商品について
カリカリマシーンV2は、うちのこエレクトリックのタイマー式の自動給餌器です。スマホもWi-Fiも使わず、本体のボタンで時間と量を決めます。価格は11,980円で、楽天レビューは485件、評価は4.45。
この機械のいちばんの売りは、1回に出す量を5g刻みにできることです。標準の10gプロペラを同梱の5gプロペラに替えると、1回5gから50gまで5g単位で設定できます。体の小さい犬に、1日分を何回にも分けて出したい家には、ここが効いてきます。
パフィ(ポメプー・5.1kg)では使っていません。カリカリを食べてくれない子で、ごはんは半生フード。この機械はドライフード専用です。それでも、店が「シリーズ累計16万台突破」と書いている定番なので、485件を全部読んで、犬の家で何が起きているかを拾いました。先に書いておくと、犬の話は13件しかなく、猫の話は202件あります。
5gプロペラに替えると、1回5gから50gまで5g刻みで出せます
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 型番 | UE-TM-V2 |
| 本体サイズ | 約H380×W240×D317mm(フードトレイ設置時) |
| 重さ | 約2.3kg |
| タンク容量 | 約4.5L |
| 1回の量 | 10gプロペラ(届いた時に装着済み)で10〜100g/5gプロペラ(同梱)で5〜50g |
| 使えるフード | 粒が5〜15mmのドライ(5gプロペラ使用時は5〜12mm)。フリーズドライはドライと混ぜて使う。半生・缶詰・ウェットは不可 |
| タイマー | 1分単位で1日6回まで、24時間ごとに繰り返し |
| 電源 | 単1アルカリ電池3本、またはACアダプター(DC5V/1A)。両方入れると停電時に電池へ切り替わる |
| 電池だけで使った場合 | 約2〜3か月(充電式電池は使えない) |
| センサー | 赤外線で空の給餌を検知してエラー表示 |
| そのほか | 録音した声で呼びかけ、乾燥剤ポケット、工具なしで分解して洗える |
| トレイ | ステンレス |
| 保証 | 購入日から1年 |
| 価格 | 本体11,980円/専用ステンレストレイ2,290円 |
5gプロペラは、いまは最初から箱に入っています。ただ、レビューを古い順に読むと、発売してすぐの2023年前半には「10g単位しかない」「5g刻みならよかった」という声がいくつも並んでいました。その後、5gのプロペラがおまけとして付いてきた、店から別に送ってもらった、という報告に変わり、今は同梱です。10g単位への不満が書かれた古いレビューは、今の箱の中身とは違う話だと思って読んでください。
実際に何グラム出るかは、フードしだいです。5gプロペラで「7〜8g出る」という報告が2件、「5gだったり4gだったり」が1件、10gプロペラで「5gしか出なかった」という犬の家もありました。プロペラを付け間違えて初日に倍の量をあげてしまった、という★4もあって、これはちょっと笑えません。届いたら、家のフードで何回か出してキッチンスケールで量る。設定はそのあとです。
犬の話は485件中13件で、小型犬の家の声は数えるほどです
猫の家が大半なのは、ほかの自動給餌器と同じです。そのうえでV2は、犬の言及が13件と特に少ない機種でした。それでも、犬の家が買った理由ははっきりしています。
いちばん具体的だったのは、肝臓の数値を指摘された犬の家です。
うちの犬が健康診断で肝臓がやや悪いと言われ、これ以上悪くしないための食餌のアドバイスとして、食餌回数を増やし、一度に沢山食べるのではなく、少量を回数多めで与えるのが良いと言われました。(中略)現在、3時・7時・11時・15時・19時・23時の6回与えており、うち7時と19時分のみ、投薬の為飼い主から与えています。(2023年11月・星5)
夜中の3時と23時を機械に任せて、薬が要る朝晩だけ人があげる。1日6回の上限を、ちょうど使い切る使い方です。胃腸が弱くて1日に何回かに分けている犬の家、フードの量が5gの端数になる犬の家も、同じ理由で選んでいました。
パピヨン1匹の家は、超小粒のフードで1回分が約9gだったそうです。ティーカッププードルの家は、発売直後の★4で「一回の量が10g〜なので、5g単位ならと要望したい」と書いていました。いま買うなら、この要望は5gプロペラで解決しています。
本体の安定感は、犬の家からは悪く書かれていません。前に使っていた円盤型の給餌器を1週間で壊した犬の家が、これはイタズラされなかったと★4を付けています。一方で猫の家からは「猫がよく倒してしまいます」という★3も出ていて、倒すという言葉が出てくるレビューは15件ありました。重さは約2.3kgです。体重のある犬や、鼻で押す癖のある子なら、置き場所を壁際の角に寄せておくのが無難です。
★3以下42件のうち12件は、タイマーの時間に出なかった話です
★の内訳は★5が286件、★4が157件、★3が25件、★2が7件、★1が10件。★3以下の42件を読むと、いちばん多いのは「設定した時間にフードが出ないことがある」で、12件ありました。
出なかったときの様子は、だいたい同じです。
使い始めて5日、ご飯が出ないことがあります。たまたま在宅時に気が付き手動で出しましたが、外出時に猫がお腹を減らしてしまうと思うとかわいそうです。 指定の時間を過ぎても数字は消えずに残ったままで、次の予約の数字が点滅していました。(2023年4月・星1)
エラーも出ずに、その回だけ飛ばされる。1日4回の設定で2週間記録を取り、そのうち4日はどこかの回が出なかった、と書いた★1もありました。ビビりの犬がやっと機械の前で待つようになったのに、3週間で4回出なかった、という★2もあります。
ただ、この12件のうち10件は2023年の投稿でした。2023年のレビューは485件中232件なので、全体の半分弱の年に、出なかった報告の8割以上が集まっています。2024年以降は2件で、うち1件は詰まりで出なかった話です。初期の個体に偏っていた可能性はありますが、ゼロになったわけではありません。
V2にはスマホとのつながりがないので、出なかったことを外から知る方法がありません。ここがカメラ付きの上位機種との本当の差だと思います。留守が長い日に任せるなら、使い始めの2週間は家にいる日に動かして、出なかった回がないかを見ておく。見守りカメラがある家なら、給餌の時間にトレイの前を映しておけば分かります。
もうひとつ、時計のずれの話が15件ありました。店に問い合わせた★3の人は、「モーターが回るときに電力が届かずずれる。3か月程度で時刻の再設定が要る」と案内されたそうです。ACアダプターだけで使っていて1日に10分近く遅れた人は、電池を入れたら遅れが止まったと書いていました。コンセントで使う家も、単1電池3本は入れておくのがよさそうです。
音は好意11・指摘6で、ステンレス皿に落ちる音に驚く子がいます
AIによるレビュー要約で、好意と指摘の差がいちばん小さいトピックが音でした(好意11・指摘6)。音が大きい、びっくりした、という言葉が出てくるレビューは39件、静か・気にならない、は7件です。
鳴るのは、モーターが回る音と、フードがステンレス皿に落ちるカラカラという音、それに設定のときの電子音です。猫の家からはこんな★3がありました。
機能は記載通りなのですが、起動音とカリカリがステンレス皿に落ちる音がうるさいので結局早朝に起きてしまいます。。。(2026年3月・星3)
店が出している比較表でも、V2の音声調整は「調整不可」です。上位機種のV2C Plusは4段階で変えられますが、V2は録音した呼びかけの大きさも変えられません。
慣れるまでの期間は、1週間ほどという声が多かったです。最初は近寄らなかった猫が、1週間で音が鳴ると駆け寄ってくるようになったという★5もありました。逆に、老犬になった子には「それが逆にいい」と、落ちる音を合図として歓迎している犬の家もあります。音が合図になるなら、短所が長所に変わるわけです。
うちのパフィは、家の外の洗濯機や車の音でも吠えてしまう子です。起き上がりこぼし型のおもちゃを買ったときも、鼻でちょっと触っては離れるのを繰り返して、結局遊びませんでした。この音に慣れるには時間がかかりそうなので、うちなら旅行の2週間前から、ふだんのごはんの横に置いて鳴らしておきます。
こんな犬・飼い主に向く/向かない
向いているのは、ドライフードを食べる小型犬で、1日分を4〜6回に分けて少しずつ出したい家です。胃腸が弱い、空腹で吐く、薬の時間以外を機械に任せたい、という場面に5g刻みが合います。スマホの設定が苦手な家族でも、本体のボタンだけで使えます。電池だけで2〜3か月動くので、コンセントの遠い場所にも置けます。
向かないのは、留守中に「ちゃんと出たか」をスマホで確かめたい人と、音に敏感な子です。出なかった報告は2023年に集中しているとはいえ、知る手段がない以上、長い留守を完全に任せるには不安が残ります。留守番の長さの目安は犬の留守番は何時間まで大丈夫かに書きました。
小型犬に、仕事の日の昼にも5gだけ出してあげたい。この機械は5gプロペラで1回5gから出せて、1日6回まで時間を決められます。出なかった回がないかは、使い始めの2週間を家で見ておけば確かめられます。仕事の日も、お昼の少しを抜かせずに済むようになります。
