この宿について
犬連れの宿でいちばん惜しい時間は、夕食です。せっかく一緒に来たのに、その1時間か2時間だけ部屋で留守番させる。部屋食のある宿は限られるし、都市部だとなおさら見つかりません。
神戸市灘区の六甲山上にあるホテル神戸六甲迎賓館は、レストランに犬を連れて行けます。全23室が犬同伴可で、客室のタイプも選びません。
レストランに連れて入れます。条件はカートと服です
楽天のプラン本文には「レストランへの同伴は、お料理に毛が入らないよう服の着用をお願いします」とだけ書かれていますが、公式サイトにはもう少し詳しい条件が並んでいます。
「レストランでは必ずリードの着用の上カートでのご来店をお願いします。カートをお持ちでない方にはホテルで貸し出し致します」。つまり抱っこや足で歩かせての入店ではなく、カートに乗せます。持っていなくても借りられます。
そのうえで、料理に毛が入らないよう服を着せます。落ち着かせるために、においの付いた敷物を持って行くとよいとも書かれています。
条件がもう2つあります。ヒート中の犬はレストランに同伴できません。それと、店が混んでいるときは同伴を断られる場合があります。
ほかの犬が苦手な子なら、無理せず部屋で待たせる選択もあります。所定のフックかケージを使います。
部屋食のプランもあるので、レストランを使わずに朝夕とも客室で食べることもできます。
楽天のクチコミに「イヌと一緒に食事ができてよかったです」(2025年11月)という短い投稿がありました。
犬のサイズに上限がなく、料金は一律3,300円です
サイズの制限がありません。公式サイトのよくある質問に「小型犬・中型犬・大型犬はもちろん、老齢犬のワンちゃんも安心してご宿泊いただけます」とあります。条件は「室内犬に限ります」だけです。
料金はサイズにかかわらず1頭3,300円(税込)。公式サイト、楽天のプラン本文、Yahoo!トラベル、一休の4か所で同じ金額です。18kg以上が大型犬、18kg未満が中小型犬という区分はありますが、これは犬用ビュッフェの料金に効くだけで、宿泊料は一律です。
楽天のクチコミに、こんな声がありました。「犬のサイズに応じて(空室があった為)お部屋を調整頂きました。建物築浅で綺麗ですし、夏場早朝なら三宮などの海岸線より5度程度涼しいので、小型から超大型犬に至り犬種を問わず非常に優しい環境・設備設定で有意義な宿泊となりました」。
ワクチンは5種以上の混合と、毎年の狂犬病の予防接種です。証明書の提示を求められることがあるので持って行きます。高齢やアレルギーで接種できない場合は、公式サイトから同意書をダウンロードして提出すれば相談に応じてもらえます。
ヒート中と、ヒートが終わってから2週間以内は泊まれません。ここは他の宿より厳しめです。来館前にブラッシングを済ませておくことも求められます。
予約のときに、備考欄へ頭数、名前、犬種、性別、生年月日を入力します。
ドッグランが2か所あって、夏は犬用プールが出ます
ドッグランは天然芝と人工芝の2種類です。
天然芝の「こべろくドッグラン」はホテル裏のこべろく広場にあって、約300坪。人工芝のドッグランはホテルの後庭で、神戸の街と大阪湾の夜景が見えます。公式サイトによると人工芝は「ワンちゃんの足に優しい柔らかい素材」を選んでいるそうです。敷地は全体で約2,300坪あります。
夏は人工芝のドッグランに犬用のプールが設置されます。2026年7月のクチコミに「大きなドッグランも犬用プールもあり愛犬も喜んで楽しんでいました」とありました。
利用時間について、公式サイトが明記しているのは日帰りで訪れる人向けの条件(11時から15時、1頭1,650円税込)だけです。宿泊者の条件は書かれていませんが、クチコミには「ドックランもあり、夜も利用できたので、夕食後に遊ばせました」「時間を気にせずドッグランを使え」という記述があります。
こべろくハウスの貸切予約が入っている日は使えないことがあります。
犬用の備品は公式サイトに一覧があります。ケージ、消臭剤、エチケット袋、粘着ローラー、足拭きタオル、トイレトレー、トイレシート、フン取りキャッチャー、ウェットティッシュ、食器、スプーン。客室と廊下の両方に置かれているという報告がクチコミにもありました。
ひとつだけ足りなかったものが書かれています。「ペットベットがなかったので、持参すれば良かったと思いました」。犬用のベッドは持って行ったほうがよさそうです。
犬用のビュッフェがあります
犬の食事も頼めます。公式サイトの料金ページに出ていて、大型犬が3,300円、中型犬と小型犬が2,200円(いずれも税込)。「ワンちゃんに合わせてお食事の量を大・中・小とご用意致しております」という説明で、ビュッフェ形式です。宿泊記によると小型犬は120gまで好きなメニューを皿に盛れて、朝食も犬用に頼めるそうです。
日中の一時預かりもあります。サイズ一律で3,300円(税込)。公式サイトに「ワンちゃんをホテルに残して観光を楽しむ場合などにご利用ください」とあります。犬を連れて行けない場所へ寄りたいときの逃げ道になります。
館内でどこまで一緒に行けるかは、公式のよくある質問に書かれています。「風呂場・お手洗い以外は基本可能」。大浴場と客室の内風呂には犬を入れられません。ロビーや廊下などの共用部は、リードを着けたうえでカートで移動します。
クチコミにこうありました。「大浴場以外犬連れOKなのに、清潔で臭いも全くない全館、場所柄、虫対策もされており、久しぶりに、気持ちよく宿泊させていただきました。常連さんが多いのも納得です」。
六甲山上で唯一の天然温泉があります
お風呂は「煉瓦の湯」と「備長炭の湯」の2つで、どちらも内湯と露天風呂が付いています。源泉は神戸二軒茶屋温泉で、六甲山系の西側から湧く天然温泉です。
泉質は低張性弱アルカリ性泉、単純弱放射能泉(単純弱ラドン泉)。効能は関節痛、五十肩、リウマチ、神経痛。露天には寝湯があります。入湯税が1人150円かかります。
クチコミに「温泉の性質は有馬温泉の銀泉と同じとか。柔らかなお湯で、露天風呂はとても気持ちよかった」という声がありました。
サウナはありません。
レストランは2階の「繋」です。左官職人が手で塗った壁と大きな扉。窓の外に神戸の市街地と港、大阪湾が広がります。夕食は神戸六甲和牛をメインにした創作フレンチ、朝食は和食と洋食から選べます。
客室は23室すべて禁煙です。シングル(17.8平方メートル・シャワーのみ)、ツイン(34.8〜41.8平方メートル)、バリアフリールーム(42平方メートル)、デラックスツイン(48.3平方メートル)、スーペリア(66.9平方メートル)。バルコニー付きです。
シングルは狭めなので、大型犬だと窮屈かもしれません。クチコミに「人間1人と大型犬1頭だったのですが、部屋は狭くて、安いビジネスホテルよりもやや狭いくらいです。何処でも後を着いてくる系大型犬なので、すれ違えないこともしばしば」という投稿がありました。
カフェショップ「Forest DeLi Cafe & Shop」では犬用グッズも売っています。
なお、フロントを含む館内のサービスは22時30分から翌6時まで休止し、一部が消灯します。
丁字ケ辻バス停から徒歩5分、駅からの無料送迎があります
阪神高速3号神戸線の魚崎出口から、国道43号と表六甲ドライブウェイを経由して山上へ上がります。
公共交通なら、六甲山上バスか阪急バスの「丁字ケ辻」バス停で降りて徒歩約5分です。
阪急六甲駅とJR六甲道駅からの無料送迎もあります。事前予約が要り、時期や時間帯によっては出ない場合があります。
六甲ケーブルを使う場合、犬は完全に覆えるペットカートかケージに入れれば1頭100円で乗れます(小型犬)。
駐車場は37台分で無料。EV充電スポットもあります。
六甲山上には犬と行ける場所があります。六甲ガーデンテラスは展望塔とデッキとテラスがリード着用で同伴可(自然体感展望台 六甲枝垂れと店内は不可)。六甲山カンツリーハウスには約2,000平方メートルのドッグランがあって、犬の利用料は1頭1,000円、3頭以上は1頭800円です。毎月11日は「わんわんデー」で犬の入場が無料になります。
公式サイトには「ワンコとお散歩コース」のPDFと、近隣の動物病院リストも用意されています。
兵庫のほかの宿は兵庫の犬と泊まれる宿一覧から探せます。
泊まった人の声
楽天トラベルの評価は4.63で、クチコミは45件です。項目別は朝食4.71、夕食4.69、接客4.67が高く、いちばん低いのが温泉・お風呂の4.41でした。じゃらんnetは22件ありますが、過去1年の有効件数に足りず評価点は表示されていません。
犬連れの声で目立つのは、スタッフの対応です。「スタッフさんがとても優しく、犬が吠えてしまった時も優しくして下さり本当に思い出の一泊になりました。不満点もありません。犬もとても楽しそうに笑ってくれて、お写真のサービスも宝物になりました」。
「わんちゃんファーストのホテルでした。誕生日が近いので、サプライズいただきました」という投稿もありました。
不満として挙がっているのは部屋の広さです。「生憎の天候で観光もドッグランも楽しめず、部屋でずっと過ごすには大人3人、ワンコとでは部屋が狭かった。食事は夜朝共に満足」。天気が悪い日に室内で過ごすことを考えるなら、広めの部屋を取ったほうがよさそうです。