商品について

ペティオの犬用ドッグルームサークルPlus レギュラーは、住居スペースとトイレスペースが最初から仕切られている横長のサークルです。外寸は幅126×高さ60.5×奥行56.5cm。内訳は住居が約75×45cm、トイレが約35×45cm。仕切りのドアを行き来する形で、寝る場所と排泄する場所が分かれます。組み立てに工具はいりません。重さは16kgあります。

うちのパフィ(ポメプー・メス・2歳・5.12kg)が暮らしているのは、QUCOVERの連結パネルを12枚つないだ130×130cmのサークルです。2年半使っています。その中にベッド、トイレ、給水ボトルを置いていて、寝床とトイレはできるだけ離しました。ただ、この配置にたどり着くまでに、ケージを1台買い替えています。

最初のケージは、狭さがそのままトイレの失敗として残りました。 「成犬で3kgくらい」という説明を信じて超小型犬用を買ったら、パフィは5kgを超えた。トイレを置くだけでいっぱいになって、パフィはトイレの上で寝るようになりました。広いサークルに替えたあとも、その癖はしばらく治らなかったんですよね。サイズ選びを間違えると、あとから場所を広げても取り返しに時間がかかります。

だからこのPlusを見たとき、素直にうまいと思いました。うちが130×130cmの面積を使ってやっと実現した「寝床とトイレを離す」を、幅126cmの横長で最初から作ってある。 面積でいうと7,119cm²で、うちのサークルの42%です。細長いので壁沿いにも置けます。

まだ買っていません。以下は使った感想ではなく、うちのサークルの実寸と2年半の失敗に照らして数字を確かめた記録です。

トイレと寝床を最初から分けてくれる横長の設計です

この商品でいちばん効いているのは、仕切りドアの存在だと思います。住居側とトイレ側のあいだに幅19.5×高さ48.5cmの開口部があって、犬はそこを通ってトイレへ行く。人から見ると1台のサークルですが、犬から見ると部屋が2つあります。

トイレ側のドアは大きく開く方式で、シーツを替えるときに住居側を通らなくて済みます。うちのサークルは入口が1つしかないので、トイレを掃除するときは必ずパフィの寝床の横を通ります。パフィは僕がサークルに入るたびに「出してもらえる」と思って足元に来るので、これが地味に面倒なんです。

もうひとつ気が利いているのが、トイレスペースと住居スペースを左右どちらにも組み替えられる点です。楽天のレビューでも「右にトイレ希望だったので満足」「使いやすさから子犬お迎え2日目に左右を入れ替えた」という声がありました。部屋のどちら側に置くかで、扉の向きの当たり外れが出るタイプの商品なので、あとから直せるのは安心です。

高さ60.5cmは、シリーズの中でこのレギュラーだけ低いです

ここが僕がいちばん気になったところです。数字を並べます。

高さ外寸
ドッグルームサークルPlus レギュラー(本ページ)60.5cm幅126×奥56.5cm
ドッグルームサークルPlus ワイド70.5cm幅139×奥73cm
ドッグルームサークル レギュラー(Plusでない通常版)70cm幅124×奥62.5cm

同じレギュラーでも、Plusは通常版より約10cm低い。 シリーズの中で60cm台なのは、このPlusレギュラーだけです。

うちがこの10cmを軽く見られない理由があります。パフィは体重1kgの子犬だったころ、高さ約40cmのサークルを飛び越えました。ソファに向かってジャンプする癖は今も残っていて、帰宅すると柵の中で何度も跳ねます。高さ70cmのサークルに替えてからの2年半、越えられたことは一度もありません。 40cmでは越えられて、70cmでは越えられない。60.5cmがどちらに転ぶかは、うちの子では試していないのでわかりません。

低いことが不利とは限らないのが難しいところです。楽天のレビューには「小型犬なのでフェンスの高さが高すぎない方が良いと思いこちらのPlusを購入した」という声がありました。別のレビューでは、前の型(高さ70cm)から買い替えた方が「こちらより高さが10cm程高く色もこげ茶だったので圧迫感が気になり、犬が慣れてしまう前に買い替えた」と書いています。圧迫感を避けたい人には60.5cmが正解で、ジャンプする子には足りない。 選ぶ前に、自分の子がどちらなのかを決めておくのが早いです。

高さで迷うなら、通常版のレギュラーが22,398円で、こちらのPlusとの差は418円です。高さ70cm、奥行62.5cm、木部が天然木という別物になります。10cmの差に418円しかかからないのなら、ジャンプする子は通常版を見たほうがいいと思います。

トレーが2枚に分かれていて、汚れたほうだけ外して洗えます

底のトレーが住居側とトイレ側で分割されています。おしっこが住居スペースに流れ込まないための構造で、汚れたトレーだけ外して洗えます。

うちのサークルにはトレーがありません。アイリスオーヤマの難燃タイルカーペット(50×50cm)を敷いた床の上に、8kgのパネルサークルを直接置いています。掃除機をかけるときはサークルの端を片方ずつ持ち上げるしかなくて、しかもパフィが中にいると持ち上げられないので、まずソファへ誘導するところから始まります。この作業が消えるだけでも、毎日のストレスはかなり変わると思っています。

タイルカーペットの継ぎ目からおしっこが下に入り込むのも、うちで困っていることのひとつです。床とサークルのあいだに1枚トレーが挟まっているのは、それだけで防げる事故があります。

ただ、レビューを読むとトレーまわりには弱点もありました。★2の方が写真つきで「柵の足がはまる溝におしっこが入るとトレイの下に漏れて掃除が大変」と書いています。カニヘンダックス2匹で、2匹とも時々やらかすそうです。別の方は購入前の対策として、トレーの外側側面にペーパータオルを細長く折ってテープで一周貼る、という工夫を書いていました。トレーがあること自体は正解でも、枠との境目は完全に密閉されているわけではない、と読んでおいたほうがよさそうです。

付属のトイレは専用サイズで、手持ちのトレーは入りません

トイレスペースは幅35×奥行45cmで、ここにぴったり収まるトイレが最初から付いています。裏を返すと、市販のトレーを持ち込む余地がほとんどありません。

うちで使っているのはリッチェルのお掃除簡単ステップトレー レギュラー(外寸47.9×35.2×4.9cm)で、家の中3箇所とも同じものです。これを35×45cmの枠に入れようとすると、縦にしても横にしても47.9cmが45cmを超えます。今のトレーごと引っ越すことはできません。

楽天のレビューでも同じことが起きていました。「トイレは普通のペットショップで販売されているものははまらなかったので、付属の物しか使えない。付属の物はジャストフィットしてます」「トイレ付きということもあり、他の市販のトイレがサイズ的に微妙に入らないのは誤算でした」。どちらも★3と★4で、商品そのものを否定してはいません。ただ、手持ちのトイレを使い続ける前提だと計算が狂います。

もうひとつ、付属トイレにはメッシュのガードが付いていません。★4のレビューに「付属のトイレは上に格子のガードが付いていなくて、うちの子はシートを噛んでしまうので一旦、別のものに変えています」とありました。パフィも子犬のころはトイレの端をガジガジやっていて、今もトレーのふちはささくれだらけです。シーツで遊ぶ時期の子には、ここが最初の関門になります。

なお、うちのサークルで使っている壁掛けの給水ボトル(400ml)が柵に付くかどうかは、商品情報からは判断できませんでした。サークルを買うときに見落としやすいのが給水ボトルを掛けられるかどうかで、掛けられないと床置きの器になってひっくり返ります。この点は購入前に販売店へ確認する価値があります。

商品スペック

項目内容
外寸約幅126.0×高さ60.5×奥行56.5cm
内寸約幅121.0×高さ59.5×奥行50.0cm
住居スペース約幅75.0×奥行45.0cm
トイレスペース約幅35.0×奥行45.0cm
仕切りドア開口部約幅19.5×高さ48.5cm
スライドドア入口約幅35.0×高さ47.0cm
セカンドドア入口約幅34.0×高さ53.5cm
重量約16.0kg
対象超小型犬〜小型犬・オールステージ
フェンス
フレーム塩化ビニル樹脂・もみ殻
トレーABS樹脂
プラスチックパーツABS樹脂・ポリプロピレン
カラーグレー / ベージュ
原産国マレーシア
JANコード4903588276712(グレー)/4903588276699(ベージュ)

フレームの素材はチェックしておくと違いが見えます。通常版のドッグルームサークルは木部が天然木ですが、Plusは塩化ビニル樹脂ともみ殻を混ぜた人工木です。排泄物の水分がかかる場所に天然木を置くかどうかは、長く使うほど効いてくるところだと思います。見た目の質感については、レビューでも「高級感のあるマットな質感」「写真より高級感がある」という声が複数ありました。

16kgという重さは、組み上げたあとに動かす場面で出てきます。レビューには「持ち上げて移動しても歪むこともありません」という声と、「少し重たいので移動は大変かもしれません」という声の両方がありました。うちの8kgのサークルでも掃除のたびに持ち上げるのはこたえるので、置き場所は最初に決め切ったほうがいいです。

ユーザーの声

リコメン堂ペット館の商品ページは4.43・51件(2026年8月18日時点)。内訳は★5が29件、★4が17件、★3が3件、★2が2件、★1が0件でした。

高評価の声

  • 初日からおしっこもうんちもトイレでしてくれた(ロングチワワ・3か月)
  • いつもトイレのはじでおしっこをして漏れていたが、きちんと真ん中でしてくれた
  • 工具不要で、大人2人で30分ほどで組み上がった
  • トイレスペースを左右どちらにも組み替えられるのが良かった
  • グレーもベージュも部屋に馴染んで、圧迫感がない

犬をこれから迎える人が買っている商品だ、というのがレビューを読んでいてはっきりわかります。「わんちゃんお迎え予定で購入」「初めてのわんちゃんお迎えで購入」という書き出しが繰り返し出てきました。トイレトレーニングを始める前に、間取りのほうを先に用意してしまう買い方です。うちは逆の順番で失敗したので、これは正しい順番だと思います。

気になる声

  • 柵の足がはまる溝におしっこが入ると、トレーの下に漏れて掃除が大変(★2・カニヘンダックス2匹)
  • 説明書にアルファベットの記載はあるのに、部品側に記載がなくて組み立てより説明書を読む時間のほうがかかった
  • ジョイントを付ける順番を間違えると、外すのにかなりの力が要る
  • 滑り止めシートの厚みが足りず、貼っている意味を感じにくい
  • スライドドアのロックが縦型なので、ドアの向きは変えられない
  • トイレスペースがトレーぴったりの大きさで、成犬になったときに狭くならないか気になる(1kgちょいの子犬の飼い主)

★2の2件のうち1件は、商品ではなくショップのレビュー特典(シーツ破れ防止カバー)についての内容でした。評価の数字だけ見ると低評価が2件ありますが、片方は製品の話ではありません。

組み立てについては、評価が割れているというより手順を読むかどうかで結果が分かれている印象でした。「説明をちゃんと確認して落ち着いて組み立てれば一人でも40分くらい」「手順を無視すると泥沼に入るので気を付けて」という書き方が象徴的です。うちのQUCOVERも接続部分がはまらず妻と2人で悪戦苦闘して、パフィがトリミングに行っている隙に組み立てました。犬が来る前に、犬がいない時間に組む。 これはどのサークルでも同じだと思います。

サイズ展開と価格

商品外寸住居/トイレ価格
Plus レギュラー(本ページ)幅126×高60.5×奥56.5cm75×45/35×45cm21,980円
Plus ワイド幅139×高70.5×奥73cm75×61/48×61cm25,980円
Plus レギュラー 専用屋根面住居用81×奥54cm・トイレ用41.5×奥54cm8,580円
Plus ワイド 専用屋根面9,680円
Plus レギュラー サークル+屋根面セット29,980円
Plus ワイド サークル+屋根面セット34,800円
ドッグルームサークル レギュラー(通常版)幅124×高70×奥62.5cm73.5×52.5/36×52.5cm22,398円
ドッグルームサークル ワイド(通常版)25,798円

すべてリコメン堂ペット館の2026年8月18日時点の価格です。本州は送料無料で、北海道・沖縄・離島は別途送料がかかります。

セットの計算をしておきます。サークル21,980円+屋根面8,580円を別々に買うと30,560円で、セットの29,980円との差は580円でした。屋根を最初から付ける気があるならセット、迷っているなら単品で買って後から足す、で損はほとんど出ません。

屋根については、うちは付ける価値があると思っています。子犬のころのパフィは、夜に部屋が気になってなかなか寝てくれませんでした。ケージに毛布をかけて周りを見えなくすると、安心して寝てくれたんです。屋根は脱走を止めるためだけのものではなく、毛布を掛ける台にもなります。 北陸の冬は床近くが冷えるので、屋根の上とベッドの下に湯たんぽを置いて上下から温めていた時期もありました。今の屋根なしサークルでは、どちらもできません。

価格は店によってかなり違います。ペティオの公式楽天市場店は同じグレーのレギュラーが23,980円、ペティオ公式通販は27,280円(希望小売32,780円)でした。Amazonは19,819円です。同じ商品で、いちばん高い店といちばん安い店の差が7,461円あります。買う前に3店は並べたほうがいい価格帯です。楽天は3月・6月・9月・12月のスーパーSALEとほぼ毎月のお買い物マラソン、5と0のつく日でポイント還元が変わるので、実質の負担額はさらに動きます。

こんな愛犬・飼い主さんにおすすめ

  • これから子犬を迎える方で、トイレトレーニングを始める前に間取りを用意しておきたい
  • サークルとトイレを別々に買って、中の配置に悩みたくない方
  • 超小型犬から小型犬で、成犬時の体重が5kg前後までに収まりそうな子
  • 柵の高さより、リビングでの圧迫感の少なさを優先したい方
  • 壁沿いに横長で置ける場所がある方(幅126cm・奥行56.5cm)

こんな方は注意

  • ジャンプする子には高さ60.5cmは心もとないです。うちのパフィは1kgのときに約40cmを越えました。同じシリーズなら通常版のレギュラーが高さ70cmで、価格差は418円です
  • 手持ちのトイレトレーは基本的に入りません。トイレスペースが35×45cmで、レギュラーサイズのトレーでも外寸が45cmを超えると収まりません。うちのリッチェル ステップトレー レギュラー(47.9×35.2cm)は入らない計算でした
  • シーツやトレーをかじる時期の子は、付属トイレにメッシュのガードがない点を先に確認してください
  • 成犬で中型犬まで育つ見込みなら、ワイド(住居75×61cm)か、そもそも別の型を検討したほうがいいです
  • 16kgあるので、模様替えのたびに動かしたい方には向きません
  • 掃除でトレーを引き出す方式を最優先したいなら、アイリスオーヤマ ウッディシステムサークルのような引き出し式のほうが素直です。折りたたんでしまいたいならYouTen 折りたたみペットサークルという選択肢もあります

「サークルを買う」のではなく「トイレの位置を買う」商品です

最後に、同じようにサークルで迷っている方へ。

うちがケージからサークルに替えたとき、頭にあったのは広さのことだけでした。狭いから広くする、それで解決すると思っていたんです。でも実際に残ったのは、狭いケージで身についた「トイレの上で寝る」という癖のほうでした。広さを直しても、癖はすぐには直らない。

このPlusが売っているのは、広さではないと思っています。幅126cmという面積はうちのサークルの42%しかありません。売っているのは、寝る場所とトイレの場所が最初から離れている状態です。うちは自分で買い足して配置し直して、ようやくその状態を作りました。最初からそうなっているものを買えるなら、そのほうが早い。

そのうえで、うちは見送っています。理由は高さ60.5cmの一点です。40cmを越えられた記憶が抜けなくて、60.5cmで大丈夫だと言い切れませんでした。同じ理由で迷っている方は、通常版のレギュラー(高さ70cm・22,398円)と並べて見てください。418円の差です。

そして、サークルを決めたら次に効いてくるのが部屋の仕切りのほうです。うちはリビングとキッチンの間、ウォークインクローゼットの入口、階段、玄関前の4か所に連結パネルを流用したゲートを置いていて、扉がないので跨いで通っています。妻が何度も足を引っかけていて、これは正直あぶない。LIFAXIA ペットゲートのような扉付きに替えるのが、うちの次の買い物です。サークルの高さを上げるほど、人が跨げなくなる。サークルとゲートは、セットで決まります。