商品について

クリーンワン 金の炭シートは、シーズイシハラが出していた犬・猫・小動物用のトイレシートです。レギュラーサイズは約44×34cmで80枚入り。名前のとおり消臭炭を使ったシーツで、炭のシートを2層重ねた構造になっています。パッケージには「小型犬のオシッコ3回分を安心吸収」と書かれていて、分類としては厚型のシーツです。表面材には特許出願中の新開発トップシートを使っていて、吸ったおしっこが足に戻ってこないことを売りにしています。生産国は日本。

先に大事なことを書いておきます。この商品はメーカーが生産を終了していて、いま買えるのは流通在庫だけです。 それでも商品ページを作ったのは、雑誌『LDK』のペットシーツ比較で10製品中1位のベストバイを取った実力があるからで、2026年8月10日時点では楽天のcharm 楽天市場店に在庫があり、1,568円で普通に買えます。この後に在庫限りである話と、同じ会社の現行シリーズの話もちゃんと書きます。

うちがこのシーツを調べた理由は、はっきりしています。パフィ(ポメプー・5kg・2歳)と暮らして2年半、わが家がシーツに求める条件は「濡れているのが見えること」に絞られてきました。以前、色付きや炭入りのシーツを使っていた時期に、おしっこをしても見た目が変わらず、気づいたらびちゃびちゃになっていたことがあったからです。だから炭入りシーツは、消臭力に興味はあってもずっと選択肢から外していました。

ちなみに香りについては、うちはそこまで厳しくありません。今使っているデオシートはフローラル&グリーンの香り付きで、これでパフィがトイレを外したことはないんですよね。過去に一度、別の香りの強いシーツに替えたときに失敗が続いたことがあって、そのときは慌てて戻しました。香りそのものがダメというより、急に強い匂いに変わると混乱する子がいるという話だと思っています。

その基準を揺らしたのが、楽天レビューにあったこの一文です。「おしっこの色が、炭タイプであってもオレンジ色になるものが多く、血尿かと勘違いして病院に行ったこともありましたが、これはおしっこの色がグレーになるところが気に入っています」。濡れたところがグレーに変わるなら、うちが炭入りをやめた理由そのものが消えるかもしれない。そう思って調べ始めました。

まだ買っていません。なので以下は使った感想ではなく、うちの条件に当てはめて確かめた記録です。

新開発トップシートで、吸ったおしっこが足に戻らない

このシーツの構造上の柱は2つあります。表面の新開発トップシート(特許出願中)でおしっこを素早く吸い込むことと、その下の2層構造で液を横に広げず1か所に留めること。パッケージにも「スピード吸収」「スポット吸収」「強力消臭」の3つが並んでいます。

この「液が戻ってこない」性能は、雑誌『LDK』のテストで数字が出ています。晋遊舎の検証機関LAB.360で、疑似尿を吸わせたシーツに15枚のろ紙を乗せて前後の重さを測るという方法で、金の炭シートは液戻り5.00点の満点。検証した10製品の中で最高でした。総合評価4.67でベストバイ1位です。

『LDK』のテスト項目金の炭シート補足
液戻り(瞬間吸収力)5.0010製品中の最高点
引っかき耐性4.002位のサラリは3.00
消臭力5.0030分後の臭気強度1.5
総合4.6710製品中1位・A+評価

うちにとって一番刺さるのは液戻りです。パフィは同じ場所に連続でおしっこをする癖があって、そうするとリッチェルのステップトレーのメッシュのふちがじわっと濡れてきます。ちょうど足をかけるあたりが濡れると、パフィはそのトイレを嫌がって外すんですよね。これ、2年半ずっと解決していません。シーツ側で液が戻らないなら、少なくとも足に直接つく分は減らせるはずです。トレーのふちに滲む分までは消えないと思いますが。

引っかき耐性4.00というのも、うちの過去を考えると見逃せない数字でした。パフィは子犬の頃、留守番のたびにトイレの端をガジガジやっていて、いまでもトレーのふちは全部ささくれています。あの時期にシーツを破られて中の吸収材が散らばったことも何度かあって、正直あれはうんざりしました。楽天レビューにも「ひっかいてもなかなか破れないので、中のジェル材が出にくいのが良い」「他の炭シートは表面が破れて中の綿が散らかるけど、これは表面が破れにくい」という声が並んでいます。『LDK』の評価コメントも「爪はやや引っかかりやすく穴はできるものの、その穴は広がりにくい」でした。穴は開く。でも広がらない。ここは正確に書いておきます。

炭で消臭。うちが炭入りをやめた理由は、この商品だと当てはまらないかもしれない

消臭は2層の消臭炭シートで受け持っています。香料をかぶせるのではなく、炭がニオイを吸着する方式です。

『LDK』の消臭力テストは、犬ではなく猫の尿を使うという少し意地悪な条件でした。強烈なニオイを染み込ませて、直後と30分後の臭気強度を測る。金の炭シートは30分後も臭気強度1.5で、ほとんど感じられなかったという結果です。臭気判定士の石川英一さんのコメントも「高いレベルの消臭力で、時間が経ってもニオイがしません」でした。ここは5.00点の満点評価です。

で、うちの問題です。冒頭に書いたとおり、僕が炭入りシーツをやめたのは消臭力に不満があったからではなく、濡れているのが見えなかったからでした。黒っぽいシーツだとおしっこをしても表面の色が変わらず、近づいて触らないと分からない。1日3枚ペースで「おしっこを1〜2回したら交換」というやり方をしているので、見た目で判断できないのは致命的だったんです。

金の炭シートの表面材は白い不織布で、レビューによると濡れた部分がグレーに変わるとのこと。つまり全面が黒いタイプとは見え方が違うようです。ただ、ここで気をつけたいことがあって、同じレビューの続きにこう書いてあります。「なので、おしっこの色で健康状態をチェックしているワンには適さないのかもしれません」。

これは正しい指摘だと思います。整理するとこうなります。

見たいもの金の炭シート白色の薄型シーツ
おしっこをしたかどうか分かる(濡れた部分がグレーに変わる)分かる
おしっこの量・広がりだいたい分かる分かる
おしっこの色(血尿・濃さ)分かりにくい分かる

パフィは自分で不調を言えないので、毎日のトイレは体調を知る手がかりでもあります。血尿に気づけるかどうかは、正直ゆずれない部分です。だからうちで使うとしたら、日中の在宅時は白色の薄型のまま、夜と留守番のときだけこれに替えるという分け方になると思います。全部を置き換える商品ではないな、というのが調べての結論でした。

44×34cmは、レギュラーの中では大きめです

ここは買う前に必ず確かめてほしいところです。同じ「レギュラー」でも、商品によってサイズがけっこう違います。

商品シートサイズ
クリーンワン 金の炭シート44cm × 34cm
デオシート しっかり超吸収44cm × 32cm
アイリスオーヤマ 薄型レギュラー44cm × 32cm
瞬乾ペットシート サラリ45cm × 32cm

横幅はほぼ同じで、金の炭シートだけ奥行きが2cm長いんですよね。たった2cmと思うかもしれませんが、シーツを四隅で押さえるカバー付きのトレーを使っていると、この2cmで入らないことがあります。うちが以前使っていたアイリスオーヤマのFTT-485はまさにカバーで挟むタイプで、あれは指定サイズを外すと閉まりませんでした。

うちの現行のリッチェル ステップトレー レギュラーは外寸47.9×35.2cmのメッシュタイプで、上に載せるだけなので34cmでも問題なく収まります。ただ余白はほとんどありません。カバーで固定するトレーを使っている方は、手持ちの実寸を測ってから買ってください。ここを外すと80枚まるごと使い道がなくなります。

逆に言うと、奥行きが2cm広いぶんカバーできる面積は広いわけで、おしっこの位置がずれがちな子には有利に働くこともあります。パフィのようにトレーの端ぎりぎりでする子だと、この2cmはありがたいかもしれません。

商品スペック

項目内容
シートサイズ約44cm × 34cm(レギュラー)
入数80枚
吸収量の目安小型犬のおしっこ約3回分(パッケージ表記)
表面材ポリオレフィン不織布
吸水材綿状パルプ、吸水紙(消臭炭紙)、高分子吸水材
防水材ポリエチレンフィルム
結合材ホットメルト接着剤
外装素材ポリエチレンフィルム
対象犬・猫・小動物
生産国日本
メーカー株式会社シーズイシハラ
JANコード4990968114085

吸収量については、パッケージに「小型犬のオシッコ3回分」とあるだけで、何ml吸うという数字はメーカーからは出ていません。通販サイトによっては「約90cc」と書いているところもありますが、一次情報で裏が取れなかったので、ここでは3回分という表記のままにしています。

生産終了しています。買うなら在庫限りです

ここが、この商品を選ぶうえで一番大事な話です。

シーズイシハラの公式サイトを見ると、犬用の炭シーツとして載っているのは「消臭炭シート ダブルストップ」シリーズ(レギュラー100枚・80枚/ワイド50枚・40枚/スーパーワイド20枚・16枚/小型犬用)だけで、金の炭シートは商品一覧から外れています。個別の商品ページも削除されていました。『LDK』の記事にも2025年12月17日に「※こちらの商品は生産終了しています」という一文が追記されています。テストで1位を取った商品が終売、というのはなかなか切ない話です。

一方で、流通在庫はまだそれなりに残っています。2026年8月10日時点では楽天のcharm 楽天市場店に在庫があり、13時までの注文で即日発送、1,568円(税込)。ほかにAmazon・Yahoo!ショッピング・ヤマダウェブコムなどでも取り扱いがありました。

そのうえで、買い方の考え方はこうなると思います。

使い方判断
毎日使う定番シーツにしたい向きません。数か月後に同じものを買えない可能性が高いです
夜と留守番のときだけ使いたい1袋80枚なら消費がゆるやかなので、在庫のあるうちに試す価値はあります
気に入ったのでまとめ買いしたいcharm 楽天市場店はお一人様4点(320枚)まで。ほかの店を含めて確保するかたちになります

うちがもし買うなら1袋だけです。定番の置き換えを前提に大量に買って、気に入ったのに次が買えない、というのが一番しんどいので。それに以前から、途中で合わなくなって使わなくなった半端な袋が家に何袋か眠っているんですよね。あれを増やしたくないという気持ちもあります。

同じ会社の現行品に乗り換えるなら「消臭炭シート ダブルストップ」シリーズになりますが、これは金の炭シートとは別の商品です。『LDK』のテスト対象にも入っていないので、同じ性能が出るとは書けません。乗り換え先として名前を挙げておくにとどめます。

1枚19.6円をどう見るか、うちの数字で計算してみました

1,568円 ÷ 80枚で、1枚あたり約19.6円。うちが今使っているデオシート108枚1,850円は1枚あたり約17.1円なので、単価だけ見ると少し高いです。

ただこのシーツは3回分吸う前提の厚型なので、単価だけで比べても意味がありません。うちの使い方で計算してみました。

使い方1日のコスト1ヶ月(30日)
今のうち(デオシート約17.1円 × 3枚)約51円約1,542円
金の炭を1日1枚約20円約588円
金の炭を1日2枚約39円約1,176円
金の炭を1日3枚約59円約1,764円

分岐点は1日2.6枚でした。2枚以内に収まれば今より安くなり、3枚使うと今より高くつきます。

そしてうちは、おしっこを1〜2回したら交換、うんちでトイレが汚れたらその都度交換というやり方で、トイレも3箇所あります。この運用のままだと枚数はたぶん減りません。つまり「厚型に替えれば安くなる」は、わが家には自動的には当てはまらないんですよね。枚数が減るのは、交換のタイミングを回数ではなく時間で決めている家です。

おしっこ1回あたりで見るとこうなります。

商品タイプ1枚あたりおしっこ1回あたりの目安
うちのデオシート(108枚1,850円)薄型約17.1円約17.1円
アイリスオーヤマ 薄型レギュラー薄型約5.6円約5.6円
ペッツビレッジクロス 炭入り厚型厚型約17.8円約5.9円
クリーンワン 金の炭シート厚型約19.6円約6.5円

1回あたり約6.5円は、厚型としては標準的なところです。ペッツビレッジクロスの炭入り厚型(約5.9円)のほうが少し安い。ただあちらは320枚のケース買いが前提で、シーツ全体がグレーです。80枚から試せて、濡れたところが色で分かるという点では、金の炭シートのほうが最初の一歩としては入りやすいと思います。

もうひとつ、送料の話を。この商品は送料込みではないので、1,568円の1袋だけ買うと送料が上乗せされます。楽天のセール(3月・6月・9月・12月のスーパーSALE、ほぼ毎月のお買い物マラソン、5と0のつく日)と送料無料ラインを合わせて買うのが現実的です。レビューにも「値上がりしたので他の炭タイプをいろいろ試した」という声があって、この商品も価格が動いてきた経緯があるようです。

ユーザーの声

charm 楽天市場店の評価は5.00・10件(2026年8月10日時点)。件数は少ないですが、書かれている内容は具体的でした。

高評価の声

  • 他の炭シートは表面が破れて中の綿が散らかるが、これは表面が破れにくくて中身が飛び散らない
  • ひっかいてもなかなか破れず、中のジェル材が出にくい
  • ニオイもちゃんと抑えられる
  • 値上がりを機に他の炭タイプをいろいろ試したが、結局これが一番だった
  • 他の炭タイプはおしっこがオレンジ色になるものが多いなか、これはグレーになるのが分かりやすい

気になる声

  • おしっこの色で健康状態をチェックしている子には向かないかもしれない(同じレビュアーの指摘)
  • 価格が値上がりした時期があった

表示されている範囲では低評価のレビューは見当たりませんでした。ただ10件しかないので、評価が固まっているとは言えません。むしろ参考になるのは『LDK』のテストのほうで、10製品と並べたうえで液戻り・消臭力ともに満点、引っかき耐性だけ4.00という弱点の場所がはっきり分かるデータが出ています。

面白いのは、リピーターの評価が「破れにくさ」に集中していることです。消臭力を褒める声より、表面が丈夫で中身が出ないという声のほうが多い。シーツをひっかく子と暮らしている飼い主にとっては、消臭よりそっちのほうが日々の実害に直結するんですよね。うちも子犬の頃を思い出すと、よく分かります。

サイズ展開

サイズシートサイズ入数
レギュラー(本ページの商品)44cm × 34cm80枚
ワイド60cm × 44cm40枚

ワイドは60×44cmで40枚入り。レギュラーのちょうど2倍の面積です。どちらも生産終了品なので、在庫の状況は店によって差があります。

サイズの選び方は面積だけで決めないほうがいいと思っていて、うちの場合はトレーの内寸のほうが先に効きます。パフィはレギュラーのトレー3台で回していて、ワイドに替えるならトレーごと買い替えになり、置き場所の話になる。サークルの床面積を削ってまで広げる価値があるかは別問題なんですよね。そのあたりの考え方は小型犬のトイレトレー選びにまとめています。

こんな愛犬・飼い主さんにおすすめ

  • シーツをひっかく・かじる子と暮らしていて、中身が飛び散るのにうんざりしている方(『LDK』引っかき耐性4.00、レビューでも破れにくさの評価が最多)
  • 夜や留守番の時間帯だけ、交換しなくていいシーツを敷いておきたい方
  • 香料でごまかすのではなく、炭でニオイを吸わせたい
  • 全面が黒い炭入りシーツで濡れが見えず、使うのをやめた経験がある方(濡れた部分がグレーに変わります)
  • 320枚のケース買いはまだ怖いので、80枚から炭入りを試したい

こんな方は注意

  • 毎日の定番シーツを探している方には向きません。生産終了で在庫限りです
  • おしっこの色で健康チェックをしたい方は、日中は白色の薄型シーツにして、これは夜と留守番用にするのがおすすめです
  • カバーでシーツを挟むタイプのトレーを使っている方は、奥行き34cmが入るか実寸を測ってから買ってください
  • 1日3枚以上使う家庭では、今より月200円ほど高くなる計算です。枚数が多い家はアイリスオーヤマの薄型レギュラーのような1枚5〜6円台のほうが合います
  • 足濡れ対策で選ぶなら、同じ『LDK』テストで液戻り満点だった瞬乾ペットシート サラリも候補になります。ただしあちらは引っかき耐性3.00で、色はパステルグリーン、ヒノキの香り付きです

ニオイ対策は、シーツだけでは終わらないんですよね

最後に、消臭目的でこのシーツを探している方へ。うちが2年半やってみて思うのは、部屋のニオイの正体はシーツの上ではなくゴミ箱の中だということです。

どれだけ消臭力の高いシーツを敷いても、使い終わったシーツをそのままゴミ箱に入れれば、フタを開けるたびに立ちのぼってきます。うちは使用済みのシーツとうんちを、シモジマの食パン袋(1枚約3円)に1回ずつ入れて口を結んでから捨てるようにしていて、これでかなり気にならなくなりました。夏場は本当に助かっています。正直、シーツの消臭力を上げるより効きました。

それと、トイレを外す・足が濡れるといった悩みは、シーツを替えても解決しないことがあります。パフィの場合、濡れているのはシーツの表面だけでなくトレーのメッシュのふちなので、液戻りの少ないシーツを敷いてもトレー側が濡れれば同じことなんですよね。おしっこが下に落ちる高床式のトイレトレーに興味があるのは、そういう理由です。

金の炭シートについては、在庫があるうちに1袋だけ買って、夜のトイレ1箇所で試してみようと思っています。確かめたいのは「濡れたところが本当にグレーで分かるか」の一点。試したらここに追記します。