商品について

パネル12枚、総重量8kg。この2つの数字を見た瞬間に、うちで使っているサークルと同じだと思いました。

パフィ(ポメプー・5.12kg)のサークルはQUCOVERの連結パネル12枚セットで、130×130×高70cm、重さ8kg、柵の間隔は約5.2cm。2年半使っていて、メーカー公表値とうちの実測はぴったり一致しています。PETLOUNGEはパネル1枚が60×60cm、12枚で最大3.26㎡(約畳2畳)、総重量8kg。枚数も重さもほぼ横並びで、違うのは高さだけです。うちが70cm、こちらが60cm。

その10cmをどう見るか。これがこの商品の判断の全部だと思います。

高さ60cmという選択に、はっきりした理由がある

うちは高さ40cmのサークルを、パフィが体重1kgのころに飛び越えられました。それが70cmに替えた理由です。だから60cmと聞くと反射的に身構えるのですが、レビューを読むと60cmを積極的に選んでいる人が何人もいました。

木製を使用していましたが、かじられ食べられ、ワンコの体に良くないと思い、スチール製を探していました。高さが70センチ以上ばかりで、テレビの前に置いているので、視界が悪くなるかもしれないと憂鬱でしたが、60センチで頑丈とあったので購入を決めました。(中略)なかなか視界も良好で見た目よりも頑丈で素敵でした。

リビングに置くサークルは、部屋の見え方をそのまま変えます。70cmは大人の腰より高いので、テレビの前や窓際に置くと圧迫感が出る。10cm低いだけで印象が変わるのは、うちのサークルを見ていてもわかります。

脱走のほうは、レビューを見るかぎり大きな問題になっていません。13kgの柴犬で「飛び越えることもなく」、7kg弱のミニチュアシュナウザーで「手すりに捕まっても頭が少し飛び出るくらい」。うちが飛び越えられたのは40cmなので、60cmはまた別の話ではあります。ただ、若くてジャンプ力のある小型犬だと余裕はそれほど大きくないはずで、ここは慎重に見たほうがいいと思います。

買う前に知っておきたいのは、パネル上部の隙間

低評価のレビューで、いちばん深刻だったのがこれでした。

ポメラニアン(8ヶ月)男の子に購入しました。広さが十分で元気に走り回っています。元気良すぎてピョンピョン飛び跳ねるので、組み立て後すぐに柵と柵の上部の間から前足が下まで挟まって抜けなくなり(2回も!)キャンキャン痛がっていました。これではまた、ケガと骨折するかもしれないと思い付属で付いていたインシュロックを(横2本、縦1本)でクロスして縛りガードしました。

同じ趣旨の報告がもう1件ありました。「付属の接続パーツで隙間が出来るのは知っていましたが、脱走しようとした愛犬が隙間に前足の指の部分を挟んでしまって大騒ぎになったので、結束バンドで留めるように変更しました」。

パフィもポメプーで、帰宅時に興奮してサークルから飛び出しそうな勢いでジャンプを繰り返します。同じ体格で同じ動きをする子の話なので、これは他人事として読めませんでした。

対策ははっきりしていて、どちらの方も付属または市販の結束バンドで連結部を縛って解決しています。パネルを繋ぐパーツの構造上、角に隙間が残る。そこを最初に潰しておけばいい、ということです。組み立てたその日に結束バンドで留めるところまでを、購入とセットで考えておくのが安全だと思います。

12枚あるので、部屋を2か所に分けて使える

パネル12枚は多いです。小型犬1頭なら8枚で足りたというレビューが複数あり、余った枚数の使い道が話題になっていました。

「柵の枚数が多いので、リビングと寝室二箇所にケージを設置できて良かったです」「先代のも組み合わせ、2頭別々の個室にトイレスペース、余ったので個室トイレも作りました」「自動餌やり機を設置するにあたり、今使っているサークル内にはスペースが無いため、継ぎ足せる様なサークルがないかと思い探していた所、こちらにたどり着きました」。

うちも連結パネルを流用して、リビングとキッチンの間・ウォークインクローゼットの入口・階段・玄関前の4か所にゲートを置いています。同じ規格のパネルが余るというのは、そのまま家の中の困りごとに使えるということです。1枚あたり1,040円と考えると、この使い方はかなり効率がいい。

一方で「余った柵を仕舞うのも一苦労」という声もありました。使い道が思いつかない家では、枚数が多いことが単に邪魔になります。

形は長方形・正方形・多角形・L字と自由に組めます。ただし「組み変えるときストッパーを外すのが少し大変でした。指が痛くなりました」という指摘も複数あって、頻繁に模様替えする使い方には向かなそうです。

うちのQUCOVER 12枚と並べてみる

比較項目QUCOVER 12枚(使用中)PETLOUNGE 12枚
パネル1枚42×70cm・570g60×60cm
12枚での大きさ130×130cm最大3.26㎡(約畳2畳)
高さ70cm60cm
総重量8kg8kg
柵の間隔約5.2cm公表なし
素材ABS樹脂+鋼材スチール(取扱説明書はステンレス表記)
ありあり(1枚)
保証記載なし正規保証6か月
価格(税込)10,980円12,480円
楽天レビュー527件・4.39962件・4.48

うちのQUCOVERはパネル1枚が42×70cmの縦長で、こちらは60×60cmの正方形。同じ12枚でも、囲える形が違います。60cm角を12枚並べると外周は最大720cmで、うちの130×130cm(外周520cm)よりずっと大きい。広さを取りたいならこちらが有利です。

高さの10cmと、上部の隙間対策。この2つを許容できるなら、値段を含めてかなり真っ当な選択肢だと思います。

素材の表記が割れている点だけ、ひとつ引っかかりました。レビューに「中に入っていた取説には材質がステンレスと書かれていること。ショップページにはスチール製と書かれていること。どちらも鉄ではありますが、正しいのはどちらかな」という投稿があります。錆びやすさに関わるので、気になる方は購入前にショップへ確認するのが確実です。

こんな愛犬・飼い主さんにおすすめ

  • リビングに置くので、70cmだと圧迫感が出ると感じている方
  • 小型犬・中型犬で、畳2畳ぶんの広さを確保したい方
  • 余ったパネルを部屋のゲートや仕切りに回したい
  • 木製サークルをかじられて、スチール製に替えたい
  • 1万円台前半で、扉付き12枚を揃えたい方
  • 多頭飼いで、個室を2つ作りたい

こんな方は別の選択肢を

  • ジャンプ力のある若い小型犬には高さ60cmだと余裕が小さいので、QUCOVER 連結パネルサークル(70cm)やCITYDOG シンプルモダンケージ(75cm)を先に見てください
  • 結束バンドで補強する手間をかけたくない方は、パネル上部の隙間が構造として残ります
  • 完成品で届いてほしい方は、ライフマスターズ DOG SAFE8が組み立て不要で届きます
  • 柵の間隔を数字で確認してから買いたい方は、公表値がないため実物を見るまで判断できません

サークルの選び方全体は犬のサークルとケージおすすめ10選にまとめています。