商品について

正直に告白すると、僕はしつけが本当に苦手でした。うちのポメプー・パフィ(2歳・メス)を迎えたばかりの頃、いたずらをするたびに「ダメでしょ!」と叱っていたんですよね。でも、まったく伝わらない。それどころか、叱れば叱るほど噛み癖がエスカレートしていって、「あれ、これ逆効果なんじゃ…」と気づいたのは半年くらい経ってからでした。今思うと冷や汗ものです。

そんな僕が「もっと早く知りたかったな」と思ったのが、今回ご紹介する『犬のキモチわかって楽しく!しつけラクラクレッスン』という1冊です。学研ムック(Gakken Mook)から出ている本で、サブタイトルは「はじめてのしつけ・しつけの復習はこの1冊におまかせ」。タイトルのとおり、犬の気持ちを理解したうえでしつけをしていこう、という考え方の入門書なんです。

特に僕が「おっ」と思ったのが、編集を手がけているのが家庭犬のしつけ教室「ケーナイン・アンリミテッド」だというところ。ここは「陽性強化(叱らずに、できたことを褒めて伸ばす)」を看板にしているしつけ教室なんですよね。つまり、僕がパフィでさんざん失敗してたどり着いた「叱るより無視して、できたら褒める」という結論が、最初からこの本の土台になっている、というわけです。これは読む前から信頼できそうだなと思いました。

この記事では、わんらいふナビらしく、しつけに悩んだ飼い主の目線で、この本がどんな内容で、どんな人に向いているのかを正直にまとめていきます。「うちの子のしつけ、これでいいのかな…」と手探りしている飼い主さんの参考になればうれしいです。

『犬のキモチわかって楽しく!しつけラクラクレッスン』はどんな本?

この本をひとことで言うと、「叱るしつけではうまくいかない理由を、犬の心理から教えてくれる入門書」です。

項目内容
タイトル犬のキモチわかって楽しく!しつけラクラクレッスン
サブタイトルはじめてのしつけ・しつけの復習はこの1冊におまかせ
編集ケーナイン・アンリミテッド(家庭犬のしつけ教室/陽性強化トレーニング)
出版社・レーベル学研プラス/学研ムック(Gakken Mook)
発売2013年10月
形式電子書籍(楽天Kobo・Kindle)/紙版(ムック)
価格(税込)1,089円(電子書籍版・2026-06時点)
対象これから犬を迎える人・しつけを始めたばかりの人・しつけを見直したい人

ポイントは、「テクニックの羅列ではなく、まず犬の気持ちのしくみから入る」という構成なんですよね。よくあるしつけ本だと「マテのやり方」「お座りの教え方」といった”技”がいきなり並ぶことが多いんですが、この本は「そもそも犬はどう感じているのか」「なぜ叱っても伝わらないのか」という土台の部分から説明してくれます。

2013年の本なので決して新刊ではないんですが、トイレ・ハウス・マテといった基本のしつけや、犬の気持ちの読み取り方は、流行り廃りのない普遍的なテーマです。僕みたいに「しつけの考え方そのものを一回リセットしたい」という飼い主には、むしろちょうどいい1冊だと思います。

この本が扱っている内容①:「叱ってもわからない」その理由

僕がこの本で一番読みたいと思ったのが、「叱っても犬にはわからない!その理由」というパートです。

というのも、これはまさにうちのパフィで痛感したことだからなんですよね。子犬の頃のパフィは甘噛みがひどくて、手を噛んだり、歩いている足に飛びかかって噛んできたり。最初の頃の僕は「痛い!」と大声を出したり、怒る仕草をしたりしていました。でも、これが完全に逆効果で。パフィは遊んでもらえていると勘違いして、ますます噛んでくるようになったんです。

最終的にうちで効いたのは、「噛まれたら無言で、すっとケージに戻す」という方法でした。リアクションをいっさいなくして、「噛んだら楽しい時間が終わる」と体で覚えてもらう。これでだんだん噛まなくなっていったんです。あとから振り返ると、これって叱るのではなく、犬が理解できる形で伝えるという、まさにこの本が掲げている考え方そのものなんですよね。

だからこそ、「叱るしつけがなぜうまくいかないのか」を、感情論ではなく犬の心理から説明してくれるこの本は、しつけでつまずいている飼い主にとって腑に落ちる内容になっているはずだ、と感じています。

この本が扱っている内容②:トイレ・ハウス・マテの「基本のしつけ」

2つ目の柱が、「基本のしつけ〜ハウス、マテ、トイレ」です。犬を迎えて最初にぶつかる、一番リアルな悩みどころですよね。

うちでもっとも早く・うまくいったのがトイレトレーニングでした。お迎え当日からスタートして、サークルの中で失敗しなくなるまで2週間〜1ヶ月くらい。コツは、トイレのたびに「トイレ、トイレ」と声をかけ続けて号令と結びつけたことと、寝床とトイレを離して配置したことだったと思っています。号令を覚えてくれると、お出かけ先でも促せてすごく便利なんですよね。

逆に、「ハウス」は今でもうちの生活を支えているコマンドです。パフィは車の音や洗濯機の音、インターホンの「ピンポン」に過剰に反応して、狂ったように吠えて走り回るタイプ。そういうときに「ハウス!」の一声でサークルに入れて、物理的に距離をとってクールダウンさせるのが一番効きます。罰として閉じ込めるんじゃなくて、避難場所として使うのがポイントなんですよね。

こういう「ハウス・マテ・トイレ」って、犬と暮らすうえで本当に毎日使う基本の動作です。最初の教え方をちょっと間違えると、あとからの修正がすごく大変(うちは物音吠えで半年苦労しました…)。だからこそ、迎える前〜迎えた直後にこういう1冊で全体像をつかんでおくのは、遠回りに見えて近道だと思います。

この本が扱っている内容③:犬の「ココロのSOS」を読み取るサイン

3つ目が、個人的に一番”知らなかった”と感じた「犬のココロのSOSを読み取るサイン」のパートです。

犬は言葉を話せないぶん、しぐさや行動で気持ちを伝えているといわれます。あくびをする、体をブルブルッと振る、視線をそらす——こういった「カーミングシグナル」と呼ばれる行動には、緊張や戸惑いのサインが隠れていることがあるんですよね。

これ、うちのパフィを思い返すと心当たりだらけでして。たとえば知らない人とすれ違うとき、パフィは耳が後ろにペタンと倒れて、足が止まるんです。当時は「怖がりだなぁ」くらいにしか思っていなかったんですが、あれは立派なSOSサインだったんだなと。インターホンのときに怖がっていると勘違いして抱っこしたら、かえって興奮させてしまった失敗もあります。犬の出しているサインを読み違えると、よかれと思った対応が逆効果になる——これは身をもって学びました。

だからこそ、「うちの子は今どんな気持ちなんだろう?」を読み取るヒントが1冊にまとまっているのは、しつけ以前のコミュニケーションとしてすごく価値があると感じています。叱る・叱らない以前に、まず気持ちがわかると、向き合い方そのものが変わってくるんですよね。

紙の本と電子書籍、どっちで読む?

この本は電子書籍(楽天Kobo・Kindle)と、紙版(学研ムック)の両方があります。どちらを選ぶか、僕なりの考えをまとめておきます。

形式こんな人に向いている
電子書籍(楽天Kobo・Kindle)スマホ・タブレットですぐ読みたい/本棚を増やしたくない/しつけ中に手元でサッと確認したい
紙版(学研ムック)付せんや書き込みをしながら読みたい/家族みんなで回し読みしたい/写真・図解を大きく見たい

僕みたいに「しつけ中にスマホでサッと該当ページを開きたい」タイプなら電子書籍が便利だと思います。一方で、しつけは家族みんなで方針をそろえることがすごく大事(うちは娘の対応がバラバラでパフィが混乱した過去あり…)なので、家族で共有するなら紙版を1冊置いておくのもアリだなと感じています。

価格は電子書籍版で1,089円(税込・2026-06時点)。しつけ教室に通うことを考えれば、まず1冊で全体像をつかむ入り口としては手の届きやすい価格かなと思います。

利用者の声(レビューの状況について正直に)

ここは正直にお伝えしておきます。楽天ブックスでは、本稿執筆時点(2026-06)でこの本のレビューはまだ付いていません。2013年発売の電子書籍版ということもあり、星の数や件数で判断するのは難しい状況です。

なので、「みんなが星4.5をつけているから安心」といった売り方はできません。代わりに、この本の”作り手”と”中身”から判断材料をお示ししておきます。

  • 編集は陽性強化のしつけ教室:ケーナイン・アンリミテッドは「叱らずに褒めて伸ばす」家庭犬のしつけ教室。本の方針に一貫性がある
  • 出版は学研:教育・実用書で実績のある学研プラスの学研ムック
  • 内容が”考え方”から入る:テクニックの暗記ではなく、犬の心理から理解できる構成

レビューが少ないのは事実なので、「みんなが買っているから」ではなく「内容と方針が自分に合いそうか」で選ぶ本だと思っています。立ち読み感覚で試したいなら、電子書籍ならサンプル(試し読み)が用意されていることが多いので、まず冒頭を読んでみるのもおすすめです。

こんな愛犬・飼い主さんにおすすめ

  • これから犬を迎える/迎えたばかりで、何から始めればいいか分からない飼い主さん
  • 叱るしつけでうまくいかず、考え方を一度リセットしたい方(昔の僕です)
  • トイレ・ハウス・マテといった基本のしつけを、一冊で体系的に押さえたい方
  • 犬の気持ち・サインの読み取り方から学んで、コミュニケーションを良くしたい方
  • しつけ教室が近くになくて、まず本で独学したい方(うちも田舎で通える教室がなく、自宅しつけ中心でした)
  • スマホでサッと読める電子書籍で手軽に始めたい方

こんな方は事前に確認を

  • 最新の研究やトレンドを求める方(2013年発売のため、新刊ではありません)
  • 特定の問題行動(分離不安・激しい攻撃性など)を深く掘り下げたい方(本書は基本〜入門が中心。専門書や、かかりつけ獣医・プロのトレーナーへの相談が向くケースもあります)
  • レビュー件数の多さで安心して選びたい方(前述のとおり、現時点でレビューはほぼありません)

よくある質問

初心者でも読みやすい本ですか?
「はじめてのしつけ・しつけの復習はこの1冊におまかせ」というサブタイトルのとおり、これから犬を迎える人・しつけを始めたばかりの人を想定した入門〜基本の内容です。専門用語ばかりの難しい本ではありません。

2013年の本ですが、内容は古くないですか?
トイレ・ハウス・マテといった基本のしつけや、犬の気持ちの読み取り方は、流行り廃りのない普遍的なテーマです。一方で「最新の研究を知りたい」という用途には新刊のほうが向くこともあるので、目的に合わせて選んでください。

電子書籍と紙の本、どちらがいいですか?
スマホ・タブレットで手軽に読みたいなら電子書籍、書き込みや家族での回し読みをしたいなら紙版が向いています。しつけは家族で方針をそろえると失敗が減るので、共有重視なら紙版もおすすめです。

この本を読めば、しつけは必ずうまくいきますか?
しつけは犬の性格や環境によって進み方が違うので、「これを読めば必ず解決」とは言えません。ただ、犬の気持ちを理解したうえで向き合う土台ができると、試行錯誤の質はぐっと上がると思います。うまくいかない悩みが深い場合は、かかりつけの獣医師やプロのトレーナーに相談するのも大切です。

どこで買えますか?
楽天ブックス(電子書籍・楽天Kobo)やAmazon(Kindle版・紙版)などで購入できます。価格や在庫は時期によって変わるので、最新は各販売ページで確認してください。