商品について

Vital100Sは、Levoit(レボイト)の空気清浄機のうち、スマホのアプリにつながる21畳の機種です。楽天のVesync公式店で18,800円、レビューは258件。商品ページは「ペットモード」と、ペットのいたずらで設定が変わるのを防ぐ「ペットロック」を推しています。

僕はこの空気清浄機を使っていません。パフィは子犬の頃にトイレのフチやサークルをかじっていて、パソコンのコードをかじったこともあります。機械を置くなら、ボタンやコードに何をされるかが先に気になるんですよね。その目で258件を読み、取扱説明書でペットモードとロックの動きを確かめました。

先に結論を書くと、ペット向けの機能には、商品ページからは読み取れない条件が3つありました。ペットモードはアプリからしか選べないこと。自動モードのセンサーはホコリを見ていて、においは測っていないこと。ペットロックは画面のロックで、乗られたり鼻で触られたりすると効かない場面があること。レビューは猫の話が94件、犬の話が33件で、猫の家の声が中心です。

Vital100Sのペットモードは、本体ではなくアプリから選びます

項目内容
適用床面積21畳(8畳を約12分で清浄)
本体サイズ幅32.1×奥行16.0×高さ40.6cm
重さ3.9kg
運転音おやすみ23/31/39/47/52dB
消費電力3.6〜32W
タイマー2・4・8時間
フィルター水洗いできるプレフィルター+HEPA・活性炭の一体型フィルター
センサー赤外線ダストセンサー(PM2.5)・光センサー
通信Wi-Fi(2.4GHz)でVeSyncアプリにつなぐ。Alexa・Googleアシスタントにも対応
電源ACアダプター・コード1.83m
保証2年

取扱説明書では、ペットモードは「VeSyncアプリの機能」の章に入っています。本体のボタンは電源・自動・スリープ・風量・タイマー・画面ロック・画面オフの7つで、ペットモードのボタンはありません。使うにはスマホにアプリを入れ、Wi-Fiにつなぐ必要があります。258件のうち、ペットモードとアプリの両方に触れたレビューは17件ありました。

確かに吸い取りますが、ペットモードを携帯アプリではなく手元操作で出来れば完璧でした。

アプリの設定でつまずいた人もいます。「アプリとの連動ができなかったので、24時間 自動モードで稼働しています」という★4、登録で個人情報を入れないと先に進めないのが嫌だったという★2がありました。

ペットモードの中身は、強めの風量を15分、中くらいを60分、これを繰り返す運転です。部屋が暗くなると中くらいだけに落ちます。音が大きいと書いた人が6件いて、「ペットモードの強の時はかなり音がする」という声が並んでいました。

アプリにつながる分、できることもあります。決まった時間にペットモードへ切り替える予約を組んでいる人がいて、外出先から動かせるのも便利そうです。

アプリの予約で、毎日決まった時間にペットモードに設定してます。

仕組みはフィルターに空気を通して吸い取るだけで、オゾンやイオンを出す部品は説明書の部品一覧にありません。

自動モードのセンサーはホコリを見ていて、犬のトイレには反応しにくいです

自動モードは、本体の中の赤外線ダストセンサーが空気の汚れを測り、色と風量を変える仕組みです。メーカーの製品比較を見ると、100Sと200Sが積んでいるのはPM2.5センサーだけで、ニオイセンサーを足しているのは上位のVital Pet Pro(31,980円)でした。

ここが、レビューの「反応しない」の正体だと思います。においで反応しないと問い合わせた人の★2に、サポートの答えが書かれていました。

ペット臭、ペット用、脱臭などの言葉や、高レビューに惹かれて購入したのですが 「匂いや気体の検知には対応しておりません」とのこと。

犬の家からは、トイレや犬そのものに反応しなかったという声が4件出ています。

すぐ隣で犬がうんちしても色も風量もかわらないのでつまらない。アプリで風量変えることができて強くすると空気は循環するのでないよりはいいと思う。

おもしろいのは、猫の家では「よく反応する」という声も多いことです。ただ、反応したと書かれている場面を読むと、猫が砂を掻いたとき、トイレ掃除のとき、猫が走り回ったとき、料理で煙が出たとき。どれもホコリや煙が舞う場面でした。ペットシーツの上でするおしっこは、粉が立たないので反応しにくいのも納得です。

なので、犬のにおいには自動モードを当てにせず、ペットモードの予約か、手で風量を上げる使い方になります。フィルターそのものはにおいを吸っていて、「犬の多頭飼いで匂いなど気になっていましたが、空気も綺麗になり匂いもあまり気にならなくなりました」という★5のように、ペットモードで回している人の満足度は高めです。

ペットロックは画面のロックで、肉球や鼻で消されたレビューもあります

楽天の商品情報にある「ペットロック」は、取扱説明書では「画面表示ロック」という名前です。ボタンを3秒押すとロックがかかり、ほかのボタンをタップしても反応しなくなります。ロック中もアプリからは操作できます。

ロックを喜んでいる声は猫の家に多く、「絶対猫が飛び乗るのでチャイルドロックは必須です」という★5もありました。ただ、操作ボタンは本体の上面に並んでいて、乗られ方によってはロックをかけても消えるようです。

猫が上に乗ると、肉球でボタンが反応してしまいます。 ロックかけてても、そこに足が乗ってるとダメでよく消えます。 ロックは長押しじゃなくて連続押しとかにして欲しかったです。

ロックの解除は同じボタンの3秒長押しなので、上に乗ったまま足を置かれると、それが長押しになるんだと思います。犬の家からは、こんな★3がありました。

愛犬が、タッチパネルの光が気になり、顎や鼻でoffにしてしまいます。

この人は光が気になって触っている、と書いています。アプリで「光検出」をオンにすると、部屋が暗くなったときに表示が消えるので、夜はこれで触る理由を減らせるかもしれません。本体の高さは40.6cmで、床に置くと犬の鼻先に操作パネルが来る家もあると思います。うちなら、パフィが寝ているソファやサークルの横は避けて、通り道から外れた壁際に置きます。

200Sとの差は8,000円で、21畳までの部屋なら100Sで足ります

このページでは、100Sと上位の200Sを選んで買えます。違いはこのとおりです。

項目Vital100SVital200S
価格18,800円26,800円
適用床面積21畳33畳
8畳の清浄時間約12分約8分
重さ3.9kg6.05kg
本体サイズ32.1×16.0×40.6cm39.6×21.7×50.2cm
交換フィルター4,580円5,280円

うちのリビングは18畳なので、100Sの21畳に収まります。8,000円足して200Sにする理由は、リビングが21畳を超えるか、多頭飼いで毛の量が多いときだと思います。ダックス2匹の家で200Sを買い、1日回してもフィルターにほとんど毛が付いていなかったという★2もあるので、大きい方を買えば毛が全部取れる、という期待は持たないほうがよさそうです。

手入れで助かるのは、いちばん外側のプレフィルターを水洗いできることです。毛の多い家では「1週間に一回くらいプレフィルターの清掃をしないとならない」という声がありました。中の一体型フィルターは、メーカーのよくある質問で6〜12か月ごとの交換をすすめています。アプリではフィルターの残りが%で出るので、交換の時期を読みやすいのはこの機種の良いところです。

寝ている間は睡眠モード起きている間はペットモードで稼働していたら2週間でフィルター寿命が5%減。この調子だと10ヶ月で交換か?

こんな犬・飼い主に向く/向かない

向いているのは、スマホのアプリで動かすことに抵抗がなく、留守番中や帰宅前に空気清浄機を操作したい家です。ペットモードを毎日の決まった時間に予約しておけば、においで反応しない自動モードの弱点も補えます。リビングが21畳までなら、100Sで広さは足ります。

向かないのは、アプリを入れずに本体のボタンだけで使いたい人と、においを感知して勝手に強くなってほしい人です。前者はペットモードが使えず、後者はセンサーがホコリ用です。犬がいつも寝ている場所のすぐ横にしか置けない家も、ロックだけを頼りにしないほうが安心です。

帰ってリビングの扉を開ける前に、外からペットモードを入れておく。そういう使い方をしたい家なら、21畳までの部屋は18,800円の100Sで足ります。