商品について

うちのパフィ(ポメプー・メス・2歳・5.12kg)が、リビングで2年半使っているサークルです。パネルを1枚ずつつないで四角い囲いを作るタイプで、うちは普通用の12枚セット・ブラックを130×130cmの正方形で常設しています。

このサークルを買った理由ははっきりしていて、その前に使っていた高さ約40cmのサークルを、体重1kgだった子犬のパフィに飛び越えられたからです。1kgの子が40cmを越えます。あれは本当に焦りました。高さ70cmのこれに替えてから2年半、一度も越えられていません。

パネル1枚が幅42×高さ70cmで570g、12枚で130×130cm、重さは8kgちょうど。柵の間隔は約5.2cmで、素材はABS樹脂と鋼です。ここに書いた数字はメーカーの公表値ですが、うちで測った実寸と一致していました。

楽天の価格は2026年8月18日時点で10,980円から。レビューは527件で評価4.39(★5が269件、★4が206件、★3が42件、★2が7件、★1が3件)でした。安いサークルではありますが、527件を全部読んでみると、値段よりも「タイプの選び方」でつまずいている人のほうが多かったです。そこも含めて書きます。

高さ70cmを選ぶか、跨げる高さを選ぶか

まず決めるのはここだと思っています。このサークルは3タイプあって、高さがそれぞれ違います。

タイプ高さ
普通用犬サークル70cm犬用のドア(上下ダブルロック)
仕切り可能な犬サークル60cm犬用のドア+仕切りを作れる
横スライド扉犬サークル67cm横にスライドする扉

うちは70cmの普通用です。パフィは帰宅時に興奮すると飛び出しそうな勢いでジャンプを繰り返すので、この高さで正解でした。

ただ、高くすると別の問題が出てきます。人が跨げなくなるんですよね。レビュー527件のうち19件が「跨ぐ」ことに触れていて、そのほとんどが不満のほうでした。「154cmの身長で毎日、跨ぐのは大変」「扉が全開でなく、枠が残るため跨いで乗り越えなくてはならず足の短いわたしは毎回苦労します」といった声です。犬用のドアは付いていますが、あくまで犬が通る大きさで、上下の枠は残ります。人は跨ぐか、四つん這いでくぐるかになります。

逆に「今までサークルをよっこらしょと跨いで入っていたのですが、こちらのスライドドアタイプを購入し、入るのがとても楽になりました」という★5の投稿もありました。掃除で毎日中に入るなら横スライド扉タイプ、脱走を止めたいなら普通用の70cm、という分かれ方になります。

うちは入り口を開放して使っているので跨ぐ頻度が低く、この不満はあまり感じていません。閉じ切って使う予定の方は、ここを先に決めてください。

12枚で130×130cm、16枚で173×173cmまで広げられます

枚数でサイズが変わります。

枚数普通用(高70cm)仕切り可能(高60cm)横スライド扉(高67cm)
12枚130×130cm・8kg161×104cm・6.7kg130×130cm・9.5kg
14枚173×130cm・9.8kg213×104cm・7.8kg174×130cm・10.6kg
16枚173×173cm・11kg

うちの12枚(130×130cm)は畳1畳半くらいで、中にベッドとトイレと給水ボトルを入れています。それでもパフィが寝転がれる余白は残っています。レビューでも「広い」「広さは十分」に触れた投稿が107件あって、いちばん多く褒められているのが広さでした。9か月のダックスに16枚を買った方が「14枚でも充分な広さだと感じました」と書いていたので、小型犬なら12枚か14枚で足りると思います。

正方形だけでなく、長方形やL字にも組めます。部屋の形に合わせられるのがパネル型のいいところです。

組み立ては固いです。置く場所と形を先に決めてください

正直に書きます。組み立ては大変でした。 妻と二人がかりで、接続部分がなかなかはまらない。パフィがトリミングに行っている間を狙って作業したので静かにやれましたが、パフィがいたらもっとカオスだったはずです。

これはうちだけの話ではありませんでした。★1の投稿に「動画では簡単そうにパチパチ組み立てましたが、実際はほとんどの箇所の連結パーツがなかなかハマらず苦労しました」、★1の別の投稿に「硬すぎてなかなかハマらず旦那にトンカチでやってもらいました」とあります。

一方で「組み立てが簡単だった」という趣旨の投稿は182件あって、こちらが多数派です。この差はたぶんタイプの違いで、★3の投稿がその答えを書いていました。「私の購入した、仕切り可能タイプは、パネル同士の直接はめ込み式でした。はめ込むには、ゴムハンマーで叩き込まなければならないぐらいきつく、外す時は、さらに大変です」。同じ商品でも、連結ジョイントを使う方式と、パネル同士を直接はめ込む方式があります。

もう1つ、うちが時間を溶かしたのは途中で向きを変えようとしたことでした。一度はめると外すのがとにかく固い。「一度組み立てると外すのはとても固いので男の人にやって貰わないと無理でした」というレビューもあります。置く場所と最終的な形を決めてから組み始めてください。 これだけで作業時間はだいぶ変わります。

商品スペック

項目内容
パネル1枚幅42×高70cm・約570g(普通用)
柵の間隔約5.2cm
全体の耐荷重約50kg
素材ABS樹脂+鋼(粉体塗装)
カラーブラック / ホワイト / グレー / ブラウン(タイプにより異なる)
あり(普通用・仕切り可能は上下ダブルロック、別タイプは横スライド)
トレーなし
屋根なし
付属品連結ジョイント、滑り止めシール、日本語取扱説明書
保証1年
送料無料(北海道は別途1,000円、沖縄県・離島は別途3,000円)

タイプ・枚数・カラー別の価格

2026年8月18日時点の税込価格です。

タイプ枚数カラー価格
普通用犬サークル12枚ブラック / ホワイト11,980円
普通用犬サークル14枚ブラック / ホワイト13,580円
普通用犬サークル16枚ブラック / ホワイト14,980円
仕切り可能な犬サークル12枚グレー / ブラウン10,980円
仕切り可能な犬サークル14枚グレー / ブラウン12,980円
横スライド扉犬サークル12枚ホワイト14,980円
横スライド扉犬サークル14枚ホワイト15,980円

いちばん安いのは仕切り可能タイプの12枚で10,980円、いちばん高いのは横スライド扉の14枚で15,980円。同じ枚数でも、扉が横スライドになるだけで3,000円ほど上がります。セールやクーポンで動くので、買うタイミングでは価格を確認してください。

買う前に知っておきたい4つのこと

うちが2年半使って感じたことと、レビュー527件で繰り返し出てきた話を4つに絞りました。

トレーがありません。 うちは床にアイリスオーヤマのタイルカーペットを敷いて、その上に直置きしています。掃除のたびにサークルの端を片方ずつ持ち上げて掃除機をかけるしかなく、12枚で8kgあるので毎回それなりの作業になります。トレーを引き出して洗えるサークルと比べると、ここははっきり手間です。

市販の給水器が付かないことがあります。 レビューで給水器に触れた投稿は9件あり、そのうち7件が「付けられなかった」でした。原因は柵のパイプの太さで、ペットボトルを逆さに付けるタイプのホルダーが噛み合わないようです。うちは網に引っかけるボトル一体型の給水ボトル(400ml)を使っていて、こちらは問題なく付いています。ただし付けられる場所は限られます。今使っている給水器を流用するつもりなら、取り付け方式を先に見てください。

滑り止めシールの粘着が強めです。 床とサークルの両方にシールを貼って固定する仕組みで、「付属の滑り止めが結構粘着がありケージを持ち上げた際に危うくフローリングが捲れるところでした」というレビューがありました。賃貸の方は、シールを使わずマットの上に置く運用のほうが安心だと思います。なお仕切り可能タイプには滑り止めシールが付属しなかった、という報告もあります。

柵の間隔5.2cmは、超小型の子犬だと通ることがあります。 生後3か月のポメラニアンで「柵の隙間からすり抜けてしまいました」というレビューがありました。同じような悩みなら、柵の間隔が約3.9cmのサークルを選ぶほうが確実です。サークル選び全体の考え方は犬のサークルとケージおすすめ10選、40cmで脱走されて選び直した比較にまとめています。

ユーザーの声

楽天レビュー527件・評価4.39(★5が269件、★4が206件、★3が42件、★2が7件、★1が3件)から、繰り返し出てきた声をまとめました。

高評価の声

  • 組み立てが簡単だったという趣旨の投稿が182件。「工具が不要」「30分もあれば確実に組み上がります」という声が目立つ
  • 広さに満足した声が107件。16枚を買って「14枚でも充分だった」という報告も複数ある
  • 女性ひとりでも設置できたという投稿が25件。「当方女性ですが15分」というレビューもある
  • 部屋の形に合わせて長方形やL字に組める。2セット買って連結した人が26件いる
  • 高さがあるので脱走しない。「小型犬ですが、普通のサークルだと登って脱走をしてしまうのですが、人がまたいで入れて犬は出られないこの高さがちょうどよかったです」

気になる声

  • 人が跨ぐしかないという不満が19件。扉は犬用で、上下の枠が残る
  • 連結が固くてはまらない、外せない。★1・★2はほぼこの内容
  • 軽いので、力の強い犬が飛びついたり押したりすると動く。中型犬以上で「飛びついたら簡単に動いてしまうと思う」という声
  • 噛む犬だと塗装が剥げる。「ケージを犬がかなり噛むので塗装が剥げて床にボロボロ落ちる」
  • ドアのロックが心もとない。「ロックした状態でも開けれてしまいます」
  • パネルの単品追加ができない。追加したい人は同じセットをもう1つ買って連結している

読んでいて感じたのは、不満のほとんどが「使い勝手」ではなく「買う前の選択」で決まっていることでした。跨ぐ問題はタイプ選び、すり抜けは柵の間隔、動く問題は犬の体格。どれも注文画面で防げます。

こんな愛犬・飼い主さんにおすすめ

  • サークルを飛び越えられた経験がある方(普通用の高さ70cm)
  • 部屋の形に合わせて四角にも長方形にもL字にも組みたい
  • 1畳半以上の広さを、1万円台前半で確保したい
  • サークルの中にベッド・トイレ・水飲み場を全部入れたい
  • 子犬から成犬まで、枚数を足して長く使いたい
  • 掃除のたびに中へ入るので、人も通れる扉がほしい方(横スライド扉タイプ)

こんな方は別のサークルのほうがいいかもしれません

  • 掃除の手間を減らしたい方。トレーがないので、床の掃除はサークルを持ち上げる作業になります
  • 超小型犬の子犬を迎える方。柵の間隔5.2cmはすり抜けられることがあります
  • 力の強い中型犬・大型犬。11kgでも軽い部類で、体当たりで動きます
  • 屋根がほしい方。子犬期に毛布をかけて視界を遮りたい場合、屋根のあるケージのほうが向いています
  • 一度組んだら頻繁に形を変えたい方。分解がかなり固いです

2年半使って、買い替えを考えているのは掃除の一点だけです

最後に、うちの正直なところを書いておきます。

脱走防止という買った目的については、100点です。40cmで飛び越えられた経験があるので、70cmの安心感は代えがたい。強度もパフィがタックルすると多少歪みますが、手で引っ張れば戻る程度で、2年半壊れていません。子犬の頃はサークルの柵をかじる時期もありましたが、うちのは塗装が剥げるところまではいきませんでした。

不満は掃除ひとつだけです。トレーがないので、掃除機をかけるたびに8kgのサークルを持ち上げる。毎日のことなので、次に買い替えるならトレーを引き出して洗えるタイプにすると思います。

それと、余ったパネルの使い道。うちは連結パネルをそのまま流用して、リビングとキッチンの間、ウォークインクローゼットの入口、階段、玄関前の4か所にゲート代わりに立てています。これが便利な反面、妻が何度も足を引っかけていて、パネルはもうべこべこです。サークルの高さを上げると、人の動線も一緒に変わります。 ここは買う前に想像しておいたほうがいいポイントでした。

それでも、1万円台前半でこの広さと高さが手に入るサークルは他にあまりありません。組み立てさえ乗り越えれば、長く使えます。