この宿について
冬の日本海にカニを食べに行きたい。でも犬をどうするか。犬連れでいちばん詰まるのがここです。カニ宿は犬がだめなことが多く、犬OKの宿はカニが弱い。
別館カワナツは、その両方が成り立っている数少ない宿です。兵庫県美方郡新温泉町、JR浜坂駅から車で3分。松葉ガニの水揚げ量日本一の浜坂漁港が目の前にあります。
小型犬なら追加料金なしで泊まれて、夕食は1階の個室に犬を連れて入れます。
小型犬は追加料金なしで泊まれます
公式サイトの館内施設のページに、宿が自分で書いた条件があります。
「当館は小型犬・猫に限ります。(10㎏程度です)」
上限は10kg程度です。中型犬以上は受け入れていません。猫も泊まれます。
料金はかかりません。楽天トラベルのプランに「追加代金無しで同宿OK!」、詳細情報の館内設備欄に「追加代金不要」、じゃらんnetのキャッチにも「ペット同宿無料◎」とあります。書いてある場所が3つに分かれていて、どれも同じことを言っています。
2026年5月に泊まった人のクチコミにも出てきます。「ワンコ2匹連れていましたが犬の料金無料もありがたかったです」。実際に請求されていません。
予約するときは、宿へ一度電話をして犬を連れて行くことを伝えます。公式サイトにも「ペットを連れてこられるお客様はご予約の際に一度ご連絡をいただきご相談ください」とあります。
頭数の上限は公表されていません。ただクチコミには2匹連れの投稿が複数あり、チワワ2匹の家族も泊まっています。何匹までかは電話のときに確認してください。
犬と入れるのは客室と1階の個室です
ここがこの宿の中心です。夕食も朝食も1階の個室で出てきて、犬を連れて入れます。
公式サイトの書き方はこうです。「お食事は個室の案内となりますのでご一緒にお入りいただけます。ただしお食事の準備等でスタッフが出入りいたしますのでその時は手を離さないようにお願いいたします」。
食べている間、犬を部屋に置いて鳴かせる心配がありません。
しかも座敷ではありません。2024年10月に泊まった人が書いています。「お食事の部屋は一階で、座敷ではなく少し高さのあるテーブルだったので犬を連れて行っても安心して楽しむことができました」。座敷だと犬が料理に近づきますが、テーブル席ならその心配が減ります。
犬を連れて歩けるのは客室と食事処までです。それ以外の場所では抱っこします。廊下も玄関も同じです。
寝るときは布団と座布団に上げられません。公式サイトの条件に「就寝の際にお布団や座布団では寝かせないようによろしくお願い致します」とあります。犬用のベッドかマットを持って行くことになります。
ペット専用の宿ではない点は、宿自身がはっきり書いています。「ペット専用ではないことをご理解ください。ペット連れでないお客様も宿泊いたします」。犬が苦手な人も同じ建物に泊まります。
犬用の設備はないので持ち物が要ります
宿にペット用の設備はありません。ドッグランも足洗い場もありません。楽天トラベルの案内にも「ペット用の設備等はございません。ケージ・ペットのお食事等のご準備をお願い致します」とあります。
持って行くものはケージ、フード、トイレ用品です。
そのうえで、宿の側で用意してくれているものもあります。2025年5月に泊まった人の投稿です。「ペットメインのお宿ではないですが、入り口に足拭き用のウェットシートが置かれてたり、トイレシートやオムツ用のゴミ箱が置かれてたり」。
ニオイを心配する人もいると思います。2025年2月の投稿に「ペット可の宿だったので匂いがあるかな、と思っていまましたが、全く臭いはなく、気になりませんでした」とありました。
犬連れが集まる日は、それなりに賑やかになります。2024年10月の投稿が正直に書いています。「落ち着かないわんちゃんが多かった日だったのかもしれませんが、ずっと鳴いている部屋の子が数匹いました」。静かに過ごしたい人は、このあたりを込みで選ぶことになります。
玄関には宿の猫のももちゃんがいます。犬が猫に強く反応する子なら、入るときに気をつけてください。
カニは浜坂港のタグ付きを使います
主人は蟹ソムリエです。じゃらんnetのキャッチに「地物に拘った蟹ソムリエ主人の作る料理自慢の宿」とあります。
使うのは浜坂漁港で揚がったタグ付きのブランド蟹です。公式サイトは「直前まで生きていた活ガニでないと味わうことが出来ません」と書いています。
松葉ガニのフルコースの中身は、かにしゃぶ(半枚)、ゆで蟹(1枚)、蟹刺し、焼き蟹の陶板焼き(半枚)、甲羅の焼きみそ、かに雑炊です。これに旬魚のお造りと野菜が付きます。
量は多めです。2024年11月にチワワ2匹と泊まった人が「夕食は食べきれない程のボリュームでカニを堪能させて頂きました」「蟹スプーンが要らないくらい食べやすく調理してあり嬉しかったです」と書いています。食べきれない分は持ち帰りを頼めた例もあります。
松葉ガニのシーズンは11月上旬から3月末です。値段は内容で大きく変わり、タグ付き活松葉ガニのフルコースが2名利用で1人51,700円から、蟹刺しを抜いたコースが38,500円から、平日限定の小ぶりな活松葉ガニなら29,700円からになります。
カニの時期を外しても料理は出ます。1月から11月上旬は紅ズワイガニ(香住蟹)のフルコースが25,300円から、春から秋の季節の旬会席が20,900円から。夏は岩牡蠣、あわび、但馬牛、浜坂の地海老が並びます。
犬連れでいちばん使いやすいのは、平日限定のリーズナブルプランです。2食付きで2名から4名なら1人17,600円。素泊まりなら12,100円から、朝食付きは13,200円からです。
風呂は温泉ですが家庭の風呂に近い大きさです
浜坂の天然温泉で、源泉は65℃。泉質はナトリウム・カルシウム塩化物泉です。入れるのは朝5時から、夜は22時30分まで。内湯が男女に1つずつで、露天とサウナはありません。
ここは期待値を合わせておいたほうがいい部分です。「大浴場」と案内されていますが、実際は小さめです。クチコミにも「こじんまりでしたが、めちゃくちゃ気持ち良かったです」「お風呂は家族風呂のような感じですが温泉を堪能できました」とあります。
脱衣所も簡素です。2023年10月の投稿に「お風呂はドアを開けたらのれん一つで脱衣所なのがドキドキしました」とありました。
宿の向かいには七釜温泉「ゆ〜らく館」があります。フロントに入浴の割引券が置いてあるので、宿の風呂が混んでいるときはそちらに行けます。
入湯税は大人150円が別にかかります(12歳以下は無料)。
客室と部屋数
客室は「おまかせ和室」の7.5畳が1種類だけです。定員は1名から4名、禁煙で、バスとトイレは付いていません。トイレは男女別の共同で、ウォシュレット付きです。Wi-Fiは無料。冬は羽毛布団とこたつが入ります。
布団は先に敷いてあります。宿が「お客様の時間を大切に考えているため、スタッフの出入りを制限しております」と説明しているとおりで、夜に人が入ってくることがありません。犬連れだとこれは助かります。
部屋数は楽天トラベルが7室、じゃらんnetが6室と書いていますが、公式サイトは「1日4組様までの受け入れとさせていただいております」としています。受け入れは4組が上限だと考えておくのが確実です。
アクセス
JR山陰本線の浜坂駅から車で3分、歩くと15分ほどです。浜坂駅までなら送迎があります。じゃらんnetの記載では「1度での送迎は車両の関係上3名までとさせていただきます」となっているので、人数が多いときは分乗になります。
駐車場は無料です。楽天トラベルは8台、公式サイトは屋根付き4台とEVスポット1台としています。EV充電スタンドがあり、こちらは有料です。バイク専用の車庫も最大6台分あり、こちらは事前予約と排気量の申告が要ります。
宿の目の前は松林と砂浜です。海水浴場まで100m。散歩にはちょうどいい場所で、クチコミにも「お宿の目の前が松林とビーチがあって、お散歩にもピッタリです」とあります。
ひとつだけ注意があります。夜の散歩は暗いです。「夜の近隣のお散歩は、ホント真っ暗過ぎました」という投稿がありました。ライトを持って行ってください。
兵庫のほかの宿は兵庫の犬と泊まれる宿一覧から探せます。
泊まった人の声
楽天トラベルの評価は4.64で、クチコミは76件。じゃらんnetは4.6で63件です。Yahoo!トラベルには掲載がありません。
楽天の項目別では、接客・サービスと夕食がどちらも4.82でいちばん高くなっています。逆に低いのは温泉・お風呂の4.25と設備の4.27。料理と人で評価されていて、ハードは値段なりという読み方ができます。
犬連れの投稿が多いのがこの宿の特徴です。
「小型犬と泊まれるカニ料理の宿として利用させていただきました。食事処に一緒に入れるのが魅力です」
「家族4人と愛犬を連れて蟹が食べられるこちらはお世話になりました」「夜ご飯は、、、お部屋とは別部屋でのご用意でしたが、個室で愛犬も一緒に行けるのがとても良かったです」
「ワンちゃん連れて散歩に行く時も声かけてくれ、帰って来ても声かけて頂き、なんだかほっこりした気持ちになれました」
「蟹が食べたい!そして犬も一緒に泊まれるところ!という条件で検索し、ヒットしたお宿です」
読者が探している条件と、泊まった人が書いている言葉がほぼ同じです。