この宿について
京都府南丹市美山町、日本の原風景と呼ばれる里山の街道沿いに建つ「料理旅館きぐすりや」は、大正12年創業の家族経営の料理旅館です。明治時代に薬商を営んでいたことが屋号の由来で、宿の裏手には日本海の海の幸を京へ運んだ鯖街道の面影が残ります。ペットプランを使えば、小型犬と同じお部屋で美山の夜を過ごせます。
犬と泊まれる宿というと専用設備の整ったリゾートが目立ちますが、こちらは昔ながらの料理旅館に愛犬と一緒にお世話になるスタイル。京地鶏やジビエ、天然鮎といった美山の食材を使った料理の評判がとにかく高く、楽天トラベルの評価は4.75。「料理を目当てに犬連れで美山へ」という旅が成立する、ちょっと珍しい一軒です。
ペットプランで小型犬と同室に
愛犬と泊まるには、必ずペットプラン(ワンちゃん同宿プラン)から予約します。他のプランで申し込むと受け入れてもらえないので注意してください。対象は小型犬で、混合ワクチンと狂犬病ワクチンを接種済みであること、トイレや無駄吠えなど基本のしつけができていることが条件です。
ペット専門の宿ではないため、ドッグランのような専用設備はなく、犬用の食事・ケージ・おやつ・おもちゃ・トイレ用品はすべて持参する必要があります。館内のルールもシンプルで、廊下や階段などの共用スペースでは抱っこするかケージに入れて移動すること、お布団の中で一緒に寝ないこと。昔ながらの宿に「お邪魔します」の気持ちで泊まる、そのくらいの距離感がちょうどいい宿だと思います。
京地鶏すき焼きと美山の恵み
この宿の主役はなんといっても食事です。ワンちゃん同宿プランの夕食は、平飼い地卵でいただく京地鶏のすき焼き。プラス2,000円で季節の会席に変更もできます。季節ごとに美山川の天然鮎や美雪がもの鴨鍋、松茸、ジビエなど、地元の旬がふんだんに登場する地産地消の料理は、口コミでも絶賛が並びます。朝食は地元食材の和定食です。
食事は部屋または個室での提供なので、まわりに気兼ねなくゆっくり味わえます。ペットプランで愛犬をどこで待たせるかはプランや時期で変わる可能性があるため、予約時に食事場所とあわせて確認しておくと安心です。
古民家の趣と岩風呂
館内は古民家の趣を残した落ち着いた空間で、お風呂は岩風呂。敷地には茅葺きの古民家(別館)もあり、囲炉裏鍋やテントサウナといった体験プランも用意されています。地域の食材を50%以上使うなどの取り組みでサステナブルトラベルの認証も受けていて、美山の暮らしと文化を丸ごと味わえる宿です。
全館禁煙(屋外に喫煙スペースあり)で、電気自動車の充電設備(2台分・宿泊者無料)があるのもうれしいポイントです。
愛犬と歩く美山さんぽ
宿のまわりは、由良川の上流域に広がるのどかな里山。裏手の鯖街道の面影をたどる散歩は、朝の日課にぴったりです。車で約23分の「美山かやぶきの里」は、茅葺き屋根の集落が並ぶ屋外の観光スポットなので、愛犬と一緒に歩いて散策を楽しめます。車で約15分の道の駅「美山ふれあい広場」では、名物の美山牛乳を使ったソフトクリームも味わえます。
京都市内の寺社めぐりとちがって、美山は屋外の見どころが中心。犬連れ旅との相性がいいエリアです。
アクセス
車の場合は、京都縦貫自動車道の園部ICから府道19号・368号経由で約50分。電車の場合はJR山陰本線の日吉駅から車で約30分で、美山町内への送迎もあります(宿泊の2日前までに要問い合わせ)。駐車場は10台・無料です。
山道のドライブになるので、車酔いしやすいわんちゃんは休憩をはさみながら向かうのがおすすめです。
泊まった人の声
楽天トラベルの評価は4.75(85件)と、料理旅館らしい高評価です。とくに目立つのは「京地鶏もジビエも絶品」「鮎が忘れられない」といった料理への賛辞と、女将さんの温かい人柄・気配りへの声。古民家の趣ある空間も好評です。
犬連れの視点では、専用設備こそないものの、静かな里山でのんびり過ごしたい飼い主さんと相性抜群。ごはんのおいしい宿でゆっくりしたい、観光は愛犬と屋外を歩きたい、という美山らしい犬旅の拠点になってくれます。