商品について

今回調べた9つのサークルで、これだけが床にネジで固定できます。別売りの装置を足せば壁にも留められる。倒れない理由を、重さではなく固定で作っている商品です。

うちのQUCOVER(12枚・130×130×高70cm・8kg)は、床に置いてあるだけです。パフィ(ポメプー・5.12kg)が帰宅時に興奮して飛びかかると、たまにずれます。掃除機をかけるときは1辺ずつ持ち上げていて、これが正直しんどい。サークルを床に固定するという発想が、そもそも自分にありませんでした。

15kgあって、さらに固定できる

本体重量は8枚セットで約15kg。素材はスチールとポリプロピレンです。この時点でうちのサークルの倍近い重さがあります。

レビューを見ると、その重さは好意的に受け止められていました。

かなり重くて運ぶのは一苦労です。が、それだけしっかりしていると思うので購入して良かったです。

取説も分かりやすく、とても組立・解体が簡単で助かります。重さもそこそこあるので、固定用の備品をつけなくても、結構安定します。

届くの早い!ちょっと重いけど、チープ感は全くない!

面白いのは、付属の粘着シートを使わなくても安定しているという声が複数あることです。付属品は床固定用の粘着シート8式で、別売りで壁付け装置もあります。粘着シートを使うかどうかは、家の状況で選べばよさそうです。

ただ、粘着に不安を感じている人もいました。「壁につけようと考えてましたが、付属の粘着テープの強さ次第では壁紙が破れるのではと不安になり、さらに2枚パネルを追加注文して、壁を使わずにサークルを作ろうと思います」。賃貸で壁に貼るのは、確かに気を使うところだと思います。

連結済みで届く。組み立ての心配がない

これも他と違う点でした。

自分でパネルを連結するのかと覚悟していましたが、すでに連結されて届いたので、すぐに使用できました。しっかり重さもあり、安心です。

折りたたまれている状態でお届けするので数分で組立が完了します。

うちのQUCOVERは連結パネルを1枚ずつはめ込む方式で、組み立てのときに妻と二人で悪戦苦闘しました。接続部分がまったくはまらなくて、パフィがトリミングに行っている隙を狙って組んだのを覚えています。折りたたまれた状態で届くというのは、それだけでありがたい。

パネルの角度は角度固定キャップで調整できて、六角棒レンチでパネルの取り外しもできます。「今あるトイレエリアに連結させる様に配置しました。自由に形を変えることが出来た為、広い空間を確保出来て良かったです」。

8枚セットの内訳は標準パネル7枚とドアパネル1枚。標準パネルとドアパネルはサイズが違うので、きれいな正方形や長方形にはならないと商品ページに明記されています。壁ぴったりに合わせたい方は、ここは先に知っておいたほうがいい点です。

扉は犬が開けられない構造になっている

扉の評価がとにかく高い商品でした。

扉を開ける時、上にプッシュロックがあるから開けやすいし、犬がどんだけ頑張っても自分では開けれない構造です。軽すぎないから安定もしている。買ってよかった!と、思える商品でした!

ドアの開閉もスムーズだし、高さがあるけど、人間の出入りも楽に出来るので問題ない。

ダブルロックストッパーで、勢いよく閉めると自動でロックがかかる。前後どちらにも開きます。この方は身長155cmで、「ゲージの高さは155cmの私がギリまたげるくらいで小型犬からするとジャンプ力あっても脱走は出来ないだろうなー」と書いていました。梱包サイズの高さが785mmなので、パネルの高さもその前後だと思われます。

うちのQUCOVERは高さ70cm。それでも妻が何度もゲートに足を引っかけてパネルがべこべこになっているので、またぐ前提の高さは人間側にそれなりの負担があります。この商品は扉から出入りできるので、そこは解決されています。

引っかかっている人がいること

子犬はすり抜ける。 これがいちばん重要な指摘でした。「まだ2ヶ月半の子犬なので、スルリと間から通り抜けてしまいます。もう少し大きくなったら、より活躍しそうです」。柵の間隔の公表値がないので数字では確認できませんが、パピー期から使うつもりなら別の商品を見たほうがよさそうです。

給水器が付かない。 「給水機が取り付けられなくなったので、ポールの感覚が1箇所でももっと狭い場所があるとよかったです」。うちは網に掛ける400mlのボトルを使っていて、朝に1本入れておけば1日分。飲んだ量が毎日ひと目でわかるので、この方式を手放したくありません。柵の間隔が広いサークルは、だいたいここで引っかかります。

対策している人もいました。「このサークルに100円ショップなどでワイヤーネットを買って結束バンドで固定したら給水ボトルも付けれます」。同じ解決策が、他社のサークルのレビューにも繰り返し出てきます。柵掛けの給水ボトルを使いたいなら、最初からワイヤーネットを一緒に買っておくのが現実的だと思います。

上から出られる可能性を心配する声。 「懸念点は今後まだ身体が大きくなったら上から飛び出てしまわないかです。ただ屋根付きのものだと大きさが限られるので、ひとまず極力高さのあるものの中で値段が一番お手頃だったこちらを選びました」。8か月のアメリカンコッカースパニエルの飼い主さんの投稿です。

一方で「小型犬が飛んでも倒れたりしないのですごくいい買い物でした」「ジャンプ力の高い子も居ますが飛び出す心配もありません」という声もあり、小型犬なら問題は起きていなさそうです。

うちのQUCOVER 12枚と並べてみる

比較項目QUCOVER 12枚(使用中)Pecocochi 8枚
枚数12枚8枚(標準7+ドア1)
高さ70cm公表なし(梱包高さ785mm)
柵の間隔約5.2cm公表なし(2か月半の子犬はすり抜けた)
重量8kg約15kg
素材ABS樹脂+鋼材スチール+ポリプロピレン
床への固定なし粘着シート8式が付属。ネジ留めも可
壁への固定不可別売りの壁付け装置で可
扉のロック通常のロックダブルロック+自動ロック
届いた状態分解された状態連結済み・折りたたみ
価格(税込)10,980円15,960円
楽天レビュー527件・4.39330件・4.64

差額は約5,000円。そのぶん、重さが倍近くになり、床と壁に固定できて、扉のロックが二重になります。

うちは持ち家なので、床にネジを打つこと自体は不可能ではありません。ただ、掃除のたびに持ち上げる今のやり方を続けるなら、固定してしまうと逆に困ります。サークルを毎日どかすのか、二度と動かさないのか。この商品を選ぶかどうかは、そこで決まると思います。

うちの場合は動かします。だから今回は見送りです。でも、分離不安で暴れる子や、体当たりでサークルごとずらしてしまう子と暮らしているなら、固定できるという一点は他の商品では代えがききません。

こんな愛犬・飼い主さんにおすすめ

  • 体当たりでサークルごと動かしてしまう犬と暮らしている方
  • 分離不安が強く、絶対に倒れない囲いが必要な方
  • 犬が自分で扉を開けてしまい、ロックを二重にしたい
  • 組み立てが苦手で、連結済みで届くものを探している方
  • 成長や多頭飼いに合わせて、あとからパネルを買い足したい
  • 掃除のときにサークルを動かさない使い方をする方
  • 15,000円台で、ドア付き8枚セットを揃えたい方

こんな方は別の選択肢を

  • 子犬をこれから迎える方はすり抜ける報告があります。柵の隙間が最大3.9cmのDOG SAFE8 NE ごくせまを見てください
  • 柵に掛ける給水ボトルを使いたい方は付かない報告があります。給水器対応パネルのあるライフマスターズ DOG SAFE8のほうが素直です
  • 掃除のたびにサークルを動かす方には15kgは重すぎます。8kg台のQUCOVER 連結パネルサークルが向いています
  • 賃貸で壁に何も貼りたくない方は、床固定だけで使うか、パネルを買い足して自立させる形になります
  • きれいな長方形に組みたい方は、ドアパネルだけ幅が違う点にご注意ください

サークルの選び方は犬のサークルとケージおすすめ10選にまとめています。