この宿について
兵庫県朝来市、竹田城跡のふもとに広がる城下町にある「ホテルEN」は、創業400年余りの旧木村酒造場を再生した宿です。明治期に建てられた築110年超の建物は国の登録有形文化財で、町なかに点在する6棟13室に分かれています。JR播但線の竹田駅からは徒歩3分。
このうち犬と泊まれるのは、楠棟の201号室と桂棟の501号室の2室です。どちらも1日1組限定の一棟貸切で、出入口も別になっています。
犬と泊まれるのは2室だけ
楠201は「VMGスイート」で257㎡・6名定員、中庭付きのメゾネット。桂501は「VMGプレミア」で127㎡・4名定員、吹き抜けのあるメゾネットです。どちらも滑りにくいペット用の床材が使われています。
受け入れは1室につき3頭まで、合計体重25kgまで。料金は1頭目が無料で、2頭目からは1頭5,500円が現地払いで加算されます。合計25kgという上限があるので、大型犬は対象外と考えておくのが確実です。
宿泊の条件は、生後4か月以上、トイレのしつけができていること、無駄吠えをしないこと、留守番ができること。発情中は利用できません。当日は狂犬病予防注射済証と混合ワクチンの接種証明書のコピーを持って行きます。
食事のあいだは留守番になる
客室のなかは同室で過ごせますが、フロント・レストラン・クラブラウンジには犬を連れて行けません。チェックインの手続き中と、レストランで食事をするあいだは、客室のケージで留守番です。ケージは25kgまで対応のものを宿が貸してくれます。
ただし「愛犬と古民家ステイ・お部屋食」というプランもあり、こちらを選べば夕食を客室でとれます。犬を長時間ひとりにしたくない飼い主さんは、予約の時点でお部屋食のプランを選んでおくと過ごし方が変わります。
犬まわりの設備
楠棟には中庭があり、愛犬の遊び場として使えます。中庭には犬を洗えるスペースとケージが用意されています。
客室に備えられているアメニティは、飛び出し防止ゲート、ケージ、フードボウル2枚、犬用のおやつ、犬用バスタオル、犬用シャンプー、トイレシート、散歩用のエチケット袋、ウェットティッシュ、消臭除菌防虫スプレー、防臭ごみ箱、粘着ローラー。持ち物はかなり減らせます。
風呂と食事
風呂は檜の大浴場で、竹田城跡と雲海をかたどった湯舟になっています。天然温泉ではないので、そこを目当てにするなら別の宿のほうが合います。客室によってはプライベートバス付きです。
食事は発酵蔵を改装したレストラン「LE UN(ルアン)」でのフレンチ。但馬牛や香住蟹といった地元のブランド食材と、朝来の野菜が使われます。15時から22時と翌朝8時から10時に開くクラブラウンジではドリンクが自由に飲めます。客室にはテレビも時計も置かれていません。
竹田城跡と周辺の散歩
竹田城跡は犬を連れて登れます。駅裏登山道などの徒歩ルートのほか、山城の郷から料金所まで片道約2.2kmの道があります。ただし天空バスは、全身が隠れるキャリーバッグに入る小型犬しか乗せられません。中型犬なら歩いて登る前提で計画を立てます。
宿の周りにも歩ける場所があります。徒歩5〜10分の表米神社、雲海の名所として知られる立雲峡の登山道、円山川の河川敷。竹田町屋カフェ寺子屋はテラス席が犬同伴可です。城下町は水路沿いに家並みが続いていて、朝の散歩コースとしてちょうどいい規模です。
チェックインは15時から20時、チェックアウトは11時。車は市営の竹田まちなか観光駐車場を無料で使えます。
泊まった人の声
評価は楽天トラベルが4.67(218件)、Yahoo!トラベルが4.47(42件)。スタッフの接客と地元食材のフレンチ、古民家の雰囲気を挙げる声が目立ちます。犬連れの投稿も複数あり、宿泊記では「スタッフに犬を飼っている方が多くペットフレンドリーだった」と書かれています。
不満として挙がるのは、温泉ではないこと、古い建物ゆえの建て付けや扉の音、夕食のフレンチが量として多いこと、客室にテレビがないこと。静かに過ごすための造りなので、にぎやかさを求めると物足りなく感じるかもしれません。
なお犬と泊まれるのは一棟貸切の上位2室のため、料金は施設の最安帯とは別枠になります。一休.comの犬同伴プラン(夕朝食付)では2名1室で8万円台からです。