この宿について
滋賀県彦根市松原、琵琶湖まで徒歩10秒の場所に2025年8月にオープンした「LAKE villa CHITOSE」は、182平米・最大12名の一棟貸ヴィラです。犬と泊まれる宿をいくつも見てきましたが、条件のゆるさでいえばここが群を抜いています。
なにしろ頭数制限も犬種制限もありません。公式サイトのよくある質問にも「頭数の制限、犬種の制限はございません」とはっきり書かれています。サイズの制限もないので、大型犬と暮らしている方でも大丈夫。しかも2頭目までは無料で、3頭目から1頭3,300円という設定です。多頭飼いのご家庭が「うちは3頭だから」と諦めなくていい宿は、正直そう多くありません。
お風呂とサウナ以外は、どこでも一緒
犬連れの宿でいつも気をつかうのが「どこまで連れて行けるか」ですが、ここは考え方が逆です。愛犬が入れないのはお風呂(露天風呂・半露天風呂)とサウナだけで、それ以外のエリアは自由に歩き回れます。
そして全客室で添い寝ができます。しかも添い寝しやすいローベッドが用意されていて、ベッドの上も愛犬OK。「湖-LAKE-」「陽-SUN-」「月-MOON-」という3つの寝室があり、どの部屋でも普段どおり一緒に眠れます。夜だけケージに入れるルールの宿が多いなかで、これはかなり思い切った設計だと思います。
室内の造りも犬のことを考えて作られています。滑らず遮音性のある床材、傷や汚れに強い腰壁、小型から大型まで対応する仕切り付きのトイレゲージ、愛犬が挟まれないためのドアクローザー、各所のリードフック、玄関手前の飛び出し防止ゲート。散歩から戻ったら玄関横の足洗い場で足を洗ってから入室する動線になっています。
500平米のドッグランと、愛犬と入れるプール
お庭のドッグランは500平米。大型犬が思いきり走り回れる広さで、犬用の外遊びおもちゃも用意されています。ドッグランに設置された倉庫には卓球台やバドミントン、サッカーボールなどの遊具もあり、自由に使えます。
さらに驚いたのが、プールに愛犬も入れること。プライベートプールで、飼い主と一緒に泳げます。犬用のバスタオルは1組2枚まで用意があり、犬用ドライヤーも自由に使えます。ただしプールは温水ではないので、夏以外はサウナの水風呂として使う位置づけです。愛犬と泳ぎたいなら夏に行くのがよさそうですね。
犬用のアメニティもかなり充実しています。大型ケージ、おしりふき、おしっこトレイ、おしっこシーツ、マナーウェア(小型犬・中型犬用のみ)、食器、うんち取り袋、消臭スプレー、ベッドスロープ、コロコロ、足拭きタオル。手作りごはん用の冷蔵庫や電子レンジ、においを抑える空気清浄機、アロマディフューザーまであります。大型犬用のマナーウェアだけは用意がないので、必要な方は持参してください。
愛犬にも近江牛、飼い主にも近江牛
食事プランが楽しいのもこの宿の魅力です。夕食は地元の名店「近江牛焼肉すき焼き池もと」から仕入れた近江牛の焼肉プランかすき焼きプランが選べて、お肉は1名300gというたっぷりの量。屋根付きのBBQテラスに専用グリルがあり、雨でも気兼ねなく焼けます。室内には無煙ロースターもあるので、天候次第で中でも外でもいけます。
そしてこの2プランを頼むと、愛犬用の近江牛ローストビーフを別途注文できます。サイズは愛犬の体格に合わせて50g・100g・200gの3種類。飼い主が近江牛を食べている横で、愛犬も近江牛というのは、なかなかできない贅沢です。ほかにも板前がヴィラで握る出張寿司(5名以上のリクエスト予約)や出張イタリアンのシェフを呼べるプラン、素泊まりも選べます。食材の持ち込みも自由で、アイランドキッチンや食器は好きに使えます。
泊まる前に押さえておきたいこと
条件がゆるいぶん、守るべきルールははっきりしています。まず、愛犬を施設内に残しての外出は固くお断りされています。買い出しに行くあいだお留守番、ということができないので、食材は道中で買ってから向かうのが正解です。近くにはベイシア・カインズ、ドラッグユタカ、ファミリーマートが車で約3分、ドン・キホーテが約5分にあります。
書類の準備も必要です。1年以内の狂犬病予防注射と5種以上の混合ワクチン接種、そしてノミ・ダニ・寄生虫の予防を済ませていること、トイレトレーニングができていることが条件になっています。
そのほか、チェックインは15:00〜18:00とやや早めで、アーリーチェックインやレイトチェックアウトは受け付けていません。プール・サウナ・ファイアーピットの利用は近隣への配慮で21時頃まで。露天風呂と半露天風呂は雰囲気のある信楽焼ですが天然温泉ではないので、そこは期待しすぎないほうがよいと思います。宿泊者以外は施設内に入れず、パーティ利用もできません。予約はWEBのみで、現地での支払いはできない仕組みです。
アクセスと周辺
JR琵琶湖線の彦根駅から車で約7分、タクシーなら約1,000円ほど。送迎はないので、車かタクシーでの移動になります。駐車場は敷地内に3台まで無料で、超える場合は事前に相談を。チェックインは施設の駐車場に車を停めて待っていると、時間になってスタッフが来てくれる形です。
周辺は観光地として恵まれていて、国宝の彦根城や名勝 玄宮園、城下町の風情が残る夢京橋キャッスルロードが近く、少し足を伸ばせば黒壁スクエアや多賀大社、八幡堀も。西を向けば琵琶湖の夕日という立地です。滋賀のほかの宿とも見比べたい方は、滋賀の犬と泊まれる宿からも探せます。
2025年8月にオープンしたばかりで口コミはまだこれからという段階ですが、頭数も犬種も問わず、添い寝もプールも一緒で、愛犬にも近江牛。うちのパフィなら、昼はドッグランで走り回らせて、夕方は琵琶湖の夕日を眺めながらBBQ、夜はローベッドで一緒に眠る。そんな一泊にしたいなと思います。