商品について

歯ブラシを口に入れさせてくれない子の家で、次に検討されるのがごはんにかける粉です。この「食べる歯磨き革命」もその一つで、いつものフードに付属のスプーンでかけるだけ。うがいも拭き取りもいりません。

原材料は5つだけです。

青パパイヤ、酵素(穀物麹)、くま笹、食物繊維、プロポリス

「◯◯エキス」「◯◯抽出物」といった、中身がどれだけ入っているかわからない表記を使っていないのがこの製品の設計です。裏面に全部書ける状態にしてある、というのがメーカーの言い分で、実際に原材料表は5行で終わります。

30gで約2か月。1日あたり約65円です

体重で1日の量が決まります。

体重1日の目安
6kg未満(小型犬)約0.5g
6〜15kg(中型犬)約1g
15〜25kg(大型犬)約1.5g

付属スプーン1杯が約0.5gなので、パフィくらいの5kg級なら1日1杯です。30gで約2か月、1日あたり約65円という計算になります。6gのお試しサイズが998円で別に用意されていて、まず食いつきを試したい人はそちらから入れます。

粉のデンタルケアを1日あたりの値段で並べると、こうなります。

商品内容量・価格1日あたり(5kg級)
プロデン デンタルケア40g 1,980円約8〜17円
KPS マウスクリーナー237ml 2,480円約50円
食べる歯磨き革命30g 3,880円約65円
Dr.YUJIRO デンタルパウダー 朝用35g 6,292円約70円
デンタルクリーン 180g180g 7,830円約104〜209円

真ん中あたりです。いちばん安いプロデンとは4倍ほど開きますが、ここに並ぶ製品はどれも中身の方向が違うので、値段だけで並べても選べません。値段は動くので、買う前に確かめてください。

1,186件を数えたら、満点が半分に届きませんでした

楽天のレビューを全ページ取得して星ごとに数えました。1,186件で平均4.20、内訳はこうです。

件数割合
★5524件44.2%
★4450件37.9%
★3165件13.9%
★224件2.0%
★123件1.9%

目を引いたのは★4の450件です。★4と★3を足すと615件で、全体の52%。半分以上が満点をつけていません。同じ粉タイプで先に商品ページを作ったプロデン デンタルケアは344件で平均4.44、★1が0件でした。件数はこちらが3倍以上多いのに、平均はこちらのほうが下がります。

何が★4で止めているのかを見るために、本文の中身も数えました。

言及の内容件数(1,186件中)
リピートに触れている447
口臭が減った・気にならなくなった250
においについて触れている225
歯石・歯垢に触れている191
食べない・避ける・食いつきが悪い198
猫に与えている144
値段・価格の高さに触れている100
効果がわからない・変化を感じない90
獣医・動物病院に触れている38
下痢・軟便・吐いた16

★4に多いのは「食べてはくれる。口臭も少し軽くなった気がする。でも奥歯の汚れは残る」という書かれ方です。実際、★4のレビューにこういう一文がありました。

奥歯の方まではちゃんと歯磨きも合わせてした方がいいですね。

粉は歯をこすらないので、歯ブラシが届いていた場所には届きません。そこを期待して買うと★4か★3になります。逆に、この製品を歯磨きの代わりではなく足すものとして見ている人は★5をつけています。星の割れ方は、そのまま期待値の割れ方でした。

低い評価47件の中身は3つに固まります

★1と★2の47件も全部読みました。不満は大きく3つです。

  1. 粉のにおいで食べなくなる。「袋を開けたときのニオイにびっくり。人間の私でさえ臭くて顔をしかめるくらい」という★2がありました。青パパイヤと麹とプロポリスの混ざった草っぽい香りで、フードにパラパラかけると避ける子がいます
  2. お腹がゆるくなった。下痢・軟便・嘔吐の言及は16件です。1,186件のうち1.3%なので多くはありませんが、「一回で下痢してしまいました」という★1もあります
  3. 効果がわからない。★1にいちばん多い理由です。「2カ月ほど経ちましたが、うちの子にはあまり効果が感じられません」

1つめは、猫のレビューに集中していました。猫に与えている144件のうち26件が★3以下で、犬より率が高い。「ちゅーるに混ぜたらなんとか食べました」という書き込みが複数あります。パフィも粉薬をチュールに混ぜれば平気で食べるタイプなので、この手は犬でも同じように使えると思います。

もうひとつ、2022年の秋にリニューアルで色とにおいが変わったという★1が固まっているのも見つけました。「以前のものに戻してほしい」という趣旨のレビューが3件並びます。長く続けている家では、ロットで印象が変わることがある製品です。

「獣医師の88%が支持」は、何の数字なのか

商品ページの目立つところに「獣医師の88%が支持しました」と書いてあります。ここは注釈まで読んでおいたほうがいいです。

※犬・猫用口臭サプリに興味がある獣医師110名へのWEBイメージ調査(2023年3月10日〜12日・日本ビジネスリサーチ調べ)

この製品を使って結果を確かめた試験ではなく、110名に見せて印象を聞いたアンケートです。3日間のWEB調査で、対象は「犬・猫用口臭サプリに興味がある獣医師」に絞られています。悪い数字ではありませんが、獣医師が診察室で処方している、という意味には読めません。

第三者機関の検査のほうは中身がはっきりしています。日本食品機能分析研究所で、残留農薬10項目・重金属(カドミウム、鉛、無機砒素)・カビ毒・酸化防止剤(エトキシキン、BHA、BHT)・メラミンがすべて「検出せず」。放射能検査も実施しています。原材料の産地は青パパイヤがタイ、プロポリスがブラジル、それ以外は日本で、製造は国内です。

なお、米国獣医口腔衛生協議会(VOHC)の認証製品一覧にこの製品は載っていません。第三者の審査を判断材料にしたい場合は、同じ粉タイプならプロデンのほうが該当します。

温かいごはんにかけないでください

これは知らないと損をする点です。酵素は熱に弱いので、常温以下のごはんにかける必要があります。手作りごはんを温めて出している家や、ドライフードにお湯をかけてふやかす習慣のある家は、少し冷ましてからになります。

かけ方はもう一つあります。歯ブラシにつけて歯磨き粉として使うやり方です。歯ブラシを受け入れてくれる子なら、ごはんにかけるのと歯磨き粉と、同じ袋で両方に回せます。うちのパフィは歯磨きを嫌がらない子なので、もし導入するならこちらの使い方になると思います。

こんな子に向いています

  • 歯ブラシを口に入れさせてくれず、ごはんの側からしか手が出せない子
  • 歯みがきガムだとカロリーが気になる子(この粉は301kcal/100gで、1日0.5gなら1.5kcal)
  • 原材料表を見て買いたい家。5行で終わる粉はあまりありません
  • 犬と猫が同居している家(犬猫兼用で、量は小型犬に準じます)

向かないのは、すでに固まっている歯石をどうにかしたい場合です。粉は歯をこすらないので、そこは動物病院の処置になります。それと、においに敏感で粉ものを避ける子。まず6gのお試しから入って、食いつきだけ先に確かめるのが確実です。