商品について

減量フードで僕がいちばん痛い目を見たのは、カロリーの計算ではありませんでした。食べてくれなかったことです。

パフィのメインフードが品切れになったとき、つなぎでドギーマンの「無添加良品 からだ想いの毎日ごはん 体重管理用」(粗脂肪2.0%)を使ったことがあります。そのあとドラッグストアで同じシリーズの通常タイプ(粗脂肪4.0%)を少しだけ買って試したら、あきらかに通常タイプのほうが食いつきがよかった。 脂肪を抑えているぶん、香りと旨みの出方が淡白になっていたんだと思います。

減量フードはそこが本当に難しい。数値を下げれば下げるほど、犬が興味を示さなくなる。ペロリコドッグフード ライトは、まさにその「低カロリー」と「おいしい」を両立させると言い切っているフードです。

326.9kcalという数字の位置づけ

まず成分を並べます。

成分
タンパク質22.5%以上
脂質8.0%以上
粗繊維8.0%以下
灰分7.8%以下
水分9.5%以下
カルシウム0.8%以上
リン0.7%以上
エネルギー326.9kcal/100g

100gあたり326.9kcalがどれくらい抑えられているのか、同じレティシアンの他のフードと並べるとわかりやすくなります。

商品エネルギー脂質
ペロリコ ライト326.9kcal8.0%以上
モグワン シニア用335kcal6%以上
ペロリコ アレカット353.5kcal9.5%以上
マックアダムズ チキン361.5kcal11.5%以上
ヨラ360kcal13%以上

カロリーではライトがいちばん低く、脂質ではシニア用のほうが低い。 ここは目的で選び分けるところです。総量を抑えたいならライト、脂質そのものを抑えるよう言われているならシニア用、という読み方になります。

粗繊維8.0%以下という数字も特徴的で、他のレティシアン製品(5.75〜7%)より高めに振ってあります。リグノセルロース、ビーツ繊維、オオバコパウダー、チコリといった繊維源が原材料に並んでいるので、かさを保ちながらカロリーを落とすという組み方をしているのがわかります。満腹感を訴求しているのはこの設計があるからですね。

食いつき側にどう手を打っているか

低カロリーにすると味が落ちる、という問題に対してライトが取っている手は3つあります。

1つめは、タンパク源を3種類使っていること。 チキン生肉15.0%、乾燥ダック8.6%、チキンタンパク5.0%に加えて、乾燥白身魚を8.6%。肉類28.6%+白身魚8.6%という構成です。

2つめは、油の質。 サーモンオイル、チキンオイル、ココナッツオイルを使っています。量を減らすなら質で、という考え方でしょう。

3つめがハーブです。 カレンデュラ、緑茶、ショウガ、カモミール、ユッカ、ローズマリーエキス、ウコンエキス、柑橘エキス、クローブオイル、オレガノ、セージ、マジョラム、タイム。楽天の商品ページは「30種類以上の野菜とハーブ」と表記していますが、原材料表を数えると野菜・果物・ハーブの類はたしかにそれくらい並びます。

レビューにも香りについて触れた声がありました。

減量を命じられ、諸々アレルギーもあるのでこちらを購入!お試しサイズではなかったので不安でしたが、爆食で安心しました!!! 香りが独特ですが、うちの子はすぐ気に入ったようです♪

「香りが独特」というのは、ハーブの多いフードの正直な感想だと思います。合う子と合わない子が出るところかもしれません。

なお公式は、獣医師113名を対象に「食事制限が必要な犬の飼い主から相談された場合、当製品を推奨しますか」と聞いた調査(2021年8月ベッツアイ調べ)と、体重減少に関する臨床試験のデータ(2024年 日本臨床試験協会調べ)を根拠として公開しています。試験結果はPDFで見られる形になっていて、根拠の出し方としては数字と調査主体まで明記している部類です。

商品情報と原材料

項目内容
名称ペロリコドッグフード ライト
内容量1.8kg
対象全犬種・1歳〜
原産国オランダ
粒の形状クロス型・直径約9mm・厚さ約4.5mm
賞味期限常温未開封で製造日より18ヶ月

同じペロリコでも、アレカットはイギリス産、ライトはオランダ産です。ブランドとしてはひとつでも、作っている工場が別なんですね。ここは意外と見落としがちなポイント。

原材料名は、肉類28.6%(チキン生肉15.0%、乾燥ダック8.6%、チキンタンパク5.0%)、サツマイモ、豆類(エンドウ豆、ひきわりエンドウ豆)、乾燥白身魚8.6%、リグノセルロース、油脂類(サーモンオイル、チキンオイル、ココナッツオイル)、亜麻仁、ビーツ繊維、チコリ、マンナンオリゴ糖・βグルカン、オオバコパウダー、ビール酵母、リンゴ、ニンジン、ブロッコリー、ホウレンソウ、トマト、クランベリー、ブルーベリー、グルコサミン、コンドロイチン、昆布、褐藻、白樺、カレンデュラ、緑茶、ショウガ、カモミール、ユッカ、ローズマリーエキス、ウコンエキス、柑橘エキス、クローブオイル、オレガノ、セージ、マジョラム、タイム、ミネラル類、アミノ酸類(DL-メチオニン、L-リジン、L-カルニチン)、ビタミン類(E、A、D3)。

グルコサミンとコンドロイチンが入っているのは、体重が乗っている子ほど関節に負担がかかるからでしょう。L-カルニチンも配合されています。

クロス型の小粒は丸呑み対策

粒の形がクロス(十字)型なのは、この商品の性格をよく表しています。楽天の商品説明にも「丸呑みしにくいクロス型の小粒」と書かれていました。

早食いの子は、噛まずに飲み込むぶん満腹のシグナルが遅れます。形で噛ませる、というのは地味ですが理にかなった工夫です。直径約9mm・厚さ約4.5mmという寸法は、アレカットのリング形(直径約10mm)よりわずかに小さいサイズ。

レビューでも粒の評価は高めでした。

可愛い小粒で超小型犬にもぴったり。触っても脂分を感じる事なく、香りも良く。

粒が小さめなので愛犬のチワワでも食べやすそうで毎日残すことがないくらい気に入ってくれている様子

粒がそれほど小さい訳ではないのにサクサクしていてすり潰しも楽だし、ふやかすのもすぐでした。

最後の1件は14歳の子の飼い主さんで、ふやかしやすさに触れているのがうちには刺さりました。パフィもドライを食べてもらうにはぬるま湯でふやかす必要があったので、崩れやすい粒かどうかは偏食の子にとって地味に重要です。

給与量の目安はカロリーから逆算する

ライトには他のレティシアン製品のような体重別の給与量表が公開されていません。給与方法として、1日2〜3回に分けること、表の体重は適正体重の目安であること、おやつを与えるなら総摂取カロリーが過剰にならないよう調整することが案内されています。

適正体重をもとに計算する設計なので、いま太っている子の現体重で計算しないのがポイントです。

参考までに、パフィ(5.12kg・避妊済み)の1日の必要量はおよそ250〜290kcal。このフードは100gで326.9kcalなので、1日あたり約77〜89gという計算になります。1.8kgの袋なら20日ほど。1日あたり約280円です。

ただしこれは僕の概算で、公式の給与量表ではありません。減量が目的なら、必ず獣医師に適正体重を出してもらってから量を決めてください。 うちのパフィは獣医師から「体重だけでは肥満は判断できない。この子は贅肉が多いわけではなく、ただ体の大きい子」と言われていて、ダイエットの指示は受けていません。5kgという数字だけを見て自己判断で減らしていたら、たぶん間違えていました。

レビュー32件はリピートが多い

楽天のレティシアン公式店では、評価4.75/32件(★5が26件、★4が4件、★3が2件、★2と★1はゼロ)。

目を引くのは、同じ人が何度も買っている様子が伝わるレビューの多さです。「何度もリピートしています」「リピート購入です」という書き出しが繰り返し出てきます。減量フードは続かないと意味がないので、この傾向はそのまま商品の評価と読めます。

具体的な悩みを書いているレビューもありました。

胆泥症を持つ、9歳のヨーキーの為に購入しました。(中略)低脂肪で今までより多く与えてあげられるようになり、愛犬も満足のようです。

同じカロリーでも、低脂肪なら量を多く出せる。おなかを空かせている顔を見なくて済む、という視点は減量中の飼い主にはよくわかる話だと思います。

★4に混ざっていた唯一の不満は、味でも粒でもなくお金の話でした。

このご時世仕方がないのですが、お値段がどんどん上がっていることだけが悲しいポイントです。

1.8kgで5,852円、1kgあたり約3,251円。継続前提の商品として見ると、ここは避けて通れない論点です。

定期コースの条件

  • 最大20%OFF
  • まとめて2個以上(税抜10,000円以上)購入で送料と代引き手数料が無料
  • お届け周期は1週間ごとから13週間ごとまで選べる
  • 休止・解約はいつでも可能(次回お届け日の7日前までに連絡)

楽天のレティシアン公式店では6,732円で、公式サイトより880円高い設定でした。

こんな愛犬・飼い主さんに向いています

  • 獣医師から体重を落とすよう言われている1歳以上の子
  • 減量フードに切り替えたら食べなくなった経験のある子
  • 早食い・丸呑みの癖がある子
  • 体重が乗っていて、関節への負担も気になっている子
  • 量を減らして空腹そうにされるのがつらい飼い主さん

向かないのは、1歳未満の子(対象は1歳から)と、やせ気味で体重を増やしたい子です。それと、香りの強いフードが苦手な子。ハーブの配合が多いぶん、香りは特徴的だとレビューでも指摘されています。