商品について

ペティオの「片手でらくらく ドッグトレー」ワイドは、外寸61×48cm・高さ5.5cmのフラットなトイレトレーです。メッシュはありません。フレームでペットシーツを挟んで固定するタイプで、ワイドシーツ1枚でも、レギュラーシーツ2枚並べでも使えます。グレーとブラウンの2色。Petio公式の楽天店で1,980円(税込・2026年8月時点)、レビューは12件で★4.50です。

この商品の売りは、レギュラー2枚を並べたときに真ん中を仕切って、汚れた側の1枚だけ交換できるところにあります。左右どちらでするか決まっている子なら、ワイドシーツを毎回まるごと捨てなくて済む。理屈としてはよくできています。

うちのパフィ(ポメプー・5kg・2歳)は、サークル・リビング・寝室の3箇所にリッチェルのステップトレー レギュラーを置いて2年半使っています。悩みは前からずっと同じで、パフィが決まって同じ隅でするので、2回目3回目でシーツが吸いきれず、メッシュのふちがじわっと濡れる。そこが濡れているとパフィはそのトイレを避けて別の場所でしてしまうんですよね。だから「もっと広いトレー」を探していて、このペティオにたどり着きました。

ただ、レビューを読み進めるうちに、看板になっている「片手でらくらく」と「経済的」の2つが、条件つきだとわかってきました。順番に見ていきます。

「片手でらくらく」が本当に片手で終わるのは、ワイドシーツ1枚のとき

メーカーの取扱説明書には、シーツのセット方法が2通り載っています。読み比べると手順の数がはっきり違いました。

使い方説明書の手順中央のシーツ止めパーツ
ワイドシーツ1枚3ステップ(ロックを外す → シーツを敷く → ロックする)使わない
レギュラーシーツ2枚4ステップ(ロックを外す → 中央パーツを外してシーツにセット → 両端を押して固定 → ロックする)底トレーから外して使う

中央のシーツ止めパーツは底トレーから独立していて、説明書にも「シーツ止めパーツを底トレーから外し」と書かれています。つまりレギュラー2枚で使うなら、毎回このパーツを持って、シーツの合わせ目に指で引っ掛けて留める作業が入ります。片手では終わりません。

レビューでも、ここが評価の分かれ目になっていました。ポメラニアンと暮らす方の投稿がいちばんはっきり書いていて、「片手でラクラクてはいきません。普通サイズのシートの場合は、真ん中の棒でしっかり挟み込まないといけないので、必ず両手が必要になります」。一方で、ワイドシーツ1枚で使っている方は「片手で簡単にサッと作業出来てスムーズ」と書いています。同じ商品で正反対の感想が並ぶ理由は、たぶん敷いているシーツのサイズが違うだけです。

面白いのは、中央パーツを外したまま使っている人がけっこういることでした。「真ん中の棒は洗い物が増えるので使っていません」「間の固定は取り外しがやや面倒で外していますが、ズレもなく今のところ使えています」。フレームで四辺を押さえる力があるので、合わせ目を留めなくても実用になるという話です。うちのパフィはトイレの上でくるくる方向転換してからするタイプなので、ここは正直やってみないとわかりません。

レギュラー2枚敷きで、シーツ代は本当に半分になるのか

ここは計算できます。サイト内で扱っているシーツのうち、レギュラーとワイドの両方を売っている4銘柄の1枚単価を並べました。

シーツレギュラー1枚ワイド1枚倍率
スタイルプラス 超薄型約4.0円約8.0円2.0倍
Famy 薄型約5.6円約11.2円2.0倍
アイリスオーヤマ 薄型約5.6円約12.0円2.1倍
HAMI PET 厚型約11.0円約21.9円2.0倍

きれいに2倍です。ワイド1枚とレギュラー2枚は、どの銘柄でも値段が同じでした。だから2枚並べること自体では1円も得しません。得が出るのは、片側だけ汚れて、その1枚だけを捨てたときだけです。そのとき1回あたりのシーツ代は半額になります。

Famyの薄型で、1日3回交換する家庭を計算してみます。

運用1回あたり1日3回1ヶ月1年
ワイド1枚をまるごと交換11.2円33.6円約1,008円約12,300円
レギュラー2枚で片側だけ交換5.6円16.8円約504円約6,100円

年6,200円ほどの差になります。トレー本体1,980円は約4ヶ月で回収できる計算です(送料698円を足しても5ヶ月半)。ワイドシーツを毎回まるごと替えている家にとっては、この商品はかなり分のいい買い物だと思います。

ただし、うちには当てはまりません。パフィのトイレはもともとレギュラーサイズのトレー3台で、使っているのはデオシートの無香系でレギュラー1枚約17.1円、1日3枚で月1,850円ほど。すでにレギュラー運用なので、ワイドトレーに替えてもシーツ代は変わらないんですよね。うちが払うのはトレー代だけで、返ってくるのは節約ではなく面積です。ここを取り違えると「経済的と書いてあったのに安くならない」になります。レギュラーとワイドの選び分けはペットシーツのサイズにまとめてあります。

メッシュがないことは、うちの足濡れに効くのか

このトレーにはメッシュがありません。シーツがむき出しで、その上をそのまま踏みます。足濡れで悩んでいる立場からすると、これは一見すると逆方向です。

でもレビューを読むと、メッシュなしを選んで満足している人が思ったより多かった。「メッシュタイプのやつはベタベタするのであまりすきではなく、こちらのタイプにしました」「ワンプッシュでカバーが外せるのと、メッシュがないのが、マジでストレスフリーです」。メッシュは網目の隙間に汚れが残るので、洗う手間で嫌になった人が流れてきている感じです。うちのリッチェルも、メッシュの目にうんちが挟まったときは正直しんどいです。

そのうえで、うちの足濡れに効くかどうかを整理すると、こうなります。

うちの状況このトレーに替えたら
端でするのでシーツからはみ出す面積が1.74倍(1,686cm²→2,928cm²)になるので余裕ができる
同じ場所に2回3回するとふちが濡れる濡れた側の1枚だけ即交換できる。ただし気づけたときに限る
濡れた面を踏んで足が汚れるメッシュがないぶん、シーツの濡れた面を直接踏む
段差をまたぐのが不安(シニア期)高さ5.5cmでフラット。INULABOの高床式の約2cmの段差のような、またぐ動作は増えない

つまり「はみ出し」には効いて、「濡れた面を踏む」には効きません。うちの足濡れは、構造よりもペットシーツを薄型で1日3枚に抑えている運用のほうに原因があるので、そこを変えずにトレーだけ替えても半分しか解決しないというのが、調べたうえでの結論です。

もうひとつ気になったのが、中央のシーツ止めパーツにおしっこが乗る話でした。「中央の仕切りにオシッコされちゃうとやはり吸収出来ず、踏むと足が汚るので結局我が家は仕切りを外して使用しています」。パフィはトイレの真ん中を狙って外すタイプではないものの、位置が日によってズレる子なので、この指摘はうちにも刺さります。パーツを外せば解決しますが、そうすると看板機能の半分を使わないことになります。

別売のシーツ破れ防止カバーは1枚726円で、ワイドは2枚必要

シーツを噛む子向けに、フレームの上からかぶせる「お手入れらくらく ドッグトレー専用 シーツ破れ防止カバー」が別売りであります。丸穴が空いた樹脂の板で、シーツに直接触れられなくするパーツです。

項目内容
価格726円(税込・グレー・2026年8月時点)
必要枚数レギュラーは1枚、ワイドは2枚
サイズ約38.5×27×1cm
楽天レビュー★3.71(14件)

ワイドトレーで使うなら2枚で1,452円。本体と合わせると3,432円になります。3,980円以上で送料無料の店なので、あと548円足りないのが地味に悔しいところです。

★3.71という評価は、トレー本体の★4.50と比べるとはっきり低い。理由はレビューに書いてありました。「シーツ破れ防止カバーを付けるとどうしてもカバー部に排泄汚れが付きます」。おしっこが樹脂の板の上に残るので、洗うものが増えます。丸穴で角がないぶんうんちの片付けは楽という声もあって、「いたずら防止用ネットの網目が丸くなってるのは片付け時に本当にありがたいです」と書いている人もいました。

うちのパフィは子犬のころ留守番のたびにトイレの端をガジガジやる子で、リッチェルのトレーは今も全部ささくれだらけです。あの時期なら迷わずカバーごと買っていました。2歳の今は破壊行動が落ち着いたので、たぶん要りません。カバーが必要かどうかは犬の年齢で変わるので、最初から2枚買うより、シーツをいじられてから足すほうが無駄がないと思います。

商品スペック

項目ワイド(この商品)レギュラー
外寸約61×48×5.5cm約45×35.5×4cm
重量約1,100g約650g
対応シーツワイド1枚 または レギュラー2枚レギュラー1枚
価格1,980円1,380円
カラーグレー / ブラウングレー / ブラウン
材質フレーム・底トレーともポリプロピレン同左
原産国マレーシア・中国同左
JAN4903588249945(グレー)4903588249938(グレー)

価格はいずれもPetio公式の楽天店・2026年8月時点です。送料は698円、3,980円以上で無料になります。

裏面には滑り止めのゴムが付いています。レビューで何度も出てきたのがここで、「トレーの裏面には滑り止めのゴム加工が施されているのが本当にナイス!です」「トイレの下が滑り止めになっていてガタガタしなくて、すんなり慣れました」。パフィはおしっこの後にトレーの上で方向転換するので、トレーが動かないことは思っている以上に効きます。

洗い方についてはメーカーの説明書に、水で薄めた中性洗剤を含ませた布で拭き、たわしや磨き粉は使わないこと、ベンジンやシンナーやアルコールは使わないことが書かれています。丸洗いしている方のレビューもありました。

今うちにあるトレーと並べてみる

サイト内で扱っているトイレトレーと、外寸で比べてみます。

商品外寸高さメッシュ価格
リッチェル ステップトレー レギュラー(うちで使用中)47.9×35.2cm4.9cmあり(着脱可)2,464円
アイリスオーヤマ FTT-485(過去に使用)レギュラー3cmなし1,881円
ペティオ 片手でらくらく ワイド(この商品)61×48cm5.5cmなし1,980円
OFT クリアレット2 ワイドシーツサイズ60×43.3cm6cmあり7,620円
ボンビアルコン しつけるウォールトレー M66.5×54cm背面29cmの壁なし4,640円
INULABO 高床式 MMサイズ高床約2cmあり5,980円

ワイドクラスでは、いちばん安い部類です。クリアレット2と面積はほぼ同じで、価格は4分の1。差はメッシュとステンレスのシーツストッパーの有無です。

以前使っていたアイリスオーヤマのFTT-485をやめた理由は、カバーとトレーの間の溝に汚れが溜まって、そこを洗うのが面倒になったからでした。ペティオのフレームも同じ「四辺を挟む」方式なので、溝の問題は起きうると身構えています。ただ説明書を見るとフレームは丸ごと外れる構造で、パーツが少ないぶん洗いやすそうではあります。トレー全般の選び方は小型犬のトイレトレー選びにまとめました。

ユーザーの声

楽天とYahoo!に集まっているレビューを読みました。Petio公式の楽天店は★4.50(12件)、同じ商品を扱うcharm楽天市場店は★4.48(23件)で、内訳は★5が18件、★4が2件、★3が0件、★2が2件、★1が1件です。Yahoo!には他ストア分を合わせて115件が集まっています。

良かったという声

  • 汚れた側だけ替えられるのが何より楽で経済的(いちばん多い)。「今まではワイドを1〜2回で交換していて不経済でしたが、片方だけのシーツ交換で良いので経済的」
  • 裏の滑り止めゴムでトレーが動かない。多頭飼いで4枚まとめ買いした方も
  • シーツを引っ張り出すいたずらが止まった。「生後6ヶ月頃からお留守番の時シートを捲って遠くに持っていってしまうのでこちらに変えてみたところ、イタズラがなくなりました」
  • カチッと留めるツメを噛み壊されない。「よくありがちなトイレトレーだとカチッとする部分を噛み噛みしてダメにしてしまう…を繰り返していましたが、このトイレにはそのパーツはない」
  • 広さではみ出しが減った。マルプーの飼い主が「大きさ的に2倍になりましたので、今は枠内にしっかりしてくれてます」
  • グレーが部屋で浮かない。ホームセンターで見かけない色という声もありました

気になる声

  • 中央のシーツ止めパーツが面倒。取り外しに手間がかかる、洗い物が増えるので使っていない、という投稿が複数
  • レギュラー2枚だと両手が要る。「片手でラクラクてはいきません」
  • 中央パーツにおしっこが乗ると吸収されず、踏むと足が汚れる
  • レギュラーシーツの交換がしづらく、結局ワイド1枚に戻した(チワワとトイプードルの多頭飼い)
  • シーツの押さえが弱く、シートの上で踏ん張ったりダッシュしたりする子には物足りない
  • 別売カバーを付けると、カバーの上に排泄汚れが付く

不満のほとんどが中央のシーツ止めパーツ1点に集中しているのが、この商品のわかりやすいところです。裏を返すと、ワイドシーツ1枚で使う人からは不満がほぼ出ていません。レギュラー2枚運用を狙って買うなら、ここを許せるかどうかで決まると思います。

こんな愛犬・飼い主さんにおすすめ

  • ワイドシーツを1枚まるごと交換している方。片側だけ替える運用に変えられれば、シーツ代が年6,000円前後変わります
  • おしっこの位置が左右どちらかに決まっている子
  • トイレからはみ出すのが悩みの方。61×48cmはレギュラートレーの1.74倍の面積があります
  • メッシュの網目の掃除にうんざりしている方
  • シーツを引っ張り出す・持ち歩く子(別売カバーを足せば噛みにも対応できます)
  • トレーが動くのが気になる方。裏面の滑り止めゴムの評判がいいです
  • 段差を作りたくない方。高さ5.5cmのフラットで、シニア犬や子犬もまたぎません

こんな方は注意

  • もともとレギュラーシーツで運用している方は、替えてもシーツ代は下がりません。得られるのは面積です
  • 毎回両側を汚す子。片側だけ交換の前提が崩れるので、節約にはなりません
  • シーツ交換を片手で終わらせたい方。レギュラー2枚運用では中央パーツを両手で扱います
  • 足が濡れるのを嫌がる子。メッシュがないので、濡れたシーツの面を直接踏みます
  • サークルが狭い家。61×48cmは1畳半(130×130cm)のサークルなら床の約17%を占めます
  • 力の強い子。フレームの押さえは強くないという声があります

我が家の場合 — 買うならリビングの1台から

最後に、うちの検討メモです。

パフィのトイレは3箇所ともリッチェルのレギュラーで揃えていて、いちばん失敗が多いのはリビングの1台です。人の動線に近いぶん落ち着かないのか、端っこギリギリでしてふちを濡らすことが多い。ここだけ広いトレーに替えたらどうなるか、というのが今いちばん知りたいところです。

このペティオを選ぶなら、うちの使い方は「レギュラー2枚敷き、中央パーツなし」になると思います。うちはもうレギュラーシーツを箱で買っているので、そのまま2枚並べればいい。中央パーツは、パフィが真ん中でしたときに足を汚すほうが困るので、最初から外しておく。それでシーツがズレるようなら付ける、という順番です。

引っかかっているのは面積です。61×48cmはサークルに入れるには大きくて、置くとしたらリビングか寝室になります。今の47.9×35.2cmから急に広げると、パフィが「どこでしていいか」を測り直すことになるかもしれない。トイレの場所と大きさを変えた直後は、たいてい1週間くらい失敗が増えます。あれをまたやるのかと思うと、少しためらいます。

それでも1,980円です。クリアレット2の7,620円と比べると、試してみる金額としてはかなり軽い。次の楽天のお買い物マラソンで、シモジマの食パン袋を補充するついでに1台買うと思います。買ったら、パフィが広いトレーの真ん中を使うようになるのか、それとも相変わらず端っこなのかを、ここに書き足します。

シーツ側から見直したい方はペットシーツの比較もどうぞ。