商品について
ボンビアルコンのしつけるトレー XL メッシュタイプは、外寸93.6×64cmあります。A4用紙を10枚並べたのとだいたい同じ面積です。ペットシーツのスーパーワイド(90×60cm)が1枚まるごと入る大きさで、メーカーの区分は中型〜大型犬用。楽天のペットファミリーで8,300円(税込・2026年8月時点)でした。
先に正直に書いておくと、うちでは使っていません。パフィ(ポメプー・5kg・2歳)の体格に合わないから、ではなく、置く場所がないからです。リビングのサークルは130×130cm。そこに93.6×64cmのトイレを入れると、床面積の35%がトイレになります。パフィが伸びて寝られなくなるので、検討の初期段階で消えました。
それでも調べたのは、子犬の頃のパフィが留守番のたびにトイレの端をガジガジやる子で、今もそのトレーの端はささくれだらけだからです。シーツを網で覆ってしまうという発想には、当時ずいぶん助けられたはずでした。中型犬から上のサイズで、はみ出しとシーツのいたずらを同時に抱えている方はもっと切実だと思います。
楽天のレビューは83件で評価4.42。★5が48件、★4が24件、★3が10件、★2が0件、★1が1件という内訳でした。全部読んだうえで、良いところと、買ってから気づくと面倒なところを分けて書いていきますね。
93.6×64cmが、実際どれくらい大きいか
レビューで多いのが「思っていたより大きい」という反応です。「思っていた10倍くらい大きかった」(シェパードの飼い主)、「保健所から迎えた7.5kgの犬には完全に大き過ぎた」(★3)、「ワイドシート2枚ぶんを想像していたらデカい」。想像とのズレが、そのまま★3になっている印象でした。
うちで使っているトレーや、以前に調べた同じボンビアルコンの製品と面積で並べるとこうなります。サークルは我が家のリビング用(130×130cm=16,900cm²)を基準にしました。
| トレー | 外寸 | 面積 | サークル130×130cmでの占有率 |
|---|---|---|---|
| リッチェル ステップトレー レギュラー(うちで3台使用中) | 47.9×35.2cm | 約1,690cm² | 10% |
| ボンビアルコン しつけるトレー メッシュプラス S | 48×35cm | 約1,680cm² | 10% |
| ボンビアルコン しつけるウォールトレー M | 66.5×54cm | 約3,590cm² | 21% |
| しつけるトレー XL メッシュタイプ | 93.6×64cm | 約5,990cm² | 35% |
レギュラーサイズのトレーの3.5倍、ウォールトレーMの1.7倍です。ゴールデンレトリバーやラブラドールなら妥当なサイズですが、置き場所の話は体格と別に発生します。サークルに入れるつもりなら、サークルの内寸を先に測ってください。レビューにも「ゲージにぎりぎり入らず、上のフレームをトイレに乗せる無理な使い方をしている」という報告がありました。
高さは4.4cm。またぎやすさで言えば低いほうですが、レビューには「縁が少し高いので、トイレができていた子が最初は怖がった」という声もあります。慣れたそうですが、シニア犬や子犬に入れ替える場合は数日の様子見が要りそうです。
大きくして解決するのは、はみ出しのうち1種類だけ
トイレのはみ出しには、原因の違う型がいくつかあります。サイズアップで消えるのは、そのうち「体がトレーに収まっていない」型だけです。ここを取り違えると、8,300円を出して何も変わらなかった、になります。
レビューを見ると、収まっていない型の人はきれいに解決していました。「4ヶ月12kgの子がワイドサイズだと後ろ足だけ乗せてトレーの外にジャー。これに変えたらきちんとトレー内でできるようになった」「Mダックスは胴が長いので外していたが、変えてから外さなくなった」「多頭飼いでトレーを4枚並べていたが、トレーとトレーの隙間に流れてしまっていた。やっとスッキリした」。ラブラドール、ゴールデン、シェパード、バーニーズ、コーギー2匹、Mシュナウザーと、犬種は幅広いです。
一方で、うちのパフィのようなタイプには効きません。パフィは広いトレーでも決まって同じ位置でするので、そこに2回3回と続くとシーツが吸いきれず、メッシュのふちがじわっと濡れます。濡れているのを察知すると、そのトイレを避けて別の場所でしてしまう。これは面積の問題ではなく、シーツの吸収量と交換頻度の問題なんですよね。トレーを広げても、同じ場所に重ねる癖は変わりません。
足を上げて飛ばす型も、このトレーでは受け止められません。ふちが4.4cmしかないので、壁のあるトイレの領域です。同じボンビアルコンならしつけるウォールトレー Mが背面29cmの壁を持っています。
メッシュは載せているだけで、ロックがない
このトレーの構造は、本体トレーの上にメッシュカバーをかぶせる上下2重です。メッシュはフレームごと外れますが、ロックはありません。ここが評価の分かれ目でした。
外せることを利点として挙げる人は多いです。「トレー部分とメッシュ部分が繋がっていないので片手で簡単に外せる」「メッシュだけ外して丸洗いできる」「余計な引っ掛かりやロックもなく乗せてるだけなので、シーツを換えるのも楽々。子ども達もササッと取り替えてくれる」。シーツ交換が毎日3回発生する我が家の感覚だと、この手軽さはかなり効きます。
問題は、犬のほうも外せることです。「カバーのロックがないから持ち上げてシートを引きずり出せる。まじめにカバーのロックが欲しい」「コーギーくらいだと頑張れば鼻で開けられる」「勝手に外せないように簡易ロックを後付けした」。いたずら防止が目的で買った人にとっては、目的の半分が犬の器用さ次第になります。
回避策もレビューに出ていました。サークルの内側にぴったり収まるように置いて、物理的に持ち上げられなくする方法です。「サークルの内側でピッタリにしているので網部分を外される心配はありません」。93.6×64cmが入るサークルという条件は付きますが、確実です。
かじる子については、割り切りが要ります。「プラスチック製品をかじる子なので、やはりトレーもかじっています」(★4)、「6ヶ月のゴールデンに使って1ヶ月でメッシュ部分を破壊された。破壊部分がトゲトゲして危なく使えなくなった」(★3)。うちのパフィも生後半年ごろがいちばんひどくて、トイレの端をガジガジやっていました。噛む力が大型犬になると、PP樹脂のメッシュは分が悪いです。
網の上におしっこが残る
もうひとつ、買ってから気づく人が多かったのがこれです。メッシュがシーツのすぐ上に載っているので、おしっこが網の上に溜まり、そこを歩いた足に戻ります。
「メッシュの裏側がべったりでシーツから浮いていないので、足裏におしっこが戻ります」「付属の網の上におしっこが溜まりやすいのが難点。肉球に付くのを嫌がるので、用を足したらティッシュで拭いています」「オシッコした後のメッシュ部分は濡れているので、その上を歩かれると足も汚れます」。
これはこの商品固有の欠点というより、メッシュ付きトレー全般の構造上の話です。僕もカタログの「高さ4.9cm」を見て5cm近く浮いていると思い込んでいた時期があって、実際に見たらメッシュがシーツのすぐ上に載っているだけでした。カタログの高さはトレー本体の外寸で、メッシュとシーツの隙間ではありません。足を濡らしたくないなら、網とシーツの間に空間がある高床式(INULABO 高床式トイレトレーなど)が別のジャンルとして存在します。
うんちの扱いも同じ理由でひと手間かかります。「メッシュが格子状なので便が隅にくっついて掃除がものすごく大変」「うんちをしたとき少し網目に残って掃除が面倒」。ガバッと外して水洗いできるぶん、洗面所での作業になります。
公式は13,200円で品切れ、楽天は8,300円
価格の話をします。ボンビアルコンの公式オンラインショップでの表示は13,200円(税込・希望小売価格12,000円税別)で、2026年8月時点は品切れでした。楽天のペットファミリーは8,300円(税込)なので、差は4,900円あります。
もうひとつ知っておくと得なのが、メッシュだけの別売りがあることです。公式に「【別売用】しつけるトレーXL メッシュフレーム」が6,490円(税込)で並んでいます。かじられて壊したときに本体ごと買い直さなくて済む、という意味では安心材料です。
ただ、数字を並べると妙なことになります。
| 買い方 | 価格(税込) |
|---|---|
| 楽天 ペットファミリーで本体セット | 8,300円 |
| 公式でメッシュフレームだけ | 6,490円 |
| 公式で本体セット | 13,200円(品切れ) |
メッシュだけを買い直すのと、楽天でセットを買い直すのとで、差は1,810円しかありません。先ほどの「1ヶ月でメッシュを破壊された」レビューの方も、同じ計算をして「送料を合わせるとセットのほうが安いかな」と迷っていました。壊れたときはメッシュ単体に飛びつかず、そのときの楽天のセット価格と比べたほうがいいです。トレー本体も経年で割れるので、丸ごと新品にできるならそのほうが気持ちよく使えます。
なお公式は5,500円以上で送料無料ですが、そもそも本体が品切れなので現状の選択肢は楽天が中心になります。
商品スペック
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 商品名 | しつけるトレーXL メッシュタイプ |
| メーカー | ボンビアルコン |
| 品番 | 68100347 |
| JANコード | 4977082274031 |
| 外寸 | W936×D640×H44mm(93.6×64×4.4cm) |
| 対応ペットシーツ | スーパーワイド(90×60cm)1枚 |
| 材質 | 本体トレー・メッシュカバーともPP樹脂 |
| 構造 | メッシュカバーと本体トレーの上下2重(メッシュは取り外し可・ロックなし) |
| カラー | 本体ベージュ/メッシュカバー オフホワイト |
| 原産国 | 中国 |
| 対象 | 中型〜大型犬 |
| 別売パーツ | メッシュフレーム単体 6,490円(税込・メーカー公式) |
| 価格 | 8,300円(税込・楽天ペットファミリー・2026年8月時点) |
耐荷重はメーカー公式の製品情報でも空欄で、数値が公表されていません。レビューには「4ヶ月30kgのグレートデンに使っている。80kg超えの成犬に耐えられるか見守ろうと思う」という書き込みがありました。超大型犬で乗り降りが激しい場合は、メッシュのしなり具合を見ながら使うことになります。
シーツの敷き方で、月のコストが2倍以上変わる
93.6×64cmを毎日埋めるので、シーツ代は無視できません。ここは選び方で本当に変わります。
メーカーが対応をうたっているのは、しつけるシーツのスーパーワイド(90×60cm)1枚です。公式ショップだと15枚入りで2,035円なので、1枚あたり約136円。1日1回全面を替えると月4,080円になります。
一方、レビューで多かったのは小さいシーツを複数枚敷き詰めて、汚れたところだけ抜く運用でした。「ワイドを3枚敷いて汚れた物だけを取り替えるスタイル」「レギュラーサイズを4枚敷き詰めて、1日の取り替え頻度も少なくなった」「汚れた箇所を切り取ってツギハギで使えるのでゴミが激減しました」。
うちで使っているシーツの単価で計算すると、こうなります。
| 敷き方 | 1回ぶんの枚数 | 1回あたり | 1日1回で月あたり |
|---|---|---|---|
| しつけるシーツ スーパーワイド(15枚2,035円) | 1枚 | 約136円 | 約4,080円 |
| HAMI PET 厚型 スーパーワイド(100枚4,380円) | 1枚 | 約44円 | 約1,320円 |
| デオシート しっかり超吸収 無香 レギュラー(112枚1,848円) | 4枚 | 約66円 | 約1,980円 |
| 同上・汚れた1枚だけ交換 | 1枚 | 約16.5円 | 約495円 |
同じトレーを埋めるのに、月4,080円と月495円が並びます。この差は本体価格8,300円を2か月で超えます。純正のスーパーワイドにこだわらず、手持ちのシーツを何枚か並べる前提で選んでいいと思います。
ただし、レビューには「ワイド2枚を敷いてみたら若干足りなかった」という報告もありました。93.6×64cmに対してワイド(60×45cm)2枚では埋まりきらないので、3枚敷きか、レギュラー4枚敷きか、スーパーワイド1枚か。買う前に手持ちのシーツで並べ方を決めておくと、届いた日にバタつかずに済みます。
複数枚敷きにすると、汚れた1枚だけを抜く運用ができます。においが気になる場合は、BOS 防臭袋のような袋に入れてから捨てると、ゴミ箱まわりの空気が変わります。
ユーザーの声
楽天ペットファミリーのレビューは83件で評価4.42。2012年から2026年まで14年ぶんが並んでいて、長く売られている定番だとわかります。内訳は★5が48件、★4が24件、★3が10件、★2が0件、★1が1件でした。
良かったという声
- ワイドサイズでは後ろ足がはみ出していたが、これに変えてトレー内でできるようになった(4ヶ月12kgの中〜大型犬)
- 多頭飼いでトレーを2〜4枚並べていた頃の「トレーとトレーの隙間に流れる」がなくなった
- ペットシーツを引っ張り出す・引きちぎるいたずらが止まり、シーツの使用量も減った
- メッシュを片手で外せて、そのまま水洗いできる
- 10数年使って網が割れたので買い替えた、5年使った、3年目も問題なし、という長期使用の報告が複数
- 網目があると脚に力が入るようで、しつけ用として買ったが成犬になっても使い続けている(ゴールデンレトリバー)
気になる声
- メッシュにロックがなく、持ち上げて開けてしまう子がいる。簡易ロックを自作した人も
- 網の上におしっこが残り、足裏に戻る。用を足したあとに拭いている人もいる
- 格子状のメッシュに便がくっついて、掃除に手間がかかる
- 6ヶ月のゴールデンの子犬が1ヶ月でメッシュを破壊し、割れた部分がとがって使えなくなった
- 想像よりかなり大きい。7.5kgの中型犬には大きすぎたという声も
- すべり止めがなく、走り回るとずれる(一方で「重いのでずれません」という声もあり、床材と犬の勢いによる)
★1の1件は、においについてでした。「トイレの片付け後、これまでにないにおいがして部屋中が臭くなる。独特のプラスチックのにおいがきつく、洗っても何をしても臭い」という内容です。同じ指摘は他の82件には見当たらなかったので、個体差か、使用環境の相性かもしれません。ただ、においに敏感な方が読むなら知っておいたほうがいい1件だと思うので、そのまま載せておきます。
同じ悩みでも、サイズを1つ下げたほうがいい場合
楽天のペットファミリーには、同じ「しつけるトレー メッシュ」シリーズの小さいサイズも並んでいます。価格の段差はこうでした(いずれも2026年8月時点)。
| 商品 | 価格(税込) |
|---|---|
| しつけるトレーメッシュ S | 2,070円 |
| しつけるトレーメッシュ M | 3,155円 |
| しつけるトレー XL メッシュタイプ | 8,300円 |
MからXLで5,000円以上開きます。ここを埋めるサイズがないので、「Lサイズを探してもなかった」というレビューが複数ありました。中型犬でMとXLのあいだに落ちる場合、選択肢は他社のワイド〜大型トレーになります。
小型犬でシーツのいたずらだけが悩みなら、同じ構造で48×35cmのしつけるトレー メッシュプラス Sのほうが置き場所で困りません。シーツをカバーで四隅ごと挟んで固定するタイプならアイリスオーヤマ フチもれしにくいトレーニングペットトレーもあります。トレー全体の選び方は小型犬のトイレトレー選びにまとめてあります。
こんな愛犬・飼い主さんにおすすめ
- ワイドサイズのトレーから体がはみ出して、後ろ足がトレーの外に出てしまう中型〜大型犬
- ラブラドール、ゴールデン、シェパード、バーニーズなど、成犬時に25kgを超える犬種を子犬から迎える方
- Mダックスやコーギーなど胴が長くて、正方形に近いトレーだと収まりきらない子
- 多頭飼いでトレーを2枚以上並べていて、隙間に流れて困っている方
- ペットシーツを引っ張り出す・引きちぎる子と暮らしていて、誤飲も心配な方
- 93.6×64cmを置けるサークルの内寸か、床のスペースがある方
- シーツを複数枚敷いて、汚れたところだけ抜く運用にしたい方
こんな方は注意
- メッシュにロックがありません。器用な子は自分で持ち上げます。サークルの内側にぴったり入れる置き方だと防げます
- 網の上におしっこが残ります。足が濡れるのを嫌がる子には、高床式のほうが向いています
- 格子に便が挟まります。柔らかい便の日は、外して洗う前提で考えてください
- かじる力の強い子はメッシュを割ることがあります。割れた縁はとがるので、そのまま使い続けないでください
- 93.6×64cmは想像よりかなり大きいです。買う前にメジャーで置き場所に当ててみてください
- 耐荷重が公表されていません。超大型犬で毎日乗り降りする場合は、しなり具合を見ながら使うことになります
- すべり止めが付いていないので、走り回る多頭飼いだとずれることがあります。吸着ロングマットのような滑りにくい床材と組み合わせると安定します
買う前に、測っておいてほしいところ
このトレーで失敗する人の理由は、レビューを読むかぎりほぼ1つでした。大きさを想像で決めていることです。★3の10件のうち、半分近くが「大きすぎた」でした。
測ってほしいのは3か所です。1つ目は置き場所の内寸。サークルに入れるなら、外寸ではなく内側の実寸を測ってください。ぎりぎり入らなくてフレームの上に乗せる、という無理な使い方をしている方が実際にいます。2つ目は愛犬が伏せたときの体の長さ。トレーの奥行64cmは、伏せた体の長さに10cmほど足した値と比べると判断しやすいです。3つ目は、手持ちのシーツを何枚並べると埋まるか。ここが決まっていないと、届いた日にシーツが足りません。
僕はこの3つを測って、うちには入らないという結論になりました。130×130cmのサークルの35%がトイレになって、パフィが寝転がる場所が消えます。でも、体の大きい子と暮らしていて「トレーの外にジャー」を毎日片付けている方にとっては、8,300円で終わる話かもしれません。レビューで多かったのは「もっと早く買えばよかった」で、次に多かったのが「思ったよりデカい」でした。その両方が同じ商品の同じ性質から来ているのが、このトレーのわかりやすいところだと思います。
楽天は店舗によって価格も送料の条件も変わるので、購入前に最新の価格を確認してみてくださいね。
