。結論から言うと、はっきりした原因は特定されませんでした。それでも、あのとき病院に行ってよかったと心から思っています。
1歳ごろ、まる2日うんちが出ませんでした。1日目は様子見。でも2日目は元気がなくて、ごはんも食べずにぐったり寝ている。トイレでいきむのに出ない姿を見て、夕方に病院へ電話して、そのまま直行しました。診察では触診と、お尻から棒を入れる腸の検査をしてもらいました。レントゲンは撮らず、たしか注射もしてもらった記憶があります(ここは少しあいまいです)。検査の結果、腫瘍や詰まりのような明確な原因は見つからず、「様子を見ましょう」という流れになりました。
このとき病院で受け取ったのが、ヒルズ プリスクリプション・ダイエット 腸内バイオームという消化ケア向けの特別療法食でした。診察後にその場で受け取り、しばらくはフードを完全にこれへ切り替えて、5日ほど与えました。その後は通常の食事に戻していて、今は食べていません。おかげさまで、その後のパフィのお腹は落ち着いています。
ここで正直にお伝えしたいのは、療法食は獣医師の指導のもとで使うものだということ。腸内バイオームのような特別療法食は、飼い主が便秘対策として自己判断で選ぶ市販フードとは違います。うちも「診察を受けて、獣医師にすすめられて、期間を決めて使った」から取り入れたもので、いま同じ症状の子に「これを買えば大丈夫」と言えるものではありません。気になる方は、まず動物病院で相談してくださいね。参考までに、商品自体は楽天でも取り扱いがあります。
- 価格
- 5,940円(税込)
- 単価
- 定期購入なら最大10%OFF
- メーカー
- 日本ヒルズ・コルゲート
- タイプ
- ウェットフード
あのときの一番の学びは、「元気と食欲が落ちたら、日数を待たずに連絡していい」ということ。2日目の夕方のパフィを見て動いた判断は、間違っていなかったと思っています。
動物病院に行くべき便秘のサインは?
1日以上うんちが出ず、何度もいきむのに出ない、元気や食欲が落ちている、吐く——こうしたサインがあるときは、日数を待たずに動物病院へ連絡するのがおすすめです。獣医師の解説でも、丸1日以上出ずに排便姿勢を繰り返す場合や、2日以上出ずに元気がない・吐くといった症状があれば早めの受診がすすめられています。
受診の目安を、僕なりに整理するとこんな感じです。
- まる2日以上うんちが出ていない
- 何度もトイレでいきむのに、まったく出ない
- 元気がなく、ごはんを食べずにぐったりしている
- 吐く、お腹が張って痛がる、排便時に鳴く
- 便に血が混じる、便秘を何度も繰り返す
病院では、うちのケースのように触診や直腸の検査でお腹や腸の状態を確認します。原因や状態によっては、レントゲンや処置、療法食での対応になることもあります。「たいしたことなかったら恥ずかしいかな」なんて思う必要はまったくなくて、電話で症状を伝えれば、来院すべきかどうかも教えてもらえます。便秘と同じく「元気・食欲が落ちているか」を判断材料にするのは、犬の下痢の受診の目安でも共通なので、お腹の不調全般の目安として持っておくと安心です。
便秘を繰り返さないための毎日の工夫

便秘を繰り返さないコツは、特別なことより水分・運動・排便リズム・フードの安定という毎日の土台を整えることに尽きると感じています。「便秘にならないようにする」というより、うんちが出やすい生活リズムを保つイメージですね。
うちで続けているのは、給水ボトルの減りを毎日ゆるくチェックすること、散歩や遊びで体を動かす時間を確保すること、フードを急に変えないこと。この3つを回しているだけで、パフィのお腹はだいぶ安定しました。あと地味に効いていると感じるのが、トイレを我慢させない環境。サークルの中にいつでも使えるトイレを置いておくと、出したいときに出せます。
完璧を目指さなくて大丈夫です。うちも今でも、柔らかい日もあれば粒々の日もあります。獣医師にも「そこまで気にしなくて大丈夫」と言われているくらい。毎日うんちを見て、いつもと違う日に気づける自分でいること——それが、いざというときに一番役立つ備えだと思っています。
うんちは毎日の健康メーター
パフィの便秘を通していちばん感じたのは、うんちは犬が毎日くれる健康のメーターだということでした。回数・形・いきみの“うんち3チェック”で普段を知っておけば、「いつもと違う」に早く気づけます。そして元気と食欲が落ちたら、日数を待たずに病院へ。2日目の夕方に動いたあの判断が、僕にとっての正解でした。
家でできるのは、水分・運動・食事の見直しと、やさしいマッサージまで。人間用の薬に手を出さないこと、療法食は獣医師に相談してから使うこと。この線引きさえ持っておけば、便秘に慌てずに向き合えます。お腹の調子を毎日のリズムで支えたい方は、犬の乳酸菌サプリの選び方ものぞいてみてくださいね。






