この宿について
滋賀県高島市マキノ町、琵琶湖の湖岸に建つ「WASUKI BASE びわ湖 VILLA STYLE」は、コテージ3棟とドームテント型グランピング2棟からなる一棟貸の宿です。犬連れの旅行で何がありがたいって、一棟まるごと借りられることなんですよね。共用の廊下やロビーで愛犬を抱っこして移動する必要もなければ、隣の部屋の物音に吠えないかとヒヤヒヤすることもありません。中に入ってしまえば、家族と愛犬だけの空間です。
そしてこの宿でいちばん注目したいのが、大型犬まで受け入れてくれること。犬と泊まれる宿は「小型犬のみ」という条件が本当に多くて、大きい子と暮らしていると選択肢がぐっと狭まります。ここは小型犬2,200円、中型犬3,300円、大型犬5,500円と、サイズごとに料金がはっきり決まっていて、15kgを超える子も室内犬であればコテージに一緒に泊まれます。1棟につき2匹までなので、多頭飼いのご家庭でも大丈夫です。
サイズによって泊まれる棟が変わります
ここは予約前に押さえておきたいポイントです。小型犬(8kgまで)はコテージ・グランピングのどちらでもOK。中型犬(15kgまで)と大型犬(15kg以上)はコテージのみで、グランピングのドームテントには同伴できません。大型犬は室内犬に限られていて、予約の前に宿へ問い合わせが必要になります。愛犬のサイズによって選べる棟が変わるので、そこだけ気をつけて選んでください。
予約するときは、備考欄に犬のサイズと匹数を書いておくのが決まりになっています。あわせて、1年以内の狂犬病予防注射と混合ワクチンの証明書をチェックイン時に提示する必要があるので、忘れずに持って行きましょう。当日はペット同伴の同意書に署名する流れになります。
グランピング棟には専用のドッグランが付いています
ドームテント型グランピングの「新緑」と「紅葉」は、それぞれ広さ28.3平米で定員5名。この2棟には、約2.5m×4.8m(およそ11平米)の専用ドッグランが付いています。共用のドッグランではなく自分たちの棟に付いているので、ほかの犬と気を使いあうことなく、リードを外して遊ばせられるのがいいところ。足洗い場も用意されているので、湖畔で遊んで足が汚れても、そのまま室内に上がらずにすみます。
犬用のアメニティは棟によって内容が変わります。グランピングにはペットケージ(幅約97×奥行き約66×高さ約71cm)と替えのトイレシート2枚が用意されていて、大コテージ・中コテージにはケージがない代わりに室内で自由にさせてあげられます。食器(2皿1セット)、コロコロ、お掃除シート、足ふきシートは全棟に1つずつ。食器は匹数分ほしいと伝えれば用意してもらえます。ペット衣装の無料貸出まであるので、記念写真も楽しめそうです。トイレシートやマナーベルトは基本的に持参する形になります。
徒歩5分で愛犬と湖水浴ができる立地
宿から徒歩5分ほどの「マキノサニービーチ」は、淡水では数少ない快水浴場100選に選ばれた砂浜で、愛犬と一緒に湖水浴が楽しめます。2000本を超える松並木が続く白砂青松の景色は、朝の散歩コースとしても気持ちのいい場所です。車で約7分(自転車なら約15分)走れば、写真映えで知られるメタセコイア並木。ほかにもマキノ高原や箱館山、びわ湖バレイ、ドッグフェスが不定期で開かれるブルーメの丘へのアクセスもよく、犬連れのおでかけ拠点としてよくできた立地だと思います。
食事は各棟の専用BBQスペースが使えて、夕食には滋賀牛や名物の味付け鶏の本格BBQ、朝には焼きたてパンを頼むこともできます。秋冬は滋賀牛や近江鴨の鍋プランも。食材の持ち込みも歓迎されているので、愛犬のごはんと一緒に自分たちの食材を積んで行くのもありです。ボードゲームやボール、バドミントンなどの外遊具は無料で貸してもらえます。同じ滋賀のほかの宿とも見比べたい方は、滋賀の犬と泊まれる宿からも探せます。
泊まった人の声と、知っておきたいこと
楽天トラベルの評価は4.23(67件)、じゃらんnetは4.6(15件)。項目別で高いのは夕食の4.70で、滋賀牛のBBQに満足したという声が目立ちます。愛犬用の食器を用意してくれた、リピートしても覚えていてくれたなど、スタッフの人柄を挙げる口コミも多いです。支配人が一件ずつ丁寧に返信していて、宿の雰囲気が伝わってきます。
正直なところを書いておくと、温泉・お風呂の評価は3.38と低めです。これは温泉ではなく各棟のバスルームやシャワールームを使う造りなので、大浴場を期待すると評価が下がるのだと思います。近くに日帰り温泉があるので、お風呂を重視するなら組み合わせるのがよさそうです。ロケーションも3.90と控えめで、「隣の棟が近い」「写真に車が写ってしまう」という声もありました。自然のなかにあるぶん虫は多く、そこは宿側も「びわ湖と川、田畑に囲まれているのでいろいろな虫がやってきます」と正直に案内しています。もう少しすると蛍が見られる、と返信で添えているのが、この宿らしいところだなと思いました。
アクセス
JR湖西線のマキノ駅から徒歩約15分。京都駅からマキノ駅までJRで約65分、敦賀駅からは約30分です。車の場合は京都方面から約90分(京都東IC経由)、名古屋方面から約100分(木之本IC経由)、敦賀方面から約35分(敦賀IC経由)。駐車場は大コテージ3台、中コテージ2台、グランピング1台まで無料で、それを超えると1台1,200円かかります。
ひとつ知っておきたいのが、チェックインの場所です。受付はグループ施設「WASUKI BASE びわ湖 GUEST HOUSE」の1階フロントで、宿泊する棟とは別の場所になります。チェックインは14:00から、17時までに到着するよう案内されているので、遅くなりそうなときは電話を入れておくと安心です。チェックアウトは10:00です。
大型犬まで受け入れてくれて、一棟貸で気兼ねがなく、湖まで徒歩5分。うちのパフィなら、朝いちばんにサニービーチの松林を散歩して、昼はグランピング棟のドッグランで少し走らせて、夕方はテラスでBBQの匂いにそわそわさせる。そんな一泊にしたいなと思います。